天皇・皇室

民間神社参拝と靖国神社参拝の対比

(2014年4月6日,2020年10月26日 追補・更新) 新年,庶民がある神社に参詣:初詣にいったからといって,必らずしもその神社の信者ではない,この摩訶不思議というか,神道のおおようさ・緩さ 要点・1 しかし,戦争のためにこそ,存在してきた靖国神社の…

靖国神社みたままつりの真義

(2009年7月11日,更新・補筆 2020年10月24日) 「靖国神社みたままつりの真義」を考えてみるに,これは「靖国の本義をかくした祭祀のありよう」 要点・1 一般庶民の参拝者を靖国「英霊」崇敬者とみなす虚構,その国家神道的な宗教意識による確信犯的な『…

明治謹製になる近代天皇制について21世紀的に再考するその本質的な問題

(2019年3月21日) 「皇居の森深き宮中」と表現された天皇家の近現代史は,まさに「明治謹製」として「創られた天皇制」にその本質(「古:いにしえ(?)」の由来)があった 要点・1 明治以来,天皇の本拠地は「東京」の皇居に移り,京都とは疎遠になった…

国家神道と皇室神道の「明治帝政史的な形成過程」,21世紀になってからも天皇家・皇族集団がこの国を「後進的国家体制」に引きずりこむ材料として政治的に利用されてきた「歴史的な事情や背景」

(2009年7月25日・30日) 万世一系・皇統連綿・八紘一宇・万邦無比であらねばならなかった,21世紀における「天皇・皇室の古代史的発想」の荒唐無稽的な七転八倒性 【議 論:1 】「明治天皇は偽物か替え玉か」 要点・1 万世一系のまがまがしさ 要点・2 …

靖国神社に菅 義偉首相が参拝する(=真榊を捧げる)行為は「官軍・勝利用神社」を正当化する意思表示であり,「敗戦後」日本の国家体制が「ポツダム宣言」1945年7月26日を受諾した事実を否定

靖国神社は元大日本帝国陸海軍の旧国営神社,現在は独立した民間の一宗教法人ではあるものの,皇室神道の「しんがり信仰」を強力に補完し,仕上げるための「英霊讃美用の戦争・勝利神社」である。この旧官軍用神社に真榊を奉納する行為は,首相による「政教…

日本の皇室の高貴さとその摩訶不思議,マスコミ・メディアが創る「21世紀の天皇・天皇制」

(2009年9月15日,2020年10月17日) 「皇室を宣伝するテレビ番組」は,民主主義国「日本」における天皇・天皇制の位置を,ひたすら高揚させるための放送・報道をすることが,本来の目的とこころえているのか ① 皇室の様子を報道するテレビ番組 先日〔2009年…

明治天皇と西郷隆盛の親密な関係を介して再考する「創られた天皇制」

(2014年12月17日) 明治天皇と西郷隆盛とが特別に親密な関係にあったという説をめぐり,あらためて考える明治期以降の天皇問題 要点・1 睦仁と西郷どんはなぜ,親しい仲だったのか? 要点・2 南北朝問題と部落差別問題が交叉する日本史 ① 心中に失敗したこ…

昭和天皇以後の天皇たちはなぜ靖国神社に参拝にいけないでいるのか,その説明をしてみる

(2019年9月16日) 「なぜ天皇陛下は靖国神社を参拝しないのか?」が,よく理解されていない知識人から庶民まで,天皇制の支配下にあった霊廟にA級戦犯が合祀されているかぎり,これからも天皇は永遠に参拝できない 【要 点】 分かりきっていた事情だった…

韓国・朝鮮史と日本史,古代史における天皇問題

日本の百済史は百済史の日本史 (2014年11月9日) 要点:1 日朝古代史の謎解き 要点:2 天皇家は朝鮮から日本への贈り物 ① 捏造された日本古代史の内情・秘密 最近,山科 誠『日本書紀は独立宣言書だった-明かされた建国の謎-』(角川書店,平成8〔199…

小熊英二の戦後日本政治社会論をめぐり,戦争と平和の問題をあらためて考えてみる

(2015年8月31日,2020年9月10日) 敗戦後日本の政治機構,天皇・天皇制の基本問題 小熊英二・稿「『戦後』とは何なのか」2015年8月27日について 要点:1 憲法第1条と第9条の共生的な関係,東京裁判史観と日米安保条約体制の根本矛盾 要点:2 天皇・…

敗戦後史における野坂参三,その「蔭の姿」の真相(続)

日本共産党と野坂参三という「闇の男」,日本共産党を手玉にとった男 (2009年7月18日)記述の復活・再掲 【要 点】 社会革命思想の実践より祖国日本の皇室を守った国際的4重スパイ:野坂参三 なお,本記述はつぎの前編に相当する記述を受けて書かれている…

靖国問題をどう理解したらいいか,外国人に分からないと韜晦したがる日本人側関係者,その常識を欠いた傲岸不遜,「日本はスゴイ」的な国家神道論の稚拙な原理観

(2014年2月5日)を(2020年8月18日)に補筆 靖国問題について群盲・象を評する〈外国人:米識者の浅薄な見解〉 靖国神社に関する賛成派と反対派の両説に関する基本文献に,何冊かでいい,目を通してから発言すべきではないか 印象論の域を出ない感性的な…

昭和天皇も1人の人間であった,御身大事を最優先する敗戦体験をくぐり抜けてきたが,彼が自分のつぎに一番大事にしていたのは,けっして「赤子」ではなく「三種の神器」であった

「玉音放送でも嘘だらけだった天皇裕仁」という一文を紹介しよう,これを読んだあなたは,どう感じるか・思うか? 彼もただの人であって,けっして聖人君子ではなかった (2019年8月17日) (2020年8月12日) 要 点:1 裕仁・天皇陛下が敗戦時にいっていた…

「維新後」旧大日本帝国の君主天皇から「敗戦後」日本国の象徴天皇になった昭和天皇の生き様

昭和天皇の敗戦責任を追及しなかったアメリカ (2010年5月7日) 要点:1 天皇裕仁に戦争責任はないのか 要点:2 戦争論理学による分析と吟味 ① 三浦俊彦『戦争論理学-あの原爆投下を考える62問-』二見書房,2008年9月 本書,三浦俊彦『戦争論理学-あ…

喪服の色はなぜ黒なのか?

礼服に黒色を当てる風習はいつごろできたのか,しっているようでよくしらなかった衣服の習慣 (2010年3月19日) 要点:1 神道式の葬儀では喪服に黒を用いない 要点:2 明治時代に決められた黒色の喪服は欧米を真似ていた ① 笠川紀勝『天皇の葬儀』1988年 …

政治的存在である天皇を政治的に利用するな,などともいわれる頓珍漢

天皇は政治的存在である (2009年12月13日) 【 要 点 】 「天皇の政治性」をめぐる政治的駆け引きの問題 ① 朝日新聞社の批判表明 『朝日新聞』2009年12月13日朝刊は「天皇会見問題-悪しき先例にするな-」と,同社の見解を示した。これは「あす〔2009年12…

「創られた天皇制」物語(2)

明治に創られた天皇家の祭祀(祭儀)一覧などを具材にして吟味する大日本帝国の疑似古代性(その2) (2010年8月17日) 要点:1 伊藤博文と天皇・天皇制 要点:2 誰がなんのために「天皇のための祭祀(祭儀)」を創作・拡充していったのか = 目 次 = ①…

「創られた天皇制」物語(1)

明治に創られた天皇家の祭祀(祭儀)一覧などを具材にして吟味する大日本帝国の疑似古代性(その1) (2010年8月17日) 要点:1 伊藤博文と天皇・天皇制 要点:2 誰がなんのために「天皇のための祭祀(祭儀)」を創作・拡充していったのか = 目 次 = ①…

明治維新によって新しく創られた国家神道と天皇制度

旧大日本帝国の国家神道と天皇・天皇制 (2010年7月28日) 要点:1 明治時代から創られた国家神道-天皇制政治支配のための宗教思想- 要点:2 島薗 進『国家神道と日本人』岩波書店,2010年7月の解明 ① 明治以後に新たに創られてきた「日本の天皇制と国…

「国民のための天皇」か,それとも「その逆」か,誰もまともに説明しようとしない・できていない日本の政治問題

「国民のための日本」か,その「象徴の天皇」の日本か,新天皇になる皇太子徳仁「誕生日」などの記事が溢れていた2019年2月23日『朝日新聞』朝刊の紙面構成(その1) (2019年2月23日) 要点:0(冒頭での断わり) この文章は,本日より1年と4ヵ月前の…

明治の時代が意図的に創ってきた皇室・皇族,そして旧日本の軍隊

明治の時代が意図的に創ってきた皇室・皇族,そして旧日本の軍隊 (2014年12月19日) 要点:1 身分制度を解消できない日本社会 要点:2 明治以来に設けてきた「古代的・封建的しがらみ」を払拭できない〈創られた天皇制〉のきしみ:根本的な政治の矛盾 要…

現代皇室論はなにを語ろうとしているのか,日本社会と天皇・天皇制の問題

「皇室の今」が「今の日本」になるのか?-論旨不可解- (2014年2月18日) 【要 点】 最近にみる朝日新聞記者の皇室論や憲法論は,なにをいいたいのか? ①「〈記者有論〉皇室と今 メッセージに込めた思いは」『朝日新聞』2014年2月14日朝刊16面「オピニオ…

昭和天皇の姿は,戦前・戦中は現人神の大元帥であり,戦後は平和を愛する生物学者であったのか

昭和天皇戦責問題の浄化,戦後史における美化・聖化 (2014年1月26日) 【要 点】 大日本帝国を統帥した大元帥が,いつから 「平和を愛する生物学者」に大化けしたのか? 補注)第2次世界大戦(1939年9月~1945年9月)における死者数は,日本だけでも「…

天皇・天皇制と部落問題をめぐる小考

天皇・天皇制と部落問題など -歴史(明治以来の天皇史)の真実に迫る- (2014年12月16日) 要点:1 明治天皇:睦仁と昭和天皇:裕仁 要点:2 バーガミニ『天皇の陰謀』1971年(日本語訳1973年)と秦 郁彦 要点:3 明治以来,操られてきた天皇の歴史 ① …

天皇家のための東京駅

天皇家のための東京駅,その歴史と意味を考えるために (2014年12月22日) 要点:1 開業100年が経った東京駅が日本近代史においてもつ意味 要点:2 すべては天皇・天皇制のために設計されてきた明治以来の大日本帝国「建造物」一例 ①「赤い東京駅を守った…

IT時代におけるハンコの役割,明治「金製」の天皇用ハンコ「御璽」

新型コロナウイルス-在宅勤務-ハンコの文化-天皇の御璽 要点:1 コロナウイルス渦のなかでもハンコを押すために会社:職場に出向くという日本の執務管理体制文化 要点:2 天皇・天皇制における御名御璽(ぎょめいぎょじ)の存在で,コロナウイルスを完…

昭和天皇が靖国神社に参拝しなくなった本当の歴史的な理由

昭和天皇は1975年以降,なぜ靖国神社参拝(親拝)を中止したか-天皇裕仁の戦争責任問題- (2014年11月8日) 要点:1 天皇ヒロヒトが靖国参拝にいけなくなった本当の事情 要点:2 微温的な天皇批判論で歴史の真相に迫れるのか? ① 森 浩一『天皇陵古墳へ…

松本健一における昭和天皇理解,その限界と陥穽,片思いの天皇思慕は裏切られていた

日本知識人の陰影と天皇制度の闇-日本の民主主義現代化を阻む天皇・天皇制,そして松本健一という知識人 (2014年12月2日) 要点:1 追悼文の趣旨に逆らうつもりは毛頭ない。ただ,事実に即した「日本知識人」論を語らねば,より正確な説明にはならない …

『象徴天皇制に関する基礎的資料』2003年の吟味,象徴とはいえない天皇の問題

国会における象徴天皇に関する討議の記録:『象徴天皇制に関する基礎的資料』2003年 の意義 (2009年12月28日) 【要点】 象徴などとはとうてい,いいにくい天皇の諸行為 ① 最高法規としての憲法のあり方に関する調査小委員会『象徴天皇制に関する基礎的資料…

21世紀のいまもなお残存する天皇神格化をもって発足させた「近代国家明治帝政」の絶対矛盾的な根本の背理(続)

明治維新は「脱亜入欧」路線に「天皇を神格化した近代国家の根本矛盾」を乗せた鈍行列車を出発させたゆえ,その後に問題をかかえたのは理の必然(続) (2014年12月20日) 要点:1 鈴木正幸『国民国家と天皇制』校倉書房,2000年 要点:2 近代国家体制に神…