在日外国人・在日韓国人・在日日本人,あなたもわたしも在日系の日本人

在日韓国人および在日日本人,どっちがどっち? あなたもワタシも,もとは「在日」系ニッポン人だったか?

                   (2014年1月22日)

 

 要点  在日する外国人と在日の日本人,日本人〈地元性〉にこだわるか,韓国人〈出身性〉にこだわるか,それはあなたの好みしだい


  日本人が外国人なのか,外国人が日本人なのか

  先日,早朝にどこかのテレビ局に出ていて,話をしている人物(女性)は明らかに白色人種であったが,しゃべる日本語は完全に日本〔地元〕出身であることを 教えていた。逆に,日系南米人でポルトガル語スペイン語母語する黄色人種であれば,その使う日本語が不自由だと,日本という国にひとまず異国の地とし て入国〔帰国?〕してきた事実〔歴史!〕を物語る。

 由紀さおり--群馬県高崎市の知人が,同県桐生市出身であるこの由紀さおりが韓国人(朝鮮人)である事実は,地元では「みながしっている」ということを話題にしていた。

 しかし,日本の芸能界では,彼女やその姉で声楽家である安田祥子が韓国人であること--日本国籍を取得したかどうかしらないけれども--は,ほとんどしられていない。

 もっとも,芸能人の歌手やタレント・俳優が在日韓国人である〈事実〉が,なにかとくべつの意味があるかのようにとりあげられ,詮索される「この国社会の底面」が異常にデコボコしており,落ち着きがない。

  在日韓国人の有名人:その1
     -間違いのない氏名一覧-

 この在日韓国人の有名人を一覧しようとするインターネット上の諸資料に,しばしば出会うことがある。最近,本ブログの筆者はこのようなリストを作成して,いったいなんの意味があるのか疑問を抱くようになっている。ともかく,ここでなりにその一覧を紹介する。

 「断わり」 --このホームページ(ここで参照している)では,自身が在日であることを公表している,または隠していない,一般的に報道されている,という人だけを掲載している。一部,両親のうちのどちらかがコリアンである人も,掲載している。
    
  青木定雄--京都の「MKタクシー」のオーナー,在日韓国人1世。経営戦略としてタクシー料金を値下げしようとしたが,運輸省が認めなかったため,裁判に訴えて闘うなど,さまざまなユニークかつ積極的な経営で有名。韓国・朝鮮民族の優秀さを信じて疑わない典型的な1世だが,日本の経営者に学ぶべきだという,現実感覚ももち合わせている。

 秋山成勲(秋 成勲)--柔道選手,在日韓国人4世,日本国籍大阪市にある清風高校卒,2001年 のアジア大会で韓国代表として優勝。韓国釜山市に住んで柔道をしていたが,もっと柔道を極めたいと思い,そのためには日本だ,と考えて日本に戻り,日本国籍を取得。その後,日本の大会の81㎏級や,2002年アジア大会で優勝するなどしている。

 新井英一(あらい えいいち)--歌手・レコード大賞アルバム賞受賞。代表曲「清河(チョンハー)への道」

  新井宏昌(あらい ひろまさ)--福岡ダイエー・ホークス打撃コーチ,元プロ野球選手,PL学園高校出身。南海ホークス,後に近鉄バファローズに所属,オリックス打撃コーチ をへて,現職。現役時代は,ミート(ボールに正確にバットを当てる)のうまさで定評のある,いぶし銀の好打者として有名。当時のパリーグシーズン最多安打の記録をもっていた。生涯通算安打数は,2,038。

 アン・サリーANN SALLY)〔安 佐里(アン サリ)〕--現職の医師(心臓内科),在日韓国人3世。1972年8月17日名古屋市生まれ,医師の家に生まれる。子どものころから音楽が好きで,ずっとピアノをつづけていた。中学のころは演歌を歌っていた。高校生のころから憂歌団にあこがれて,大学時代にはバンドで憂歌団のコピーをやっていた。

 大学は東京女子医科大学卒。NHKの番組で紹介されていた幼稚園時代の写真からすると,幼稚園は,朝鮮学校の幼稚園に通っていたと思われる。現在は,アメリカ・ ニューオーリンズに留学して,専門の心臓内科を研究中。ニューオーリンズはジャズの本場だけに,機会があれば現地でジャズを歌っている。日本の古い歌謡曲 からジャズまで,しっとりと歌う独特の歌唱が,評価されている。 

 アン・ミカ(AHN MIKA)--女性ファッションモデルのアンは大韓民国出身,大阪市育ちの TENCARAT 所属のモデルである。1993年にパリコレに初参加以後,モデル業以外でも,テレビ・ラジオ出演,ジュエリー・ファッションデザイナー,化粧品プロデュース,エッセイ執筆や講演,シンガーなど,様々な方面で活動中。

 李 国秀--元,Jリーグ東京ヴェルディ総監督。

 李 泰栄--CFディレクター。

 伊原剛志(いはら つよし)--俳優。在日韓国人3世,日本国籍。2001年7月19日に放送されたテレビ番組「徹子の部屋」のなかで,みずからが在日であることを告白。祖父の思い出などを語った。

 岩城滉一 岩城滉一(いわき こういち)--俳優。 

 今里 哲(いまざと てつ)--ゲイで在日韓国人シャンソン歌手。大阪市出身,ときおりラジオ番組に出演すると,本音をズバズバいいながらも軽妙なトークをみせ,人生そのものを歌っているというシャンソンの魅力を,熱く語る。父母の故郷である済州島を歌った歌も,自作して歌っている。

 元 秀一 --作家。 

 大山倍達(おおやま ますたつ)--空手家・極真会館創設者(故人)。朝鮮のことを別名,倍達(ペダル)という語彙であることは,韓国人1世であればしらない人はいない。

 小畑 実(おばた みのる)--歌手,日本国籍。野村 進著『コリアン世界の旅』に,名前だけ出ている。

 補注)小畑 実は,本ブログ筆者の大学院時代における指導教授(秋田県出身)の知人であった,小畑勇二郎(おばた ゆうじろう;1906~1982年,秋田県知事を6期24年務めた)の姓をもらっていた。ウィキペディアにはこう説明されている。 

 小畑 実(本名 康 永喆,강영철)は1937年,朝鮮人テノール歌手・永田絃次郎に憧れて16歳で来日,日本音楽学校に入学。苦学しながら声楽を学び,1941年に卒業。その後は江口夜詩の門下となり,このころ,下宿先の大家で秋田県大館出身の小畑イクに面倒をみてもらった。

 金城一紀(かねしろ かずき)--若手作家,朝鮮学校出身,第123回直木賞受賞,代表作『GO』。

 金田正一--元プロ野球選手,生涯通算:勝利数400勝,奪三振4,400以上は空前絶後日本記録。打ったホームラン数:生涯通算34本は,投手として は日本最高記録。剛速球と大きなスローカーブをもっていた,日本のプロ野球史上に残る大投手。監督としても,ロッテ・オリオンズを日本一に導いている。主に,弱小球団であった国鉄スワローズに在籍。

 現役時代晩年に,一度優勝を味わってみたいと,巨人に移籍して,優勝を体験して男泣きした。しっかりとした野球理論・投手理論をもち,キャンプ地では栄養を考えて,地元の材料(魚など)を使ってみずから料理をするなどした,当時の名選手。弟の金田留広と,おいの 金石昭人との3人が,元プロ野球投手で,3人の勝星を合計すると600勝に達するという。

 金村義明(金 義明)(かねむら よしあき)--元プロ野球選手,兵庫県出身,主に近鉄バファローズに所属。高校時代,夏の甲子園大会に優勝,著書に自らの半生を描いた『在日魂』がある。 

 補注)最近であったが,『朝日新聞』2019年11月17日朝刊23面「教育」欄に金村のインタビュー記事が出ていたので,題名だけ紹介しておく。「〈かあさんのせなか〉働きづめ 甲子園Vで親孝行  元プロ野球選手金村義明さん」。  

 金本知憲--プロ野球選手 広島カープの4番打者から,2002年のシーズン後に,フリー・エージェントで阪神タイガースに移籍した。
 
 姜 義啓(カン ウィゲ)--柔道選手・シドニー五輪韓国代表候補。

 姜 尚中(カン サンヂュン)--東京大学教授。

 康 珍化(カン ジナ)--作詞家・レコード大賞受賞。

 金 久美子(キム クミジャ)--女優。

 金 聖響(キム セイキョウ)--若手指揮者,大阪府池田市出身。

 金 哲彦(「きん・てつひこ」と自称,通名は木下哲彦)--リクルート陸上部監督。早稲田大学陸上部時代は,木下哲彦の名で,箱根駅伝にも出場している。駅伝などのテレビ・ラジオ中継の解説者としても,活躍している。

 金 洪才(キム ホンヂェ)--指揮者。

 木村充輝(きむら あつき〔朴 秀勝〕)--「憂歌団」ボーカル・ミュージシャン。ブルース歌手。過去にワンコリア・フェスティバルにも出演している。

 グ・スーヨン〔具 秀然(ク スヨン)〕--CFディレクター。代表作 ソニーの8ミリビデオカメラ「スタミナハンディカム」のCM「だって8時間だもん」ほか多数。グ・スーヨンペンネームで小説も書いている。

 ケイコ リー〔KEIKO LEE(李 敬子)〕--ジャズ歌手在日韓国人3世,1965年愛知県半田市生まれ。ジャズ専門誌「スイングジャーナル」で,1997年から2000年まで4年連続で,日本の女性ジャズ・ボーカル部門で人気投票1位。

 笑福亭銀瓶(しょうふくてい ぎんぺい)--若手落語家。

 ジョニー 大倉〔朴 雲煥(パク・ウナン)〕--歌手・タレント。

 申 在範(シン ジェボン)--元サッカー選手。Jリーグで,はじめて本名でプレーした在日サッカー選手。現役時代は,ジェフユナイテッド市原に所属。1971年9月27日生まれの東京都出身,東京朝鮮高級学校卒。

 ソニン〔成 膳任(ソン ソニン)〕--タレント・歌手。在日コリアン3世,1983年高知県生まれ,兵庫県出身。特技:英会話と韓国語。「EE  JUMP」という2人組の歌手でデビュー。その後もう1人の相方が不祥事などで芸能界を引退したためソロになった。

 孫 正義--ソフトバンク社長の創業者。

 崔 洋一(さい よういち)--映画監督。高校は東京の朝鮮学校卒。代表作『月はどっちにでている』他多数。

 長州 力(ちょうしゅう りき)--プロレスラー。

 丁 讃宇(チョン チャンウ)--バイオリニスト。

 つか こうへい--劇作家,在日2世。蒲田行進曲や,韓国でも上演された熱海殺人事件,ほか,代表作多数。みずからについて語った著作『娘に語る祖国』も有名。有名な「蒲田行進曲」の登場人物「銀ちゃん」は,実在の在日朝鮮人を,モデルにしたという。

 新浦寿夫(にうら としお)--元プロ野球選手,第1期の長島監督時代の巨人の中心的投手。その後,韓国プロ野球でプレーした。

 錦野 旦(にしきの あきら)歌手・タレント,日本国籍。野村 進著『コリアン世界の旅』に登場している。

 白 竜(はく りゅう)--歌手・タレント。
 朴 一(パク イル)--大阪市立大学教授。

 朴 康造(パク カンヂョ)--プロサッカー選手,韓国Kリーグ「城南一和」所属,MF。兵庫県尼崎市出身,小中と朝鮮学校,高校は滝川第二高校。京都パープルサンガに入 団するが開花せず,韓国に渡る。韓国では技術のあるMFとして活躍し,オールスターやシドニーオリンピックのメンバーにも選ばれた。(オリンピックではシドニーまでいったが試合出場はなかった)。

 崔 仁夏(さい ひとか)という在日のジャーナリストが,前段の朴 康造について書いた。『アウェイに生まれて』という本も出版されている。2003年のシーズンから,ヴィッセル神戸に移籍し,シーズンの後半からレギュラーの座を確保して,活躍。

 桧山進次郎(ひやま しんじろう)-- プロ野球選手,外野手。阪神タイガースの中心選手で,2003年まで選手会長をつとめた。

  verbal(ヴァーバル)(本名:リュ ヨンギ)--m-flo(エムフロウ)メンバー・ミュージシャン。東京都出身。m-floのメンバーのうち,ヴァーバルを含めた男性二人は,東京にあるア メリカンスクールの同級生。アメリカの大学で,キリスト教の神学を学ぶ学生でもある。

 張本 勲(張 勲)(はりもと いさお;チャン  フン)--元プロ野球選手。生涯通算3,085本のヒット(日本最高記録)を打ち,「安打製造器」と呼ばれた,日本のプロ野球史上に残る大打者。左右両方向にヒット・ホームランを放って,スプレー打法と呼ばれた。セーフティー・バントも駆使して,当時のシーズン最高打率を記録した。
 補注)本ブログの筆者は先日(2011年秋),ある大使館主催のレセプションで張 勲と会ったことがある。握手をしてくれたが,「右手」で応じてくれた。

 洪 昌守(徳山昌守)(ホン チャンス;とくやま まさもり)--プロボクサー,世界チャンピオン。朝鮮学校出身。

  松井哲明(まつい てつあき)--若手映画監督。5歳のときに日本国籍に。本人によれば,自分は「キムチのきらいな在日韓国人3世。自称韓国系日本人」だという。映画学校の 卒業制作では,みずからのルーツをたどって韓国に渡ったドキュメンタリー映画「あんにょんキムチ」を作った。   

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 松坂慶子(まつざか けいこ〔 ↑ 〕)--女優。父親が韓国人。野村進著『コリアン世界の旅』に名前だけ出ている。

 松田優作(まつだ ゆうさく)--俳優。母親が韓国人。幼いころに父親が行方不明となり,母親のもとで育つ。朝日新聞に記事が出ている。

 都はるみ(みやこ はるみ)--歌手。父親が韓国人。野村進著『コリアン世界の旅』に名前だけ出ている。

  梁 石日(ヤン ソギル)--小説家。1936年大阪市生まれ,45才で作家デビュー。20代で事業を興すがまもなく失敗,放浪生活,タクシー運転手。法の目をかいくぐる ビジネスも経て,小説家になる。処女作『タクシー狂躁曲』,その後の作品に『族譜の果て』『夜を賭けて』『血と骨』『死は炎のごとく』『裏と表』など。

 力道山(りきどうざん)--日本のプロレス業界の創設者,元相撲力士のレスラー。

  梁 圭史(リャン ギュサ)--元プロサッカー選手。1978年6月3日生まれ,身長181センチ,体重76キロ,血液型AB型,利き足:右。岡山県出身,広島朝鮮高級学校 卒。在日朝鮮蹴球団ヴェルディ川崎蔚山現代(ウルサン ヒョンデ:韓国Kリーグ)を経て,ザスパ草津フォワードとして活躍。その後2004年1月で現役を引退した。
 註記)http://www.geocities.co.jp/Bookend-Hemingway/6134/yumeijin-index.htm

  在日韓国人の有名人:その2
     -歌手・俳優・タレント(芸能人),スポーツ関係の一覧-

 a)「父親が韓国人」--美空ひばり,小林 旭,都はるみ(李春美),和田アキ子(金 現子),五木ひろし山口百恵,西田佐知子,小柳ルミ子,布施 明,春日八郎,内田裕也,杏里,川中美幸ジョニー大倉松坂慶子沢口靖子岡田可愛北原三枝,宝田 明,堤大二郎,児玉 清,松田優作

 b)「母親が韓国人」--瀬川瑛子

 c)「両親とも韓国人」--西城秀樹,にしきのあきら,井上陽水柳ジョージ矢沢永吉沢田研二(李),松山千春,河島英吾,由紀さおり(安),岩城滉一,安田成美(鄭 成美),マッハ文朱(李 文朱),つかこうへい(金 峰雄),永 六輔。

  d)「その他の在日韓国人歌手・俳優など」--フランク永井八代亜紀青江三奈,伊藤 蘭,井沢八郎,坂本 九,伊東ゆかり松任谷由美,朴 秀勝(憂歌団),菅原文太,高倉 健,佐久間良子(2012年2月に日本経済新聞私の履歴書」に執筆),石田ゆり子石田ひかり,工藤由貴,大信田礼子香山美子,松村雄基,林 寛子,岡本夏生(李),大鶴義丹,李 麗仙。

 e)「本人が認めている在日」(どっちかというと潔い:?)
   ・前田日明(高 日明)   ・白 竜
   ・井川 遥(趙 秀恵)   ・ジョニー大倉(李 雲煥)
   ・張本 勲(張 勳)    ・桧山進次郎
   ・秋山成勲(秋 成勲)   ・ほっしゃん
   ・和田アキ子(金 現子)  ・金山一彦
   ・岩城滉一(李 光一)   ・伊原剛志
   ・長州 力         ・松井章圭
   ・金本智憲         ・新井貴浩(朴 貴浩)

 f)「本名が判っている在日」(いまさら,いわないか)
   ・西条秀樹(李 龍雄)    ・力道山 (金 信洛)
   ・安田成美(鄭 成美)   ・岡本夏生(李 幸子)
   ・マッハ文朱(李 文朱)   ・田中麗奈(鄭 麗奈)
   ・都はるみ(李 春美)    ・星野真里(李 真里)
   ・沢田研二(李 研二)    ・松井稼頭夫(朴 和夫)

 g)「ソースはあるが,本名が判らない在日」--大山倍達〔韓国人1世〕,既出であった。

 h)「まあ在日」--北村雅秀(トミーズ雅),井筒,木村雄一,ザブングルのエラ。

 i)「日本人なのに,在日認定される被害者」--金田正一(???)清原和博美空ひばり中田英寿

 j) 池田大作こと成 太作(ソン・テチャク),武田鉄也が韓国人っぽいと思う〔と噂されている。
 註記)http://www42.tok2.com/home/jokerjapan/bbs/mibbs.cgi?mo=p&fo=geino&tn=0006
 
 この ③ になると少しあやしい指摘もあるが,いずれにせよ「もうどうでもいいじゃないの」といいたくなる。以前,フランスの代表「サッカー・チーム」のイレブンが 「ほとんどアフリカ系黒人である光景」を観たことがある。

 今年(2019年)開催の『ラグビー  ワールドカップ  2019 日本大会』で,日本チーム代表選手のうち約半数は外国(籍)人であった。なお,このラグビー制度では,一度所属した国は一生変更できないとのことである。日本チームには具 智元がいる。具は韓国生まれだが,日本在住してきた期間が長い。

 日本の高校野球でも東北地方は,関西方面などから野球のできる生徒を内地留学のかたちで呼びこみ,チームを強化させ,甲子園に出場する手段に利用している。日本相撲協会とて(ここの話は以前あった状態のことだが),1人しかいなかったときの横綱が外国出身,大関5人のうち4人も外国人力士。ところで,芸能界はまだ日本人〔ジュン・ジャパ〕が多くを占めているのか?

 栃乃若。--先日における本ブログがとりあげた話題『大相撲力士は健全な肥満か,それとも単なるデブか』(2014年1月17日の記述なので,このブログでは,いまここですぐには紹介できないが)は,在日〔韓国人〕力士の栃乃若導大(とちのわか みちひろ)に触れていた。日本相撲協会のホームページは,この力士をこう解説している(以下はこの記述が以前になされた時点での内容である)。

 栃乃若〔前頭西8枚目,春日野部屋,1983〔昭和63〕年4月6日生まれ,身長 197.0cm,体重 181.0kg,得意技 左四つ・寄り〕の「出身地」は,兵庫県尼崎市,そして本名は「李 大源」(しこ名履歴,李 → 栃乃若)とある。

 さて,この李さんの国籍は?

 いまの日本国民法だと「李」という苗字があってもおかしくない。もとからなかったともいえない。なにせ日本の苗字は約30万〔近くも〕あるというから,どのような苗字であっても全然おかしくなく,それもこれもみな「日本の姓」だといえるくらいである。

 なにゆえ,このへんの話題になると,なにかにこだわったかのような,語られ方になるのか? 東北地方や北海道では「金さん」のことは,「こん」さんと呼ぶ。「今」も「昆」も,もとはおそらく,この「金」だったはずである。

 外国人の姓だったら「なんだというのか」? 日本人だった,「なにがいいというのか」? 「呉」という姓の日本人がいたが,なにかと差別的なあつかいを受けてきたので,それを「久礼」という漢字に変えたという話を聞かされたことがある。 

  追 論

 本屋に入り,「韓国・朝鮮(在日」)の書棚をのぞけば,以上に紹介したような,芸能界やスポーツ界における「在日韓国人」の布陣を,もっとくわしく書いてある書物もある。 

 補注)その後,はやりにはやっている「嫌韓本」の話題は,ここでは触れられない。ともかく,最近「落ち目一筋であるこの日本:国」の人びとは,やたら隣国への悪口を飛ばしては,一時的に溜飲をさげている。 

 なんとも実にいじましいというか,哀れな行動様式である。自分自身に自信があるならば,他者・隣人をケナす「自慰」というか「自傷」の行為とは無縁でいられるのではないか?

 筆者の手元には,つぎのような関連する書物があった。だいぶ昔の本ばかりであるが,3冊を挙げておく。

  小板橋二郎『コリアン商法の奇跡』こう書房,1985年。
  小林靖彦『在日コリアン・パワー』双葉社,1988年。
  植田剛彦『在日韓国人の底力』日新報道,1995年。
 
  植田『在日韓国人の底力』は,日本のゴルフ界について,こう記述している。

 日本の「今日のゴルフの繁栄は,中村寅吉,安田春雄,青木 功の3人の韓国系日本人なくして語れない」。「くわえて,日本プロゴルフ界の御意見番・杉原輝雄も忘れてはなるまい」。「この4人=中村,安田,青木,杉原をけっして忘れてはなるまい。貧しさと国籍のちがいをバネに,栄光の座と日本のゴルフの歴史を築いたことを」(69-70頁)

 きっと,ほかの分野・領域においても在日韓国人が,まだまだ数多く伏在しているのではないか? カクレンボじゃあるまいし,いったいなにをやっているのか,という印象である。「イナイ,イナイ,ばぁー」?

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【2014年8月11日:補述】 

 本ブログのこの論述と同じ題材をあつかっている記述は,ほかにもいくらでもたくさんある。それも,隠れキリシタン捜しのような意趣があるものが,ほとんどである。ちょっと変わった人材(タレント・芸能人・文化人・異能人などもろもろ)はみな,在日にしてしまい,それで済ませておこうとする,一部のおもしろい・奇妙な風潮が顕著にみられる。

 大昔の話になる。『新撰姓氏録(しんせんしょうじろく)』(平安時代初期の 815〔弘仁6〕年)にも,韓国・朝鮮系住民の記録が「高句麗系 3. 5%,百済系 8. 8%,新羅系 0. 76%,任那系 0. 76%」(計 13. 62%)と記載されている。この西暦 815年の時点ですでに,すっかりヤマト系になりきっていた「在日」も大勢いて,当然のこと(?),日本人(純ジャパ)を装っていたと思われる。それゆえに,あるいはというべきか,実際のところ,在日系のその人口比率:実数は,もっと高かった・多かったのかもしれない。

 だが,いまは21世紀の時代における話である。在日も3・4世の時代である。いつまでも外国人あつかいするわけにもいくまい。韓国系の「純粋な日本人」が大勢を占めているこの時勢に,いつまでも,実態に合わない在日に対する「変な分類をほどこす」ようでは,かえって,本当の「日本人-外国人」の区別がしにくくなる。

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【2019年11月27日:補述】

 最近まで,芸能界やスポーツ界には,日本人(日本国籍人;二重国籍もふくめて)か外国人かが分かりにくい人たちがめだって増えている。先日,テレビに偶然映っていた「一般人」の若い女性は,褐色の肌の人であったが,こういっていた。

 レストランに入ると,英語のメニューもってくるんですけれども,ワタシは日本語しかできないので,いつも困って苦笑するほかないの,と。なにせ,日本生まれで日本育ちだもんね。しかしいまの日本には,こういう人,肌の色を問わず,もうたくさんいるよね(!)。

 スポーツ選手(アスリート)にも,混血系の人たちが非常にめだつ時代になっている。いわゆる “純ジャパ” のイメージで「日本人を認識すること」がむずかしい時代なっている。

 「在日系」では “みやぞん” がつい最近まで,テレビではめだって活躍する場面がみられた。またとくに千原ジュニアについては韓国系(在日)ではないかとの噂が飛びかっているが,こうした噂が飛びかう事実じたいに,なんらかの一定した「日本社会における在日差別の感情」が充満・横溢している事実も,別個に観察できそうである。

 「在日あばき(!)」に,特別になにか興味深い関心でもあるかのように,その種の探索が懸命におこなわれつづけている状況は,ある意味ではたいそうコッケイである。いうなれば,「日本社会の歪んだ〈差別と偏見〉の感情」の実在は,この国のなかにおいて,社会病理的にみのがせない〈深刻な現象〉である。

 もっとも,社会学(差別社会学)の研究者の立場からすれば,それは,かっこうの研究対象になっているが……。

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