子どもの「裸の王様」である日本国総理大臣安倍晋三君

安倍晋三というこの子ども総理大臣の全能感,森羅万象「理解」において,自分が絶対に正しいのだと想念できる「悶絶的に究極」の「その狂態の本性」は,国民たちにとって最大・最悪の政治的危機を意味しつづけてきた


  要点:1 この大事な時期にまだこの「世襲3代目の大▲カ政治屋」が首相である

  要点:2 戦争中の東條英機に比較するほどの価値すらない “岸 信介の外孫だ” という総理大臣の「国家指導者としての欠落事項」を実証するためにこそ,いままで総理大臣をやってきた安倍晋三君である,この国の民たちにとってみれば,最高に最狂である「安倍1強〔凶〕」が終わらないかぎり,不幸・不安・不運は昂進するばかりである 

  要点:3 ヒトラーどころか,ムッソリーニはむろん,チャウシェスクの足下にも及ばない「幼稚で傲慢」「暗愚で無知」「粗暴で欺瞞」の「初老の小学生・ペテン総理」が,いま,この日本国をさらに破壊しまくる現状

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  出所)「データとグラフで見る新型コロナウイルス」『日テレNEWS』2020年3月31日,https://www.news24.jp/archives/corona_map/index2.html  棒グラフは3月30日分まで表記されている。

 

  髙橋洋一が安倍晋三「政権」を叱るために書いたという本,同床異夢の識者の繰り言・戯れ言

 a) 髙橋洋一『髙橋洋一,安倍政権を叱る!』悟空出版,2020年3月は,現状のごときどうしようもない日本国破壊者である安倍晋三に向かい,まだ陰ながら応援したい(もしかしたら髙橋洋一自身のために書き残しておきたい)書物である。本書の宣伝用「内容説明」は,安倍にエールを送る文句として「消費増税新型肺炎,五輪消滅?  もう黙っていられない!  大不況に向かう日本,それでも『奥の手』はある!」と叫んでいるけれども,岸 信介の「孫の手」にふさわしい悪手ばかり果たしてきた現総理大臣に,いったいなにを期待しろというのか?

 髙橋洋一自身が日銀総裁をやりたがっていると邪推でもしておけばいいのかと,勝手に想像してみるが,モノには加減というか限度というものがあるはずで,安倍晋三という「世襲3代目の大▲カ政治屋」に期待などとしたら,裏切られるに決まっている。その証拠となる「事実の経過」は,とくに第2次政権の足かけ9年によって,これ以上ないといってくらいに,ひどい結果を累積してきた。髙橋洋一が安倍晋三を叱る程度でもって,日本の政治・経済がもちなおせるならば,特別に世話などはない。

 髙橋洋一の上記の本が発刊されているが,『週刊朝日』2020年4月10日増大号が,本日3月31日に発売されている。その目次に,安倍晋三を政治的に育ててきたはずの「元首相の小泉純一郎」が登場し,つぎのように語ったという。

 b) 目次のうちに主要記事である「総力特集 コロナ『世界事変』」が出ている点はさておき,「小泉純一郎氏が最後通告 独白60分」で語ったは,「安倍さんは辞めざるをえない」という点であった。

 当然,安倍晋三は首相をいま辞めたほうがいい,といった先輩政治家の忠言であるが,この子ども総理大臣が小泉純一郎のいうこことを素直に聞くとは思えない。この安倍晋三君を実践的に政治家(屋)として育てた責任者の1人が,ほかでもない小泉純一郎であった。

   ★ 小泉純一郎氏がついに最後通告!「安倍さんは辞めざるを得ない」週刊朝日の独占インタビュー60分- ★

 =『週刊朝日』4月10日増大号(3月31日発売)=

 

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 世界中を襲った「コロナ事変」。東京五輪の約1年延期が決まった途端,日本列島で感染者が急増しています。しかし,国会では「森友」公文書改ざん問題にかかわって自殺した近畿財務局職員の“遺書”や安倍昭恵夫人の「桜を見る会」などをめぐって紛糾。ついに安倍晋三首相の政治の師匠,小泉純一郎氏が最後通告をしました。 

 

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 週刊朝日小泉純一郎氏を60分にわたり,独占インタビュー。コロナ騒乱,五輪延期,安倍首相の4選などについてズバリ,聞きました。小泉氏が「ひどいじゃないか」と語気を強めたのは,森友学園に絡む公文書改ざん問題。自殺した近畿財務局職員の手記を読んだ上で,「安倍さんは辞めざるをえない」とその責任を熱く語りました。

 註記)『ASAHI 朝日新聞出版』https://publications.asahi.com/news/1353.shtml

 c) また,「新型コロナウイルスの感染拡大」問題にかかわっていると思われるが,『週刊朝日』の目次のなかには「再選狙う小池百合子都知事 都議会自民党から総スカン」という文字も躍っている。

 この「緑のたぬき都知事は,3カ月あとに予定されている都知事選挙を強く意識してなのか,2020東京オリンピックの1年延期が決まった直後の3月25日から,俄然と演技を開始しだしたさい,その演目となったのが,コロナウイルスに対する防疫問題であった。それ以前まで小池が記録してきた発言と比較して,その25日からの言動は不自然さと唐突さを充満させていた。

 補注)東京都選挙管理委員会は2020年3月13日,来〔2021〕年の任期満了に伴う都知事選の日程を6月18日告示,7月5日投開票とすることを正式決定している。小池百合子知事の任期は来年7月30日まである。

 小池百合子都知事は3月23日の時点で,新型コロナウイルスの大規模な感染拡大が認められた場合,「首都の封鎖(ロックダウン,lockdown)ありうる」と表明し,都民に対して大型イベントの自粛などを求めていた。都知事はまた,「この3週間,オーバーシュートが発生するか否かの大変重要な分かれ道である」と言明していた。

 今日は3月も末日の31日であるが,2020東京オリンピックの1年延期が決まると,知事選に気になるらしい彼女は,いやに演技がかったふうに映る言動をしだしていた。もっとも,都民や周辺県の「都民同等」の人たちは,それほど小池の自粛要請を真剣には受けとめていない感もある。

 d)「夜の酒場,入店自粛を要請 小池知事,拡大防止策で業種例示」『東京新聞』2020年3月30日 21時48分,https://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2020033001002458.html

 東京都の小池百合子知事は〔3月〕30日,新型コロナウイルス感染拡大を受けて記者会見し,「接客を伴う飲食の場で感染を疑う事例が多発している」として,ナイトクラブやバーなどへの入店を当面,控えるよう都民に呼びかけた。拡大防止策として従来求めていた夜間外出自粛の要請をさらに強化し,業種を例示してとくに注意を求めた。

 

 小池氏は対象の飲食店の例として「若者はカラオケやライブハウス,中高年はバーやナイトクラブ」を挙げ,「密閉空間,密集場所,密接会話といった条件が重なる場所だ」と強調した。30日の感染者は13人だったが,都は「検査件数が少なかったため」と分析している。(共同)

 東京都の問題だけでなく,政府の指導による「検査件数は少なく」,いままでは95%以上は抑えこんで検査させていなかったというのだから,いまごろになってパンデミックの襲来(すでに到来?)に警告を発したところで,これが自粛要請に留まるようでは,十分な効果は期待できない。

 要は「自粛要請」から「都市封鎖」に事態が進んだら,都知事としての責任・義務としてなにを,さらに実施することになるのか,小池百合子自身が事前に明確にその内容(概要や計画)を示しておく必要がある。ところが,このあたりはひたすらおトボケ状態であるから,その点ではまだ準備不足のまま,無責任な演技に終始している。


  安倍晋三君が総理大臣を即刻辞めなくてはいけない基本的な理由

 「政権,際立った『国会軽視』 検察定年延長・桜を見る会・森友文書改ざん 後半戦へ」『朝日新聞』2020年3月31日朝刊4面から引用する。

 --2020年度予算が〔3月〕27日に成立し,通常国会の論戦は後半戦を迎える。桜を見る会や東京高検検事長の定年延長,森友学園をめぐる公文書改ざんといった疑惑は晴れず,国会を軽視する政権の体質もあらわになった。新型コロナウイルス感染症対策でも,国会が事後検証するための「記録」作成に消極的な姿勢が目立つ。

 この記事内に設けられた〈小見出し〉2項目のうち,最初の「ないがしろ・重視,答弁『二重基準』」からは大部分引用しないで後段で少しとりあげることにし,つぎの「資料提出・調査も拒否」を,さきに全文引用する。

 --「答えない」と一度決めたら,徹底的に拒否する姿勢もきわだっていた。桜を見る会の夕食会で,野党は会費5千円が「安すぎる」と疑問視。明細書の提出を求めたが,首相はホテル側の「営業の秘密」をたてに拒みつづけた。検事長の定年延長問題では森氏が「個別の人事」を理由に答弁拒否を繰り返す。

 補注)一連の安倍晋三疑惑は,そのひとつだけに対してでもまともに返事をして答えたら,安倍政権を空中分解させる爆発力がある。それゆえ,当人は完全黙秘に近いかたちで国会に挑んでいる。それほどひどい「独善と欺瞞に満ち満ちた身勝手な為政」を,彼は積み重ねてきた。

 「安倍1強〔凶・狂〕」の弊害が,いまでは日本中に浸透している。だが,この総理大臣はよくがんばりつづけていて辞めない。2020東京オリンピックは1年延期になったが,彼はどうしても,この晴れ舞台に立つつもりである。 

 なにせ,安倍晋三君には日本を壊す才能はあっても,なにかに創造的に貢献するという業績・成果は,さっぱり出せなかった。だからせめて,オリンピックだけはというその気持は理解できなくもない。もっとも,そういった総理大臣の存在じたいが,日本国民たちにとっては大きな迷惑であり,端的にいえば災厄である。

〔記事に戻る→〕 森友学園の公文書改ざん問題をめぐっては,改ざんを苦に自殺した近畿財務局職員の手記が公表され,野党は「新しい事実がある」と再調査や第三者機関の調査を要求。しかし,首相は,応じていない。

 公文書による「記録」を重視しない姿勢も続く。定年延長の法解釈変更では,森法相は「口頭決裁」を国会で明言。文書が残っていれば「後付けで法解釈変更をおこなった」とする疑問を払拭できるのだが,証拠となる文書は示さないままだ。

 〔そして〕新型コロナウイルス感染症対応でも「記録」に後ろ向きだ。

 政府は感染症拡大を「歴史的緊急事態」に指定し,政策の決定・了解がおこなわれた場合の議事録保存を義務づけた。しかし,一斉休校の要請などを実質的に決定した「連絡会議」について,首相は「基本的には省庁が私にブリーフ(報告)をおこなうもの」として,詳細な議事録作成に消極的だ。記録を残さなければ,政府が下す判断の是非を国会が検証できなくなる。(引用終わり)

 以上に引用した記事のなかには,安倍晋三自身が「公文書作成の義務から逃げまくる理由」も記述されていた。以下には,その全部は引用しないと断わってあったが,記事内の小見出しとしてはさきに出ていた「項目」から,つぎの部分だけを紹介しておく。

 国会答弁が軽く扱われる一方で,首相がみずからの答弁を重くとらえる「二重基準」も垣間みえた。首相後援会が主催する「桜を見る会」の夕食会についての質疑。首相は野党が求める文書の提出を拒み,こういい切った。「私が話しているのが真実。信じていただけないならば,そもそもこの予算委員会が成立しない」

 この発言を聞かされた他者が唖然とさせられなければおかしい。もっといえば,この人は神経がどうにかしたのかとまで疑われて当然。つまり「安倍晋三=私」が「真実だ」と「宣った」のである。これはもう,天上の世界での発言でなければ,ほとんど狂気にもとづいた《全能感の発露》である。この国の首相はいままでも,観てはいられない・聴いてもられない言動ばかりしてきたが,なによりも非常にまずいことに,当人にはその自覚症状がまったなく,おのれの立場が「真実」だという狂信が,ただ一方的に宣言されていた。

 

 『リテラ』が批判する安倍晋三とこの政権の惨状

 1)「独裁者の本音が次々露わに!  安倍首相の安保法制トンデモ発言ランキング〈第4位~第1位〉」『リテラ』2015.07.16 07:00,https://lite-ra.com/2015/07/post-1292_3.html から第1位だけ紹介する

 ★ 第1位 「われわれが提出する法律についての説明はまったく正しいと思いますよ。私は総理大臣なんですから〔❤〕」(2015年5月20日,国会党首討論で)。

 

 ♠ 俺がいってることは正しいのだから正しい! まさにファシスト! さようなら民主主義

 やはり,栄光の第1位はこれをおいてないだろう。ほかでもない “安倍ファシズム宣言” だ。〔2015年〕5月20日の国会での党首討論会では,共産党志位和夫委員長とのポツダム宣言をめぐる攻防が話題となったが,むしろ見逃してはいけないのはこっちのほうだ。

 補注)安倍晋三ポツダム宣言を読んだことがないらしく,また,広島・長崎への原爆投下とこの宣言との時系列的な前後関係が判別ができていなかったらしく,トンデモな大恥をかいていた。もっとも,当人はその大恥という感覚すらもたないで済む首相であったから,ここまで来ると「ほとんど子どもの裸の王様」同然である。

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 煮え切らない首相の答弁に,民主党岡田克也代表が「なにひとつ納得できない。間違っていますよ!」と怒りをあらわにしたことに買い言葉の安倍首相。「なにをもって間違っているといっておられるのかわかりませんが,われわれが提出する法律についての説明はまったく正しいと思いますよ」とをまくしたて,そして小バカにしたように吹き出しながらこうつづけた。「私は総理大臣なんですから」(笑)。 

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 出所)「〈言葉から考える安保国会〉私が総理大臣 リーダーシップか独裁か」asahi.com 2015年7月5日,https://digital.asahi.com/articles/DA3S11842552.html

 補注)安倍晋三という「世襲3代目の大▲カ政治屋」に「リーダーシップか独裁か」と問うてもむなしい感じがする。ともかく,『リテラ』の記事にもっと語らせてみたい。

 

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  出所)https://togetter.com/li/824251

 まさかの「俺が法律だ」宣言である。もうあきれ果ててツッコむ気にもなれないが,安倍首相の民主主義観というのは,つまり「一度選挙で選んだら国民は白紙委任して黙っておけばいい」ということだろう。そう考えてみると,今回の安保法制法案について,国民の理解が進まないのは,法案の内容が複雑だからでも,政府の説明が下手だからでもない。ひっきょう,安倍首相が国民のことなどどうでもいいと思っているからだ。おとなしく俺のいうことに従っておけばいい,と。

 いかがだっただろうか。こんな人間がいま,日本国行政のトップに君臨しているのだ。(引用終わり)

 この『リテラ』の記事から早5年近くもの時が経過している。日本の政治が悪くならないわけがない。実際,さらにどんどん悪くなってきた。

 なんといっても,以上のごとき安倍晋三の首相としての発言は,完全に幼児次元に留まる性質としてしか理解しようがない。「ダダをこねる幼児のことば」と同類・同質である。「こんな人」がこの国の代表者である。「やってられない状態」が,だが,2020年3月末日のいまもなお継続中である。冗談にもなりえない『恐ろしい日本の政治』になりはてている。

 次項の 2) はさらに『リテラ』の記事の引照となり,前後して同じ論点を行き来する記述となるが,問題が問題だけにこのように執拗に議論することも必要である。

 2)「『私は森羅万象を担当している』 安倍首相の “神宣言” は無教養なだけじゃない!  東条英機と同じ “肥大化した万能感” 」『リテラ』2019年2月9日 17:30,https://lite-ra.com/2019/02/post-4537.html〔~ 4537_2.html

 「私は総理大臣ですから,森羅万象すべて担当しておりますので」。安倍首相が国会でいい放ったこの発言が,大きな話題を呼んでいる。Twitter では「森羅万象」がトレンド入り,「#森羅万象担当大臣」や「#森羅万象内閣」などのハッシュタグとともに,こんな投稿が相次いでいるのだ。

 〈ついにゴッド宣言〉

 〈現人神,平成にもいたんだねぇ〉

 〈安倍総理がついに地震や台風など森羅万象を司る神であらせられることを自白される〉

 〈森羅万象を司る神なら四島返還など簡単なはずなのにねえ〉

 〈移植云々サンゴマンになったり森羅万象ゼウスマンになったり,結局安倍さんはどうなりたいのですかね。てか,森羅万象を司っているのに何で嘘つくの?〉

 森羅万象とは「宇宙間に存在する数限りない一切のものごと」(『広辞苑』第7版)の意。それを「担当している」と自称するのだから,「すわ全知全能の神にでもなったつもりか!」と突っこまれるのも当然だろう。いったい安倍首相はどういう意図で,こんな「神宣言」ともいえるような発言をおこなったのか。あらためて振り返ってみよう。

 発言があったのは2019年2月6日の参院予算員会でのこと。国民民主党足立信也議員が,厚労省の毎月勤労統計不正調査問題をめぐって,安倍首相に特別監察委員会の報告書を読んだのか質した。安倍首相が「そのものは読んではおりません。私は概要について秘書官から報告を受けている」と,いっさい悪びれずに答弁した。

 そこで,足立議員が「やっぱりこれだけ大事なことなのに,報告書も読まれていない」「総理としては,報告書を読まれていないので残念なのですが,これは第三者委員会とは認めないという認識でいいですね?」と追及すると,安倍首相はまたもや平然とこう答えたのだった。

 「あの,総理大臣でございますから,森羅万象すべて担当しておりますので,あの,報告書をですね,まあさまざまな,これ日々さまざまな報告書がございますが,それをすべて精読する時間はとてもない,わけでございますし,世界中から,で起こっている,まあ電報等もあるわけでございます。ということはご理解いただきたい,とこう思います」

 つまり,“自分は森羅万象(宇宙のすべて)を「担当している」が,忙しいので第三者委員会の報告書は読めませんでした”,といいわけしているわけである。どうしてこの文脈で「森羅万象」という単語が出てくるのか意味が分からないが,実は,安倍首相が国会で「森羅万象」という言葉を口にするのはこれが初めてではない。

 補注)おそらくだが,安倍晋三は「森羅万象」が「宇宙のすべて」という意味をもっているという漢字である点の,その本来の意味はまともに理解できていないではないか。「私が目を通さねばならない報告書」じたいのことを,そのように森羅万象という4字熟語を当てて,適当に表現したものと推定しておく。

 好意的にそう受けとめてみれば,安倍晋三のこうした発言の真意(意図)が理解できなくはない「気分になれる」。とはいっても,森羅万象という4字熟語の本当の意味を,安倍晋三がまともには把握していなかったと疑わせるに十分な,その用法(?)を「駆使していた」ことになる。『リテラ』もつづく記述のなかでは,そのように説明をしているが……。

〔記事に戻る→〕 たとえば昨〔2018〕年には,政府の裁量労働制データ改ざん問題を追及されて「私の場合は,もちろんこの予算について,森羅万象すべてのことについてお答えをしなければならない立場ではありますが,すべてのことについては,しかし,それはすべて私が詳細を把握しているわけではありません」(2018年2月20日衆院予算員会)と居直り。

 その前年にも,森友・加計学園問題に関して「丁寧な説明」がされていないと詰められて「政府が取り扱っている森羅万象すべてを私が説明できるわけでは当然ないわけでございますから」(2017年11月28日衆院予算委員会)などとのたまっていた。

 要するに,安倍首相はどうも「森羅万象」という言葉を “いっぱいやることがあるからチェックしきれないんだよ,許してね,テヘッ” という文脈で使っているらしいのだ。

 安倍首相といえば,「云々」を「でんでん」,「背後」を「せご」と読むなど,日本語の基礎知識がないことで有名だが,しかし,この “森羅万象担当発言” は単なるる無教養という問題だけではなく,安倍首相の傲慢な姿勢が漏れ出たものではないのか。

 補注)まあ,そのとおりであることが確実であるとしかいいようがないけれども,無教養の上に傲慢さを恥しらずにも上塗りしていながら,この事実に当人がまったく自覚なしの症状でいられる1点にこそ,本当は大きな問題があった。いいかえれば「こんな人」が「一国の首相で居ていいのか」という,きわめて深刻である『日本政治の病理』が実在してきた。

  ※ 安保国会では「私は総理大臣なんだから正しい」発言も ※

 事実,安倍首相は “思い上がり” というレベルをはるかに超えた,自分を絶対的な権力者だと勘違いしているとしか思えない発言を連発してきた。

 たとえば2016年,2018年など数回にわたって国会で「私は立法府立法府の長であります」と宣言。総理大臣は行政府の長であり,まさかの三権分立ガン無視発言をなんど指摘されても繰り返している。

 2017年の防衛大学卒業式では「警戒監視や情報収集に当たる部隊は,私の目であり耳であります」「諸君のなかから最高指揮官たる内閣総理大臣の片腕となって~」などと訓示して,明治天皇が軍に下した「軍人勅諭」さながらのいいまわしで話題になった。

 補注)このあたりの発言で判断するに,安倍晋三君はすっかり「戦後レジームからの脱却」も完成態に到達できた気分だと思われる。だが,現在における日本は対米従属国家体制にあって,自衛隊3軍も在日米軍の褌担ぎ部隊である実情をかかえているなかで,そのように防衛大学校の「卒業式」では,日本国の最高指揮官である気分だけは絶好調になれたつもりで,怪気炎を上げていた。

 だが,安倍晋三がそのように火炎を吐いてみたところで,しょせんはガキ大将次元の発想でしかありえない。防衛大学校の卒業式では,「最高指揮官たる内閣総理大臣の片腕とな」る人材が「諸君のなかから」とか「部隊は,私の目であり耳であります」とか,オダを挙げるように叫んでいたが,現在でも官邸補佐官中心の政治や内閣情報調査室を足場にして,国民たちを監視し,デッチ上げの事件を構成させるなど指揮しているのが,ほかならぬ安倍晋三自身である。さらにこんどは,軍隊である自衛隊(員:軍人)に対してまで,そうしろと指図している。

 ここまで来ると,北朝鮮の金 正恩君の立場とそれほど変わりない「安倍独自の感性」が発揚されている。『リテラ』のつぎの記事にその関連する説明が登場する。

〔記事に戻る→〕 なにより忘れてはならないのは,2015年安保国会での党首討論でいい放った「われわれが提出する法律についての説明はまったく正しいと思いますよ。私は総理大臣なんですから」だろう。いうまでもなく,安保法制は多数の憲法学者から違憲という指摘がなされ,法案の中身もめちゃくちゃな代物だった。ところが,そうした批判に対し安倍首相は「総理大臣なんだから正しい」と断言,まさしく “俺こそが法だ” という法治主義の根幹を揺るがす発言だった。

 ほかにも,安倍首相はことあるごとに「私が最高責任者」と繰り返すが,昭和史研究の第1人者である作家・保阪正康は,この安倍首相の口癖を,日本を狂気の戦争に駆り立てた東条英機と同じものだと分析している。

 「安倍さんは国会の答弁でよく “私が責任者ですから” というでしょう? あれは東条のいい方と同じなんですよ。政治権力の頂点にいる者がいばりちらすときの言葉で,東条は “俺に逆らうな” という恫喝の意味をこめてよく使いました。あんな言葉,ふつうの政治家は使いませんよ」(『日刊ゲンダイ』2016年2月19日付)。

 補注)もちろん安倍晋三は,もとより “ふつうの政治家” ではなかった。この事実はすでに多くの国民たちも気づいている。

 こうした安倍首相の迷言の数々を振り返ってみると,いま,ネット上で話題になっている「森羅万象を担当している」なる発言も,これらとまったく同じ “天皇気取りの独裁者気質”  “肥大化した万能感” からきていることがよくわかるだろう。そして,この安倍首相の歪んだ意識こそが,国会を軽視し,言論を平気で弾圧する “民主主義の破壊者” というしかない暴挙を生み出している。

 そういう意味でも,わたしたちはこの発言を笑うだけですましてはならない。この政治家を一刻も早く総理大臣の椅子から引き摺り下ろし,「森羅万象を担当している」ということが勘違いであることをしらしめる必要があるだろう。(編集部)(引用終わり)

 安倍晋三の為政は「勘違い」そのものであっても,第2次政権がいままで7年と3カ月もの長期間にわたり継続してきた。日本国の『政(マツリゴト)』の森羅万象を,さんざんに破壊しまくってきた彼の政治の仕方は,まさしく幼児次元から1歩も出ていない。よくぞ国民たちもここまで我慢できるものである。世間にあっては「馬鹿とはさみは使いようだ」といわれれるが,安倍ほど使い勝手が悪く,しかも有害無益の首相はいなかった。この事実はいまとなっては,誰もが認めるほかない「日本国の現状における歴史の惨状」である。

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