安倍晋三君が日本国を指導する最高責任者の立場にいまも就いている大問題,このままだと日本は本当にダメになる

総理大臣をまだ辞めない安倍晋三君,新型コロナウイルス「問題」そのものが,いますぐにでもりっぱに辞めていい理由を与えてくれたのだから,さっさと総理大臣の地位から離れたほうがよい

にもかかわらず,まだ辞められないのは,なにか特別のわけでもあるのか,憲法改悪(?) そんなことより,あなたが政界から姿を消すことが,いまの日本を正常化させるためには必要最低限の条件である

いまの仕事はほっぽり投げてもいい,打ち捨ててもいいから,どこかへ逃亡でもすることが,国民たちのあいだからも切望されている

ともかく,君よりも出來の悪い首相が登場することはまずありえないゆえ,心配無用


  要点:1 新型コロナウイルス感染拡大「問題」に対面しては,完全なる無為・無策,つまり無能・暗愚ぶりを大いに発揮してきた安倍晋三首相

  要点:2 それでも,安倍内閣を支持する国民たちが4割台も居る不思議,ネットの世論調査では1桁台しか支持率は出ていないけれども,とりあえずは「自民党」への支持率が4割であって,安倍晋三への本当の支持率は1桁台だと解釈しておけば,きちんと整合性のつく説明はできる


 日本経済新聞』(日本経済新聞社)「世論調査」は不思議な結果を報告していた

 本日〔5月11日〕の日経朝刊には,日本経済新聞社による世論調査の結果が報告されていた。見出しは「コロナ対応『評価せず』55%  世論調査  内閣支持率横ばい 49%」とある。率直な感想でいうと,なにゆえ,この体たらくでデタラメの政権に対する支持率が5割近くもあるのか不思議である。「安倍1強〔凶・狂〕」に合わせて,国民たちの精神も「凶・狂」状態になっているとは思いたくない。それにしても,根本から奇妙に感じる結果である。

 一方で,先日紹介してみたネットによるある世論調査では,安倍晋三政権の支持率は5%未満を継続している。新聞社による世論調査とただちにいっしょにできない性質を有する調査の結果とはいえ,無視できないひとつの関連情報である。何年も前からとくに地方紙による世論調査のなかには,安倍内閣に対する支持率は10%台のものもないわけではなく,主要紙による世論調査じたいに関しては,あれこれと各種の疑問が提示される事由になってもいた。

 ネット上に溢れている「安倍晋三への批判・非難」ばかりを観て・読んでいる人たちにしたら,新聞社による世論調査の結果は「本当かよ,ウソだろう」と反応するほかない〈異常な数値〉にしか映らないはずである。2020年は,日本も,新型コロナウイルス感染拡大「問題」一色になった世相となっており,いまも進行中である。そのなか,安倍晋三という総理大臣の国家最高指導者としての指揮ぶりは,ただただ下手くそだという印象だけを重ねて露呈しつづけてきた。

 さて,日本経済新聞社テレビ東京が〔5月〕8~10日に実施した世論調査では,新型コロナウイルスの政府の取り組みについて「評価しない」との回答が55%と,前回調査から11ポイント上昇した。この質問を始めた2月以降,もっとも高い数字となった。安倍内閣の支持率は49%で3月の48%からほぼ横ばいだった。(関連記事総合・政治面に)

 政府の取り組みを「評価する」は38%で3月の前回調査から9ポイント低下した。「評価する」と「評価しない」( 55%)の差は3月調査の3ポイントから,今回は17ポイントに広がった。内閣を支持する層でも35%の人が「評価しない」と答えた。

 内閣支持率は,昨〔2019〕年末からの低下傾向が3月に止まったのち,横ばいで推移した。不支持率も3月と同じ42%だった。

 調査は日経リサーチが8~10日に全国の18歳以上の男女に携帯電話も含めて乱数番号(RDD)方式による電話で実施し,1165件の回答をえた。回答率は49.7%だった。

 補注)ところで『共同通信』の世論調査も,同じ日付けにおこなわれていた。「政府コロナ対応,評価せず57%  感染拡大で生活に不安84%」『東京新聞』2020年5月10日 19時37分,https://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2020051001000997.html  という記事は,こう報道していた。

 共同通信社が〔5月〕8~10日に実施した全国電世論調査によると,新型コロナウイルスへの政府対応を「評価しない」との回答が57.5%になった。「評価する」は34.1%。感染拡大で生活に「不安を感じている」「ある程度不安を感じている」は計84.4%。

 

 安倍内閣の支持率は41.7%で,40.4%だった前回4月調査からほぼ横ばいだった。内閣の不支持率は43.0%で支持を上回った。

 

 政府対応は,3月中旬の調査で「評価する」48.3%,「評価しない」44.3%。評価しない割合が増えたのは10万円給付をめぐる迷走などの影響とみられる。

 

 回答は固定電話514人,携帯電話515人。

 『日本経済新聞』朝刊に毎日掲載されている「首相官邸」は,昨日〔5月10日〕日曜日にのんびり過ごす時間をもてた安倍晋三の日程をつぎのように報告していた。

 午前中は来客なく,東京・富ケ谷の私邸で過ごす。

 

 〔午後〕

  ▽15時40分 私邸発。49分 官邸。

  ▽16時07分 加藤厚労相,菅官房長官,西村経財相,西村,杉田両官房副長官,北村国家安全保障局長,和泉,長谷川,今井各補佐官,樽見新型コロナウイルス感染症対策推進室長,秋葉外務次官,鈴木厚労省医務技監。

     29分 厚労相官房長官,経財相,西村,杉田両副長官,和泉,長谷川,今井各補佐官,新型コロナウイルス感染症対策推進室長,厚労省医務技監。

  ▽17時11分 国家安全保障局長。

     34分 私邸。

 どうということもなく,いつもの連中を中心にこの日も,顔合わせ程度に「首相とのやりとり」があったようにうかがえる。ところが,国民たちの日常生活のなかからはすでに,閉店状態を余儀なくされているなかで焼身自殺をした天ぷら屋経営者の事件も出ている。このような庶民の側の深刻な様子は(この一例はほんの氷山の一角),首相官邸にまでまともに届いているか。

   ◆ 3密の典型,スナック苦境 2カ月で3人のママの悲報が ◆

 asahi.com 2020年5月11日 10時00分,https://digital.asahi.com/articles/ASN5B0PN7N59ULZU002.html?ref=hiru_mail_topix1


 もともと昨〔2019〕年10月の消費増税の影響で,多くの店で売り上げが減っていた。そこにくわわったコロナ禍。家賃など固定費の支払いに苦慮し,みずから命を絶った店主もいるという。

 5月10日日曜日,安倍晋三は官邸で新型コロナウイルス感染拡大「問題」について,あれこれ報告を受けていたらしいが,最後は「国家安全保障局長」と会って,1日の公務を終えている。その間に費やされた時間は,ほぼ1時間と15分ほどか……。この非常時に,である。こういうときこそ「オレは大活躍する」という具合に,平常時にあっては大いに吠えていた首相が,この人自身ではなかったか。

 

 「抗原検査 週40万件態勢へ 診断15分,厚労省〔5月〕13日承認 陰性判定はPCR併用」日本経済新聞』2020年5月11日朝刊3面「総合・経済」

 この記事は「1066文字」を充てて書かれているが,以下には冒頭段落のみ引用する。

 厚生労働省は,新型コロナウイルスの感染の有無を15分前後で簡易診断できる「抗原検査」を週40万件実施できる態勢の構築をめざす。〔5月〕13日に国内で初となる検査キットを薬事承認する方針。

 

 精度では従来のPCR検査に劣るものの,感染を速やかに確認できるようになる。陰性の確定診断にはPCR検査を組み合わせることで,検査体制の拡充につなげる。

 この記事の文章:内容には気をつけたい。「『抗原検査』を週40万件実施できる態勢の構築をめざす」とか「検査体制の拡充につなげる」とか書かれているが,いままで安倍政権が実際におこなってきた対策は,すべて不十分・中途半端であって,「めざす」や「目標とする」といった努力目標の数値そのものの表記ばかりが,もっぱら前面に出された記事になっていた。いままでの実績によれば,たとえば,PCR検査「2万件目標」の場合は,最大で8千から9千で終わっていた。話半分にも追いついていなかった。

 安倍晋三は「口さきだけ」であれば「いうことはたくさんいってきた」けれども,結果をみると,まともにその目標を達成していなかった。ただし,安倍晋三流の「やってる感」だけは,確たる根拠もなしに最大限に喧伝されていた。

 『日本経済新聞』本日のこの朝刊は,6面の記事「オピニオン」に「核心個人データ把握  怖くない」という解説記事を,上級論説委員・大林 尚が書いている。こういう指摘をしていた。途中の段落だけとなるが,引用する。

 まず,一部でようやく始まった10万円の給付。年金生活者や休業補償がある会社員など,収入の途絶と無縁な人にも配るのは,本当に困っている人の特定に多大な労力と時間を要するからだ。各人の雇用形態や所得を公権力がマイナンバーで把握し,番号からそれぞれの預金口座情報をたぐり寄せられれば,真に助けが必要な人はとっくの昔に現金を手にしていた。

 

 つぎに,マスクの配布を台湾と比べる。日本は厚生労働省が巨額の公費を使って郵送するアナログ方式。台湾はスマホのアプリで在庫データをネット上の地図に公開し,事実上の配給制によって混乱を鎮めるデジタル方式だ。アナログ方式が膨大な無駄を生んだのは,いわずもがなだ。

 

 公権力による個人データの把握をどう考えるかは,人権のとらえ方に現われる。人権を自由権社会権参政権に分けると,自由権は「公権力からの自由」,社会権は「公権力による自由」に換言できる。カメラの例にあてはめれば,日々の行動を監視されるのはご免だというのが自由権,犯罪やテロを抑止するためにくまなく見張ってほしいというのが社会権である。

 

 マイナンバー創設のきっかけになったのは,第1次安倍政権の2007年に燃え盛った「消えた年金記録問題」だ。あのとき国民の側が政権に求めたのは,年金の支給漏れを二度と起こさぬよう社会保険庁を解体するとともに,番号制度を再構築して保険料の納付記録を公権力がきちんと管理することだった。社会権の確立要求にほかならない。(引用終わり)

 マイナンバーの「普及率はいまだ20%に届かない」実情は,安倍晋三という「世襲3代目のお▲カ政治屋」の実像にまつわって現実に噴出している危険性(危なさ)を,国民たちがいままでさんざんみせつけられてきた事実,つまりその「安倍1強〔狂・凶〕」の専制的独裁志向政権の性格を考慮すれば,仕方なくも当然だといえる。

 ネット世論調査で安倍政権の支持率が10%未満(正確には2%から5%未満)である点に関連させていうと,この世襲3代目のお▲カ政治屋」が総理大臣をやっているときに,マイナンバーを普及させていったらどうなるか,ジョージ・オーウェル『1984』に書かれている国家体制がまさに登場すると,人びとが恐れている。これは自然な受けとめ方である。

 国家運営体制の死物(私物)化は,「モリ・かけ疑惑」「桜問題」,そして「公文書などの書類というあらゆる書類」の〈偽造・捏造・安倍晋三〉的な隠蔽体質は,いまでは国民たちもよくしっている。新型コロナウイルス感染拡大「問題」に遭遇させられているなかで,そうした安倍政治の体質がより露骨に表出されている。

 つぎに『朝日新聞』朝刊の天声人語の意見を聞くが,安倍晋三君の得意技「偽造・捏造・安倍晋三」的な公文書・公的統計の隠蔽・抹消対策が,どれほど国家の進路を妨害する反国家的な行為であるかを教えている(安倍は,新型コロナウイルス対策用として,またもやGDPの数字をいじくるつもりである)感染症の問題にからめた話題がとりあげられている。この話題はアナログ的な晋三君でも理解できると思いたい。

 

 「〈天声人語ナイチンゲールと統計」朝日新聞』2020年5月11日朝刊1面から

 ナイチンゲールの生誕から,あすでちょうど,200年になる。看護師のやさしさを象徴する英国女性には,忘れてはならない別の側面がある。統計学の先駆者としての顔である。

  ▼ クリミア戦争に看護師団のリーダーとして従軍し,傷病兵たちを手当てした彼女は,本国に戻ってからは数字と格闘した。兵士の多くが戦闘ではなく感染症で命を落としたことを統計で示し,陸軍施設の衛生状態の悪さを世に訴えたのだ。

  ▼ 当時は珍しかったグラフを使い,死亡率だけでなく,軍のキャンプとロンドン市街地の人口密度の違いも説明したという(丸山健夫著『ナイチンゲール統計学者だった!』)。統計を医療にいかす方法は進歩をつづけ,このコロナ危機でもさまざまな数字をみない日はない。

  ▼ 新規感染者数や陽性率,さらには1人が何人に感染させるかを示す「実効再生産数」なる指標も目にするようになった。数字の大切さが強調されるにつれ気になるのは,すべての土台にあるPCR検査がこころもとないことだ。

  ▼ 検査の数が少なすぎるとの批判に耐えられなくなったのだろう,厚生労働省は先日,熱が4日続くまで待たせるという従来の目安を撤回した。しかし,検査が受けられず苦しんだ人への釈明もなければ,検査数が増えない理由も明確に語らない。「謝ったら負け」のゲームをみせられているようだ。

  ▼ 検査は実態をつかみ,手を打つためにある。患者を増やさないための関所ではない。そう考えをあらためてくれたのなら,いいのだが。(引用終わり)

 いまごろにもなってまだ,この種の議論が天声人語に書かれている。だが,日本で新型コロナウイルス感染拡大「問題」がはっきりと世間にも強く印象づけられた事件は,クルーズ船『ダイヤモンドプリンセス』号をめぐて起きた騒動であった。しかし,政府・厚生労働省の対応は非常にまずかったせいで,国内にその感染を拡散させる顛末になっていた。

 その後においては,PCR検査体制そのものを,なるべく「国民たちに対して検査をさせない」というトンデモな基本方針で過ごしてきた。そのあげく,いまごろにもなってからようやく,「抗原検査」も含めてPCR検査もなるべく実施するように “めざす” とかなんとかいっている。あいもかわらず,日和見的な態度に終始している。いったい,この国は,本気でこの感染問題に取り組むつもりがあるのかという点についていえば,疑わせる材料だけならばいままで確実に提供されてきた。

 本日〔5月11日〕,『週刊現代』最新号である2020年5月16日号 (2020年05月08日発売) が新聞広告に出ていた。そのなかには,新型コロナウイルスに関連して,つぎのごとき目次の文句が並んでいた。

 「緊急事態宣言」延長に意味はあるのか
   日本の新型コロナ感染者  実はすでに「760万人超」という真実
   元厚労省技官(医師)が実名で「緊急事態宣言の延長は間違い。集団免疫が正解」


   武漢ウイルス研究所「生物実験」の現場 
 「小池百合子が苦手」なお父さんたちが続出中
   吉本興業会長・大﨑洋が語る「新型コロナと芸能界」

 このうち,とくに目を惹く文句が「日本の新型コロナ感染者  実はすでに『760万人超』という真実」という1項目である。東京都や大阪府など大都市部を基準にして単純に考えていいと思うが,感染の治療に当たっている病院などで判明している感染者数の比率は,医師などが9%台,入院中の患者たちが3%台という実例があった。

 その数字の中間となるが,あえて6%をとりだして,この比率を日本国民たち全体に当てはめて感染者数を計算してみると,

   1億2千6百万人 ✕ 0.06 = 756万人

という数字がはじけ出せる。前段の数字『760万人超』とは,ほぼ「完全に(?!)一致」する計算になった。ここで「超」が着くか着かない点は,いまとなっては問題外である。

 同じ目次の文句のなかには,「緊急事態宣言の延長は間違い。集団免疫が正解」という主張も出ているが,これは主張そのものでなくとも,いずれ近い将来,2年から3年さきになった時点では「日本国中がほぼ全体的に集団免疫をえた状況」が生まれるかもしれないゆえ,ひとつの見解としてであっても無視できない。


 「〈文化の扉〉 小松左京,現実が後追い 感染症との闘いリアル / 深い洞察,原点は戦争」朝日新聞』2020年5月11日朝刊19面「扉」

 文明が直面する巨大な危機を描いた作家・小松左京に再び注目が集まっている。パンデミックによる人類滅亡を描いた『復活の日』がベストセラーとなり,代表作「日本沈没」は今夏アニメ化される。時代を超える魅力の源を探った。

 「ガラすきのラッシュアワーの電車の中で,人々はお互いに顔を見るのをおそれるように,だまりこくっていた。 “チベットかぜ” は,すでに人々の上に,はっきりした凶兆として,不吉な翼をひろげており,明るい五月晴れの空を見あげれば,人々はそこに不気味な災厄のしるしを見るのだった」。

 56年前に書かれた「復活の日」の一節だが,病名だけ変えればいまの私たちの生活実感にぴったりとあてはまる。

 同作は今〔2020〕年5月2日現在,アマゾンでSF・ホラー・ファンタジー部門のベストセラー1位。この作品の影響で研究者を志した下村健寿・福島県医大教授(48歳)は「『人類全体の脅威となる感染症は,風邪に似たありふれた病気のかたちで広がる』という洞察を,現実が後追いしている」と話す。

 科学設定の緻密さにくわえ,押し寄せる患者たちを懸命に治療しつつ,みずからも病に倒れる市井の医師,最悪の事態に陥りつつも,国家間の対立を克服できない政治家や軍人など,さまざまな立場の人間たちが織りなす「群像劇」が作品に生々しいリアリティーを与える。

 『復活の日』について,小松はドストエフスキーの作品から着想を得たと話していた。「なにも悪いことをしていないのに,なぜこんな目に」という嘆きは,いまの世界が共有する思いだろう。作品が共感をうるのは,人間の実存への深い洞察が根底にあるからではないか。

 自伝によれば,小松は生来,「自他ともに認めるひょうきん者」だったが,少年期に「いまも心の傷がずきずきと痛む,屈辱的かつ悲惨な戦時」を体験する。14歳だった敗戦時には「もしあのまま戦争が続いていたら……,恐らく武器を取って敵と戦って,戦場に斃(たお)れたに違いない。そう考えると,地面が崩れ落ちるような恐怖が押し寄せた」という。

 1995年の阪神・淡路大震災は小松に衝撃を与えた。震災直後に業火の中をさまよう夢を3日間みつづけ,あとから戦時の空襲体験の夢だったことに気づいた。震災のルポを書き上げたのち,小松は重い鬱(うつ)に襲われた。同人誌活動などはつづけたが,本格的な創作を再開しないまま,東日本大震災の4カ月後に亡くなった。

 小松は,東日本大震災後の唯一のインタビューで「(被災後に日本人がとった冷静な態度について)世界の人がほめていましたね。自然に生かされている日本人の優しさ,だな。日本は必らず立ちなおりますよ」と述べた。実盛さんにも,日本の将来について「ユートピア……」といい残した。「父は最後に絶望の淵から立ち直り,日本人に希望を持ちつつ亡くなった」。実盛さんはそう信じている。(引用終わり,後略)

 「1995年の阪神・淡路大震災」は,バブル経済が破綻したあとの日本を襲い,それまでもまだ,この国が強くもっていた “Japan as No. 1 ” の幻想を瓦解させる契機になった。

 また,2011年「3・11」の東日本大震災発生した直後に惹起された東電福島第1原発事故は,安倍晋三が第1次政権のとき,国会のなかで「原発安全神話」を絶対の自信をもって説いた点が,ただの大ウソであった事実を暴露しなおした。

 にもかかわらず安倍晋三は,2020東京オリンピックを招致するための,2013年のIOC総会演説のなかでは再度,大ウソとついていた。それが例の “アンダーコントロール” だという迷セリフであった。この首相はなんどでも同じウソを平然と,それも国民たちに押しつけるように騙ってきた。

 註記)以上の事実については,「日本共産党の吉井英勝衆院議員(当時)の質問主意書(2006年12月13日提出)に対する,第1次安倍晋三内閣による答弁書(同月22日付)を解説した『しんぶん赤旗』の記事が参考になる。⇒ https://www.jcp.or.jp/akahata/aik12/2013-01-13/2013011301_04_1.html(  ↓  )

 2020東京オリンピックの開催にこだわるあまり,新型コロナウイルス感染拡大「問題」に対する取り組みが後手後手にまわっていた事実については,とくに安倍晋三首相・森 喜朗東京五輪組織委員会会長・小池百合子都知事に非常に大きな責任がある。なかでも小池はとくに,その責任感などつゆほどにもみせずに,最近では必死に感染問題と戦っている自分を演出しているが,これこそカマトトぶりのよい見本である。

 『AERA』2020年5月18日増大号も本日11日に発売されているが,この目次に出ている項目(新型コロナウイルスに関連するものだけ)を紹介しておく。コロナウイルスに関する大々的な特集号になっているかたちである。

 1)巻頭特集「ウイルスと免疫」

   a)  最前線
      新型コロナは免疫で制す
      進むワクチン開発と「次の一手
      新型コロナに「抗体依存性感染増強」/ 大阪市立大など開発の新技術で対抗
      BCG接種の有無で人口比死者数1800倍
      感染率も死亡率もBCG「初期株」で接種続ける国が低い /「予防効果」は未確認

   b)  食
      免疫が働く素地をヨーグルトで作る
      2月以降ヨーグルトの需要増 / 乳酸菌13種の機能を専門家が解説

 

 2)第2特集新型コロナウイルス

    a)  米国

      抗体検査が経済活動再開を左右する
      ニューヨーク市は「5人に1人が感染」/ 出口戦略に必要なのはPCR検査か抗体検査か

   b)  働き方
      患者と接する医療現場でも「労災認定」されない不安
      治療現場の主力は大学院生の無給医 「時給1100円」「大学やめるしかない」

   c)  インタビュー
      チェリー吉武 感染した妻と「1LDK暮らし」家族感染防止の1カ月
      乙武洋匡 「毎日の生活に制限」が日常の人たちがいる

   d)  英語
      英語の裏側に各国の事情 コロナを英語で読む必須表現16

 3)  第3特集新型コロナウイルス

   a)  教育
     「学習の遅れ」を憂うより新しいワクワクを
      藤原和博「ネットの中に恩師を見つける」/ 妹尾昌俊「教師は伴走者にシフト」

   b)  医療
      がん患者を引き裂く「重症化リスク」と「治療中断リスク」

   c)  社会
      休業中の一流店シェフが医療現場に料理を届ける理由

 以上の目次のなかで注目を惹くのは,つぎの3点であった。

   ※-1「BCG接種の有無」

   ※-2「免疫が働く素地をヨーグルトで作る」

   ※-3「がん患者を引き裂く『重症化リスク』と『治療中断リスク』」

 ※-1は過去に属していた関連の事情,※-2はいまからでも間に合うかもしれない食生活の配慮,※-3は,新型コロナウイルス感染拡大の余波を受けている「既存の病気に罹患している人びと」の上に降りかかっているリスク(危険性)増大の問題である。とくに※-3は,医療崩壊という問題に連動する心配の種,それも現実の問題である。

 ところで,安倍晋三君は,まだけっこうのんびり過ごせているようにしか,国民たちの目線には移っていない。もっとも,『週刊ポスト』の最新号がつぎのような記事をかかげていた。新聞広告からその点を参照しておく。

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最後に,主に見出しだけ紹介しておく記事がこれ。

  ※〈新型コロナ)「歩合制」タクシー運転手,大打撃 18時間走って手取り6千円の日も ※

     =『朝日新聞』2020年5月11日朝刊25面「社会」=

 この記事のなかには「生き地獄のようですよ」との小見出しも出ていた。安倍晋三君は毎日,なにをしているのか。昨日,5月10日は日曜日といえども,現在は「コロナ戦争の最中(酣:たけなわの状態)」であるが,彼は午前中,私邸でゆっくりくつろいでいたものと推察する。庶民の気持は理解できていない。

 もうひとつ,参考になるグラフ資料を出しておく。この図表は「 母親1人で子どもを育てる母子世帯は貧困であることが多く,シングルマザーの平均年収が大きくかかわる。2016年におこなわれた全国ひとり親世帯等調査では,母子世帯の平均年収は243万円で,父子世帯の平均年収よりも200万円近く少ない」という彼女らの経済状況をめぐって発生しつつある,「新型コロナウイルスの問題襲来がもたらす悪影響(収入減少)」を教えている。

 註記1)厚生労働省平成28年度 全国ひとり親世帯等調査結果報告』2016年。
 註記2)厚生労働省ひとり親家庭等の支援について』。
 元・註記)https://gooddo.jp/magazine/poverty/single_mother/6159/

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