都政を小池百合子に任せていていいのか,新型コロナウイルス感染拡大「問題」をいたずらに錯綜させた張本人

「緑のタヌキ」が「コロナのたぬき」に変身しつつも日本の政治を破壊するお仕事ばかりやってきた「政治家としての小池百合子」の本質

 

  要点:1 「こんな人」を都知事に再選したら,東京都だけでなく日本国までダメになる,コロナ対策で失敗していた小池百合子の重大責任

  要点:2 いま “stay home” が一番必要なのは,この日本の民主主義を安倍晋三首相と組んだかのような態勢でもって,ひどく壊してきた小池百合子都知事自身である

  要点:3 失敗しかしたことのないこのタヌキ政治家がいかに化け変わろうと,その本質が変わるでもなし,つまりタヌキがタヌキであることに変わりはなし

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 出所)https://www.youtube.com/watch?v=k9Z2QOr7xW0

  要点:4 堀江貴文が7月予定の都知事選に立候補するとかで,都知事選がおもしろくなるのか


 「新型コロナ『東京での拡大』のウラにある,小池百合子知事の失敗 あんまり言いたくはないけれど…」『現代ビジネス』2020年5月3日,https://gendai.ismedia.jp/articles/-/72292〔~ 72292?page=3〕

 1)「五輪ファースト」で失敗

 「みなさん,一緒に乗り越えていきましょう」。4月13日,新宿アルタの外壁に設置された大型ビジョンに東京都知事小池百合子氏の顔が大写しにされている。普段であれば買い物客の往来で賑わう新宿東口も,緊急事態宣言下では人通りもまばらだ。ガランとした街に小池知事の声が響き渡った。

 小池知事は新型コロナウイルス感染拡大を受け,外出自粛を呼びかけるテレビCMや街頭ビジョンを連日,発信している。都営地下鉄などでポスターをみた人もいるのではないか。

 「7月5日に控えた都知事選,また来年の都議選に向けてのアピールでしょう。とはいえ広告費は都民の税金から支払われています。コロナ対策とはいえ,自分の顔を前面に出して広告を打つのは公私混同もはなはなだしい」(自民党都議)。

 いまでこそコロナに立ち向かう英雄気取りの小池知事だが,新型コロナ関連で最初に緊急記者会見を開いたのは3月23日。東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会がIOCと電話会議で東京五輪の延期を検討することで合意した翌日のことだった。

 2)政治アナリストの伊藤惇夫氏が語る

 「彼女はオリンピックの延期が決まるまではなんの具体的な手も打たず,コロナ問題については積極的な発言を控えていたのです」。

   ※-1 2016年の都知事選で打ち出した築地市場豊洲への移転見直し計画を説明不足のまま撤回。

   ※-2 翌 2017年の総選挙では希望の党を立ち上げるも,「排除」発言が炎上して惨敗した。小池氏にとって,起死回生のために唯一残されたカードがオリンピックだったのだ。

 「小池さんは五輪のホスト知事を務めることしか考えていない」と語るのは官邸スタッフの1人である。だが,この五輪への執着が初動の遅れを招いた。

 「3月20~22日の3連休の最中の21日,小池氏は厚労省クラスター対策班から『4月2~8日に患者320人』と感染拡大の試算を受けとっていたのに公表しませんでした。3連休は好天に恵まれ,多くの人出があった。対応が遅れたせいで感染が拡大したという批判は免れません」(同・官邸スタッフ)。

 小池知事は出だしから間違いを犯していたのだ。普通であれば,絶体絶命のピンチだが,ここが,小池氏が凡百の政治家とは違う点だ。小池劇場はここから始まる。五輪が「利用できない」とみるや,すぐさまコロナ対策にシフト,「ロックダウン」や「重大局面」といったフレーズで徹底的に煽り,都民の注目を一身に集めたのだ。

 「ロックダウンと聞いて,都市封鎖,首都封鎖になると想像した人たちも少なくなかったはずです。しかし,人権の保護を重視する日本の法制度ではそれは不可能です。緊急事態宣言=ロックダウンという誤解を生む発言でした」(前出・伊藤氏)。

 小池氏の発言は混乱を招き,スーパーなどで買い占めが起こった。
これも大きな間違いだったといえるだろう。しかし,小池氏に近い代議士は,小池知事の計算のうちだったという。

 「小池さんはロックダウンなどできっこないと分かっていてあえていったんです。危機を煽り,混乱状態を作り出すことで,対応がぬるい政府 vs. 現実を見据えた都知事という構図を演じてみせた」 。

 こうしたパフォーマンスが功を奏し,小池知事を支持する世論が高まりつつある。自民党はすでに都知事選で,小池百合子知事に対抗する候補者を立てられず,擁立を見送る方針を固めている。

 3)なにか決断したのか

 一方で,勇ましい発言とは裏腹に,肝心の政策の中身がスカスカだという批判もある。

 「北海道や愛知県,大阪府は危機管理に関する個々の決断や意思決定をしてきたが,小池知事にはそれがなかった。緊急事態宣言についても,発出されてから政府の方針を踏まえて行動計画案を作るだけでした。先行施策を打つことが地方分権の意義なのに小池氏は,ずっと国の指示待ちだった」(都庁幹部)。

 病床を確保するために軽症者をホテルで療養する措置についても同じことがいえる。厚生労働省が3月6日に検討を求め,都はホテルを確保したとアピール。だが実際に患者の移送を始めたのは4月7日から。厚労省が許可を出すまで待っていた。

 都内の医療機関では,13日時点で少なくとも2000床が確保されているが,すでに1959人の患者が入院しており,いまなおギリギリの対応を迫られている。小池氏の前任都知事だった舛添要一氏が語る。

 「都はコロナ対策の補正予算として232億円を専決処分で出しましたが,これでは少なすぎます。都の予算は7兆円規模ですから,1割の7000億円出してもいい。本当のところはやる気がなく,責任が生じても国に押し付ければいいと考えているのでしょう」。

 パフォーマンスの陰に隠れてみえづらいが,小池氏は対応をいくつも間違えてきたのだ。しかし,人間とは違い,ウイルスにはハッタリは通用しない。「オーバーシュート」(爆発的患者急増)目前のいまこそ,小池知事の真価が問われている。(引用終わり)

 こうした都知事小池百合子に対する重要な批判は,一般の庶民(都民)には伝わりにくく,表面的に演技するこの都知事の仕草・口調に騙されつづけている。小池百合子の経歴に関する疑問に接すればすぐ分かるように,この政治家は観過できそうにもないウソを抱えているように感じられる。

 黒木 亮・稿「【最終回】小池百合子『カイロ大卒』の真偽 卒業証明書,卒業証書から浮かび上がる疑問符」『JBpress』2020.5.23,https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/58871 が,そうした疑念に関して,つぎのように答えていた。

 a)「疑念」の提示

 これまでたびたび週刊誌などでも取り上げられながら,決定的な証拠を突き付けるまでには至らなかった小池百合子東京都知事の「学歴詐称疑惑」。アラビア語やエジプト事情に疎い日本のメディアは,小池氏の学歴詐称疑惑の追及に消極的で,このままでは,この疑惑は,永遠に疑惑のまま終わってしまうかもしれない。

 小池氏の「お使い」レベルのアラビア語を聞けば,カイロ大学卒業という学歴は即座におかしいと分かる。筆者はアラビア語を学び,エジプトの大学(カイロ・アメリカン大学大学院中東研究科)を卒業した者の責務として,複数回の現地取材を含む調査で疑惑を徹底検証した。その結果,小池氏がカイロ大学の卒業要件を満たして卒業したという証拠,印象,片鱗はなにひとつみいだせなかった。

 註記)https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/58871

 b)「疑念」への解答(結論)

 以上(その間の記述ははぶいている)述べた諸点の評価を踏まえ,小池氏がカイロ大学を卒業していないという同居女性の証言を疑う理由はないと筆者は考える。弁護士を通じて卒論がなかったと回答しているのは,同居女性が証言するとおり,4年生になれていなかったので,卒論の存在をしらなかったのだろう。

 補注)この指摘には若干疑問を抱く。大学学部のカリキュラムについての話題である。1年次のときから単位として,4年次において “卒論があるかないか” (それが課せられているかどうか)をしらないという前提のところからして,おかしい追及の仕方となっている。卒論の有無が4年次にまで進まないと分からないという話が,どだい分かりにくい。そもそも,そのような場合があるのかという疑問さえ出てくる。要は,1年次のときからしっていて当然であるのが,卒論の有無であるはずである。

 小池氏は学歴に関する嘘が非常に多い。都議会で,教授の1人から成績はトップなので大学院に進んだらどうかといわれたので,著書に首席卒業と書いたと答弁しているが,仮にチラみせしている卒業証書が本物であったとしても,成績は合格点の下から2番目の「ジャイイド(good)」なので,明らかに嘘である。

 補注)この段落の記述もおかしく感じる点がある。成績がトップだというさい,1科目に関してのそれなのか,所属する学部や学科内でのそれなのか,それとも同学年で全学部に所属する学生全員を通して成績の席次が1番(首席)だったという意味なのか,などまで問うてみないことには,より正確な議論(説明)にはなりえない。

 小池氏は,24歳でカイロから帰国したとき,政治家になるなどとは思っておらず,マスコミが物珍しさで飛びついてきたので,調子に乗って嘘の経歴を話したというのがことの始まりなのかもしれない。その後,テレビキャスターになるにあたり,大学を出ていないのでは恰好がつかないと思い,嘘を上塗りし,政治家になってからは後戻りできなくなって,卒業したと強弁しているようにみえる。

 もちろん,許される話ではない。事実なら犯罪である。小池氏がアラブ諸国の大使などが集まった席で,一言か二言初歩的なアラビア語で話し,「いまのは〇〇という意味のアラビア語です」と,日本のメディアに向けて得意げに語っている姿には赤面を禁じえない。このような人物がカイロ大学を卒業したと自称するのは,懸命にアラビア語やアラブ文化を学び,きちんと試験を受け,卒論を提出してカイロ大学を卒業した人びとに対する冒涜であろう。

 取材で会った小池氏をしる複数の日本人は「小池さんは自分の利益になる人としか付きあわない」という。石井妙子氏による『小池百合子「虚飾の履歴書」』(「文藝春秋」2018年7月号)にも,一時期結婚していた男性が「はじめから利用されると分かっていた」と,顔をこわばらせたという同居女性の証言がある。

 その小池氏が,いまもエジプトに出かけ,ターリク・ハーテム氏とのコンタクトを続け,来日したエジプトの高官やカイロ大学関係者に会うのは「ほら,彼らもなにもいわないでしょ? だから私はカイロ大学を出ているのよ」といっているようにみえる(事実,都議会でそういう趣旨の答弁をしている)。

 小池氏は,東京とカイロの友好都市協定30周年の行事にも乗り気で,昨〔2019〕年11月ごろ,その調査のためなどに都職員をカイロに派遣しているが,これもそうしたデモンストレーションを兼ねてのことのようにも感じられる。

 〔結局〕筆者〔黒木 亮〕には,小池氏がカイロ大学の条件を満たして卒業したとはとうてい思えない。

 小池氏は本件につき,公人として事情を詳しく説明する責任があるのは当然だ。繰り返しになるが,手紙やメモという証拠にもとづいた同居女性の証言が存在し, “不正入学” と “不正卒業” の可能性があるかぎり,「卒業証明書も卒業証書もある。カイロ大学も認めている」では,誰も永遠に納得しない。疑惑を払拭したいのなら,疑問点にきちんと答えるべきである。そういう基本的なこともできないのなら,学歴詐称をしているということだ。

 註記)https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/58871?page=5

 日本国首相の安倍晋三も,南カルフォルニア大学の付設機関に語学研修にいっただけだったといわれていたのに,それ以外にもさらに,同大学に留学していたかのように経歴が読めるかもしれない「学歴の紹介をしていた」が,その後,撤回していた。

 ところが,ウィキペディアの説明を読むとそのあたりに関する内容には,さらに混乱:誤記がみられるけれども,放置されたままである。したがって,この付近の説明になると,ほとんど信頼できない記述になっている。

 つまり,安倍の場合,アメリカ関係の学歴については,ウソになるほかなかった事情を実質認めていた。だが,小池百合子の場合は,いまだになにも「自分の不正確なウソ」を撤回していない。


 クラスターの象徴にされた屋形船『都の勇み足だった』」asahi.com 2020年5月15日 19時00分,https://digital.asahi.com/articles/ASN5G63FRN5BUTIL031.htm( ⇒『朝日新聞』2020年5月17日朝刊1・2面)

 a) 正月の余韻が残る〔2020年〕1月18日夜。雨が降り注ぐ東京・隅田川を,1隻の屋形船がゆっくりと進んでいた。定員120人の大型船。畳敷きの船内で開かれていたのは,タクシー組合支部による新年会だった。長さ2メートルの机に掘りごたつの席が,2列に並ぶ。従業員が揚げたての天ぷらを運ぶなか,組合員ら約70人が食事やカラオケを楽しんでいた。

 五輪を控えて,インバウンド景気に沸く東京。タクシー運転手は外国からの旅行客を乗せる機会も多い。この日も,「『これから羽田空港に迎えにいくから』と,アルコールを控えている方が数人いた」と,接客を担当していた従業員は記憶している。

 気象庁によると,この日の東京の最低気温は 1. 5度。窓を閉めていたが,複数ある換気扇は動いていた。乗客がたばこを吸うためデッキへの出入りも多く,入り口付近では肌寒さを感じるほどだった。机ひとつに6人か7人。「けっしして密接するような状態ではなかった」という。
 
 b)武漢からの客いたが…』 10日後の1月28日。屋形船を運航する「船清」(品川区)の女将(おかみ)・伊東陽子さん(67歳)は,1週間ほど前から体調を崩して休んでいた70代の男性従業員に連絡をとった。前日に肺炎と診断され,入院したと告げられた。

 女将の頭をよぎったのは,1月15日に乗船した70人ほどの中国人ツアー客だった。「中国のお客様,接客した?」 男性従業員に尋ねると,「接客した。どこから来たのか尋ねたら『武漢だ』といわれ,びっくりしてそれ以上口をきかなかった」と答えた。病院でよく調べてもらうよう,男性従業員には念押しした。

 万が一,中国のツアー客に感染者がいたら,従業員も感染しているかもしれない。伊東さんは,すぐにツアー会社に連絡した。回答は,武漢出身とみられる客は5人いたが,ツアー客全員が感染は確認されていない,というものだった。伊東さんは安心していた。

 c) 2月14日午後4時半ごろ,保健所からの電話で,事態は急変した。前日13日に感染が判明したタクシー運転手の男性は,1月18日の屋形船での新年会に出席していた。入院していた70代男性従業員はこの新年会でも従事していた。検査の結果,陽性と判明したという。

 その後,新年会の参加者の感染がつぎつぎに判明した。屋形船は,都内で初めて確認されたクラスター(感染者集団)とされた。船清の全従業員も検査を受けた。感染は70代の男性従業員を含む2人。2人とも,新年会の船に乗っていた。

 都は当時,「感染の屋形船従事者は,中国からの旅行者との接触歴がある」と説明していた。

 感染したもう1人の従業員の40代男性は,新年会の後,鼻がつんとする痛みと味覚障害が出た。サラダに入ったライムの皮に気づかないほどだった。しかし熱が出たのは1日だけ,37. 5度程度だった。1月当時,味覚障害はコロナの症状と認識されていなかった。「陽性と聞いてなにかの間違いかと思った」

 ただ,この40代男性は,中国人ツアー客の船には乗っていなかった。だが「中国人観光客 → 屋形船 → タクシー運転手」という感染ルートの可能性を示唆する都の発表を受け,屋形船業界が受けた影響は甚大だった。

 d) キャンセル相次ぎ,受診も拒否。船清では秋までキャンセルが相次ぎ,損失は1億円を超える。従業員が病院で受診を断わられたり,取引先に船清に来ることを拒まれたりもしたという。

 「はじめから感染経路不明ではまずい,と都は考えたのではないか。『武漢からの客と接触した従業員のいる屋形船』での発生としたほうが,都にとって都合が良かったのでは」。伊東さんはそういぶかる。

 当時,調査を担った保健所関係者も「新年会の場所が『屋形船』と発表する必要は,まったくなかった」という。感染症はつねに偏見と差別との闘いだ。そのことを熟知する現場は,個人が特定されないよう,情報の出し方に細心の注意を払っている。「都の勇み足のために,屋形船がクラスターの象徴のように扱われ,大変な迷惑をかけてしまった」。

 風評被害の訴えを受け,小池百合子知事は3月の都議会で「屋形船が発生源でないことは明白」と発言した。都は取材に対し,「屋形船というより,新年会という状況で感染が広がったことが伝わればよかった。結果的に過剰な報道につながる発表になってしまった」と釈明する。

 ウイルスがどこから屋形船にもたらされたのか。当時,都内でどれほど市中感染が広がっていたのか。いずれも解明されていない。(引用終わり)

 以上の話題,屋形船が新型コロナウイルス感染拡大の重大な媒介になったという「話題の筋書」に関して,世論を誘導(誤導)する役目を演じた東京都の責任は,原因であっても結果であっても,逃れえまい。

 小池百合子都知事の立場において,そうした経過のなかで生まれていた深刻な問題そのものに対して,実質では「われ関与せずのしらんぷり」であり,他人事。いかにも百合子らしい対応だといえなくはなかった。「緑のタヌキ」が人間を化かしたのかどうか分からぬが,それに近い現象が人為的に起こされたと観察されて当然である。

 都知事として小池百合子は,のちに「屋形船が発生源でないことは明白」と発言したというけれども,そもそも最初の段階で「都の勇み足のために,屋形船がクラスターの象徴のように扱われ,大変な迷惑をかけてしまった」とすれば,東京都の都知事小池百合子なのだから,この人に責任があった。

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 出所)https://togetter.com/li/1164839

 だが,事後における小池の対応は,新型コロナに関する会見では得意げな表情で「ロックダウン」とのフレーズを使っていた。そのために,都市封鎖になるとの誤解を招き,スーパーなどでは買い占めが起こった。彼女はあえて混乱状態を作り,政府 vs 都知事の構図を演出したのである。おかげで「緑のタヌキ」がこんどは「コロナのたぬき」に化け変わることができていた。東京都は化かしあう舞台ではない。

 

 「小池氏4年前公約『7つのゼロ』大半未達成 都知事選あと2カ月」東京新聞』2020年5月4日朝刊,https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/202005/CK2020050402000095.html

 この程度にしか公約を履行できていない都知事を再選させるのか? この記事の解説を紹介する。

 --〔2020年〕7月5日投開票の東京都知事選まであと2カ月。現職の小池百合子氏は新型コロナウイルス感染症が拡大するなかで,3月下旬の東京五輪延期決定までは「中止はありえない」と強気の姿勢を示していたが,延期決定後は東京の「ロックダウン(都市封鎖)」という強い言葉を用いるなどして感染防止対策に急激にかじを切り,注目を集めている。

 だが,前回の選挙で掲げた「7つのゼロ」の公約は大半が達成されていない。公約の進捗度を検証した。

 「7つの0(ゼロ)を目指します」。小池氏は2016年7月の都知事選の選挙公報で,こんなフレーズとともに待機児童や介護離職,残業,都道電柱,満員電車,多摩格差,ペット殺処分などの七項目を列挙。自身が選挙戦で強く訴えた「都政の透明化」「五輪関連予算の適正化」といった主張とともに,有権者から多くの注目を集めた。

 最初に達成したのは「ペット殺処分ゼロ」(重傷や病気などのケース除く)。ボランティア団体との連携で犬や猫の譲渡を促進し,目標より1年早い2018年度に実現することができた。

 「満員電車ゼロ」は,都がこれまでテレワーク(在宅勤務)や時差通勤を推奨してきたものの,混雑解消はわずか。皮肉にも新型コロナ拡大による外出自粛要請で企業の取り組みが進展し,通勤時間帯の「満員電車」はほぼ解消したが,新型コロナの終息後にどこまで継続できるかが課題だ。

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  出所)https://buhitter.com/search?q=%E9%A2%A8%E5%88%BA%E7%94%BB&offset=80

 その他は依然,道半ば。「待機児童ゼロ」は,保育施設増加の支援策や保育士確保策を進め,2019年度には知事就任時の半数以下の約3700人にまで減少。ただサービス利用者の増加に追い付かず,目標にしていた今〔2020〕年3月末までには達成できなかった。

 「残業ゼロ」は都職員の勤務時間縮減を進めているが,知事就任以降,月平均残業時間は23時間前後でほぼ変わらない。「都道電柱ゼロ」は,条例を制定して電柱の新設を禁じたものの,2019年度の地中化率は4四割にとどまるみこみ。

 「介護離職ゼロ」では,介護と仕事の両立支援や老人ホーム整備を推進してきた。一方で,都内に約7800人(総務省統計)とされる介護離職者の推移は把握していないといい,検証は困難。区部との格差をなくす「多摩格差ゼロ」も数値目標などがなく,なにをもって達成とするか分からないままだ。都のある担当者は「あくまでも選挙時に打ち出した理念。地道に取り組んでいくしかない」と話す。

 公約の行方はどうなるのか。小池氏は知事選への態度を明言していないが,都は昨年末,長期戦略のビジョンを策定。小池氏が再選出馬すれば事実上の公約になるとみられている「目指すべき2040年代の東京の姿」として,「(介護離職や待機児童が)死語に」「電柱が姿を消す」「満員電車は過去のもの」と記した。

 今後も取り組みを続ける意思表示をしたかたちだが,都議会野党会派からは「具体的な目標,進捗状況が定かでない」とけん制球が飛んでいる。(引用終わり)

 本ブログ筆者が都民だったら,この百合子へは絶対に1票を入れない。堀江貴文都知事選に立候補するらしいが,ほかにまともな人間は立候補しないのか?

 いまとなってみれば,新型コロナウイルス感染拡大「問題」に対しては,扇動的な発言をする以外,もっぱら『stay home オバサン』でしかありえなかった小池百合子都知事は,桝添要一や猪瀬直樹などが都知事だった時よりも,政治家としての品質(資質・実力)に関して大きな問題(欠格・不足)ありといわざるえない。もっと可能性のある立候補者が,7月に予定されている都知事選に登場し,いどんでほしいものである。

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