東京都民は小池百合子都知事を再選させ「愚中の愚」を選択した,この知事は自分の欲望達成のために都民を踏み台にする

「都民は愚民か」  コロナのたぬきを都知事に再選させた「衆愚による都知事選」は,民主主義を会得するに至っていない「都民:庶民の日常感覚」を,ハナから小馬鹿にしてきた小池百合子の勝利を結果させ,日本の民主主義をさらに停滞させる今後をもたらした

「衆愚の大衆」が形成する社会意識にただ乗りした小池百合子都知事は,過去4年間,確たる成果を上げていないし,これからの4年間もおそらくたいして,都民のための貢献をしないと予想される

2020東京オリンピックを延期してでも開催すると考えているとしたら「愚中の愚そのもの」である,今年の3月下旬以前は五輪の花になりたがり,それ以降はコロナの女王になりたがっていたこの「エゴイスト女帝・都知事」が,都民のために本当に・本気で働く真意はない。この点は,過去4年間の実績が余すところなく証明してきた

「国家運営の悪政=安倍晋三」と「東京都運営の拙政=小池百合子」という組み合わせの理解でいえば,前者の晋三はもうすぐ消えるからまだしも,後者の百合子はこれから4年間都知事をやるのだから,都民たちに与える極悪な影響としては,このコロナのタヌキを都知事に選んでしまった都民たちは,いまからよくよく覚悟しておいたほうがいい
小池百合子都知事が政治家として “トンデモな経歴” ならば誇ってきた事実(「権力と寝る戦術」しか政治屋としての目立つ実績はない)をしれば,都知事に再選させた過ちに都民たちは気づくはずである,だが,そこにこそまさに「都民的な愚民性の活用を基礎に置いた百合子都政」の制約・限界があった

 

  要点:1  東京都知事に選ばれた小池百合子のために,日本の政治はさらに悪化する

  要点:2 都民=愚民という基本図式を活用した小池百合子都知事の戦術,片かな英語にコロリと騙されるほうも悪いが,早く,この喰わせ者の都知事から解放されないことには東京都・民の生活環境はよくならない

  要点:3 いままでのどの東京都知事であっても,この百合子知事よりはマシだったという前評判あり


  熊本県球磨川流域の大水害,いるのか・いないのか判然としない,総理大臣安倍晋三

 本日,2020年7月5日『朝日新聞』朝刊1面の冒頭記事は,「熊本豪雨,死者22人 心肺停止17人 不明11人」と見出しをつけられ,つぎのように報道していた。前半だけ引用する。

 熊本県南部などを襲った集中豪雨で,5日までに22人の死亡が確認された。県によると,午後9時現在,死者は人吉市9人,芦北(あしきた)町9人,津奈木(つなぎ)町1人。このほか,八代市によると3人が死亡した。また,特別養護老人ホーム千寿(せんじゅ)園が水没した球磨(くま)村で16人,芦北町で1人が心肺停止。人吉市と芦北町,津奈木町球磨村で計11人が行方不明になっている。(▼2面=急速に浸水9メートル〔つぎの化画像資料はこの2面の一部,クリックで拡大・可〕,21面=写真特集)

 

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 国土交通省によると,氾濫や決壊が相次いだ球磨川の流域で計6100戸が浸水。5日も,自衛隊や消防などがボートやヘリコプターを使って取り残された人の救助活動を続けた。広い範囲が水没した人吉市街地では住民らが水につかった家具を外に出し,床にたまった泥をかき出す作業に追われた。

 

 県によると,5日午後1時までに橋の崩落が県内で14カ所確認されたほか,のり面が崩れたことなどによる道路の通行規制が57カ所にのぼった。〔また〕気象庁によると,鹿児島県の甑(こしき)島地域で5日午後10時半までの3時間に182ミリを超す雨が降ったという。

 

 梅雨前線に向かって暖かく湿った風が流れこむため,7日夜にかけて再び警報級の大雨となるおそれがある。6日午後6時までの予想24時間雨量は熊本県や鹿児島県,宮崎県の多いところで250ミリ。球磨川流域の被災地では少しの雨でも災害が発生する可能性があり,注意を呼びかけている。

 a) 第2次安倍政権がつづくあいだ,なんどもとくに大水害が発生してきたが,この政権がそのたびにみせてきた対応は,実に生ぬるいものであった。水害が深刻化する様相を事前に気づこうともしないで,安倍晋三という首相は自分のオトモダチたちと酒宴をもよおしては,事後の対策に遅れをとるといったみっともない態度も披露してくれた。

 たとえば,こういう事実が記録されていた。「安倍首相,広島土砂災害の報告後も1時間ゴルフ 対応後は官邸から別荘に戻る」『HUFFPOST』2014年08月21日 16時33分 JST,更新 2014年08月21日 16時36分 JST  は,「安倍晋三首相は8月20日夜,広島市の豪雨被害で救出活動が続くなか,静養のため官邸から山梨県鳴沢村の別荘に戻った」と報じていた。

 この種の対応を一国の最高責任者が重ねてきた事実があった。この程度でしかない「子どもの〈裸の王様〉」である「世襲3代目のお▼カ政治屋」だからといって,そうした采配が許されるわけはなく,当時はそれ相応に批判されてはいたものの,「安倍1強〔凶・狂〕」政治のなかでは,この「初老の小学生・ペテン総理」にとってみれば,該当する批判などカエルの面になんとかの態度で応じていた。

 その広島県ではその後〔といっても2020年になっての話題〕,河井克行・案里夫妻の公職選挙法違反に関する大々的な買収行為が発覚しており,その黒幕だと誰しもが疑う安倍晋三にまで司直の手が及ぶかどうかが,いまでは世間の大きな関心事にもなっている。

   昨年:2019年10月中旬,長野県長野市に発生していた大洪水がこれ。

 

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 b) 話を少し戻してふれるが,本日の朝刊には『朝日新聞』の場合,前述2面の解説記事「〈時時刻刻〉急速に浸水,最大9メートル 決壊・越水・あふれ,12カ所 熊本豪雨」との見出しを付けられたこの内容から,とくにつぎの段落を拾って紹介する。なかでも「日・時の時期(区切り・前後関連)」に留意して読みたい。

 ※-1 今回の豪雨について,国土地理院球磨川周辺の浸水推定図をサイトで公開した。それによると,千寿園がある球磨村渡地区の1区域は浸水の深さが9メートルで,浸水した地区の中でもっとも深いと推定された。人吉市のJR人吉駅近くの市街地も,深い地点で3~5メートルの浸水があった。

 

 球磨村人吉市を含む熊本県南部では3~4日にかけて,球磨川流域を覆うように発達した雨雲がつぎつぎ発生する「線状降水帯」ができたとみられ,激しい雨を降らせた。3日午前0時から4日正午までの降水量は,上流域の湯前町で497ミリ,球磨村で470. 5ミリだった。

 

 これを受けて,球磨川の水位は,多くの人々が寝静まっていたとみられる4日未明から朝にかけて急上昇した。球磨村は4日午前3時半,人吉市は午前5時15分に,それぞれ全域に避難指示を出した。

 

 ※-2 雨量「想定外」,突然の特別警報

 気象庁は熊本・鹿児島両県への大雨特別警報を4日午前4時50分に発表した。これを受けた熊本県人吉市の避難指示の発表は午前5時15分になった。市幹部は「天気予報が刻一刻と変わり,避難指示を出す判断が難しかった」と明かす。

 

 大雨特別警報はすでに災害が発生している可能性が高い状態で出すため,家屋の2階に上がることなど命を守る最善の行動を取ることを求める情報だ。気象庁みずからが「特別警報の発表を待ってから避難するのでは手遅れとなる」と呼びかけており,避難所など屋外への避難は特別警報前にするよう求めている。

 

 ※-3 救助・支援を指示 首相,災害対策本部

 政府は5日夕,非常災害対策本部を設置し,首相官邸に関係閣僚らを集めて初会合を開いた。安倍晋三首相は被災者の救助・支援活動やライフラインの早期復旧などを指示し,「なによりも人命が第1だ。孤立した住宅などからの救助,安否不明者の捜索に全力で当たってください」と述べた。同本部の設置は昨年10月の台風19号以来。 その後のもちまわち回り閣議では,非常勤の「即応予備自衛官」の招集を決定した。

 c) 以上の経過に関しては,本日(7月6日)の『朝日新聞』朝刊「首相動静」は,前日の5日に関する安倍晋三の行動を,つぎのように記している。

 【午前】東京・富ケ谷の自宅で過ごす。

 【午後】4時51分 官邸。
       57分 菅 義偉官房長官武田良太防災担当相,西村明宏岡田直樹杉田和博           各官房副長官,沖田芳樹内閣危機管理監,青柳一郎内閣府政策統括官,関田          康雄気象庁長官。
     5時32分 豪雨非常災害対策本部会議。

     6時9分 自宅。

 この首相の動静によれば,7月5日は午後5時32分から6時9分まで37分間が,熊本県球磨川流域の大水害発生に対応する「豪雨非常災害対策本部会議」を開催する時間帯になっていた。

 さて,参考にまで,同上の「首相動静」(『朝日新聞』7月4日朝刊)についてとなるが,安倍晋三が「7月3日の夜」において記録した行動のうちから,つぎの項目のみ拾いだしておく。

 【午後】6時23分 東京・赤坂の日本料理店「もりかわ」。葛西敬之JR東海名誉会長,北村           国家安全保障局長と食事。

     9時13分 東京・富ケ谷の自宅。

 この3名が会食した時間はほぼ2時間半をかけていた。比較の材料にするに値する「長さ」であった。安倍は首相の立場から,熊本県球磨川流域の大水害については「なによりも人命が第1だ」を強調していた。

 d) 話題を小池百合子都知事に移す

 いまや完全に落ち目になっている安倍晋三のそうした近況に比較して,コロナのたぬき「こと」,東京都知事に再選された小池百合子は,元気がいっぱい,勇気もりんりんというしだいである,と推察する。

 なんといっても,つぎのごとき,7月5日実施の都知事選での結果を獲得していた。

   小池都知事が再選,前回獲得票を大きく上回る…「次の4年は死活的に重要」★
 YOMIURI ONLINE 2020/07/06 00:54,https://www.yomiuri.co.jp/election/local/tochijisen2020/20200705-OYT1T50103/ から =

 

 (前略) 小池氏の得票は350万票を超え,前回2016年選で獲得した約291万票を大きく上回った。小池氏は5日夜,当選確実の報を受けて東京・西新宿の事務所で報道陣の取材に応じ,「つぎの(任期の)4年間は,東京にとって死活的に重要だ。緊張感を持ってコロナにしっかり対応していきたい」などと2期目に向けた抱負を語った。

 補注)確かにそのとおりであって,小池百合子さらに都知事の任期4年を担当することになったら,しかも過去4年間の「なにもないに等しかった実績・成果」を踏まえていえば,「東京〔都民たちの立場〕にとって死活的に重要」な,コロナへの対応を大幅に上回ると予期されてよい『負の可能性』を覚悟するほかない。

 

 それでも,都民たちは〔後段にも言及があるように〕投票率が落ちているなかで,このように圧倒的な多数票を小池百合子に与えて都知事に選んだという事情は,都民=愚民「化」の現状を端的に表現していたと受けとめるほかない。この点の説明は後段でおこなう。

 

〔記事に戻る→〕 新たにコロナ対策に充てる3000億円規模の補正予算を編成する考えを示したほか,東京五輪についても,感染症対策を優先して進めると説明。「いかに費用を圧縮しながら簡素化するか。都民,国民の納得をいただけるよう進める必要がある」と述べた。

 

 過去最多の22人が立候補した今回の都知事選で,小池氏は,感染拡大を防ぐとして選挙期間中に街頭演説を一度もせず,ネット配信した動画で「東京版CDC(米疾病対策センター)」の創設などを訴える「オンライン選挙」に徹した。自主投票とした自民党,実質支援した公明党の支持層のほか,野党支持層や無党派層にも幅広く浸透した。

 

 宇都宮氏は小池都政のコロナ対策を批判。立憲民主,共産,社民の各党も支援したが,票を固め切れなかった。大規模な財政出動をかかげた山本氏も宇都宮氏らと「反小池票」を奪い合うかたちとなり,支持に広がりを欠いた。日本維新の会の推薦を受けた小野氏は実務経験をアピールしたが,知名度不足も影響して伸び悩んだ。

 

 投票率は55. 00%で,小池氏が初当選した前回選(59. 73%)を4. 73ポイント下回った。

 

 「緑のタヌキがコロナ災厄で焼け太り,コロナのタヌキへと変身できた事情」など

 1) 呉 智英「首相や小池知事の『カタカナ語濫用』の根底にあるものは何か」『NEWSポストセブン』2020.04.06 16:00,https://www.news-postseven.com/archives/20200406_1553965.html?DETAIL は,つぎのように分析している。

 東京都の小池百合子知事は,カタカナ語をよく使うことでしられている。イメージ戦略をともなう選挙では効果的だろうが,新型コロナウイルス対策のための記者会見で,老若男女,色々な人に言葉を届けるうえではどうだろうか。評論家の呉智英氏が,カタカナ語がやたら使われることの根底に何があるか,について考察する。(中略)

 これらのカタカナ語を得意気に使ったのは小池百合子東京都知事安倍晋三首相である。安倍首相はさらに二十七日の参院で,東京五輪を二年も長期延期すると「モメンタムが失われる」と発言している。各紙は「勢い」と説明を付けた。政治家はよほど英語が得意で,つい英語が口に出るらしい。
 註記)https://www.news-postseven.com/archives/20200406_1553965.html

 補注)もっとも,小池百合子における語学水準をアラビア語について探ってみると,こちらはどうみても,自由に駆使できるほどにまでその実力が備わっていない。この点を突かれると彼女は,なんとかかんとかいって逃げていた。おかしな応答ぶりであった。

 カタカナ語濫用の根底には,英語や仏・独語は高級な言語で日本語は劣った言語だという卑屈で歪んだ欧米崇拝意識がある。差別語認定された言葉をカタカナ語にいいかえるのは,その好例である。差別語認定されたら,その愚を徹底的に批判してやるのが本筋だろう。同じ意味の英語にいいかえて「良い言葉でしょ」と得意がっても,なんの意味もない。

 註記)https://www.news-postseven.com/archives/20200406_1553965.html/2

 〔2020年〕3月23日付朝日新聞は,コロナ禍で静まり返ったニューヨークをこう描く。「警備員の男性が嘆くようにこうつぶやいた。クレージーだ」。クレージーを日本語で表現できない方がクレージーだろう。

 註記)https://www.news-postseven.com/archives/20200406_1553965.html/3

 補注)あなたならこのクレージーという英語を,日本語としてどのように表現するか? いくらでもたくさんあるから,その選択に困るというくらいに語彙を豊富に用意できているのが,「教養あるりっぱな日本人の答え」となるはずである。

 2)小池百合子都知事が使った新型コロナウイルス感染拡大「問題」関係の片かな英語

 「小池東京都知事の新型コロナ関連の英語語録まとめ」『Boston Club NEWS』2020年6月4日という文章が,つぎのように説明している

 小池百合子東京都知事は,英語が得意であることは有名です。最初に東京都知事選に臨んだ時も,「都民ファースト」をキャッチフレーズにして当選しました。「都民ファースト」は,都民を第1に優先して政策を考えるという意味で使われました。このころから英語を入れたキーワードを作って,都民に訴える手法を採ってきました。

 2020年になって新型コロナウイルス感染問題が発生し,感染防止のための小池都知事の記者会見が毎日のように行われています。その会見のなかでも,英語が頻繁に出てきます。聞いていて意味の分からない方も,多いのではないでしょうか。

 そこでここでは,英語の意味の視点から分かりやすく解説します。(以下は用語以外は省略するが,厳密ではなくとも皆,その意味はだいたい理解している)

  1.ロックダウン(Lockdown)
  2.オーバーシュート(Overshoot)
  3.クラスター(Cluster)
  4.ステイホーム(Stay Home)
  5.ソーシャルディスタンス(Social Distance)
  6.東京アラート(Tokyo Alert)
  7.オフピーク(Off Peak)

 新型コロナウイルス対策に関して,小池東京都知事が使っている英語をまとめてみました。馴染みのない言葉も出てきたかもしれませんが,都知事の意図するところを汲んで,新型コロナウイルス感染問題の早期解決に向けてともにがんばりましょう。(引照終わり)

 この最後の「ともにがんばりましょう」という一句は,完全に小池百合子都知事の詐術(都知事選用の策謀)に引っかけられている。さきほどの呉 智英の指摘:批判のとおり,以上の片かな英語を「日本語で表現できない方がクレージー」だという点を,あらためて想起しておく余地がある。

 東京都民の庶民的な感覚の次元でいえば,上記の片かな英語「群」は,今回都知事選において小池百合子都知事に再選するのに有用であったという認識も必要である。しかし,残念ながらこの事実は「都民≒愚民」だと半ば断定せざるをえない論拠ともなっている。

 よくいわれるように庶民の平均的な政治意識は,当然のようにミーハー的な要因が強い。くわえていえば,それが前面に競り出たかたちで,何事においても判断基準になる機会も多い。小池百合子はそういった類いに属する社会認識の活用法であれば秀でている。その意味でも都民はまんまと百合子に騙されている。

 もっともそうはいっても,庶民が愚民視されたといっただけで問題は終わらない。この問題をめぐって,都民に対してだが,そうした「小池百合子の人間的な素性(負的な悪質面)」を暴露させうる競合者がいなかったということになる。

 石井妙子のベストセラー『女帝 小池百合子文藝春秋,2020年5月29日発行は,すで30万部を売っていると聞くが,東京都民のいわばミーハー的な庶民のうち,いったい何人がこの本を入手して自分で読み,百合子の政治屋的に狡猾で小賢しい行動様式を理解できた者がいるかといえば,都民としての有権者のなかではごくわずかだとしかいいようがない。

 以上の論旨は,都民(有権者)をけっしてバカにするのではなく,庶民の選挙意識は必然的に「水は低きに流れる要領」で,都知事選においてもその現象が発現していたに過ぎない。したがって,都民たち〔や勤務先が東京都にある近隣の県民たち〕は,これからも,小池百合子都知事の「過去4年間においてはこれといって評価すべき成果がなかった」という事実をよく承知のうえで,さらにこの知事とは付き合っていく覚悟が必要である。

 ということで,つぎの ③ のごときに小池百合子都知事をヤユした一文も登場していた。この種のヤユで済まされるような「今後における都政の4年間になる」と思えない。というのは,3月下旬になると2020東京オリンピックの問題は弊履のように投げ捨てしまい,こんどは「コロナ,大好きよ」とばかり飛び移っていった「百合子の行動軌跡」を忘れたくないのであれば,当然のこと,悲観的な予測をせざるをえないからである。

 

 小池百合子はカタカナ英語がお好き ! ?  『ウィズ  コロナ』『東京アラート』って…」『週刊SPA ! 』2020/6/9 8:31 配信,https://news.yahoo.co.jp/articles/4f5fffde9eb33af89d312b03a48ad1c8699f8048〔~ ?page=2〕

 1)「ウィズ コロナ宣言」っていわれても……

 小池百合子東京都知事が5月29日「ウィズ コロナ宣言」をした。「ウィズ 〇〇」といわれるとどうしても,「ブルゾンちえみ with B」を思い出してしまう。もしくは,まるでコロナビールのCMコピーのように感じる。「いつもあなたの楽しみとともにコロナビール」みたいな。

 「ウィズ  コロナ宣言」とは「コロナとともに生き,新しい日常を作る」ことを覚悟することらしい。「ともに生きる」というニュアンスだと永遠,もしくは相当長い期間を私は想像するけれど…… 。仮に1年だとしても「ウィズ コロナ」の状態では,オリンピックは開催できないと思うのだが……。

 それにしても「いま我慢していれば必らず元の日常が取り戻せますよ」ではなく,私たちは「新しい日常」を甘受していかなければならないのか。私たちは,すでにディストピアに暮らしていたのだ。

 補注)前項 ② の記述の最後には「新型コロナウイルス感染問題の早期解決に向けてともにがんばりましょう」という,あたかも小池百合子都知事の発想に喜んで協賛するかのような意見が提示されていた。だが,こちらの論者はこの「ディストピアのなかですでに暮らしてきている」のだから,そのような協力など,下手にはするなという感じで語っている。

〔記事に戻る→〕 さらに現在は「東京アラート」とかいうのが発令されているらしい。東京駅で買える新しいお土産銘菓かと思ったら,新型コロナウィルスへのさらなる警戒を促しているってだけだって。レインボーブリッジが赤くライトアップされ都民に注意を喚起するとか。それを撮影してインスタにアップしたいがために,人が集まっちゃったりして。

 補注)本ブログ筆者は,小池百合子が都庁やレインボーブリッジをライトアップして赤色や青(緑?)色に,信号機の色合いで染めるのをみせつけられて,昔風にいえば『幻灯機』的なお遊戯ごっこを思い出した。少なくとも,新型コロナウイルスはこの都知事にとってみれば,再選に助太刀してくれたアリガタイ感染症菌に違いあるまい。

〔記事に戻る→〕 小池百合子都知事のカタカナ英語だらけで,キャッチフレーズ主義の記者会見は賛否両論を呼んでいるようだ。バイリンガル河野太郎防衛相は,自身のツイッターで「クラスター」=「集団感染」,「オーバーシュート」=「感染爆発」,「ロックダウン」=「都市封鎖」「なんでカタカナ?」とつぶやいた。「オーバーシュート」はそもそも「感染爆発」を意味しないらしい。

 コロナ関連のカタカナ英語で,私がもっとも違和感を感じるのは「ロードマップ」=「行程表」だ。ビジネス用語らしいが,抽象概念ですらないものをカタカナ英語で言う必要ある?「明日から夏休みだ。有意義に過ごせるよう必らずロードマップを作るよーに! いいですか!」「はーい! 」(小学生が手を挙げて)

 補注)最近の日本では幼い時から英語を教えようとしているが,日本語もろくに分からない若者が急増している状況に鑑みていえば,英語はともかく日本語,それも美しい “コトバ” として(「美しい国」のことはあとまわしでケッコウ),正確に明瞭に駆使できるための教育のほうが喫緊時ではないと感じる。若者の言葉(日本語)が乱れているとかなんとかいう〈定型的な指摘〉よりも,「誰もが聴いて美しく感じるコトバ」となる日本語を会得させる教育が,日本の語学教育にはない。

 そもそも,小池都知事のカタカナ英語好きは,コロナ騒動以前からたびたび話題になっていた。都知事に就任した時の所信表明に出てきたカタカナ英語を並べるだけでも結構面白い。「都民ファースト」「ワイズ・スペンディング」「改革マインド」「サスティナブル」「ライフ・ワーク・バランス」「ソーシャルファーム」。いっこも意味がわかんねえ。

 補注)しかし,今回7月5日に実施された都知事選では,この片かな英語を駆使(?)する百合子に対して,「……んだから,小池さんは立派にコロナウイルス対策をやってきた」と,大きな勘違いというか見当外れの理解をしたまま,選挙に入って小池百合子に投票したものが多くいるらしい。失礼だが,だから都民のなかには愚民がウヨウヨ混在していると観察するほかない。

 だが,以上の指摘は,けっして・絶対に,彼らじたいをバカにして,そういっているのではない。ただ,小池百合子都知事のほうが1枚上手であったという相対的な対位関係が形成されていた。換言すると,現状のごとき「対・百合子関係」のなかで,都民の立場は実質「愚民あつかいされている」。この種の「必然的な前後関係・因果関係」は,都民がしっかり理解してほしい問題なのだと教えてあげても,当面は無理強いとなるほかない。しかしまた,そのかぎりではやはり,「都民=愚民だ」という最低線の理解が撤回できないことも確かである。

 2) 政党の名前もカタカナ英語で

 件の「ウィズ コロナ」という言葉は,慶應義塾大学環境情報学部教授でヤフー株式会社 CSOの安宅和人の造語らしい。コロナ騒動が起こってすぐに,高見の見物を決めこんだ学者たちが「アフターコロナ」や「ポストコロナ」なる言葉をもち出して,今後の社会のありさまを予測することで,言論界の場所取りを始めた。

 補注)CSOとは  Chief Sustainability Officer:最高経営戦略責任者のことだが,なにゆえ,サスティナビリティーが「戦略」と日本語に訳されるのかといえば,もとは「持続可能」の意味だからか? 会社(企業)が持続しなければならないのは当然も当然の課題・任務であって,当たりまえ過ぎて説明する気にもなれない。が,ともかくこういう訳を充てているということであった。ともかく,サスティナビリティーを「戦略」と訳すのは,意訳が過ぎる。CEO(Chief Executive Officer;最高経営執行責任者)となにか違いうるのか?

〔記事に戻る→〕 文系学者にとって今回のような非常事態は,みずからの存在を誇示する鉄火場らしい。「ポストコロナ」をさらに進めた思考として安宅和人が提示したのが「ウィズコロナ」である。彼はいう。「ウィズコロナ下の社会では,満員電車に乗せるような企業はコロナブラックとされる。企業はコロナホワイトをめざさなければならない」。コロナブラック(!)。

 彼もまたなかなかのキャッチフレーズ主義者だ。私はいままで圧倒的に雇う側が強かった労使関係がそう簡単に変わるとは思えないのだが。偉い先生がそういうのだからきっと満員電車はなくなるのだろう。やったねバラ色の未来じゃん。

 小池都知事だけでなくコロナ騒動のなかではカタカナ英語が飛び交っていた。「大阪では医療崩壊が起きている」と大村愛知県知事が指摘し,吉村大阪府知事は「そういう事実はない。エビデンスを提示しろ」と反論した。「クラスター」や「パンデミック」のような,日本語訳にすると熟語が複合する言葉なら,英語表現してもまだわかるが「エビデンス」って「証拠」でしょ? 日本語でいうほうがよっぽど楽でわかりやすいよ。

 しかし,時代は議論のなかでカタカナ英語を使うことがトレンドであり,駆使しなければ不利になるらしい。そこで私はひらめいた。「小池都知事や吉村府知事を総理大臣に」なんて声もあるみたいなので,政権を狙える巨大野党を編成できたら,政党の名前はカタカナ英語が良いのではないか?

 つぎに政権を奪取することができる政党は,必らずポピュリズムの手法を利用するはずだ。世界初のポピュリズム政党がアメリカの人民党だという。日本語で「人民党」というと左派の色合いが強すぎ,選挙では戦えないように思える。そこで「ピープル党」というのはどうだろう? ひっくり返せば「パーティー・ピーポー」! なんか「ポンッ! ポンッ!」と小気味よくなんなんでも決定してくれそうではないか。それとも「国民ファース党」,いや小池都知事カイロ大学出身なので「エジプ党」?(引用終わり)

 最後に断わっておくが,2期目に入る小池百合子都知事は,都民のためになる仕事は多分,ほとんどなにもやらない。なにせ「この人は自分第1,つまり百合子ファースト」だからである。だから本ブログ筆者はいったことがある。

 小池百合子都知事として造語した「東京アラート」よりも,いま緊急に必要で不可欠な標語は,これである。これから4年間は出しっぱなしにしておくべき警報の発令である。

 

 小池百合子 アラート

 

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