山口敬之が起こした伊藤詩織への「強制性交」事件,安倍晋三との腐れ縁がある腰巾着は,どんな行為をしても罰せられないのか(続)

山口敬之(アベ・トモ)元記者,伊藤詩織への強制性交(準強姦行為),民事裁判で完全敗訴(2)

 

 【要 点】 安倍晋三に救助されて刑事告訴を逃れていた山口敬之が,伊藤詩織に対する強制性交(実質は強姦行為,以前でいう準強姦)のかどで,民事裁判に提訴されていたが,完全に負ける判決が出されていた。

【断わり】 本日(2019年12月20日)のこの記述は,この日に新たに書き足した段落と,以前:2017年の時期に書いてあった伊藤詩織が被害を受けた「準強姦」事件について,昨日(12月19日)の続編となる。なお,本日の記述分は「🌑-連番」と符号をつけ,2017年中の記述は,① ② ③ ……と連番を振って構成している。


 🌑-1「元TBS記者の性暴力認定 東京地裁『合意ない』賠償命令」東京新聞』2019年12月19日朝刊 

 

 ジャーナリスト伊藤詩織さん(30歳)が,元TBS記者山口敬之氏(53歳)から性暴力を受けたとして1100万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で,東京地裁は〔12月18日,「酩酊状態の伊藤さんに対し,合意なく性行為に及んだ」と認め,山口氏に慰謝料など330万円の支払いを命じた。

  ◆-1 伊藤詩織さん「性被害者の状況改善へ勇気」

 判決によると,伊藤さんは2015年4月,就職先の紹介を受けるため,山口氏と会食したさい,意識を失い,その後,ホテルで山口氏から性的暴行を受けた。山口氏は合意にもとづいていたと反論し,伊藤さんが会見や著書などで被害を公表し名誉を傷つけられたとして,1億3千万円の賠償を求めて反訴していた。

  ◆-2 元記者の供述「不合理な変遷」と裁判長

 鈴木昭洋裁判長は判決で「山口氏の供述は不合理な変遷がみられ,客観的な事情と整合しない点も複数ある点で信用性に疑問が残る」と指摘。「伊藤さんが意識を回復し,性行為を拒絶したあとも体を押さえつけ,性行為に及んだ。伊藤さんは被害を受けたことで現在まで時折,フラッシュバックやパニックが生じる状態が継続している」と述べた。

  ◆-3 元記者は控訴の方針

 伊藤さんが被害を公表したことについては「性犯罪被害者を取り巻く法的・社会的状況の改善につながるとして公表した。公益目的で,名誉毀損には当たらない」とし,山口氏の請求を棄却した。山口氏は判決を不服として控訴する方針。

 伊藤さんは判決後の会見で「判決は『社会的状況の改善につながる』と評価してくれた。いろんな思いで(会見するなどの)『橋』を渡ったけれど,判決に勇気づけられた」と話した。

 伊藤さんは警視庁に被害届を出し,高輪署が2015年6月,準強姦容疑で逮捕状を取ったが,当時の中村格警視庁刑事部長が令状の執行取り消しを指示,山口氏逮捕は見送られた。2016年7月,東京地検は不起訴処分にしている。(望月衣塑子)

  ◆-4 公表の公益性認める 

 甲南大法科大学院の園田 寿教授(刑法)の話。--性行為に合意がなかったことを,飲食店やタクシー車内などホテルに入る前後の原告と被告の状況から,時系列的に無理なく認定しており,判決内容に違和感はない。原告の被害体験の公表に公益目的があるとし,被告への名誉毀損に当たらないとしたことも意義がある。

 社会的影響は大きいだろう。判決が認定した事実をみれば,原告は,準強姦罪(当時)の要件である抵抗がいちじるしく困難な「抗拒不能」の状態にあったといえる。民事事件と刑事事件で証拠の扱い方が異なるとはいえ,東京地検がなぜ不起訴としたのかあらためて疑問だ。

 

 🌑-2「山口敬之被告の控訴断念とともに終わる安倍権力私物化政権」天木直人のブログ』2019-12-19,http://kenpo9.com/archives/6412

 

 総理の権限を最大限に利用してお友達を優遇した安倍首相の権力私物化が,最初に大問題になったのは,森友学園疑惑と加計学園疑惑だった。そしてその時,おなじく,元TBS記者山口敬之氏の準強姦疑惑もみ消し事件という三番目の権力私物化事件が起きた。

 当時の報道によれば,あらゆる状況証拠がそろっているのに,安倍首相をよいしょする本や記事を書きまくった山口氏が,安倍首相を忖度する検察,警察官僚によって無罪放免されようとした事件だ。

 私はこの三つの疑惑のなかで一番許せないのがこの山口疑惑であると当時何度も書いて怒りをぶつけた。その山口疑惑について,きのう12月18日,東京地裁が画期的な判決を下したのだ。

 すなわち鈴木昭洋裁判長は,「酩酊状態で意識のない伊藤(詩織)氏に対し,合意がないまま性行為に及んだ」と断じたのだ。これは,これまでの流れからみて画期的な判決である。明らかに,安倍1強の陰りとともに,忖度しない官僚が出て来たということだ。

 しかし,私がここで書きたい事はそのことではない。今日12月19日発売の『週刊新潮』(12月26日号)が,この山口準強姦罪事件に関し,とどめを刺す記事を掲載した。「闇に葬られたドアマンの供述調書」と題するその記事の要旨は,事件当日夜のホテルのドアマンが高輪警察署に語った供述内容である。
 補注)該当記事の題名は「被告の援軍は『安倍官邸』『次期警察庁長官』 『伊藤詩織さん』レイプ裁判に判決! 闇に葬られた『ドアマンの供述調書』」。

 そして,その供述内容が,東京地裁の審理が10月7日に結審してしまったため,きのうの判決に活かされなかった悔しさだ。そのことについて『週刊新潮』のその記事はこう書いている。

 「・・・この原稿の締め切りは判決(12月18日)前日で,どう逆立ちしても結果をみることができ来ない。とはいえ,確実にいえるのは,結果がどうであれ,どちらかが,あるいはいずれもが控訴するということ。だから両者は,東京高裁でさらなるお上の裁きを待つことになる・・・」と。そして,その記事のとおりの展開になる。

 山口敬之氏は「法に触れることはいっさいしていない」と判決を全面否定して,控訴の意思を明らかにしたからである。ところがである。私が書きたいのはこれからだ。山口敬之氏が控訴した時こそ,『週刊新潮』報じたドアマンの供述書が東京高裁で活かされる時だ。

 そして,その供述書が公になれば,準強姦罪をもみ消そうとした当時の警視庁刑事部長であった中村 格(いたる)氏の大罪が満天の下にさらされることになる。その中村氏が権力の私物化に加担した論功行賞で次期警視庁長官に栄転する不条理が明らかになる。

 すべてをしった一般世論は,こんど度こそ安倍政権の権力私物化は許せないとなる。ただでさえ「桜を見る会」で急速に衰えつつある安倍首相の権力だ。おまけに森友疑惑も加計疑惑も終わっていない。その上に東京高裁におけるドアマンの証言が明らかになれば,その時こそ安倍首相は終わりだ。

 そしてもはや完全に4選をあきらめた安倍首相は,なんとしてでも東京五輪までは首相を続けたいと考えている。〔2020年〕8月まで総理を続け,連続首相在任期間で桂太郎を抜いて,文字どおり史上最長の長期政権記録を打ち立てようと考えている。だから,その邪魔になるような山口氏の控訴はあってはならないのだ。

 この『週刊新潮』の記事を読んだ安倍首相と菅官房長官は,山口氏に控訴断念を迫るだろう。そして山口氏はそれに逆らうことができず,控訴の手続を控え,そして最後は控訴断念を東京高裁に伝えることになる。

 その時こそ安倍政権が事実上終わる時である。山口敬之被告の控訴断念とともに終わる安倍権力私物化政権と私が書いた理由がここにある。

 

 🌑-3「『詩織さん全面勝訴』で証明された警察・検察のおかしさ! やはり御用記者・山口敬之と安倍政権の関係が逮捕,立件を潰していた」『リテラ』2019.12.18 07:45,https://lite-ra.com/2019/12/post-5150.html〔~ post-5150_4.html〕

 

 この『リテラ』の記事はじかに引用しない。🌑-2『天木直人のブログ』の指摘・批判と同旨である。もっとくわしく書いてあるので,興味ある人は住所(リンク)から入って,その全文を一読してほしい。

 

 🌑-4「山口敬之氏,控訴へ「主張が無視されている状態だ」 伊藤詩織さん性暴力被害の裁判で」BuzzFeed NEWS』2019/12/18 14:43,https://www.buzzfeed.com/jp/keiyoshikawa/yamaguchi から,安倍晋三(政権)の提灯持ち作家の役目を懸命におこなっている小川和久栄太郎たちの画像紹介

 

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 ついでにNHK(イヌ・あっち・イケー)の安倍晋三専用女性幇間記者岩田明子と山口敬之らの画像。

 

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  出所)http://egalite65.com/99_blank321.html

 

 🌑-5「『昏睡レイプ事件』の山口敬之,週刊新潮からの質問状を北村 滋内閣情報官に相談か→週刊新潮にメール誤転送で発覚」『『BuzzFeed NEWS』2017年5月18日14:38,https://buzzap.jp/news/20170518-yamaguchi-noriyuki-kitamura/

 ジャーナリストの名のもとに安倍政権を擁護するコメントを出しつづけてきた山口敬之が,実際に安倍首相の側近である内閣情報官と「ズブズブの関係」であれば,もはやこの人物をジャーナリストと呼ぶことはできません。当然ながら山口敬之も北村 滋内閣情報官も『週刊新潮』の追求にはしらを切っていますが,それで済むような問題ではありません。

 実際に官邸と繋がりの深い警視庁刑事部長による不可解な逮捕の直前での山口敬之の逮捕状が握り潰されており,ここで北村滋内閣情報官と山口敬之の繋がりが認められれば,首相官邸が子飼いの「ジャーナリスト」の準強姦という重大犯罪の捜査を妨害したということになります。

 権力者に近い人物であれば数億円単位の便宜を図られるだけでなく,刑事犯であってももみ消せるというのであれば,もはやその国は法治国家と呼べる存在ではなくなってしまいます。山口敬之の凡ミスをあげつらうだけでなく,徹底した内容の究明が必要です。

 🌑-6「『強姦山口を逮捕するな』と北村内閣情報官との打ち合わせ概要文書(画像) 安倍晋三一味,詩織さん被害届「不起訴相当」警察当局らしきを相手に圧力をかけている文書出ちゃいましたねー!」『みんなが知るべき情報 / 今日の物語』2018-09-22 18:04:54,https://blog.goo.ne.jp/kimito39/e/a43464f577133ed4e0f5d772d8c0ec36 からつぎの2点の画像資料を紹介

 

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 🌑-7「伊藤詩織さん民事訴訟で山口敬之氏に勝訴の判決」植草一秀の「知られざる真実」』2019年12月18日,http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2019/12/post-194594.html から,つぎの段落を引用する

 そもそも,2015年6月の逮捕令状執行中止命令が不可解きわまりない。私は安倍内閣が長期間存続してしまっている理由を三つ挙げている。

  ▲-1 安倍内閣がメディアを不当支配していること

  ▲-2 安倍内閣が刑事司法を不当支配してしまっていること

  ▲-3 日本の主権者国民の対応がぬるいこと

 思うに,いま一番問題なのはこのうち,最後の「国民主権者が大人しすぎる点」である。現状のごとき安倍晋三の私物化政治,板垣英憲の独自になる情報源によると,つぎのように安倍晋三の身勝手な為政の悪徳面が説明されている。

 「安倍晋三首相が,第2次安倍政権を樹立した2012年12月26日から7年の間に1兆円を蓄財した」という情報が永田町界隈に飛び交っており,「金儲け政権」なのか?蓄財の古典的な方法は,発展途上の諸外国に対する政府援助金(ODA資金)から,20%をキックバックさせることである。この目的のため,諸外国を頻繁に訪問している。 

 つぎは,経済産業省所管の兵器・武器を輸出し,あるいは米国などから輸入する場合,武器商人(死の商人)よろしく,その代金からやはり20%を吸いとる。最近では,センター試験に代わる後継テストに英語民間試験,国語・数学の記述試験を導入する際,参入する民間業者から政治献金を集めることなどが期待されていた。
 註記)『板垣 英憲(いたがき えいけん)「マスコミに出ない政治経済の裏話」』2019年12月19日,https://blog.goo.ne.jp/itagaki-eiken/e/e2ef5b9eeaf61aecaf15f54ea6472188

 

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 「旧日本軍の従軍慰安婦問題を否定したい安倍晋三に “山口敬之が気に入られた” のは,ベトナム派兵 “韓国軍に慰安婦” という記事を捏造したからだと報道した『週刊文春』」

 この ① の記述は,本ブログ(旧ブログ)2017年10月19日に公表されていたが,つぎのような関心をもって書いていた。

 ※-1 あの元TBS記者とこの日本国首相との抱合としての「ビューティ・ペア(ダーティ・カップル?)」の実在,そして,嘘八百なども平気の平左でまくしたてていれば,それが事実になるかのように強説・詭弁できる,この2人による「虚偽の空想的な言説」の大々的な展開

 ※-2 「フェイク的な記者」と「ポスト・トゥルース的な首相」とが,幸わせ的に野合できている〈虚偽の意識〉でもって,ご都合的にデッチあげられた「韓国軍慰安婦問題

 ※-3 『戦場と性の問題』はもっと真剣に「歴史の事実」を追究して論じるべき歴史問題

 ※-4 フェイク記事「ベトナム派遣の韓国軍に慰安婦」を創作:捏造した,山口敬之みずから起こしていた「レイプ事件騒動」については,国家体制側がこの山口に手を貸して助けることで,相手=被害者(伊藤詩織)からの訴えをかわしつつあった。

 ※-5 だが,伊藤側が著書『ブラック・ボックス』を公刊(2017年10月18日発売)したことによって,日本社会のなかで関心を再度巻き起こされれば窮地に追いこまれる(その後,今回:2019年12月における民事裁判の結果によって,実際にそういう状況が生まれている)。


 1)「文春スクープ『韓国軍に慰安婦』記事に捏造疑惑 山口敬之のもう一つの “罪” 」(『YAHOO! JAPAN ニュース』10/18(水) 17:01配信,https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20171018-00531654-shincho-soci『総合ニュースサイトデイリー新潮(週刊新潮 × 新潮45)』)

 a) 伊藤詩織さん(28歳)によってレイプ行為を告発された山口敬之・元TBSワシントン支局長(51歳)。その山口氏が保守派の論客として頭角を現わすきっかけとなった『週刊文春』の記事に,捏造疑惑が浮上した。

 件(くだん)の記事は(上掲の画像参照),TBS時代の山口氏が『週刊文春』2015年4月2日号に寄稿した「〈歴史的スクープ 韓国軍にベトナム人慰安婦がいた!  米機密公文書が暴く朴 槿恵の “急所” 〉。ベトナム戦争当時,韓国軍が南ベトナム各地で慰安所を経営していた」である  註記)

 その記事は,慰安婦問題における韓国の加害者としての側面をとりあげたものだ。山口氏はアメリカ政府の公文書に当たったほか,関係者への取材をし,慰安所の存在や韓国軍の蛮行を裏付ける証言をえた,としている。
 註記)山口敬之が書いたその記事は,たとえば,つぎに紹介されている。「歴史的スクープ! 韓国軍にベトナム人慰安婦がいた」『Brain erasing head -備忘録代わりのコピペ保存ブログです。』2017年1月30日,http://blog.livedoor.jp/slowinfastout/archives/8797898.html  ただし,このブロガーの書き方は,いかにも安倍晋三・山口敬之寄りであり,こちらの「味方です」という筆致・論調を漂わせていた。

 b) 一読すれば,なんの綻びもないように映るこの “スクープ” 記事は,大宅壮一ノンフィクション賞の候補作にもなった。だが実態は,嘘や勘違い,そして捏造が絡みあったシロモノだったのだ。たとえば,山口氏が問題の根拠として記事でとりあげた米国の公文書に「慰安所」や「慰安婦」という単語はない。売春宿として利用された施設の存在を示す記述はあっても,それが韓国兵専用であったとは読みとれないのだ。

 また,当初TBSでの放送を狙っていた山口氏を中心とする取材班が接触した,ベトナム従軍経験者であるアンドリュー・フィンレイソン元大佐(73歳)の証言にも問題が。記事の中で山口氏は「サイゴンをはじめ南ベトナム各地を転戦。 (中略)  韓国軍の実情に詳しかった」とその経歴を紹介しているが,『週刊新潮』」の取材にフィンレイソン氏自身はこう答える。

 「そんなことは一度もいっていません。私はサイゴンでは戦闘に参加しておらず,現地をよくしっているわけではない。韓国軍海兵隊と過ごしたのもわずか2時間だったと思います」。この応答だけで,インタビューにふさわしくない相手だというのがよく分かる。

 また,山口氏は「米軍司令官が指摘している韓国の慰安所とは,韓国軍の兵士に奉仕するための大きな性的施設です。韓国兵士にセックスを提供するための施設です。それ以外の何ものでもありません」とフィンレイソン氏に “断言” させているが,「私は取材時に慰安所(Comfort Station)という言葉を使っていない。そういう用語が出ていたならば,発言に気を付けていたでしょう」。

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 c) 伝聞にもとづいた推測を取材で答えただけのフィンレイソン氏が,記事では “慰安所の証言者” に仕立てあげられてしまっているというのだ。

 「私は取材の最中になんどもいいました。自分は,このことについて,自分の目や耳でたしかめた情報をもっているわけではないということを。だから彼のやり方にはとても失望している。プロのジャーナリストがするとは想定外です」。

 取材では,山口氏の記事に “安倍総理の援護” を狙った虚報発信の可能性があることも明らかに。10月19日発売の『週刊新潮』にて,本件を詳しく検証した特集記事を掲載する。フィンレイソン氏へのインタビュー動画は19日公開予定。
 付記)以上は『週刊新潮』2017年10月26日号掲載の記事。

 

 2) 有田芳生のツイート

  “有田芳生@aritayoshifu” が,こうつぶやいていた(午後 0:35 · 2017年10月18日)。

 --朝日新聞に大きな広告が掲載されました。文藝春秋の本気で「売ろう」とする意思が現われています。発売前,初刷り部数に加えて2万部増刷したと聞いています。山口敬之元TBS記者による所業のおぞましさ。性犯罪への対応でも日本が後進国であることを明らかにする優れたノンフィクションです。
 補注)この有田のつぶやきには分かりにくい点があるが,これは,伊藤詩織『ブラック・ボックス』(2017年10月18日,文藝春秋発売)の広告が,同日の『朝日新聞』朝刊3面に出たことを指している(すぐ下にかかげておく)。本ブログでは昨日(2019年12月19日)にくわしい記述をした問題であった。

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 ところが,『文藝春秋』2015年4月2日号に山口敬之が寄稿した「〈歴史的スクープ 韓国軍にベトナム人慰安婦がいた! 米機密公文書が暴く朴 槿恵の急所〉。ベトナム戦争当時,韓国軍が南ベトナム各地で慰安所を経営していた」という記事はデタラメだったというのが,本ブログ内でいまとりあげ,議論している問題であった。

 以上,山口敬之が『文藝春秋』に寄稿した記事が捏造の疑いがもたれるとしたら,前段までに記述されていた諸点の《相互の関係:山口に対する全体像の理解》は,それではいったい「どうなっていく」か(?)と,かなり考えあぐねるほかなくなる。頭の中身がグラグラと揺すられる感じさえもさせられる。

有田芳生のツイートに戻る→〕 山口敬之元TBS記者の所業のおぞましさ。公開された詳細なメールは「権力」そのものの居直りです。さらに警察,病院,ホットラインの無神経さにも唖然とさせられます。発売前に増刷が決まったそうです。多くの読者をえて,現実を変える世論にしましょう。 (link: https://twitter.com/aritayoshifu/status/919898459959836672) twitter.com/aritayoshifu/s…
 註記)https://mobile.twitter.com/aritayoshifu/status/920493396560453637

 

 3) 山口敬之の過去など

 a) 山口敬之の下半身問題
 こういう記事があったが,いまではほぼ全文が削除されている。「山口敬之氏に準強姦報道 TBS時代は社内不倫の噂も?」『ライブドアニュース』(2017-05-31 12:27,https://news.livedoor.com/article/detail/13135820/)である。以前,削除されずに読めていた「冒頭の部分」を,ともかく引用する。

 警察の下半身 “忖度” はあったのか。元TBSワシントン支局長でジャーナリストの山口敬之氏(51歳)に「昏睡レイプされた」と主張するジャーナリストの詩織さん(28歳=実名だが,姓は非公表〔いまは公表されている,「伊藤」姓〕)が〔5月〕29日,都内で異例の “顔出し会見” をおこなった。

 詩織さんは「(同氏が)不起訴なのは納得がいかない」と検察審査会に不服を申し立てた。山口氏は安倍晋三首相(62歳)に近いフリー記者のために,捜査の過程で「何らかの忖度が働いた……。(以下の段落は,削除されているので「後略」状態となる)
 註記)http://ceron.jp/url/news.livedoor.com/article/detail/13135820/

 補注)以上のうち,前段の『ライブドアニュース』に報じられた記述は,現在は本文が削除されているけれども,つぎの要約点のみはいまも掲載されている。

  ♣-1 元TBSワシントン支局長・山口敬之氏に強姦されたとジャーナリストが告発
  ♣-2 TBS時代は,「上司にも食ってかかるし,アクの強い人」だったと同局関係者
  ♣-3 「社内不倫の噂は1つや2つではなかった」とも語った
  付記)「提供社の都合により,削除されました。概要のみ掲載しております。」と断わりが付いている。

 そこで,なお関連する記事を検索してみるとたとえば,いまから5ヶ月前に記述されていた,つぎの見出しの記事がみつかる。なお,① の記事も『週刊新潮』の報道であった。

 b)「安倍政権御用達・乳首レイパー山口敬之,嘘発見器もかけられた !?  “逮捕揉み消し” を裏付ける情報が次々暴露,泥沼不倫のゲスすぎる顛末も…!」(『TOCANA』2017.05.16)

 --こういう記事もあった。『週刊新潮』(2017年5月18日号)が「被害女性が告発!『警視庁刑事部長』が握り潰した『安倍総理』ベッタリ記者の『準強姦逮捕状』」による衝撃スクープ」を発表していた。その闇があまりにも深い……が,ザッと概要をまとめよう。

 『週刊新潮』によると,安倍政権のスーパーヨイショ御用記者である元TBS社員山口敬之が,2015年に海外でジャーナリスト活動を展開する27歳女性(事件当時大学生)を避妊具も付けずに,乳首から血が滲むほどレイプしたと被害女性が暴露。その年の6月には「準強姦」の逮捕状が発付されたのだが,あわや逮捕寸前という時に急展開, “逮捕取りやめ” が警視庁幹部の判断により下された。

 記事では,そこに “圧力や揉み消し” の存在があったことを臭わせている。本サイト「トカナ」はそれにくわえて独自ルートから入手した情報を公開。山口氏が過去にTBS局員Aさんと社内不倫をし,戸籍謄本まで偽造して女性を騙していた件を掲載。激怒した不倫相手の女性が,その怒りをTBSドラマに丸々ぶつけていたことを伝えた。

 そしていま,さらなる追加情報が入ってきたのでお伝えしよう。『週刊新潮』も報じたとおり,この事件の捜査に動いていたのは高輪署だった。署は,6月に逮捕状を出し,そして山口氏が米国から帰国する8日,成田空港で逮捕執行のため捜査員が待ち構えたのだが,その直前,上層部からストップがかかった。決裁したのは警視庁の中村 格刑事部長(当時)。所轄が扱う準強姦事件に,警視庁刑事部長が介入するのは異例中の異例とされている。

 「私が聞いた話によると,その後高輪署で捜査を担当していた刑事が別の所轄に異動させられたそうです。春と秋が通常の異動なのに対し,イレギュラーな時期だったことから,これまでの捜査資料もすべて高輪署に置いていかなければならないので, “この件について,なにも捜査させないための異動だった” とみる人も少なくなかったようです」(事情通)。

 「それだけではありません。高輪署は,当然山口の逮捕後に自宅のガサ入れやポリグラフ検査(通称・嘘発見器による検査)をするはずだったのですが,中村刑事部長は『起訴に耐えない捜査』として異例介入。中村部長指揮事件として本部の捜査一課に,自宅のガサ入れとポリグラフを指示。所轄に “裏付け捜査” をさせずに事件を握り潰した可能性が囁かれています」(同)。

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  出所)山口敬之・伊藤詩織・中村 格,
http://blog.livedoor.jp/matrix_zero1/archives/2115341.html

 つまり,山口氏の準強姦容疑での逮捕をめぐって,異例づくしの展開があったということだ。「また,中村元刑事部長は『週刊新潮』の取材に対して,忖度や圧力を否定していますが,中村部長と山口氏は親しかったと聞いています」。中村元刑事部長は,第2次安倍政権発足時に菅 義偉官房長官の秘書官をつとめたほど,政府から信頼をえている警察官僚である。しかも,山口氏とも面識があるとなれば,忖度や圧力の否定も説得力に欠ける。

 さらに,別の事情通は山口氏に関してこう語る。「TBS局員のAさんと付きあうために,戸籍謄本を偽造したのはもちろん,その後,婚姻届まで出しにいったと聞いています。もちろん弾かれて不倫がバレたわけですが,いったいなぜすぐにバレる嘘をついたのか……山口さんはクレイジーとしかいいようがありませんね」。

 2017年5月10日,山口氏は『週刊新潮』のスキャンダル〔記事の報道〕を受けて「フェイスブック」で反論〔していた〕。フェイスブック上の知人に,「私の見解と対処方針をしっかりお伝えしたいと考えています」と記したうえで,「私は法に触れることはいっさいしていない」と断言した。

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  出所)http://www.asyura2.com/17/senkyo225/msg/822.html

 しかし,この投稿に対して,安倍昭恵夫人が即座に「いいね!」ボタンを押したことで,山口氏の説得力は泡と消える。 “安倍政権との癒着” がまさにこの「いいね!」で証明されてしまったからである。もっとも信頼し,身を捧げてきた身内からまさかのブーメランを喰らった山口氏。同レベルの人間が集まり,おたがいの傷を舐めて揉み消しあっているのが安倍政権なのかもしれない。
 註記)http://tocana.jp/2017/05/post_13227_entry.html
    http://tocana.jp/2017/05/post_13227_entry_2.html

 c) 山口敬之の準強姦〔レイプ行為〕のための手口

 このあたりからの記述は,以前の記憶がある人であれば一度は読んだことのある「山口敬之マター(準強姦事件)」に関する筋書きの描写となる。しかし,ここまでの記述をあらためて「今日の時点」において受けとめ,その「安倍晋三一族郎党・夜郎自大政権」の本質を再考する材料にしておきたい。

 〔2017年〕10月22日には衆議院解散総選挙の投票日が来る。いまのところの予想ではまた,自民党が大勝ちしそうな様相である。このまま,日本の政治がアベ流の「幼稚と傲慢」「暗愚と無知」「欺瞞と粗暴」の内政・外交が継続されていくとしたら,ますますトンデモな国家体制に突きすすんでいき,近いうちには絶壁から落ちてしまうハメにもなりかねない。

  ★-1 アベノミクス(アホノミクス)が破綻し,ハイパー・インフレーションが起こされてしまうかもしれない。
  補注)いまのところは幸いなことに,この事態は起きていない。しかし,専門家の意見によってはこの危険が差し迫っていると予測する者がいないのではない。

  ★-2 アベノポリティックス(アベノクライシス)のせいで,日本の政治体制が完全に非民主政の国家になってしまい,戦前・戦中よりも重症のファッショ体制になるかもしれない。
  補注)この指摘はまったくそのとおりになった。これは過去形から現在進行形で表現できる事態である。なまじ民主主義国家体制にあるとされているこの日本であるが,現実の様相はまるで戦前・戦中である。

  それでいてあの戦争の時代のことなどなにもしらない「世襲3代目の大▽カ首相」の政治屋が,この日本を目茶苦茶にしてくれた。今日の段階でさらにまずい点は,あの「△ホ女房の昭恵」までがからんで,この夫婦のためでもある私物化を大々的に展開してきた事実ににも表現されている。

 

 「安倍首相のお友達ジャーナリスト山口敬之への『忖度』捜査はあったか!?」(『J-CAST ニュース』2017/5/11 17:23,https://www.j-cast.com/tv/2017/05/11297684.html?p=all

 

 この『J-CAST ニュース』2017年5月11日の記事からは,前段までと深く関係する段落を参照する。かなり長めの引用となるが,以上で言及した諸点をさらに詳細に説明している。アベがこの国を私物化している現状,その政治(内政・外交)を考えるうえで,とても示唆に富む内容である。

   元TBS記者でフジテレビ常連コメンテーターの山口敬之

 さて,今週〔2017年5月は7日が日曜日になっていて,11日は木曜日だった〕の国内の話題は,フジテレビといっていいかもしれない。視聴率低迷で社長が交代したが,長年フジを牛耳ってきた日枝会長も退任し,取締役相談役になる。

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  註記)『週刊新潮』2017年5月18日号目次(吊り広告)。

 それとは直接関係ないが,フジの朝の顔「とくダネ!」に出ている菊川 怜(39歳)が発表した結婚相手に「婚外子が3人」(『週刊文春』)いると『週刊新潮』も報じ,その「とくダネ!」において,このところコメンテーターの常連だった,元TBSのジャーナリスト・山口敬之に「準強姦逮捕状」が出ていたと『週刊新潮』が報じているのだ。泣き面に蜂とはこのことか。

 ※-1 まずは「山口のケース」からいこう。週刊新潮によれば1990年にTBS入社。報道カメラマン,臨時プノンペン支局,社会部などを経て2000年から政治部所属。2013年からワシントン支局長,2016年5月にある出来事があってTBSを退社している 補注)。山口のウリは,『総理』という本を出していることでもわかるように,安倍や菅官房長官と親しい,官邸内の極秘情報をとれるというものだ。
 補注)この退社の件(原因など)は前段に論じていた。

 先日もここで書いたが,一連の森友学園問題でも,安倍と昭恵の代理人ではないかと思うほど向こう側にベッタリ発言ばかりなのだ。フジサンケイグループという背景もあるのだろう,官邸御用達の記者である。もう1人の時事通信の某氏なども,その口だろうと思っているが,それはさておいて,この山口センセイ,あろうことか海外でジャーナリスト活動をしている27歳の女性から,レイプされたと訴えられていたというのである。
 補注)「時事通信の某氏」とは,周知のとおり「田崎史郎時事通信特別解説委員」(2019年12月現在では時事通信からは離れている)。ネット界の通称は,ハッシュタグ付きで「#田崎スシロー」と指称(愛称?)されている。この人は,いわゆる「安倍晋三君の寿司友」である点に注目すると,その領域では第1人者である。

 彼女はニューヨークの大学でジャーナリズムと写真を専攻していた。山口と出会ったのは2013年の秋ごろ。報道の仕事をしたいというとTBSのニューヨーク支局長に会わせてくれてランチを3人でしたというのだから,山口が支局長になる寸前のことか。

 その後,彼女は帰国してロイターでインターンとして働き,就活するなかで,2015年の3月に山口にメールをすると,しばらくこちらで仕事をしてもらいながら,その後正式に採用するということなら,自分が決済できるというような内容の返事があった。

 そして「ヤボ用で一時帰国することになった。空いてる夜ある?」というメールが来て,東京・恵比寿で会う約束をしたのが4月3日。そのころ,山口は『週刊文春』に寄稿したが,それをTBSが問題にし,支局長の任を解かれ結局,退社することになるが,その辺は省く。

 2人だけで焼き鳥屋に入り,串焼き5本と瓶ビール2本をシェア,グラスのワインを彼女は飲んだという。そこを出て,もう1軒付きあってといわれ,寿司屋へ入る。そこで「あなたのいい評判を聞いている。一緒に働きたいと思っている」と山口がいってくれた。だが,それまで頭がクリアだった彼女が2度目にトイレにいったところでクラクラとして,給水タンクに頭をもたせかけて休んだきり,記憶がなくなったというのだ。

 彼女が覚えているかぎりでは,その店では刺身と日本酒2合をシェアしただけ。彼女は左党で,2人でワインのボトルを3本あけても平気なのに,あれぐらいの酒で記憶をなくすわけはないと話す。「私は,薬(デートレイプドラッグ)を入れられたんだと思っています。身体に痛みを感じて目覚めた時,あの人が身体の上に乗っている状態でした」。

 補注)「デートレイプドラッグ」とは,こう説明されている。飲料に混入させ,服用した相手の意識や抵抗力を奪って性的暴行に及ぶ目的で使われる,睡眠薬抗不安薬である。デート・レイプ・ドラッグ,デートレイプ・ドラッグとも表記され,また単にレイプ・ドラッグともよばれる。 睡眠導入剤フルニトラゼパムがよく用いられており,多くの国々が厳しい規制をかけている。

 ※-2 失礼だが,ここまではよくある男と女の話だと読んでいたが,さすが報道の仕事をやりたいといっていた彼女だけに,その日2人を乗せたタクシーの運転手をみつけ出し,証言させているのだ。

 「その女性のことならよく覚えています。後部座席の奥側に彼女が座らされていたのですが,男性は彼女に “もっといい仕事を紹介する” と話していました。女性はなんどか “駅の近くで降ろしてください” と訴えたのですが,男性が “何もしないから。ホテルにいって” と。 (中略) 到着しても彼女はなかなか降りようとしませんでした。けれど最終的には彼女は体ごと抱えられて,座席から降ろされたのです」。

 それが午後11時22分。彼女が痛みを感じて意識が戻ったのは早朝5時ごろ。裸にされ相手が自分にまたがっているので,抵抗してトイレに逃げこんだという。そのさい,避妊具をしていない相手の陰茎をみたそうだ。逃げようとしたがすごい勢いでベッドに顔と身体を押さえつけられた。激しく抵抗して2度目のレイプはやっと逃れた。

 彼女は,仕事をいっしょにしようという話だったのに,なぜこんなことをするのか。しかもコンドームを着けずに。妊娠も病気だってあるのにというと,山口は謝り,好きになってしまったからいっしょにこのままワシントンへいこう。途中でピルを買おうといったそうだ。

 だが,捜査当局へいったところでもみ消されるのではないか,ジャーナリストとして仕事ができなくなるのではと悩み,警察にいくまでに5日を要したという。高輪署の警部補に面会したが,型どおりこういうことはよくある話なのでむずかしいといわれた。だが,ホテルのエントランスとロビーについた監視カメラの画像を確認してもらうなどしたところ,「警部補の方も徐々に捜査に積極的になっていきました」(彼女)。

 ※-3 警視庁刑事部長が逮捕をやめさせた。そこからタクシーを特定し,ホテルのベルボーイの証言などを積み上げ,当夜,パソコンで撮られているかもしれないという彼女の訴えに,証拠隠滅・逃亡の可能性もあるからと,「準強姦」の逮捕状が発布されたという。

 彼女が連絡をもらったのが6月4日。そして山口が異動のために帰国する6月8日,担当の警部補とその上司を含めた複数の警察官が逮捕しようと成田空港で立ち構えているところに,「山口逮捕はとりやめ!」という上層部からの連絡が入ったというのである。

 TBSの記者を逮捕するのは大事だと本部の広報課長がとらえ,刑事部長・警視総監に話が届き,なかでも菅〔義偉〕の秘書官として辣腕をふるっていた中村 格(刑事部長・当時)が隠ぺいしたのではないかという「可能性がとりざたされてきました」(事件をよくしる警視庁担当記者)。

 中村は週刊新潮の取材に対して,「事件の中身として(逮捕は必要ないと)私が決済した。(捜査の中止については)指揮として当然だと思います」と,中止させたことは認めている。刑事部長が口をはさむことに関しては,鹿児島県警本部長などを歴任した小野次郎参院議員は,準強姦罪事件の逮捕は管轄の署長の判断でおこなわれるものだから,そうしたケースは異例だと話している。

 山口は週刊新潮の取材に,彼女に飲酒を強要したことはないし,薬をみたことも触ったこともない。彼女が酔っていて,自力で帰れるか心配だったので,やむなく宿泊施設へ来てもらったと話す。あとは,いっさい法に触れることはしていないし,任意の調査には全面的に協力した。安倍をはじめとする官邸には相談していない。だが,コンドームを着けないで性行為をしたことに対する彼女のメールに,自分は「精子の活動が著しく低調だという病気です」という弁明をしていた。精子が働かないから,妊娠はしないということか。

 彼女は検察審査会に不服の申し立て 註記)をするつもりだという。山口は自身のフェイスブックで「6月8日の帰国段階で私は,当該案件について逮捕状はおろか,被害届が出されていることも内偵調査がおこなわれていることもまったくしりませんでした。出ているかどうかしりもしない逮捕状を握りつぶすためになにかアクションを起こすことは誰にもできません」と反論している。
 註記)この不服の申し立ては,事後,却下されていた。

 だが『週刊新潮』によれば,警視庁担当記者はその段階でしっていたようだ。山口は,いっさい法に触れることはしていないといっているが,酔った女性をホテルに無理やり連れこみ,彼女の自覚がないのをいいことに,防具なしで無理やりセックスするというのは,安倍首相のお友達ジャーナリストとしては褒められた行為ではない。官邸もそのことぐらいは分かるはずだ。
 

 ひとまずの「む  す  び」と「参考記事」など


 こんな・あんな事件といったらいいのか,日本の政治社会を「忖度」だらけにした安倍晋三専制・独裁的政権のせいで,いまや救いようのないような,違法だらけの諸事件や許しがたい反人権的・非人間的な出来事が,それはもうたくさん発生させられている。

 おまけに,この首相の女房(昭恵)までがあちこちにしゃしゃり出てきては,それはもう,たいそうな「忖度の対象」にまで祭りあげられており,トコトンいい気にもなりきり振るまっている〔が,当人にはその自覚がない〕。彼女の女王様ぶり(核心はお嬢ちゃまでしかない幼児性丸出しなのだが)は,ボンボン首相(晋三)が披露し展開してきた国家の凶相ぶりに,さらに悪影響の拍車をかける役割を,存分に果たしてきている。

 現在のように「安倍1強〔狂・凶〕」の国家支配体制だからこそ,以上のような諸事件・出来事がポンポン発生しつづけている,と受けとめるほかない。しかも「忖度」などといった「本来は高尚風な漢字の表現」が使用(誤用)されている。いまの日本における政治の実態は「アベの,アベのための,アベによる」国家全体主義政治(ファッショ体制化)が,より深刻にもなって加速中である点を教えている。

 しかもまずいことに,そうした日本国の為政面に関する病状が,どんどん重篤になりつつある。この異常事態を軌道修正させ直せることができるは,国民たち:有権者などのわれわれである。 

【参考記事】

 本日 2019年12月20日の『朝日新聞「〈社説〉伊藤氏の勝訴 社会の病理も問われた」を紹介しておく。

 ジャーナリストの伊藤詩織氏が元TBS記者山口敬之氏を訴えた裁判で,東京地裁は「酒を飲んで意識を失った伊藤氏に対し,合意のないまま性行為に及んだ」と認め,330万円の賠償を命じる判決をいいわたした。

 山口氏は準強姦(ごうかん)容疑(当時)で告訴されたが,嫌疑不十分で不起訴となった。刑事事件では検察側に厳格な立証が求められるが,民事裁判では両者のいいぶんのどちらがより確からしいかが判断される。地裁は,合意があったとする山口氏の主張を,「重要部分が不合理に移り変わり,客観的な事情に合致しない点も複数ある」と退けた。

 山口氏は控訴を表明したが,判決後の記者会見で見過ごせない発言があった。みずからが話を聞いたとする「本当の(性犯罪)被害者は会見で笑ったりしない」という女性の声を紹介し,身の潔白を訴えたのだ。

 苦しみを抱えこみ,下を向いて生きていくのが被害者の正しい姿だ,というに等しい。こうしたゆがんだ認識が,過酷な傷を負いながらも生きていこうとする人びとを,追いつめてきたのではないか。勇気をふるって告発すると,「あなたにも落ち度があった」などと責められ,二重三重に傷つく。性暴力を受けた人は,その体験にくわえ,声を上げることの難しさにも苦しんできた。

 その呪縛を断ち切り,被害をなくしていこうという動きが,世界各地で広がる。代表が「#MeToo」運動だ。国内ではことし,性犯罪をめぐる無罪判決が相次いだことへの批判をきっかけに,泣き寝入りせず性暴力に抗議する「フラワーデモ」が始まり,いまも全国に波及しつづけている。伊藤氏が氏名と顔を明らかにして行動したことが,多くの被害者の背中を押したのは間違いない。

 この間(かん),伊藤氏にはネット上などで異常な攻撃がくわえられた。政権寄りの論者らが,安倍首相を取材した著作のある山口氏の応援にまわり,右派系雑誌には,伊藤氏の人格をおとしめる記事が掲載された。

 これに対し判決は,「伊藤氏は性犯罪の被害者を取り巻く法的・社会的状況の改善につながると考え,自身の体験を明らかにした」と述べ,その行動には公益を図る目的があったと認めた。名誉毀損(きそん)だという山口氏の主張は退けられた。

 曲折を経ながらも性犯罪に向けられる目は厳しさを増している。罰則を強化する改正刑法がおととし成立し,さらなる見直しの議論が進む。相談・支援態勢も強化されてきている。この歩みをより確かなものにし,被害者の尊厳を守る。私たちの社会が背負う重要な課題である。 

 

【参考画像】 負のレガシー」をお作りになられた「偉大なる日本国総理大臣・様」が,第2次政権在任中の7年間に蓄積してきた具体的な実績は,つぎの画像資料がその核心を的確に列記している。亡国の首相たるゆえんである。

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 【未完】「本稿(3)」はこちらへ,⇒  https://socialsciencereview.hatenablog.com/entry/2019/12/21/075250

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