天皇・皇室

明治期に創唱された日本国天皇教

(2010年8月25日,更新 2021年1月2日) なぜ,明治維新にともない日本においては古代史的な天皇教が新しく創唱されねばならなかったのか? 近代国家発足にさいして「信じない」自由が許されない「惟神(かんながら)の道」が「非宗教(道徳・倫理)」だと…

竹田恒和の息子「竹田恒泰」の傍若無人,嫌韓・嫌中意識をまる出しにした旧皇族末裔のY染色体継承者が,珍説をかかげての迷走ぶり

(2017年12月12日,更新 2021年1月1日) 旧皇族の血筋をもつらしい人間になると,いかにも自分はエライという心理を,常時もっているのか 天皇・天皇制問題をこじらす言動・行為をしてきた旧・元皇族的な子孫1人,そのネトウヨ的発想の低劣・下品さが「在…

秋篠宮の長女・眞子の結婚問題,戦後の「新憲法と民法」と「皇室典範」のはざまで議論されてきた皇族女性が置かれた立場(その3)

天皇・天皇制の枠組のなかで生きている皇族たちの基本問題,とくに婚姻に関連する論点は,どのように理解すればよいのか 旧と新の皇室典範の制度,そして,明治憲法(大日本帝国憲法)と新憲法(日本国憲法)との不整合 要点・1 秋篠宮の長女眞子・結婚問題…

秋篠宮の長女・眞子の結婚問題,戦後の「新憲法と民法」と「皇室典範」のはざまで議論されてきた皇族女性が置かれた立場(その2)

天皇・天皇制の枠組のなかで生きている皇族たちの基本問題,とくに婚姻に関連する論点は,どのように理解すればよいのか 旧と新の皇室典範の制度,そして,明治憲法(大日本帝国憲法)と新憲法(日本国憲法)との不整合 要点・1 秋篠宮の長女眞子・結婚問題…

秋篠宮の長女・眞子の結婚問題,戦後の「新憲法と民法」と「皇室典範」のはざまで議論されてきた皇族女性が置かれた立場(その1)

天皇・天皇制の枠組のなかで生きている皇族たちの基本問題,とくに婚姻に関連する論点は,どのように理解すればよいのか 要点・1 秋篠宮の長女眞子・結婚問題は,なぜ,日本社会の関心を呼ぶのか 要点・2 王室(皇室)をもつ国に特有の人権問題まで示唆す…

敗戦直後史,昭和天皇延命工作に尽力したはずの「安藤 明の活躍」-「戦後GHQ的な汚史」に関する話題

(2009年7月29日,2020年10月31日補訂) 昭和天皇の延命工作のために必死に働いたつもりの安藤 明,ただし用済みになったあとは,完全にしらんぷりを決めこんだ皇族もいたという話題 要点・1 安藤 明が本当にヒロヒトを救ったのか 要点・2 敗戦混乱期にお…

靖国神社問題に〈無識〉であるアメリカ人教授の発言

(2014年3月2日,2020年10月29日 補訂) 靖国神社問題に〈無識〉であるアメリカ人教授の発言などをめぐる議論と批判 要点・1 ジョージタウン大学東アジア言語文化部教授の肩書の軽さ 要点・2 靖国神社の本質も歴史もしらぬ発言,そのなにもしらずに発言…

天皇・天皇制について三島由紀夫を媒介にして語る宮台真司の「日本国:空っぽ」論

明治以来の国家観念,そして21世紀においても「天皇・皇室の古代史的発想」である「万世一系・皇統連綿・八紘一宇・万邦無比」であらねばならない「荒唐無稽の政治思想」は,安倍晋三や菅 義偉が総理大臣になるや,よりいっそうの化けの皮がはげていく 要点…

民間神社参拝と靖国神社参拝の対比

(2014年4月6日,2020年10月26日 追補・更新) 新年,庶民がある神社に参詣:初詣にいったからといって,必らずしもその神社の信者ではない,この摩訶不思議というか,神道のおおようさ・緩さ 要点・1 しかし,戦争のためにこそ,存在してきた靖国神社の…

靖国神社みたままつりの真義

(2009年7月11日,更新・補筆 2020年10月24日) 「靖国神社みたままつりの真義」を考えてみるに,これは「靖国の本義をかくした祭祀のありよう」 要点・1 一般庶民の参拝者を靖国「英霊」崇敬者とみなす虚構,その国家神道的な宗教意識による確信犯的な『…

明治謹製になる近代天皇制について21世紀的に再考するその本質的な問題

(2019年3月21日) 「皇居の森深き宮中」と表現された天皇家の近現代史は,まさに「明治謹製」として「創られた天皇制」にその本質(「古:いにしえ(?)」の由来)があった 要点・1 明治以来,天皇の本拠地は「東京」の皇居に移り,京都とは疎遠になった…

国家神道と皇室神道の「明治帝政史的な形成過程」,21世紀になってからも天皇家・皇族集団がこの国を「後進的国家体制」に引きずりこむ材料として政治的に利用されてきた「歴史的な事情や背景」

(2009年7月25日・30日) 万世一系・皇統連綿・八紘一宇・万邦無比であらねばならなかった,21世紀における「天皇・皇室の古代史的発想」の荒唐無稽的な七転八倒性 【議 論:1 】「明治天皇は偽物か替え玉か」 要点・1 万世一系のまがまがしさ 要点・2 …

靖国神社に菅 義偉首相が参拝する(=真榊を捧げる)行為は「官軍・勝利用神社」を正当化する意思表示であり,「敗戦後」日本の国家体制が「ポツダム宣言」1945年7月26日を受諾した事実を否定

靖国神社は元大日本帝国陸海軍の旧国営神社,現在は独立した民間の一宗教法人ではあるものの,皇室神道の「しんがり信仰」を強力に補完し,仕上げるための「英霊讃美用の戦争・勝利神社」である。この旧官軍用神社に真榊を奉納する行為は,首相による「政教…

日本の皇室の高貴さとその摩訶不思議,マスコミ・メディアが創る「21世紀の天皇・天皇制」

(2009年9月15日,2020年10月17日) 「皇室を宣伝するテレビ番組」は,民主主義国「日本」における天皇・天皇制の位置を,ひたすら高揚させるための放送・報道をすることが,本来の目的とこころえているのか ① 皇室の様子を報道するテレビ番組 先日〔2009年…

明治天皇と西郷隆盛の親密な関係を介して再考する「創られた天皇制」

(2014年12月17日) 明治天皇と西郷隆盛とが特別に親密な関係にあったという説をめぐり,あらためて考える明治期以降の天皇問題 要点・1 睦仁と西郷どんはなぜ,親しい仲だったのか? 要点・2 南北朝問題と部落差別問題が交叉する日本史 ① 心中に失敗したこ…

昭和天皇以後の天皇たちはなぜ靖国神社に参拝にいけないでいるのか,その説明をしてみる

(2019年9月16日) 「なぜ天皇陛下は靖国神社を参拝しないのか?」が,よく理解されていない知識人から庶民まで,天皇制の支配下にあった霊廟にA級戦犯が合祀されているかぎり,これからも天皇は永遠に参拝できない 【要 点】 分かりきっていた事情だった…

韓国・朝鮮史と日本史,古代史における天皇問題

日本の百済史は百済史の日本史 (2014年11月9日) 要点:1 日朝古代史の謎解き 要点:2 天皇家は朝鮮から日本への贈り物 ① 捏造された日本古代史の内情・秘密 最近,山科 誠『日本書紀は独立宣言書だった-明かされた建国の謎-』(角川書店,平成8〔199…

小熊英二の戦後日本政治社会論をめぐり,戦争と平和の問題をあらためて考えてみる

(2015年8月31日,2020年9月10日) 敗戦後日本の政治機構,天皇・天皇制の基本問題 小熊英二・稿「『戦後』とは何なのか」2015年8月27日について 要点:1 憲法第1条と第9条の共生的な関係,東京裁判史観と日米安保条約体制の根本矛盾 要点:2 天皇・…

敗戦後史における野坂参三,その「蔭の姿」の真相(続)

日本共産党と野坂参三という「闇の男」,日本共産党を手玉にとった男 (2009年7月18日)記述の復活・再掲 【要 点】 社会革命思想の実践より祖国日本の皇室を守った国際的4重スパイ:野坂参三 なお,本記述はつぎの前編に相当する記述を受けて書かれている…

靖国問題をどう理解したらいいか,外国人に分からないと韜晦したがる日本人側関係者,その常識を欠いた傲岸不遜,「日本はスゴイ」的な国家神道論の稚拙な原理観

(2014年2月5日)を(2020年8月18日)に補筆 靖国問題について群盲・象を評する〈外国人:米識者の浅薄な見解〉 靖国神社に関する賛成派と反対派の両説に関する基本文献に,何冊かでいい,目を通してから発言すべきではないか 印象論の域を出ない感性的な…

昭和天皇も1人の人間であった,御身大事を最優先する敗戦体験をくぐり抜けてきたが,彼が自分のつぎに一番大事にしていたのは,けっして「赤子」ではなく「三種の神器」であった

「玉音放送でも嘘だらけだった天皇裕仁」という一文を紹介しよう,これを読んだあなたは,どう感じるか・思うか? 彼もただの人であって,けっして聖人君子ではなかった (2019年8月17日) (2020年8月12日) 要 点:1 裕仁・天皇陛下が敗戦時にいっていた…

「維新後」旧大日本帝国の君主天皇から「敗戦後」日本国の象徴天皇になった昭和天皇の生き様

昭和天皇の敗戦責任を追及しなかったアメリカ (2010年5月7日) 要点:1 天皇裕仁に戦争責任はないのか 要点:2 戦争論理学による分析と吟味 ① 三浦俊彦『戦争論理学-あの原爆投下を考える62問-』二見書房,2008年9月 本書,三浦俊彦『戦争論理学-あ…

喪服の色はなぜ黒なのか?

礼服に黒色を当てる風習はいつごろできたのか,しっているようでよくしらなかった衣服の習慣 (2010年3月19日) 要点:1 神道式の葬儀では喪服に黒を用いない 要点:2 明治時代に決められた黒色の喪服は欧米を真似ていた ① 笠川紀勝『天皇の葬儀』1988年 …

政治的存在である天皇を政治的に利用するな,などともいわれる頓珍漢

天皇は政治的存在である (2009年12月13日) 【 要 点 】 「天皇の政治性」をめぐる政治的駆け引きの問題 ① 朝日新聞社の批判表明 『朝日新聞』2009年12月13日朝刊は「天皇会見問題-悪しき先例にするな-」と,同社の見解を示した。これは「あす〔2009年12…

「創られた天皇制」物語(2)

明治に創られた天皇家の祭祀(祭儀)一覧などを具材にして吟味する大日本帝国の疑似古代性(その2) (2010年8月18日) 要点:1 伊藤博文と天皇・天皇制 要点:2 誰がなんのために「天皇のための祭祀(祭儀)」を創作・拡充していったのか = 目 次 = ①…

「創られた天皇制」物語(1)

明治に創られた天皇家の祭祀(祭儀)一覧などを具材にして吟味する大日本帝国の疑似古代性(その1) (2010年8月17日) 要点:1 伊藤博文と天皇・天皇制 要点:2 誰がなんのために「天皇のための祭祀(祭儀)」を創作・拡充していったのか = 目 次 = ①…

明治維新によって新しく創られた国家神道と天皇制度

旧大日本帝国の国家神道と天皇・天皇制 (2010年7月28日) 要点:1 明治時代から創られた国家神道-天皇制政治支配のための宗教思想- 要点:2 島薗 進『国家神道と日本人』岩波書店,2010年7月の解明 ① 明治以後に新たに創られてきた「日本の天皇制と国…

「国民のための天皇」か,それとも「その逆」か,誰もまともに説明しようとしない・できていない日本の政治問題

「国民のための日本」か,その「象徴の天皇」の日本か,新天皇になる皇太子徳仁「誕生日」などの記事が溢れていた2019年2月23日『朝日新聞』朝刊の紙面構成(その1) (2019年2月23日) 要点:0(冒頭での断わり) この文章は,本日より1年と4ヵ月前の…

明治の時代が意図的に創ってきた皇室・皇族,そして旧日本の軍隊

明治の時代が意図的に創ってきた皇室・皇族,そして旧日本の軍隊 (2014年12月19日) 要点:1 身分制度を解消できない日本社会 要点:2 明治以来に設けてきた「古代的・封建的しがらみ」を払拭できない〈創られた天皇制〉のきしみ:根本的な政治の矛盾 要…

現代皇室論はなにを語ろうとしているのか,日本社会と天皇・天皇制の問題

「皇室の今」が「今の日本」になるのか?-論旨不可解- (2014年2月18日) 【要 点】 最近にみる朝日新聞記者の皇室論や憲法論は,なにをいいたいのか? ①「〈記者有論〉皇室と今 メッセージに込めた思いは」『朝日新聞』2014年2月14日朝刊16面「オピニオ…