天皇・皇室

日本国憲法に天皇制が残された敗戦後的な事情

(2010年1月27日,更新 2021年7月17日) 闇取引的な裏交渉がマック(アメリカ)と裕仁(個人)とのあいだでなされていた歴史の事実を論じてみる,自己保身に長けた昭和天皇の記録 かつての臣民・赤子を踏みつけにしつつ,自分だけはうまく生き延びてきたつ…

オリンピックの開催式における天皇の開会宣言「問題」と対照させる「天皇のお手植え」という皇室内の私的行事

(2019年5月21日,更新 2021年7月12日) 『昭和謹製』である「天皇みずからする田植え行事」をもって,日本の農事を再生・繁盛させることができるか,古代において天皇は田植えをしていたか? コロナ禍の真っ最中に1年遅れで開催されようとする2020東京オ…

日本国憲法における天皇の地位,象徴天皇がものをいえる日本の政治,人間としての天皇が人民(国民)を民主主義として本当に代表できるのか

(2010年4月24日,更新 2021年7月3日) 日本国憲法における天皇条項,モノをいう象徴天皇,よじれる日本国憲法の基本問題,人間天皇が国家と人民を象徴するというムリ 民主主義と天皇・天皇制は矛盾しないのか,「主権在民」か「主権在君」が,21世紀のい…

昭和天皇は1975年以降,なぜ,靖国神社参拝(親拝)を中止してきたのか,自分の身代わりになったA級戦犯を英霊にして祭祀などしたら,自身も「同罪」の立場に追いこまれる

(2012年2月4日,更新 2021年6月28日) 天皇裕仁が靖国参拝にいけなくなった本当の事情,その事実のありのままに触れえない日本の知識界 の制約・限界,天皇批判論が微温的に終始しているかぎり,歴史の真相には迫れない 要点・1 古墳の問題,この歴史的…

昭和天皇が敗戦後史において創らせた「内奏」という政治手法,平成天皇が21世紀までに作りあげた「祈る天皇家」,令和天皇が五輪開催問題で当面した「皇室的な苦難」

(2012年2月8日,更新 2016年8月16日,再更新 2021年6月27日) 新憲法のイロハを理解もせずに無視した裕仁天皇,君主天皇から象徴天皇になってからも敗戦後の国際政治関係史に直接介入した昭和天皇,戦争責任・敗戦責任・戦後責任のなにも負わず生きぬい…

天皇徳仁がコロナ禍最中の五輪開催に懸念を抱いていると公表した宮内庁長官の発言,日本の政治社会のあり方と自民党腐敗政権の病理

天皇が出てきてなにかをいわないことには,なにも始まらないかのように映る日本という国,そしてとくに「明治謹製・由来」である天皇・天皇制の仕組 でさえ,できれば徹底して無視していきたい菅 義偉政権の態度,五輪開催によって生じるかもしれない「コロ…

豊下楢彦『昭和天皇の戦後日本- “憲法・安保体制” にいたる道-』岩波書店,2015年7月の評価

(2015年8月21日,更新 2021年6月23日) 豊下楢彦『昭和天皇の戦後日本- “憲法・安保体制” にいたる道-』岩波書店,2015年7月が語る「敗戦後史」としての天皇裕仁が残してきた「政治的な個人史の真相」 要点・1 日本国憲法は誰のために公布・施行され…

靖国神社問題小考,敗戦して賊軍神社になりはて,その後も存続してきた歴史

(2014年1月20日,更新 2021年6月20日) ① 靖国神社 の宗教的欺瞞性のおどろおどろしさ 大東亜・太平洋戦争に完敗した旧・大日本帝国であったが,常時「官軍」として勝利を前提する帝国陸海軍であったゆえ,戦死などした将兵などを祭祀するための「国家神…

日本国内の古墳は誰のもの? 天皇家の私有財産ではなく,国有であるべき文化遺産ではないのか 

(2010年9月27日,更新 2021年6月15日) 日本全国に散在する古墳は誰のものかと問われて天皇家の所有物であり,宮内庁が管理するといった断言は,時代錯誤の歴史観にもとづく「歴史への不遜な態度」 牽牛子塚(けんごしづか)古墳の発掘調査をとおして,「…

毎年正月恒例の「皇室行事」は日本・国民たちにとってどのような政治社会的な意義があるのか

(2011年1月3日,更新 2021年6月12日) 今年(←2011年のこと)こそ少しはよい年になっていればよかったのだが,10年後の現在に回顧できる(その)2011年はどうだったかみれば,「3・11」に東日本大震災が発生,東電福島第1原発事故が起きてしまい,いま…

旧ソ連邦の日本軍将兵シベリア抑留問題

(2009年10月31日,更新 2021年6月11日) 第2次大戦後に 旧ソ連・シベリアに抑留された日本軍の問題,旧社会主義国家体制の無法と暴力体質の問題 【要 点】 シベリア抑留は,どこの・誰の責任であるのか? ① 栗原俊雄『シベリア抑留-未完の悲劇-』2009年…

国家神道・神社神道・教派神道・民俗神道など日本における神道のあり方は,皇室神道との関係性がある状況のなかで,いまだに宗教の次元にまで本格的に脱皮できていない未熟さ,その由来と背景

敗戦後においても,国家神道としての靖国信仰が,日本古来の一般神道の「本然的・自然的な成長・発達」を疎外し抑圧 してきた,靖国信仰は明治維新以後,帝国日本が侵略路線を生半可に正当化するために創作されたがゆえ,「本来の神道」を「歪曲させる役目」…

天皇家の人びとを「玉あつかい」する八木秀次など,保守・反動の尊王論者たち(?)の不遜(不敬!)な皇室観,対する徳仁天皇や秋篠宮の抵抗にみる「明治謹製の天皇制度じたいの危機」

(2019年6月29日,更新 2021年5月22日) ところで,このヤマト大王国は天照大神という「神話上の女性神」を開祖とするのではなかったか? それでも,男子天皇しか認めない皇室典範は,明治憲法および新憲法の上につるされた「ダモクレスの剣」 蓄妾(側室…

2019年5月1日に革命が起きたわけではないけれども,平成から令和への天皇代替わりに観る「日本政治・社会の争鳴」,「四方拝」と「新嘗祭」以外の大部分は明治に創られていた,近代に古代をもちこんだ明治維新に対して,さらに平成天皇はなにをくわえてきたのか

(2019年5月1日,更新 2021年5月21日) 現在の天皇制には「ひとつの矛盾があり」「天皇の権力が強大化した明治から昭和初期までの天皇制を否定しつつも,その残滓を受けつぎ再生産させながら,天皇の務めとして中核にとりこんできた」のが平成天皇 なによ…

日本の天皇・天皇制のあり方,女性・女系天皇などの問題点を議論するために有識者会議に選ばれた学識経験者や俳優らが,はたしてまともに関連する討議ができるかと問えば力量不足

天皇・天皇制の専門研究者たちを中心に有識者会議の構成員を選ばないで,いかほど適切にかつ有効な議論が確保できるのか 大いに疑問あり,この会議に参与する人物たちの「有識者としての実像」を観察してみる 要点・1 皇位継承を検討する会議の構成員に選ば…

1945年3月10日の東京下町大空襲と昭和天皇自身の「戦時の記憶」

(2010年3月9日,更新 2021年3月10日) 1945年3月10日東京下町大空襲と昭和天皇の敗戦後,天皇裕仁が「戦争責任」から逃れえて,そしてよく生きてきた「昭和の時代」 東條英機に全責任を押しつけた昭和天皇の 生きざまと「庶民の戦争被害の問題」 前 言…

タカクラテルが敗戦直後に書いていた天皇論

(2009年4月15日,更新 2021年3月5日) 1946年7月7日に書かれた天皇論の意味 いまも通用する天皇・天皇制論 【要点】 タカクラ・テルの「封建遺制としての皇室論」 タカクラ・テル『日本の封建制』理論社,1953年10月という本がある。この本は,B6版…

日本敗戦裏話としての天皇家の財産問題から,2020年代のコロナ禍対策の問題などへ

(2009年1月24日,2021年2月8日) あるメールマガジンからの教示をもとに議論,天皇家の秘密,靖国神社の虚構性,コロナ禍の日本,菅 義偉政治の非力などの問題を,支離滅裂的に縦・横断しながら考えてみる 要点・1 天皇家の秘密財産をめぐる話題 要点・…

天皇制問題と石原慎太郎

(2009年4月2日,更新 2021年1月23日) 天皇制問題にわが物顔で口出していた石原慎太郎の横柄・専横・無恥・傲岸 要点・1 天皇制・皇室・皇族などにかかわる諸問題は,どのようにとりあげられ,議論され,批判されればよいのか 要点・2 民主主義国家体…

明治以降,天皇家の万世一系のからくりを瀧川政次郎や鬼塚英昭的に観察するとどうなるか

(2010年2月1日,更新 2021年1月21日) 明治になってから創造的に粉飾されてきた「天皇家の万世一系のからくり」から考える「皇室における〈落胤の系譜〉に潜む秘密 」 【要 点】 三種の神器が皇位の証しになると信じてやまなかった天皇裕仁の気持は,こ…

建国記念日の謎,そして日本の休日(祝日)が増やされてきた事情など

(2010年2月4日,更新 2021年1月20日) 天皇家の架空先祖までが「国民の祝日」になっている 不思議の国:日本を再考する 【要 点】 西暦5000年ころになったら,日本の祝日(休日)は1年に何日に増えているのか(?)という,当面に生きるわれわれには無…

天皇を神格化した近代国家の根本矛盾(2)

(2010年1月26日,更新 2021年1月16日) 天皇を神格化した近代国家の根本矛盾が21世紀まで残存する明治維新的な形跡,そして 近代国家体制に神権的権威をもちこんだ愚策の 顛末(続) 鈴木正幸『国民国家と天皇制』校倉書房,2000年を手がかりに考える天皇…

天皇を神格化した近代国家の根本矛盾(1)

(2010年1月25日,更新 2021年1月15日) 天皇を神格化した近代国家の根本矛盾が21世紀まで残存する明治維新的な形跡,そして 近代国家体制に神権的権威をもちこんだ愚策の 顛末 鈴木正幸『国民国家と天皇制』校倉書房,2000年を手がかりに考える天皇・天皇…

明治以降,歴代天皇の相撲観覧記録(その2)

(2010年8月14日,更新 2021年1月11日) いわゆる天覧相撲開始から 満 126年〔137年目〕などの話題 にくわえて,コロナ禍のもとで日本相撲協会が必死になって2021年1月場所を決行した状況は,東京五輪組織委員会の幹部たちは注視している 要点・1 明治天…

明治以降,歴代天皇の相撲観覧記録(その1)

(2010年8月12日,更新 2021年1月9日) いわゆる天覧相撲開始から 満 126年〔137年目〕などの話題 【要 点】 明治天皇・昭和天皇・平成天皇・令和天皇は相撲を観覧しているが,なぜか大正天皇に関してその種の記録はない ① 相撲の歴史と日本の天皇・天皇…

西尾幹二が『朝日新聞』のインタビュー記事に登場して,天皇問題のなにを語ったか?

(2017年12月14日,更新 2020年1月5日) 『朝日新聞』のインタビュー記事に登場した西尾幹二が,天皇問題のなにを語ったかといえば,「現代を生きる鎖国論者の精神的な支柱・基盤は「日本神州論」であったかのように聞こえた独自の見解 【要 点】 西尾幹二…

『朝日新聞』2009年5月6日朝刊「天皇対談特集記事」から読みとれた天皇・天皇制の問題

(2009年5月6日,更新 2021年1月4日) 朝日新聞の天皇対談特集記事,有名作家と大学教授の対話を介して汲みとる天皇観 【要 点】 天皇・天皇制を考えるための議論-批判的視角の射程,その方向と限界- 今日〔2009年〕5月6日〕『朝日新聞』朝刊に作家…

髙谷朝子『宮中賢所物語』ビジネス社,2006年の語り口に診る皇室史に関した非科学的に架空の主張,非歴史的で根拠なしの決めつけ

(2009年5月10日,更新 2020年1月3日) 皇室神道・宮中祭祀の歴史は明治謹製として発足し,そして現在では皇族の私的な宗教行事として維持されてもいるものだが,それでも,古式ゆかしい秘儀であるかのように巫女の立場から騙ってみた女性の「日本神道史…

明治期に創唱された日本国天皇教

(2010年8月25日,更新 2021年1月2日) なぜ,明治維新にともない日本においては古代史的な天皇教が新しく創唱されねばならなかったのか? 近代国家発足にさいして「信じない」自由が許されない「惟神(かんながら)の道」が「非宗教(道徳・倫理)」だと…

竹田恒和の息子「竹田恒泰」の傍若無人,嫌韓・嫌中意識をまる出しにした旧皇族末裔のY染色体継承者が,珍説をかかげての迷走ぶり

(2017年12月12日,更新 2021年1月1日) 旧皇族の血筋をもつらしい人間になると,いかにも自分はエライという心理を,常時もっているのか 天皇・天皇制問題をこじらす言動・行為をしてきた旧・元皇族的な子孫1人,そのネトウヨ的発想の低劣・下品さが「在…