アベノポリティックスとアベノミクスの虚構が最終的に証明される時期,産経新聞の世論調査が安倍政権支持率で「マイナス10ポイント差」

アベノポリティックスとアホノミクスの終焉,安倍晋三が首相として居座れば居座るほど急激に悪化する日本の政治・経済,産経新聞世論調査で安倍政権支持が大きく逆転し,マイナス10%差


  要点:1 「ガキ大将の器」でもない「世襲3代目の大▼カ政治家」が,2010年代からずっと,この日本という国家を3流にまで貶めてきている

  要点:2 安倍晋三という政治屋の総理大臣は,早く追放しておかないと,この国の退廃・腐敗はますます重篤になる

  要点:3 この国は長らく「アベノウイルス」に患ってきたが,とうとうその致命的な病状が現象しだした

 
  2020年2月中旬,朝日新聞日本経済新聞東京新聞世論調査

 1)『朝日新聞』の「世論調査―質問と回答〈2月15,16日実施〉」 asahi.com 2020年2月17日 19時52分,https://digital.asahi.com/articles/ASN2K6HCPN2KUZPS002.html

 ◆ 今の政治などについてうかがいます。あなたは,安倍内閣を支持しますか。支持しませんか。( )は前回1月の数値。

   支持する   39%(38%)

   支持しない  40%(41%)

   その他・答えない 21%(21%)

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 出所)この図表は,https://digital.asahi.com/articles/photo/AS20200217004308.html

  2)『日本経済新聞』の「世論調査(2月21~23日実施) 」nikkei.com 2020/2/23 19:30, https://www.nikkei.com/article/DGXMZO55990080T20C20A2MM8000/

   内閣支持 46%,不支持 47% で拮抗。

 不支持率が支持率を上回ったのは2018年7月以来,1年7カ月ぶりになる。

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 3)『産経新聞の報道,「安倍晋三内閣の支持率は,前回調査(1月11,12両日実施)より 8.4ポイント減の36.2%で,不支持率は 7.8ポイント増の46.7%だった。不支持率が支持率を上回ったのは平成30〔2018〕年7月以来,1年7カ月ぶり」『産経ニュース』2020.2.24 11:44,https://www.sankei.com/politics/news/200224/plt2002240007-n1.html   

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 4)『東京新聞の報道,「内閣支持率8ポイント急落41% 桜の会対応批判,共同調査」『東京新聞』2020年2月16日 18時47分,https://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2020021601001520.html

 共同通信社が2月15,16両日に実施した全国電世論調査によると,安倍内閣の支持率は41.0%で,1月の前回調査から8.3ポイント下落した。「桜を見る会」の疑惑に関し,安倍晋三首相が「十分に説明していると思わない」は84.5%と依然高く,首相の国会対応への批判が背景にあるとみられる。

 新型コロナウイルス感染拡大による日本経済への影響について「懸念」「ある程度懸念している」との回答が計82.5%に上った。

 支持率に関しては,森友学園問題をめぐる決裁文書改ざん発表後の2018年3月の調査で9.4ポイント急落して以来の大幅下落。

 5) 以上は,朝日新聞』『日本経済新聞』『東京新聞』は2月中旬段階に実施された世論調査の結果であったが,『産経新聞』のそれだけは下旬段階になって実施された世論調査であった。

 その間とくに,新型肺炎コロナウイルスの感染拡大が日本社会でも大騒ぎとなっていたなか,安倍政権の3バカ・トリオと揶揄されている「安倍晋三首相・加藤勝信厚生労働大臣・大坪寛子官房審議官」の3名は,この新型肺炎コロナウイルスの感染拡大に対する対応において適切かつ敏速な行動がとれず,非常に後手後手の対策しかできていなかった。

 とりわけ安倍晋三は,首相として立場にあるにもかかわらず,なるべく正面に出ず,逃げまわっているだけだという印象を避けえなかった。この人はいつも,肝心な局面に対峙すると国家の最高責任者としての任務をはたそうとしないで,隠れたがる習性をもっている。そういった印象を強く与えてきた。

 いずれにせよ,新型肺炎コロナウイルスの感染拡大という事態にとりくむべき立場にいるはずのこの首相の対応姿勢は,この「世襲3代目の大▼カ政治屋」の基本特性であったダメッぷりを,いまさらのように真正直にさらけだす始末になっていた。

 特定の一例にしか過ぎないが,参考になる情報として,こういうものがあった。「SNS上の書きこみだけなので真偽は分かりませんが,非常に説得力のある内容となっています」と断わったうえで,つぎのように紹介していた。

 私は大阪のある病院の職員です。職場のそこそこの規模の病院ですが,今現在コロナウイルス疑いの患者さんが数名入院されています。しかし,コロナ陽性→病院閉鎖→数億円の損害…となるのを恐れてかコロナ検査はしないとの方針でした。患者さんや職員を守るでもなく,病院の保身を優先しています。

 →  eiko (@eiko87107259) 2020年2月22日

 

 前々から病院の方針には疑問を呈すことが多かったですが,今回の対応については疑問と怒りが収まりません。なぜ早急に検査をして命を優先させてくれないのでしょう。昨日も外来にはたくさんの患者さんや面会者が来院されていました。命よりも経営を優先させる病院。病院名を公表したいぐらいです。
 →  eiko (@eiko87107259) 2020年2月22日

 註記)「大阪の病院職員が告発か!? 新型コロナウイルスの対応で怒り!『保身で損害を恐れてコロナ検査はしないと』」『情報速報ドットコム』2020.02.24 06:49,https://johosokuhou.com/2020/02/24/26161/


 補注)本ブログ筆者の知人である医師の話によると,東京都内の彼が勤務するある病院でもすでに,クルーズ船「ダイヤモンドプリンセス」において感染していた乗客を下船後に受け入れ,治療・観察中だという。だが,この病院に来院する患者たちにはしらされていない。この話は,つぎの資料によって推測すると,「入院」の項目(右上)に分類された「乗客・乗員;691名」の「現在における居場所や行先」に関するものと思われる。

 

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 6) 上段における『情報速報ドットコム』の記事は,「大阪の病院に勤務している職員を名乗る方が,ネット上に告発情報を書きこんでいるとして話題になっています」といい,そのうえで「告発情報とみられる書きこみには,『職場のそこそこの規模の病院ですが,今現在コロナウイルス疑いの患者さんが数名入院されています。しかし,コロナ陽性→病院閉鎖→数億円の損害……となるのを恐れてかコロナ検査はしないとの方針でした』と書いてあり,大阪の病院が損害を恐れてコロナ検査を強く拒んでいるとのことです」とも説明していた。

 というごとき事態の推移もあるなかで,前掲の世論調査のうち,もっとも直近に実施された「【産経・FNN合同世論調査内閣支持率急落,1年7カ月ぶり不支持上回る,新型肺炎「不安」85%」(2020.2.24 11:44)」という報道が,安倍晋三とこの内閣に対する世論の評価としては,「2月の中旬から下旬になって新しく出てきた変化」を,あらためて表現しているといえなくもない。

 ともかく「産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)は〔2月〕22,23両日に合同世論調査を実施した」「安倍晋三内閣の支持率は,前回調査(1月11,12両日実施)より 8.4ポイント減の36.2%で,不支持率は 7.8ポイント増の46.7%だった。不支持率が支持率を上回ったのは平成30〔2018〕年7月以来,1年7カ月ぶり。一方,肺炎を引き起こす新型コロナウイルスへの政府対応については『評価する』との回答が46.3%だったのに対し,『評価しない』が45.3%で評価が分かれた」というふうに,同社による最新の世論調査の結果を報じていた。

 ふだんは,安倍晋三とこの政権に対しては腰巾着・幇間・太鼓もちの役目を遺憾なく発揮している産経新聞社であっても,このように2月の下旬時点で実施した世論調査の結果,「支持36.2%・不支持46.7%」は隠すわけにもいかず,正直に報道している。

 『日本経済新聞』(蔑名・日本財界新聞)や『ゴミ売り新聞』(本名・『読売新聞』)については,さておくべき要素もないわけではないが,産経新聞(惨軽新聞)が,一番早くといったらいいのか,支持と不支持の比率差が10%(も)出た安倍晋三政権に対する世論の動向を報じていたわけで,産経新聞だからといって「眉につばを着ける」前に,これはこれなりに注目してよい記事になっていたはずである。

 

  ほぼ安倍政権倒閣に向けた論調を挙げはじめた『朝日新聞

 『東京新聞』も明確に安倍政権に対しては「お辞めになったほうが無難ですよ」という社説を書きはじめているが,『朝日新聞』もその方途を同じに明確に示している。さきまわりして断わっておくが,安倍晋三が最近おこなっている政治手法は,某国の独裁指導者がやっている為政とまったく同一である。「オレが口に出していったことが最大の真実だ,国家基本の方針だ」というのであれば,国会も選挙も民主主義も要らない。もっとも,かの国でも国名は「民主主義人民共和国」と銘打っていた。いつから,この日本は安倍「お一人さま用:民主主義」のための「独裁・共和国」(?)になったというのか?

 

 1)『朝日新聞』「社説」2020年2月26日朝刊

 ※ 検察の人事 首相の責任で撤回せよ

 東京高検検事長の定年延長問題をめぐる,その場しのぎで支離滅裂な政府の対応は,国の統治システムが崩壊の危機に瀕していることを如実に物語る。今日〔2月26日〕衆院予算委員会の集中審議が開かれる。安倍首相は混乱の責任を認め,今回の人事をすみやかに撤回すべきだ。

 経緯をたどれば,子どもでもそのおかしさが分かる。

  2月3日 検察庁法に定年年齢が明記されているにもかかわらず,1月31日の閣議で延長を決めたことについて,森 雅子法相が国会で「国家公務員法の規定を適用した」と答弁

    10日 「同法は検察官に適用されない」との政府見解があることを野党議員が指摘

    12日 人事院の局長がこの見解について「現在まで同じ解釈を続けている」と答弁

    13日 首相が「今般,適用されると解釈することとした」

    19日 人事院の局長が,先に答弁した「現在」とは1月22日のことだったと修正。誤った理由       は「ついいい間違えた」

    20日 解釈変更の証しとして人事院が示した文書に,日付がないことが判明。法相は「必要な       決裁をとっている」と答弁

    21日 法務省の事務方が予算委理事会に「日付を証拠づける文書はない」「口頭による決裁を       経ている」と説明

    25日 法相が会見で「口頭でも正式な決裁だ」と表明

 法を踏みにじり,行政の信頼を担保する文書主義もかなぐり捨てて,つじつま合わせに狂奔しているというほかない。

 補注)いまから60年近く前であったが,関西喜劇の大御所だった花菱アチャコが,漫才としてつぶやき大流行させた文句が「もう,ホンマに滅茶苦茶でごじゃりまするがな」であった。

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 出所)花菱アチャコ横山エンタツhttps://mag.japaaan.com/archives/68439/2

 安倍晋三の第2次政権は,モリ・カケ「学園問題」からはじまってサクラを「見る会」に至る各種・各様のデタラメ,民主主義の基本手順などハナから蹂躙してきた政治のやり方は,彼自身のみならず国家体制全体を,つまりは,その法的秩序という基盤そのものからすべて破綻させるという,大犯罪的な恣意:好き勝手を強行してきた。

〔記事:社説に戻る→〕 その「主役」が,基本法を所管し法秩序の維持を使命とする法務省である。強大な権限をもつ検察には厳正公平がなにより求められる。自分たちの足元を掘り崩している認識はあるのか。相談を受けたとされる人事院内閣法制局も,一定の独立性をもって,内閣に意見をいい,おかしな動きにブレーキをかける役目を担う機関だ。職責への誇りを見失ってはいないか。

 首相や菅官房長官は,定年延長は法務省の要請を聞き入れただけで,責任はすべて同省にあるかのような態度をとる。国民を愚弄(ぐろう)してはいけない。このような措置が官邸の意向抜きでおこなわれることなどありえないと,誰もが見抜いている。

 官邸の専横や脱法的な行いが答弁の破綻を招き,責任を押しつけられた官僚は,虚偽の説明や文書の隠匿,はては改ざんにまで手を染める。現政権下でなんども目にしてきた光景だ。

 感染症の広がりを前に,政権のあらをいつまで追及するのかとの声がある。だが政権への信頼がなければ,どんな政策も遂行することはできない。まさに信無くば立たず,である。(引用終わり)

 安倍晋三という政治屋に「信無くば立たず」という格言を教えたところで,はたして,この人にあってはその意味が理解できそうには思えない。彼には,こういう過去の「生まれと育ち」に深く関連する記録があった。

 みずから「右翼の軍国主義者と呼ぶなら呼べばいい」と公言し,タカ派色をむしろ前面に押し出す安倍首相。それにより,いわゆるネトウヨや対外強硬姿勢を支持する保守派の喝采を浴びてきた。

 

 一方で,国会では数に頼った強引な政権運営が目立ち,党や内閣の人事では「お友達」と呼ばれる側近ばかり登用していると批判される。強気と弱気が混淆したような特異なキャラクターは,永田町で「ガラスのシンゾウ(心臓・晋三)」とも称される。晋三少年は幼いころ,いったいどんな少年だったのか?

 

 ウメは両親が不在がちだった安倍家の幼い兄弟にとって,母親代わりの存在だった。晋三少年はいつもウメに「おんぶ」をねだり,中学生になっても彼女のふとんに潜りこんできて,「こっちのほうが,あったかいや」と甘えたという。

     

             f:id:socialsciencereview:20191212150020j:plain

 

 甘えん坊で頑固,自分の思いどおりにならないと癇癪を起こした晋三少年は,ウメを手こずらせた。いたずらなら,まだいい。問題は学校の宿題をやらないことだったという。

 

 「『宿題みんな済んだね?』と聞くと,晋ちゃんは『うん,済んだ』と言う。寝たあとに確かめると,ノートは真っ白。それでもつぎの日は『いってきまーす』と元気よく家を出ます。それが安倍晋三でした。たいした度胸だった。

 註記)「首相・安倍晋三の養育係を独占取材した"唯一無二のバイオグラフィー" 『安倍晋三 沈黙の仮面』」『小学館』2016.3.15,https://www.shogakukan.co.jp/news/136812

 ところで,ウメさんは安倍晋三に「箸の正しいもち方」は,教えていなかったらしい。それで,あのもち方であった。とにかく,国会の舞台における安倍晋三の行動様式は,ウメさんの説明した「アベ像」からも容易に類推できる。この類推は子どもから大人への成長段階を逸していた「アベ君の姿」も示唆している。

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 出所)左側画像,https://twitter.com/hashtag/箸が持てない人間を信用するな

 出所)右側画像,https://twitter.com/hiroshimatsuur2/status/1140210892618915841

 安倍晋三の基本的な政治手法である「やってる感」は,北朝鮮による日本人拉致問題の継続的な未解決状態にも端的に明示されているように,内政も外交もその「感」しか産出できていなかった。実際のところ,「彼の政治家としての実力」がもたらした成果といえば,日本の政治そのものの破壊,民主主義の溶融だけであった。

 「学校の宿題をやらないこと」だとか,宿題の「ノートは真っ白」とかであっても,翌日は「元気よく家を出」る「子どもの時の安倍晋三」は「たいした度胸だった」といわれているが,これは,首相になってからの彼の立場にとってみれば,あくまで「安倍1強〔凶・狂〕政権」という条件に支えられて発揮できるものでしかありえなかった。

 つまりは,内弁慶になるその度胸のありかでしかなかった。だから,外交の舞台では「トランプにひたすら追従するばかりで,プーチンには弱腰一方で完全に舐められてきた」。「外交の安倍」と自慢したがっていたが,実体はその程度であり,「吹けば飛ぶような男」でしかなかった。

 要は,安倍晋三君に度胸はあったとしても,これは仲間内だけにおいて通用するそれであって,国会のなかでもその度胸を正式に認めてもらえるような演技はできていない。もともと,政治家としての実力などなかった。「やってる感」を仮想次元において膨らませるだけの話題作りに終始してきた政治屋であった。

 だから,このたび襲来してきた新型肺炎コロナウイルスの感染拡大は,「アベ君の〈やってる感〉」など,いっさい忖度することなしに展開している最中。


 2)「〈多事奏論〉首相の『後退戦』 領収書は上様でヨロシク 高橋純子(編集委員)」朝日新聞』2020年2月26日朝刊13面

 a) この多事奏論を書いた編集委員高橋純子の論説は,明らかに前段に引用した社説のほうとタッグを組んでの,しかもこちらからなりに側面攻撃(論難)を放っている。『朝日新聞』は社の立場として本気で安倍晋三に向けて議論を集中させている。

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 出所)高橋純子,https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/220001

 もっとも,安倍君のほうがこのような議論にまともに反応して対峙し,応戦することなどありえない「相談」であった。度胸はあっても,ド・ヘリクツは小学校水準以下である彼の「政治家としての資質」に対して,そのような期待をすることじたい間違っている。この1点にかぎっては,どの新聞社の記者たちであっても,先刻十分に理解している。が,ともかく高橋の論説を以下に引用する。

 --いま国会の首相から目が離せない。彼史上,最高のパフォーマンスを発揮していると思う。いい方をかえれば,彼史上,最大のピンチなのかもしれない。森友・加計学園問題の時は絶体絶命のピンチかと思われたが,官僚やお仲間の政治家らに「パス」をこまめに回し,最後は解散・総選挙に打って出て逃げ切りをはかった。はかられた。

 しかし「桜を見る会」の前夜祭について国会で答えられるのはひとり。ゆえに集中力がハンパない。繰り出される怒濤のごとき支離滅裂,相手のわずかな隙も見逃さない,責任転嫁と当てこすりの波状攻撃。それでもジリジリと後退を余儀なくされている。あきれさせるが,飽きさせない。

 国権の最高機関たる国会で,うっかり八兵衛柳生十兵衛に挟まれたみたいな高級すし店の名を,時の首相が野党議員を攻撃するため連発するというのも地味にすごい。「きゅう」と発音する刹那(せつな),唇がツンとかすかにとがる。三角にした目とのアンバランス,間の抜け具合がたまらない。

 アルコール消毒した手で穴(ANA)きゅう巻きをつまみつつ,この7年余で初となる首相の後退戦をじっくり観戦したい,観戦するつもりでいた。なのに,ったく。穴きゅうはあと二切れ残っている。でも,いかねば。

 大将,お勘定。領収書の宛名は上様で。

  * * * * * * * * * * *

 b)「意味のない質問だよ」 私がすし屋を出たのは,首相のヤジに度肝を抜かれたからだ。これまでのヤジとは次元が異なる,というか,これは立法府に対するあからさまな攻撃である。

 「早く質問しろよ」。5年前,同じ議員に対して吐かれたヤジも相当ひどいが,質問を促してはいる。「日教組」「共産党」。これは単に幼稚な「悪口」(首相にとっては)なので,ヤジと呼ぶしかない。だが行政府の長が「全国民の代表」たる議員の質問の中身に踏みこみ,意味がないとこき下ろす……退場! 心のホイッスルが鳴る。

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 出所)https://ameblo.jp/kin322000/entry-12543887975.html

 首相が強気なのは,新型コロナウイルス対策という「盾」があるからだろう。私は忙しいのだ,桜の議論になんか付き合っている暇はないのだという趣旨の主張を折に触れしている。「非生産的な,あるいは政策とは無関係の議論を長々と続ける気持はまったくない」なんてね。

 しかしこれは,ウイルスの「政治利用」では? 違うというなら,〔2月〕16日の対策本部を欠席し,地元の新年会などを優先した,なんとも「生産的」な文部科学相,法相,環境相のことをどう説明するのか。叱責した? 罷免(ひめん)する? 自己都合で「生産的」と「非生産的」をいったり来たりの脳内コネクティングルーム。部屋,分けろよ。

  * * * * * * * * * * *

 c)「信じていただけないなら,そもそも予算委の質疑が成立しない」 前夜祭の会場だったホテル側に書面で回答を求めるよう迫られた首相がこう答弁するのを聞き,木皿泉さん脚本のテレビドラマ『野ブタ。をプロデュース』のあるシーンを思い出した。

 酔っぱらいを殴ったと誤解され,警官に「信じてください」といっても「みんなそういうのよ」ととりあってもらえない主人公に,コワモテの町内会長が説く。「世の中っちゅうもんはな,ホンマかどうかなんてどうでもええんや。信じてもらえる男か,信じてもらえへん男か,そのどっちかや」。

 それよりもなあ兄ちゃん。説諭は続く。「どん底に落ちても人生終わりとちゃうど。落ちても人生続くど。人生はなかなか終わってくれんど」。そうなのだ。「盛者必衰の理(ことわり)」は理解しているつもりでも,必衰したあとも人生は続くことを,私たちは忘れがちだ。

 信じてもらえない人間として咲き続けるのか。信じてもらえる人間として散るのか。首相,人生の見積書へのサインを,どうぞ。(引用終わり)

 この文章,皮肉やあてこすりもふんだんに駆使して徹底的な議論=批判を繰り出している。そして,安倍晋三という「首相の辞任」のみならず,「議員である立場からの引退」を勧奨する “むすび” を書いていた。

 2012年12月26日に安倍第2次政権が発足して以来,この首相の「やってる感」に関してだけならば,そのいくつかは実現させてきたかもしれないが,ともかくこの政権は,本日でちょうど7年と2ヵ月を迎える日付になっていた。

 冗談にもならず,笑う余裕さえ全然もたせてくれない「安倍晋三の悪政・失政」が,延々と今日まで継続されてきた。その間,やらなくてもいい・ならなくてもいい国家じたいの疲弊・腐朽ばかりが,アベの幼児的な豪腕(?)によって急速に進展・深化させられてきた。

 本日:2020年2月26日『日本経済新聞』朝刊は,37面「社会」のなかで新型肺炎コロナウイルスの感染拡大対策に苦慮している地方自治体が,「『地域丸ごと休校』」戸惑い  新型コロナ近隣校で感染なら?  知事『国は判断丸投げ』」ではないかと報じていた。

【関連記事の紹介】 

   安倍首相は会見を加藤厚労相に丸投げ

         国民に「集まりは控えろ」の一方で自分は懇親会へ ★
     =『リテラ』2020.02.26 07:45,https://lite-ra.com/2020/02/post-5276_3.html

 

 「安倍政権のコロナ基本方針に絶句! 検査受けられない体制は続行,休業・休校しても補償なし,安倍首相は会見もせず懇親会へ」

 

 いや,これはPCR検査の問題だけではない。今回決定した基本方針では,企業に対して発熱などの症状がある社員には休暇の取得を勧めることを呼びかけたが,その休業基準を示さなかったどころか,企業や社員に対する休業補償のためにどれほどの予算措置をおこなうかなどの具体的な話には,まったく踏みこまなかったのだ。

 

 また,萩生田光一文科相は「市町村単位で複数の感染者が出ている場合,思い切って,市,町の学校ごと休むことも選択肢に入れてほしい」などと述べたが,休校措置がとられたさいの保護者に対する支援策や補償策は示されていない。

 

 「瀬戸際」だというのに,補償策も出さずに国民や企業,自治体に責任を丸投げする……。これは明らかに政府の責任放棄であり,これで感染の収束などできるはずがない。

 

 そして,それは国のトップの態度からもはっきりしている。日本と同じく感染が拡大している韓国の文 在寅大統領は昨日〔2月25日〕,感染が広がる大邱市を訪問し,「政府は軍,警察までも投入して民間医療関係者の支援を含めた総力支援態勢を取っている。きょう夕方からは首相が中央災難(災害)安全対策本部長としてここに常駐し,現場の陣頭指揮を執る」と宣言(『聯合ニュース』2月25日付)

 

 一方,安倍首相は対策本部で基本方針の決定をおこなったが,記者会見も開かずに加藤厚労相に対応を任せきりにし,17時すぎからは都内のザ・キャピトルホテル東急の宴会場で開かれた自民党と各種団体の懇談会に出席して挨拶をおこなっている。

 

 国民に「不要不急の集まりは控えろ」「飲み会や立食パーティを控えろ」といいながら,自分は宴会場での懇談会にノコノコ出かけて挨拶する。この男に,もはやなにを期待しろというのだろうか。

 なんといっても,今回の新型肺炎コロナウイルスの問題はアベノポリティックス風の「やってる感」だけでは,なにも対応できるわけがなかった。要は「非生産的」とかわざわざ形容していう以前の問題なのであった。安倍晋三という稀代の「総理大臣の本性(本質的な限界あるいは無能力さの輝度)」は,ここに来てきわまれりという具合になってしまった。

 要はいつものように,なにかを誤魔化しつつやりくり算段することすら,おぼつかない段階にまで安倍晋三は追いこまれている。しかもたいそうまずいことに,こうした現状は安倍君にとってしたら,もっとも不得意とする事態を意味していた。

 逃げるが勝ち? 三十六計逃げるに如かず? だが,安倍君,いまの日本の政治と経済は,そういう段階・状況などにあるのではない……。

 アベノミクス「いま,いずこ」?

 アベとともに去りぬ……。

となったとしても,「しかし,時すでに遅し」なのである。

 

 【参考記事】

 ※-1「〈怯むなANAホテル!  ウソと詭弁を終わらせろ〉作家・中村文則氏 国民の命にまで…安倍政権はもう限界だ」日刊ゲンダイ』2020/02/26 06:00,https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/269515〔~ /2〕


 以前のモリカケ問題の時,政権に好意的な人たちも,首相たちのいいわけがすべて本当と思った人は少なかったのではないか。政権を表面的には擁護しながらも,首相たちもまあ反省するからよくなると思った人もいたのではないか。だが反省もなにもなく,むしろ悪化し現在の桜問題につながった。

 モリカケの時,こんないいわけをする首相を各国首脳は信用できないし,拉致問題北方領土も解決するわけがないと思ったがやはりそうだった。忠犬と見間違うほどみっともない一部マスコミを使い盛り上げ期待させ,現実はなにも進んでないばかりか後退した。「外交の安倍」ともち上げていた記者たちはいま,どんな顔でご飯を食べているのだろう。

 そして今回の新型肺炎の杜撰な対応。クルーズ船での現場のスタッフたちは懸命に働いたはずで頭が下がるが,初めに全員検査をしなかった国の方針が完全に間違っていたため悲惨な結果になった。海外メディアも船周辺に集結し,世界に恥をさらした。

 世界中の専門家たちが間違っていると指摘するなかで,適切だったとモリカケや桜問題と同じように政権はいい,結果,船内から死者を出し下りた乗客の方に陽性反応が出た。そしてモリカケと同じように反省もせず改善も成長もせず,適切適切といいながらまたつぎの惨劇を生むだろう。

 拉致問題と同じようにやってるイメージだけまき散らし,メディアや応援団を巧妙に使いクルーズ船をはじめとした新型肺炎の対応の不備も誤魔化しつづけ,嘘もつきつづけるのではないか。

 税金をドブに捨てるほどの無駄遣い,国家の私物化の領域を越え,とうとう国民の生命の危機の領域まで現政権の弊害が入りこんできた。保健所で新型肺炎の検査が拒否されているという各地の訴えはなにを意味するのか。いったいなにをやっているのか。

 もうマスコミは忖度するな。実体よりイメージを優先するこの政権はもう限界だし,そもそも誕生するべきではなかった。

 

 ※-2新型コロナウイルスが感染拡大の瀬戸際なら,検事長定年延長の『口頭による決裁』は民主主義崩壊の瀬戸際だろう!!」『くろねこの短語』2020年2月26日,http://kuronekonotango.cocolog-nifty.com/blog/2020/02/post-987d08.html

 

 ※-3 「安倍内閣は途轍もなく無能で無責任である!」『半歩前へ』2020年02月25日,https://kot8asb9070.at.webry.info/202002/article_161.html

 

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