一国の隆盛は指導者の品位・品格,実力・能力しだいだが,いまの日本と東京には「最悪・最愚・最凶の政治家」しか居ない

一国の隆盛は指導者の品位・品格,実力・能力しだいであった事実は歴史が教えるところであるが,いまの日本と東京には,どうみても「最悪・最愚・最凶の政治家」しか存在しない

日本をダメにしている首相と都知事の問題,いま日本で首相や首長を早く辞めてほしいこの2人,どんどん劣化・腐敗・凋落していくこの国は,いったい誰が救えるのか,絶望的な時代に追いこまれている国民たちの悲惨な立場

 

  要点:1 その後において,コロナに不戦敗が続いてきた安倍晋三,これでは日本はまともにサバイバル(存続)できない

  要点:2 2020東京オリンピックが予定どおりの開催が無理となった段階で初めて,それも7月に予定されている都知事再選目当てで急に,コロナ,コロナと騒ぎ出した小池百合子だが,これには都民たちは迷惑するだけ

  今日は,プチ鹿島稿「『緊急事態宣言』発令  小池百合子都知事はなぜ急に騒ぎ出した?」『文春オンライン』2020年04月07日,https://bunshun.jp/articles/-/37088  という記事に注目し,いままで気になっていた,

  以前「排除します:女」の発言で一気に評判を落としたことのあった小池百合子都知事「論」を,あらためて考えてみたい。『週刊文春』の記事をてがかりに深耕できればと思う。そしてこのさい,安倍晋三「問題」も組み合わせて論じるのが好都合であるゆえ,この2人をまぜこぜにした論述をおこなっていく。

  緊急事態宣言が2020年4月7日に発令されてからちょうど1ヶ月めの今日である。安倍晋三という「世襲3代目のお▲カ政治屋:首相」や,「排除します」で自分を支持する大衆まで離れていく〈離れ業〉を演じてた小池百合子都知事が,これまで,いかにえげつもなくいびつな政治行動をしてきたかという問題(危機?)意識を踏まえて,この文春の記事を批評的に読んでみたい。


 a)「緊急事態  7都府県… 首相『1か月程度』 今日にも宣言」(読売新聞,〔2020年〕4月7日)

 緊急事態宣言,なぜ「いま」だったのか。本日〔4月7日〕の新聞各紙を読んでみた。「経済政策がまとまったから,宣言を出すということだ」。これまで,首相が宣言に慎重だったのは,国内経済に与える影響を懸念したためと,各紙〔は〕書いていた。しかし感染経路が不明の患者が増加したことにくわえ,専門家や首長らの不満が広がって発令せざるをえなくなった(毎日新聞)。その見出しは「外堀埋まった政権」であった。

 与党内からも「出すのが遅い」(自民若手議員・朝日)と対応の遅れが出ていることもあってか,「経済政策がまとまったから,宣言を出すということだ」(自民党関係者),「ただ宣言すればいいのではなく,ちゃんとした経済対策を練り上げる時間が必要だった」(首相周辺)という “解説” も,毎日新聞には載っていた。

 私はてっきり宣言に慎重なのは私権制限の論議が起きているからなのかと思ったが,各紙を読むと経済中心だった。

 補注)この場合「経済中心」とはいっても,大企業体制を重視するその表現であった。非正規雇用の立場にある労働者・サラリーマンやそのほかの不遇な立場の労働条件環境下で就業している多くの人びとの存在は,頭の片隅も置かれていなかった思考であった。その点は,緊急事態宣言発令後,風俗産業に従事するとくに貧困層の女性たちをわざわざ名指しして,支援金給付の対象から外すとかいった議論(特定の観念の決めつけと差別)が,しばらくまかり通っていたことからも明白であった。

 新型コロナウイルス感染拡大「問題」という荒波をもろに受けてしまい,毎日の生活費を実際に絶たれている人びとの一群に彼女(彼)らが現実の存在しているというのに, “オマエたちは別だ” というリクツであった。血も涙もない連中の吐くそうしたセリフは,日本国憲法の何条かに書いているある文章とは,完全に無縁の冷酷な殺し文句であった。

 

 b) 小池都知事の「ロックダウン」強調に官邸は「迷惑だ」

 見逃せないのは,小池百合子都知事の「影響」である。首相は 「日本では緊急事態宣言を出しても,海外のような都市の封鎖をおこなうことはしないし,そのようなことをする必要もない」(〔4月〕6日)と述べた。

 その背景には,都知事が3月23日の会見でロックダウンを強調したことが「首相らを困惑させた」という(朝日〔新聞〕)。「緊急事態宣言」と「ロックダウン」を同一視する見方が広がり,スーパーなどで買い占めが起きたからだ。

 補注)小池百合子都知事は,3月24日にIOCと安倍晋三首相とのあいだで決まった件,いいかえれば,2020東京オリンピックの開催はとりあえず1年延期になった点を受けて,それまではなんとかしてでも,この五輪に対する指導権をなるべく取り戻したかった考えを,いったん棚上げしたかっこうで,こんどはくるりと体を入れかえて,コロナ,コロナと盛んにいいはじめた。

 なにせ,7月には都知事選が待ちかまえている。それゆえこんどは,もっぱらこの選挙と絡ませたかたちで「コロナ問題を最大限に利用する」には,どうしたら一番いい演技(パフォーマンス)が展開できるかと,熱心に思案してきた。都の予算が自分のために十分使える立場を活用しつつ,再選狙いも同衾させたつもりであるコロナ対策を,いかに誠実に実行しているかという「自分の姿」が 都民に向けて好ましい見世物となるように努力をしだしていた。

 彼女は,2020東京オリンピックがひとまず順延になっていたものの,その間,新型コロナウイルス感染拡大「問題」に対する自分の取り組みが,まったくといってくらい不在であった事実に関して,一言も反省のことばがなかった。

 五輪の問題では,五輪組織委員会会長森 喜朗に主導権を握られていたせいか,いろいろ憤懣やるかたない気分を抱いていたはずであるが,そのところはフタができた状態になった。なによりも,突如発生した “僥倖な出来事” を活用する方向をめざして,こんどは,もっぱら「コロナの女都知事」といういい役を演じはじめている。だから,この都知事は「あざとい女」だと呼称されてもいる。

 ちなみに「あざとい(小聡明い)」の意味は,小狡いさま,抜け目のない感じのあるさま,やり方があくどいさま,たちの悪い様子,といった表現のことだと説明されている。

 「緑のたぬき」とあだ名されたこの政治家小池百合子,2017年10月6日にもたれたある記者会見の場で,都知事でもある立場も踏まえてだが,「希望の党」代表の立場から「私たちは左派を排除します」と高らかに宣言した。だが,この傲慢発言は,2017年10月中には,旧民進党の護憲・リベラル系議員を中心に,中道左派政党としての立憲民主党を結党させる顛末を生んでいた。

 もっとも,この立憲民主党がどれほどに「左派性」を有しているかといえば,小池百合子流の極右(ネトウヨ)的な右派の立つ地点からみたら,自分たち以外はすべて左派というきわめて「単純な観念」しかもちあわせていないゆえ,たいした左翼性ではなかった。

 自民党の第5列みたいな政党が,いまの日本の政治のなかでさらに簇生したところで,この国の為政がよくなるという期待はほとんどできない。現状のごとき「安倍1強〔凶・狂〕政権」に脇から力添えするような群生右翼政党に,はたして,日本の民主主義政治時を昂揚させることはできない相談である。 

【余  論】

 小池百合子都知事ネトウヨの意識水準並みに,次段に挙げて説明するような奇妙な立場を披露していた。だが,「関連する歴史問題の事実そのもの」(あるいは,次段で具体的に挙げるその「歴史の事実」に関する認識じたい)までは,否定できないはずである。それゆえ,たとえば,つぎに指摘するごときに,「歴史に対する反動的な態度」を示すための擬態をとっている。

 

 しかし,その事実に関した問題は,左派だ右派だという政治的な立場・イデオロギーとは別次元で考えるべき性質をもっている。だが,小池のようにネトウヨ的な体質をもつ人びとには,そうした指摘・注意は馬耳東風である。本当は,この事実さえ認めたくないのが彼女の立場・イデオロギーであったから……。

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     小池都知事 追悼文,3年連続送らず 関東大震災朝鮮人虐殺 ★
  =『東京新聞』2019年8月10日朝刊,https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201908/CK2019081002000165.html

 

 〔2019年〕9月1日に東京都墨田区横網町公園で営まれる,関東大震災で虐殺された朝鮮人犠牲者追悼式について,小池百合子都知事は〔8月〕9日の定例記者会見で,今回も追悼文を送付しない考えを明らかにした。歴代知事が続けてきた送付は,小池都政下で3年連続で見送られる。

 

 小池知事は「9月と3月に都慰霊堂で開かれる大法要で,関東大震災先の大戦で犠牲となられたすべての方に哀悼の意を表している。関東大震災という大きな災害で犠牲になられた方々,またさまざまな事情で犠牲になられた方,すべての方々に対しての慰霊という気持には変わりはない」と述べた。

 

 朝鮮人虐殺の追悼式をめぐっては,これまでの知事は「痛ましい出来事を,世代を超えて語り継いでいかなければならない」などとする追悼文を送ってきた。

 

 主催する実行委員会(日朝協会東京都連合会などで構成)は〔8月〕8日,知事の参列や追悼文の送付を求める要請書を,5022筆の署名と合わせて知事あてに提出。「歴史的事実から目を背ける姿勢の表われではないかとの不安もある」としたうえで,来夏に東京五輪パラリンピック開催を控えることを踏まえ,「国や民族・地域の違いに関係なく信頼・友情を共有する都市に向けて進む意味でも要望に耳を傾けてほしい」と訴えていた。

 

 政府中央防災会議の報告書(2008年)は,朝鮮人らの犠牲者数は約10万5千人の震災犠牲者の「1~数%」と記述。「朝鮮人が放火する」といった流言を背景に,住民の自警団や軍隊,警察の一部が殺傷したと指摘している。

 ネトウヨ的に,関東大震災直後における「朝鮮人大量虐殺事件」を否定する論拠は,当時発行されていた新聞そのものが,もともとデマや噂にもとづくだけの完全に間違えた報道をしていた点,つまり,完全な誤報にあった「事実」をしらないで,または,しっていてもそのようにごり押し的に,引用していた点にあった。

 多分,小池百合子も同じような立場に立ちたいが,そこまでは表明できない立場でもある「自分の公職」を踏まえて,それでも精一杯に否定しようとするリクツが,都知事として「朝鮮人犠牲者追悼式に対して〔2019年8月〕9日の定例記者会見で,今回も追悼文を送付しない考え」を,重ねて明らかにする点に正直に体現されていた。

 ヒロシマナガサキに投下された原子爆弾の犠牲者・被害者のなかには,朝鮮人にも数万単位で含まれていたが,広島市などは朝鮮人を当初はいっしょに慰霊しないで,完全に「排除」してきた。この点は右派だ左派だという問題以前において,「日本・日本人側に特定の社会意識を介した差別の問題」が残されていた。

 東京大空襲でも下町が襲われた3月10日の絨毯爆撃時には,この場合においても朝鮮人の犠牲者・被害者が大勢いたが,こちらは統計の数字すら具体的にまったく表現されていない。

 以上,余論としてだいぶ横道にそれたが,小池百合子都知事が提供する “不可避の関連の話題” として関説してみた。以下では,新型コロナウイルスの感染拡大「問題」に話題を戻したい。


〔記事に戻る→〕 「こうした事態に,官邸からは「迷惑だ」(首相周辺)との声が上がり,政府関係者は「『ロックダウン』のイメージを払拭しなければ,パニックが起きる。経済へのダメージも計りしれないと懸念を口にした」(朝日新聞)。

 小池都知事はなぜ急に騒ぎ出した? 迷惑といわれた都知事のあの発言。それにしても小池都知事は急に騒ぎ出した気がする。その印象は私だけではないようで3月27日の毎日〔新聞の〕社説は,

  ※-1 そもそも,都の対応はこれまで出遅れていた,

  ※-2 他の都市部のようにトップが強いメッセージを発する場面は乏しかった。姿勢が変わったのは,東京五輪延期の流れが強まった時期とも重なる,

  ※-3 3連休には,都内の花見の名所に多くの客が訪れていた。本来であれば,もっと早く注意喚起すべきだった

と指摘している。

 とくに東京で感染者が増えていたのは,3連休--「3月の20日(金)・21日(土)・22日(日)」--の結果として出ていたことを考えれば同感だ。つまり,小池都知事はみずからの出遅れを取り戻すために強い言葉を発しているようにみえる。「おい,小池!(女ファシストの正体)(適菜 収「本の題名」参照)とは,その言動の仕方にも表出されていた。

 

 c)  “布マスク2枚配布” に安倍推しの『夕刊フジ』が激おこ

 こうして緊急事態宣言は出されることになったが,新聞読みくらべ的にはすでに先週の時点で「緊急事態」だった。例の布マスク2枚配布の件。

 補注)5月7日の今日もまだ,「アベノマクス」は配達されないのか? ああ,のんきだね,という感じ……。もっとも,あってもなくても,なんの足しにもなりそうにない,その「布マスク2枚」である。すでに市中では不織布製のマスクが出回りはじめている。当初高かった価格もしだいに下がっている。

 たとえば,こういう記事も出ていた。「シートマスクなど化粧品を販売している『クオリティファースト』(本社・東京)は楽天市場にて,2020年5月1日現在で,「50枚入り 不織布マスク(使い捨て)」を税込2280円で販売中だという。この会社のホームページをのぞいてみるのもいい。

〔記事に戻る→〕 4月2日発行の『夕刊フジ』は一面で「マスク2枚ふざけるな!!」と激おこ。『日刊ゲンダイ』」と間違えた人が多数!

 補記)タブロイド紙は安倍推しの『夕刊フジ』,安倍批判の『日刊ゲンダイ』という売りがある。

 ツイッターの「日刊ゲンダイ ニュース記者」のアカウントは「まるでウチみたい… 今日の夕刊フジさんの一面が日刊ゲンダイ化していて,ビックリしました。」とつぶやいた。するとその2時間半後に「こちら夕刊フジ編集局」のアカウントが「日刊ゲンダイさん,ありがとうございます! おたがいいコロナに負けず,がんばりましょう。お手柔らかに。」と返した。

 なんだこの緊急事態は。200億円〔正確には466億円だった〕かけて布マスク2枚配布という「対策」の衝撃の大きさがわかる。

  ※「全国民に布マスクを配れば,不安はパッと消えますから」

 一般紙でも緊急事態だった。産経新聞の一面コラム「産経抄」(4月3日)は,「政府の発表には耳を疑った。(略)  優先すべき政策は山のようにある。首相の決断を押しとどめるブレーンはいなかったのか」と驚き,呆れた。あの産経師匠が!

 産経の「ブレーンはいなかったのか」は大きなポイントだった。というのも「全国民に布マスクを配れば,不安はパッと消えますから」。首相にそう発案したのは,経済官庁出身の官邸官僚だった」〔からである。その官僚の氏名は佐伯耕三秘書官〕という内幕記事が出てきたからだ(『朝日新聞』4月3日)。

 ブレーンが止めるどころか「不安はパッと消えますから」。今年の流行語大賞候補である。『読売新聞』は3週間ほど前にこんな「答え」をすでに書いていた。「『知恵袋』は腹心2人,首相がトップダウンの決断繰り返す…菅〔義偉・官房〕長官との間にすきま風」(『読売新聞オンライン』3月15日)。

 補注)もう1人の官僚は,あの有名な今井尚哉補佐官。

 この記事には「首相がいま,政治決断を下すさいに知恵袋として頼りとするのが,今井尚哉首相補佐官と北村 滋国家安全保障局長だ」とあり,

  ※-1 一斉休校の科学的根拠を専門家には諮問せず,検討は今井氏に委ねた,

  ※-2 3月5日に首相が表明した中国・韓国からの入国制限強化は今井氏にくわえ,北村氏が調整を切り盛りした,

  ※-3 今井,北村両氏が下支えする「首相主導」の政治決断には根回し不足も目立ち,省庁とのあつれきが生じている

と具体的に書いていた。

 

 d) 布マスク2枚問題で「いまの政権内の意思決定」がみえた

 「経済産業省出身の今井氏と警察庁出身の北村氏」とあるので,今回布マスク配布を発案した「経済官庁出身の官邸官僚」は今井氏のことではないだろうか補注)さきほど指摘したように,それは佐伯耕三「秘書官」であった)

 さらにこの読売の記事の読みどころは,首相は「令和おじさん」として注目を浴びた菅官房長官に距離を置きはじめ,そのため今井&北村氏が,「官邸内で重みを増したのは,昨〔2019〕年9月だ。今井氏は政策全般を担当する首相補佐官の兼務となり,北村氏は外交・安全保障政策の司令塔となる国家安保局長に昇格し,前面に出やすい立場となった」とある。〔結局〕布マスク2枚問題はその是非とは別に「いまの政権内の意思決定」がみえた案件だったことが分かる。

 補注)こうした政権中枢部における権力の死(私)物化傾向的な人事力学(つまり特定化・狭隘化・硬直化)は,政権そのもの弱体化あるいは溶融の模様を正直に表現している。つまり,安倍政権は政府組織としてのあり方が,すでに以前からもそうであったけれども,組織全体として目的追求的にその効率を最大限に発動させること,換言すれば,その組織体制がもつ潜在力をもっとも有効に発揮することに関して,顕著にその調整力を喪失してきた。

 あとは,ごく限られた補佐官・秘書官などたちに頼って,あたかも盲人が杖代わりにして歩く姿にも似た執権になっていたた。これでは,政府そのものの基本的な機能がまともに働くわけがない。しかもこのところは,新型コロナウイルス感染拡大「問題」に対する国家最高指導者の重大な采配が,連続して問われてきた。この秋にあって実は,安倍晋三が首相としてみせてきた対応は,腰抜け状態に近い不格好をさらけ出していた。

〔記事に戻る→〕 ではその意思決定はどのように判断されているのか。ここであらためて注目したい記事がある。

 「ネット上に批判,政府二転三転 前例なき対応,首相見切り発車」(『朝日新聞』2月19日)。〔これは〕1月末の武漢へのチャーター機派遣を検証した記事だが,こんな気になる「証言」がある。

 「『ネットでこう批判されているぞ』『テレビの全チャンネルでいわれている』。こんな官邸幹部の反応が,政府の新型肺炎への対応に影響していると官邸関係者は証言する」。首相官邸がSNSに力を入れているのはこれまでもいわれてきたが,今回のコロナ対策では別の意味でネットを気にしていたのだ。

 つまり,ブレーンの判断の「源」が,政策論よりネットの反応が大という可能性すら考えられる。支持率重視という姿勢が。しかし布マスク2枚はネットでもウケなかった。マスク不足のサプライズとして発表したのだろうけど,スベった。

 なら,ここからみえることは一連のコロナ対応の「意思決定」の過程や可視化は,やっぱり大事だということだ。

 

 e) 謎の2020年にしてはいけない

 政府の対応を「一生懸命やっているのだから」という人もいる。しかしこれは警戒したい論理だ。たとえば,「新型コロナ『歴史的緊急事態』で記録は消されるのか 見え隠れする『桜』の手法」(『毎日新聞 WEB』3月22日)という記事はコロナ対応で,安倍政権が「記録」と「議事録」を巧妙に使い分けていると指摘している。

 意思決定のプロセスがあいまいだと,同じような状況を迎えた後世の人びとが参考にしづらい。あのとき誰が決めたのか,なぜそういう判断をしたのか,なにか説明されていないものはないか。謎の2020年にしてはいけない。未来の日本人に迷惑をかけることになる。(引用終わり)

 この結論部は興味深い記述である。2012年12月に発足した第2次安倍政権が「国民たちに迷惑をかけ」つづけてきた事実は,歴然となって「その種の物語」を連続的に蓄積しつづけている。「モリ・かけ問題」「桜問題」などを通して,この首相が公文書の「偽造・捏造・安倍晋三」の『非記録』(隠蔽・隠滅)だけならば,まさにたっぷり積み重ねて(?)きた。

 安倍政権はとりわけ,いま世界中を混乱させている新型コロナウイルス感染拡大「問題」に関した公的な記録についても,国家自身が未来に向けて残すべき「正式の財産」として確保しておくための努力をおこなう意向がない。

 いまさらいうでもなく,「過去から学べない者は,過ちを繰り返す」のであり,「歴史に学ばない国民は滅びる」のである。だが,安倍晋三という「世襲3代目のお▲カ政治屋」の感性にとってみれば,過去も・歴史も・国民も・へったくれもないという帰結が,事前に用意・観念されていた。これまでの彼による為政がその証拠である。

 ★◆▲「おい,シンゾウ,もうおうちに帰って,ママの洋子に抱っこされて,イイ子・イイ子してもらたら?」 

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 ☆◇△「女房の昭恵? いま,おうちにはいないよ,またどこかへツーリング(サイト・シーイング)しにいったかな? もちろん3密にはならいように注意はしていると思うが……」

 小池百合子都知事にしても,いつも目先でちょろちょろ言動を変幻させるネトウヨ迷彩的な機会主義者であって,日本の未来をどうしていきたいつもりなのかについては,この人からもなにも伝わってこない。

 「おい,小池!-女ファシストの正体-」……(適菜 収の本の題名)。「コロナウイルスにかこつけて,これ以上都民を煽る文句は,いっさい吐くな!」「要は,都知事に再選されたいだけのことだよな?」

 新型コロナウイルスの感染拡大「問題」に対峙させられた各国・各都市の指導者たちのなかには,実にりっぱな態度で,自分の背負っている重い責任に関する発言を披瀝してきた人たちが何人もいた。

 それに比較して,日本のほうは首相(安倍晋三のこと)も大都市の首長(とくに都知事小池百合子のこと)も,まるでなっていない。使いものになっていない。「上から目線」だけは上出来。ただの迷惑者だという言動を,いまもつづけて演技中である。

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