アベノマスクから公文書管理体制に観取できる「安倍晋三・麻生太郎・菅 義偉:自民党政権」の体たらくぶり,時計の針さえ止めている時代没落「性」(1)

安倍晋三首相,麻生太郎副首相兼財務相に劣らず,政治家としてのダメさかげんを誇る菅 義偉官房長官の公文書「観」は,民主主義国家体制においては埒外で落第


  要点:1 まともな為政をおこなっているつもりならば,公文書に残せないような政権の記録はないはずだが,新型コロナウイルス感染拡大「問題」についても「偽造・捏造・安倍晋三」的に隠蔽しようとする以前の段階で,極力,会議の記録を残さない立場を,堂々と表明している

  要点:2 国家の「今後における発展のため」には必要不可欠である今回における新型コロナウイルス感染拡大「問題」に関して,通常の議事録を作成しないといって憚らない,菅 義偉官房長官風のこの国家体制は,民主主義の基本理念から異常に逸脱している

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  出所)https://news.yahoo.co.jp/byline/ishikawakeiko/20200421-00173473/


 ①「アベノマスク」転じて「アホノマスク(ムダノマスク)」と化す-官房長官「落第」の菅 義偉がいわく,「布マスク『流行に備えて保有を』 菅長官が強調  寄付する動き受け」

 a) 上の「文句」は,『朝日新聞』2020年6月2日朝刊4面に出ていた記事の見出しであるが,これを読んだときハッとさせられた。新型コロナウイルス「菌」は 100%通過させてしまい,全然止められないはずの「アベノマスク:布製のそれ」に関して,菅 義偉が官房長官の立場から,わざわざつぎのようにいったと報道されていた。

 菅 義偉官房長官は〔6月〕1日,政府が全世帯向けに配布した布マスクをみずから使わず,自治体や慈善団体に寄付する人がいることをめぐり,今後の新型コロナウイルスの流行に備えて保有して欲しいとの認識を示した。

 

 配布中の布マスクについては,費用対効果などの点で野党が批判している。菅氏はこれまでの記者会見で「次なる流行にも十分反応できるよう,布マスクを多くの国民が保有することに意義がある」と強調。1日の会見で記者団から「保有しておいて欲しいのか」と問われると,「ぜひそういう方向で使って」と述べた。ただ,厚生労働省がホームページで掲載するQ&Aでは,不要な場合に「必要とされている方に譲るなどの選択肢もご検討ください」としている。

 

 5月29日時点で配布したのは4800万枚。届いたのは37%の世帯だけで,政府は5月中としていた配布完了時期を6月中旬に変更している。配布費用は約260億円のみこみで,うち調達費が184億円,配送費が76億円という。

 b) 菅 義偉君に聞きたい。アベノマスクはいちおう,新型コロナウイルス感染拡大「問題」から “人間の本体” を護るために使用するものとして,世帯ごとに配布しているけれども,まだ国民たち全員(全体)に配達されていない。その間,このコロナウイルスは日本の経済・社会・政治・文化に対して全面的に近い悪い影響を与えてきている。

 そうした停頓していた状況が推移するなかで,いまだにこのアベノマスクは全世帯に届けられていない。ずいぶん悠長な仕事になっている。コロナウイルスじたいの「仕事っぷり」のほうはとみれば,感染者作りに向けて,彼ら:ウイルスなりにせっせと励んでいる。にもかかわらず,これに感染して被害を受ける人間の側〔の政府〕が,このように悠長に構えているようでは,初めからケンカにならない。

 第1波の新型コロナウイルス感染拡大の猛威はひとまず収まりつつあるものの,第2波がいつ襲来してきてもおかしくない状況を踏まえてなのか,菅 義偉は『布マスク』を『次なる』『流行(に)備えて保有」しておいてほしいといった。この発言は二重の意味でおかしい,というかトンチンカンもいいところであった。

 そもそも「布製マスク」は「不織布マスク」に比較したらなんの役にも立たない程度の,いうなればイカサマの欠陥製品であった。コロナウイルスが悠々とスカスカに通れるアベノマスクである。乳児(新生児)の入浴時に体を洗うための柔らかい布の代わりにでも使えるとしたら,こちらには適しているかもしれない。その程度のシロモノであった。

 もっとも,数日前の報道によれば,「厚生労働省〔6月〕5日発表した2019年の人口動態統計によると,1人の女性が生涯に生む子どもの数にあたる合計特殊出生率は 1.36となり,前年から0. 06ポイント下がった。4年連続の低下で2007年以来12年ぶりに減少した」ということだから,そうした乳児用の使途はそれほど需要がないかもしれない。この出生率・数の問題は後段であらためて言及する。

 c) わが家に「布製マスク」が配達されたのは6月3日のことであった。ところでいまでは,不織布マスクの値段は以前の価格近くにまで下がり,安くなっている。新型コロナウイルス感染拡大のせいで,しばらくマスクが品不足になってしまい,高い価格で売られていたときとは異なり,以前とそれほど変わりない値段まで下がっている。あちこちの店頭には,マスクがたくさん積み上げられ販売されている。

 はっきりいって,いまではゴミ同然となっているアベノマスクである。配達されたその布製マスクが汚れていたり,異物が混入されていたりしたものもあったという。このアベノマスクの話題ときたら,ちゃんちゃらおかしくもなるような話題まで提供していた。

 要は,安倍晋三の「為政」による実にバカらしい無駄金遣いを,アベノマスクは犯していた。菅 義偉は「次なる流行にも十分反応できるよう,布マスクを多くの国民が保有することに意義がある」と「強調」していたが,ピント外れもいいところである。

 ここに来てすでに,どの世帯も個人も,自分で不織布マスクを調達でき使用している。あるいは,マスクのかたちも色合いも柄ももっと素敵になっており,いろいろな素材で製作されたマスクまで製造・販売されている。わが家にも2日前であったが,その後者に属するマスクが,通販で注文したものだが届いていた。これでアベノマスクは,完全に,母親をみつけられない「みなしごハッチ」も同然になった。

 d) 結局のところ,アホノマスクはゴミ箱入りさせるとするか? パソコンならばゴミ箱入りさせておけば,そのファイルなどみずから消え去ってくれる。だが,多額の国家予算を充当してきたこのダメノマスクは,ゴミ箱に投入し放棄したただけで,後始末が済むような問題ではありえない。この無駄金遣いにかかわった国家の責任者は誰でああったか問うまでもないが,ともかく名は体を表わすであった。

 アベノマスクをめぐっては,「こんな人」が「そんな仕事」をやってきたしだいで,ましてやあの安倍「1強〔凶・狂〕」政権のことゆえ,当初466億円も予算枠を用意したうえで,国民たち(世帯単位だが)に対して,いまだに “現在も2枚ずつ配布中である” という。この「アホノマスク」の絶大なるムダの度合とみたら,これはまさしくわれわれの『血税が乱費されている』としか理解のしようがない。

 しかも,随意契約でこのダメノマスクを製造・配達させていたというのだから,この役立たずの「サギノマスク」の「国民たちへの配布」の問題に関連させていえば,安倍晋三に向かいこの『布製マスク案』をご注進した「官廷(宮廷)秘書官の佐伯耕三」は,即刻,免職に値する。もちろんその前に安倍晋三自身も引退するのが筋である。

 e) 安倍政権がやることなすことのそのすべてが,けっして国民たちのためではなかった。布製マスクの配布劇も,この「世襲3代目のお▼カ政治屋」自身のために演じられていた。それもヨウチエン・レベルのお芝居にさえなりえないまま,単なるドタバタ劇に変じていた。

 これまで,安倍晋三のトンデモ「為政」が7年半近く経過してきた。昨日〔6月5日〕の本ブログでも言及したが,少子化の傾向・趨勢が止まらない。2019年における新生児誕生数は86万人にまで下降し,出生率は 1.36(過去最低値は 1.26)を記録している。

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 安倍晋三君の為政がつづいてきた時期において,この出生数の減少に対していくらかでも歯止めになるような政策は,なにも有効に実現できていなかった。出生数の減少傾向をともかく第2次微分的にでもいいから,その傾向を変えるための国家的な努力がなされていて当然であるが,いまだにその反映とみなせるまともな成果はみつからない。

 アベノマスクの発案から世帯単位向けの配布という実行案は,だいぶ以前に決まっていたわけだが,その後の処理・手配の状況がひどく遅滞していた。ともかく,いまだに配達されていない「世帯」があるという。思いつき的にであっても予算を独断的に付けるのはたいそう早かったが,そのあとにつづく実際の仕事はまるでダメで,いつまでもモタモタ……。

 f)「保育園落ちた日本死ね」(2016年2月)の事後談 この話題の出所は,ここでは「ニュースのその後 #3 -待機児童問題「保育園落ちた日本死ね」のその後-」『TBSラジオ』2019. 9. 20 金曜日 23:55,https://www.tbsradio.jp/411726 からである。

 〔それは〕東京都に住む30代前半,会社員の女性が投稿したブログ記事〔であった〕。育児休暇が終わるので,〔2016年〕3月で1歳になる息子を預けていざ働こうと思ったら……。そんな状況に理不尽さを感じて,独り言のつもりで投稿したんだそう〔である〕。

 

 当時,〔初めは出所が不確かだと信用されなかったが,その後は〕沢山のメディアで報道され,確かに〔この〕ブログ〔の発言〕以降,厚労省も緊急対策をしたという成果はあるにはあったものの,まだまだ潜在的な待機児童は何十万単位と予測される現状。

 

 また,保育士の待遇改善の必要が叫ばれるなか,補填に充てられるべき費用が,国が認める「委託費の弾力運用」で人件費以外に流用されることも多く,保育士の給与 up に結びつかない,などの問題も。

 

 そして,2016年度から新しい制度として積極展開された「企業主導型保育」では,急ごしらえの施設や環境ゆえ,なかなか質が伴わないというケースも散見されている。

 補注)本日の新聞報道に関連する記事があった。「首都圏,待機児童4割減 23区・政令市  増設・保育士確保で定員増」『日本経済新聞』2020年6月7日朝刊2面の記事である。以下に冒頭の段落のみ引用する。

 

 --東京23区と首都圏の政令指定都市で,2020年4月に保育所へ入れなかった待機児童数が前年同月比で約4割減少したことが日本経済新聞の調査出分かった。施設整備などで受け入れられる子供の数を増やしたことが大半の市区での減少につながった。ただ,依然として水準が高い自治体もあり,政府がかかげる2020年度末の待機児童ゼロの目標達成は容易ではない

 

 なお,最初のほうで話題が若干出ていたが,その間の出生数は,下記のように確実に低落してきた。それゆえ,この「待機児童ゼロ」の問題に与える相対的な意味は,統計的に併慮しておく余地があった。さらに,都道府県ごとに関しても,また個別に配慮すべき事情があった。

 

   2015年   100万5677人

   2016年     97万6978人

   2017年     94万6065人

   2018年     91万8397人

   2019年     86万5234人(4年間で 13.5%減少)

 以上,2016年2月における話題がその後の2019年9月になっても,この程度にしか進展していなかった経緯・実情が語られていた。こういった社会政策上の具体問題に対してこそ,アホノマスク的な「予算措置をともなう対策」が必要ではなかったか? 安倍晋三君,そう思わないか?

 首相官邸には,補佐官や秘書官がうじゃうじゃ(ウヨウヨ)居る様子がうかがえるが,自分ではなにも政策的な発想ができない「子どもの〈裸の王様〉」であるこの総理大臣に対して,もっと適切で効果的な助言・進言をできる国家官僚はいないのか? 単なる宮廷・宦官的な茶坊主集団としてしか彼らは存在しえておらず,またその機能も発揮しえていないのか?

 g)板垣英憲(いたがき えいけん)「マスコミに出ない政治経済の裏話」』の2020年06月03日における話題は,「首相秘書官と首相補佐官が司法取引して『桜を見る会』の名簿を公表,安倍晋三首相は the end(ジエンド)となる」であった。
 註記)https://blog.goo.ne.jp/itagaki-eiken/e/328ac7566006cca601277afcd7cfacd3

 板垣英憲が書いたその記述の冒頭だけ,つぎに少し引用する。

 「逆忖度」で,アベノマスク考案者の佐伯耕三首相秘書官が「桜を見る会」の名簿を公表するらしい。それで安倍晋三首相はジエンドとなるようだ。

 この板垣英憲「節」になる解説は,本当か? 確かに,現・安倍政権も寿命を迎えており,いよいよ “あと数ヶ月でおだぶつだ” と指摘する事情通もいないわけではない。

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【未 完】 この「本稿(1)」ではまだ公文書問題に言及していなかった。次稿(「本稿(2)」2020年6月9日  ↓  )に移ってからとりあげ議論する。

socialsciencereview.hatenablog.com

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