第2次安倍政権はいつ終わりになるのか,新型コロナウイルス問題に対応できるのか,都政の小池百合子的な私物化

「安倍1強〔凶・狂〕」内閣はいつ終わるのか,日本を壊しつづけ,経済も政治も2流国以下に引きずり下ろした「天下一品の愚昧内閣」は,いつおしまいにしてもらえるのか

一方,都庁の主:「コロナの女帝小池百合子」は,新型コロナウイルス感染者が拡大しても「PCR検査」を増やしたからだと,シャーシャーと応える厚かましさならば完備しているが,あの「東京アラート」はどこへいった? いま必要なのは,なんといっても「小池百合子アラート」

国政も国政なら都政も都政であり,安倍晋三小池百合子の私物化為政のために死物化される対象になっている「国民たち・都民たちの立場・生活」はたまったものではない

「夜の街」とは繁華街(風俗営業関係事業)だけの意味か? どこの街でも夜になれば「夜の街」だが? この理解に〈街違いでもある〉というのか?

 

  要点:1 安倍晋三専制的・独裁主義政権の末路

  要点:2 安倍国政と小池都政の共通性など


 「安倍首相の顔色に異変…髪乱れ生気なく党内に懸念広がる」日刊ゲンダイ』2020/07/10 14:50,https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/275817

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 「顔色がヤバイ」。このところ,テレビに安倍首相が映るたびに,自民党議員が心配の声を上げる。〔7月〕9日も官邸を退出するさいにぶら下がり取材に応じたが,髪は乱れ,目に生気が感じられなかった。河井夫妻が公選法違反で起訴されたおとといのぶら下がりも顔色がドス黒く,表情はうつろ。しゃべり方もたどたどしく,ロレツがうまく回らないようだ。

 補注)検察庁側は,河井克行・案里夫妻の公職選挙法違反までは追及するけれども,安倍晋三とこの周辺までは司直として手を出さないという裏取引がなされているのではないかと,疑心暗鬼的な憶測がいきかうこのごろである。だが,安倍君の表情に浮かぶどす黒さには,なにか非常な心配でもあるかのように思わせている。

 「顔のシミも目立つし,覇気がない。とても解散なんて打てる体調ではないように見えるし,むしろ第1次政権の時と同様に,突然のブン投げもありうるのではないかと,党内に懸念が広がっています」(自民党関係者)。

 補注)安倍晋三君が第1次政権をぶん投げたときはまだ1年だけの執権であったが,こんどにおいて,7年半もこの日本の政治と経済を散々に引っかき回したあげくに退散するとなれば,重大犯罪並みの為政しかできなかった事実のみを記録(意味)することになる。「日本を壊した」と表現しても,けっしてオオゲサでないどころか,まだまだいい足りない「2020年の梅雨明け前の時節」の話題である。

 この「世襲3代目のお▼カ政治屋」のおかげで,この「日出ずる国」の金属疲労的なヘタレ具合と来たら,前段のように指摘・観察された「アベ君の顔つき」程度では収まりきらないほどにまで深刻化させられた。しょせん,「子どもの〈裸の王様〉」に日本国の運営などまともにできていなかった。

 このアベ君の第2次政権において実際にやってきたこととなれば,「対米服属外交」の前進ぐらいであった。お得意の文句(念仏)であった「戦後レジームからの脱却」といった空虚な標語は,かえって彼が,完全に「非力の政治家」であった事実を,みずから実証させたに過ぎない。

〔記事に戻る→〕 永田町では,安倍首相の健康不安について書かれた真偽不明のメモも出回っている。会食にも主治医が同行して不測の事態に備えているとか,実は歩くのもおぼつかなくてテレビカメラの前に出る時には医師団が神経を使っているというような内容だ。 

 「ドーランを塗っても隠しようがないほど顔色が悪いのは事実です。河井夫妻の件は大ダメージで,コロナ感染者増に豪雨被害も重なった。宴会は自粛,長い夏休みなのに趣味のゴルフもできず,ストレスをためこんでいるそうです。総理の持病である潰瘍性大腸炎にはストレスが一番よくないことがしられている。体調不安説について聞こうものなら,秘書官が色をなして否定するなど,周囲はピリピリしています」(官邸関係者)。

 〔7月〕9日の朝日新聞によると,野党は予算委の閉会中審査に安倍首相が出席するよう求めているが,自民国対は「総理はお疲れだから休ませてあげないと」と,応じないという。そんなに体調が悪いのなら,ストレスフルな政界を引退して,治療に専念した方がいいのではないか。健康が心配だ。(引用終わり)

 そのとおりである。「そんなに体調が悪いのなら」,政治家=首相として「ストレスフルな政界を引退して,治療に専念した方がいい」に決まっている。ともかく,河井克行・案里夫妻の公職選挙法違反の1件が,自分のところまでなんらかの影響が及んでくるのかと,心配で仕方がないのか? 河井克行・案里夫妻の公職選挙法違反の事件は,安倍晋三が逮捕されて当然の疑いがあった。あとは,検察庁がこの首相をどのくらいまで「忖度」しているのかにかかっている。

 『日刊ゲンダイ』紙は,関連する報道として「河井夫妻起訴の闇  特捜部 1. 5億円不問の裏切りで幕引きか」2020/07/09,https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/275756 という記事も掲載している。あながち否定できない観方である。

 さて「安倍晋三 体調不良」と検索語を入れて関連する記事を探すと,いろいろ出てくるが,この語句にまつわるつぎのような記事を紹介しておく。最近における安倍晋三君の体調不良らしき様子を考えるうえで参考になる。


 舛添要一氏『心配…病気で突然辞任したときの雰囲気を思い出した』安倍首相の体調が良くないのでは…」『中スポ 東京中日スポーツ』2020年4月22日 23時16分,https://www.chunichi.co.jp/article/24936

 スポーツ新聞といって侮るなかれ,いまではすっかり意気地のなくなっている大手紙に代わって,こちらの系統の新聞のほうが,前後して注目している話題を真正面からとりあげ,的確に批評する場合も多くある。

 前東京都知事国際政治学者の舛添要一氏(71歳)が〔2020年4月〕22日,自身のツイッターで安倍首相の体調を心配した。同日夕におこなわれた新型コロナウイルス感染症対策本部会合で発言する姿をみて「言葉にも力がなく,精気を欠いているようで心配だ。私が閣僚として仕えた第1次安倍内閣で,病気で突然辞任したときの雰囲気を思い出した」と気遣った。

 補注)新型コロナウイルス感染拡大「問題」に対する安倍晋三の首相としての采配は,はっきりいって無力・無策に映っていた。どだい,この疾病問題をまともに理解して事態に当たっているようには,とてもみえなかった。専門家会議の構成員に肝心な点の判断は委ねるほかない「彼の姿」は,これではコロナ問題とは戦える首相ではないという印象を抱かせた。

 それに比較して7月5日,都知事に再選された小池百合子は,演技力だけは充実してはいるものの,この7月の第2週,つまり都知事選の投票日であった5日以降は,まるでコロナ問題に対峙する力量が,なにもないかのように思わせてきた。例の「東京アラート」は簡単に引っこめてしまったまま,これに変わるアラート問題に対応すべき施策は展開されておらず,ただ確たる自信のないような「女帝:コロナのたぬき」である状態に萎縮している。

〔記事に戻る→〕 舛添氏は自民党参議院議員時代の2007年に安倍第1次政権下で厚生労働大臣を務めたが,当時の安倍首相は体調不良でわずか31日で内閣総辞職をして退陣した。

 舛添氏はアベノマスクなどのアイデアや当初検討されていた所得制限付きの30万円の給付については側近の官邸官僚が仕組んだものと考えており,「十分に休養をとって英気を養い,選挙の洗礼を受けていない君側の奸を切り捨てて,自民党議員を使うことだ」と勧めた。(後略)

 ここで「君側の奸」とは,主に官邸にいる秘書官や補佐官の存在を指しているが,それらは官僚たちであった。「安倍首相の周囲にいる大臣以上の権力持つ7人の『君側の奸』」『NEWSポストセブン』2020/6/22(月) 16:05配信,https://news.yahoo.co.jp/articles/8a8d74656c412eb4c08e94d90127eb1731ab52a8(『週刊ポスト』2020年7月3日号) は,その人員たちをつぎのように上げていた。

 その筆頭が「総理の振付師」⇒ 2019年からは総理補佐官(総括担当)兼務する「今井尚哉・総理首席秘書官

 「全国民に布マスクを配れば不安はパッと消えますよ」。安倍首相にそう進言した“アベノマスクの発案者”とされる ⇒「佐伯耕三・総理秘書官」

 官邸の経産省人脈で今井氏,佐伯氏の大先輩にあたる,長谷川榮一・内閣広報官兼総理補佐官」

 官邸官僚の権力を笠にきた乱脈ぶりをさらけ出したのが,この〔バ〕カップル,和泉洋人・総理補佐官」と「大坪寛子・審議官(のちに内閣審議官室次長)」

 補注)京都不倫出張を週刊誌に暴露されても,国会のなかでは平然とした表情で,それも「私になにか文句でもあるか」といったふうな,あからさまにいけずうずうしい態度をとっていたこの医師出身の国家官僚「大坪寛子」を観たとき,ここまで厚かましくも恥知らずでかつ権柄尽くな表情を作れる光景をみせつけられ,かえって妙に感心したものである。

 警察人脈で霞が関官僚の頂点に立つ杉田和博官房副長官」と「北村 滋・国家安全保障局長」。北村は日本のアイヒマンに譬えられている。

 以上の者たちは,ある者は官邸から官庁の頭越しに指示を出し,ある者は上役を怒鳴り上げ,またある者は情報に目を光らせ, “隠密” となって敵を恫喝する。安倍首相に “忠誠” を誓うこうした7人の官邸官僚が国民に牙を剥いたとき,この政権は坂道を転がりはじめたのだ。(引用終わり)

 さて,その坂道は最初は緩やかな上り坂であったが,いまでは相当きつい傾斜がかかった下り坂になっているのかもしれない。坂道は上る時よりも下る時がきつい面もある。とくに,膝には負担がかかるわけだが,安倍晋三君の膝はいま,最高に「ガクガクしている」のかもしれないし,気分そのものも「オロオロ,オタオタしている」と拝察する。

 

 「【スクープ!】母・洋子から息子・安倍晋三への『引退勧告』~あの子の身体が心配でたまらない」週刊現代』2015年8月24日,https://gendai.ismedia.jp/articles/-/44879

 最初に注意を喚起しておきたいのは,この記事は5年前に書かれていた点である。また現在,安倍晋三の年齢は65歳(1954年9月生まれ)で,その母親の洋子は92歳(1928年6月生まれ)の母子とのあいだで,このような〈話題〉が登場していた。まあ,率直にいって, “見ちゃーられない,聞いちゃーられない……” という印象を抱くほかない。

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  【画像解説】「連夜,会食を入れているせいか,国会で眠そうにしていることも多い〔PHOTO〕gettyimages」。

〔記事の引用はここから→〕 もういい,十分やった,みていられない。安倍総理の母,洋子さんが,心を痛める。「ゴッドマザー」と呼ばれた勝気の女性を,ここまで心配させるほど,総理の心身は,ボロボロになっている。

 「起きていられない」。長崎への原爆投下の日(2015年8月9日),平和祈念式典に参列した安倍晋三総理は,明らかに様子がおかしかった。田上富久長崎市長のあいさつが始まり,まわりの参列者がじっと前をみるなか,安倍総理だけがキョロキョロと目を泳がせて落ち着きがない。

 実はこの時,会場の外では,政権批判のシュプレヒコールが発せられており,総理はその声を聞いていたのだ。自分を罵倒する人びとの叫び声は,総理の耳に不快に響いた。内閣の「不支持率」が,どの調査でも40%を超えるなか,九州電力川内原発(鹿児島県)の再稼働や,戦後70年談話発表といった大きなイベントが続く。

 これ以上,支持率は減らせない。緊張を要する事態の連続に,安倍総理疲労,いらだちは,ピークに達している。そんななか,批判が渦を巻くシュプレヒコールを聞き,総理が落ち着かなくなるのは当然のことだった。これにあわせるようにして,体調も悪化の一途をたどっているという。(引用終わり)

 以上の記事は2015年8月におけるものであった。5年前の報道であったが,この内容に示唆されているアベの為政は,その間,なんらまともな進捗を記録してこなかった。ただし,悪い意味で評価するならば大いに前進してきたが,基本としてはろくでもない為政を続けてきた。いくらかオカルト的な表現に富んだ記述をする板垣英憲は,2020年3月7日にこう述べていた。

 スピリチュアル的にいえば,「黒い貴族」の眷属である安倍晋三首相,麻生太郎副総理兼財務相は,在職通算8年で積み重ねてきた罪業を悔いあらためて「悪業の清算」を新型コロナウイルスに迫られている。つぎの「新機軸」(第3次世界大戦回避,世界の原発440基廃炉,地球環境改善,AIの産業化)の政治を担う……にパ〔バ〕トンタッチする義務を果たさなければならない。

 補注)「眷属(けんぞく)」とは,一族郎党の意味。

 コロナから迫られているかどうかはさておき,アベやアソウは「悔いあらため」るべき「悪業の清算」を,重い荷物として背負わされている。この2人はいままで,あまりにも深い罪業というものを,国民たちに対して犯しつづけてきた。そう簡単には清算などできない多い分量にまでそれは蓄積されてきた。けれども,その清算をしないよりは,少しでもしたほうがまだマシであって,彼らがいくことが多分決まっている地獄での待遇も,その清算しだいによっては,いくらか違ってくるかもしれない。

 

 「安倍首相 “体調悪化” 説が再び…第1次内閣悪夢の退陣がよみがえる ! ?」
週刊実話』2020年1月1日 01:00,『excite.ニュース』https://www.excite.co.jp/news/article/Weeklyjn_21255/

 このニュースは「安倍6月退陣で『麻生首相』の悪夢」と謳っていた。もっとも,今日は7月11日になっているから,予測が外れた記事である。だが,9月に衆議院解散総選挙があるかもしれないという観測ならば,いまのところ,有力な説としてちまたには流されている……。

 アベ君には早く引退してほしいのだが,そのつぎにアソウ君がまた首相になるといった話題は,世襲政治体制国家:日本の政治的な基本の構図が,もとより完全に近いところまで劣化しつくした現状を,否応なしに教えている。

 もっとも,アベ君にはもう解散をかける気力さえ失せているという憶測も流れていた。アベノミクスというダメノミクス,アベノポリティックスというデタラメポリティックスのおかげで,この日本は内政はガタガタにされてしまい,外交は世界各国から舐められつづけてきた。

 それでも「こんな人」をまだ首相に担いでいる日本国があり,あのスケコマシで実際の都政においてはなにもできもしなかった,つまり,前期の都知事任期中,まともな実績なしの都知事小池百合子をいただく東京都政がある。最悪であるこの「ヘタレ・コンビ」が,この日本という国全体を,いよいよ,ますます溶融・破綻させつつある。

 

  実質,倒壊状態の安倍政権を分析すると,こうなる

 以下に引用する記事は『高野孟のTHE JOURNAL』2020年04月20日https://www.mag2.com/p/news/449228 の記事「『官僚の言いなり』な安倍首相を見捨てる,自公実力者たちの実名」である。「安倍1強〔狂・凶〕」の実体に肉薄する批評が記述されている。③ までの記事を総括する文章・構成になっている。

 a) 「前文」新型コロナウイルスをめぐるもろもろの対応が批判的に受けとられ,支持率が急落した安倍政権。かつては「安倍一強」ともいわれた同政権は,なぜここまで追いつめられるに至ったのか。その最大の要因として,とある官僚による「菅官房長官排除」の動きを挙げる。

 高野 孟は,自身のメルマガ『高野 孟の THE JOURNAL』で今回,官僚や側近らに操られ迷走する安倍首相に対して苦言を呈すとともに,現政権が「いつまでもつのか」を占っている。以下からの文章が高野の記事となる。

 b) 4月7日発表の 108兆円緊急経済対策の目玉であったはずの「大幅減収家庭への30万円給付」を,わずか9日後の16日に撤回し「1人一律10万円給付」に切り替えたのは,前代未聞の大珍事で,これはもう「動揺」とか「混乱」とかいうレベルを超えて,政権じたいがキリキリ舞いのダッチロール状態に入りつつあることの証左である。

 世論はこの政権の体たらくにけっこう敏感で,4月10日過ぎに発表された一連の世論調査では,内閣支持率が急落し不支持率と逆転するという現象がはっきりと現われた。共同通信がそうなるのはおかしくないけれども,露骨に安倍首相寄りの読売や産経でもそうなっていることに,安倍首相は神経をすり減らしていることだろう。

      支  持  不支持

  産経  39. 0%  44. 3%

  読売  42    47

  共同  40. 4   43. 0

  補注)この内閣支持率は,最新(6月中)の各紙世論調査では,さらに低下していた。

 産経の調査では,〔4月〕7日の緊急事態宣言について「遅すぎる」がなんと82. 9%,アベノマスクを「評価しない」が74. 8%である。

 私〔高野〕にいわせれば,それでもなお4割前後の支持があることの方がむしろ不思議だが,支持の理由のだんとつトップは相変わらず「他にかわるべき人がいない」で,この数字には自民党内の反主流派や野党のだらしなさへの批判や失望が半分くらいは含まれているとみなければならないだろう。つまり,安倍首相への積極的な支持はたぶん20%程度だということである。

 c) 安倍首相はいつ辞めるのか?

 代わりがいるかいないかにかかわらず,安倍政権は自壊しつつあり,問題はこの有様でいったい,いつまでもつのかということである。

   ※-1《2020年6月?》   『サンデー毎日』4月26日号は「安倍6月退陣で『麻生首相』の悪夢」と題した記事をかかげ,二階俊博自民党幹事長が安倍首相に見切りをつけ,コロナ対策が落ち着くことを前提に「6月には退陣してもらうしかない」と周囲に話しているようだ,と書いている。

   ※-2《2020年9月?》 6月とはいかにも早すぎて,コロナ対策が落ち着いている可能性は大きくない。それでも「9月か10月になればコロナ対策も落ち着いて退陣の道筋がつきそう」だと,同誌は指摘する。仮に安倍首相が体調不良やコロナで入院した場合,麻生太郎副首相兼財務相が首相臨時代理となり,2021年9月の党総裁任期まで務め総裁選をおこなうことになる。臨時代理とはいえ「麻生首相」というのは,国民にとってはもちろん,自民党にとってさえも悪夢でしかない。

 補注)仮にでも,第2次「アソウ政権」が誕生したりしたら,それは庶民たちにとってみれば,悪夢の再来なんぞどころか,生き地獄の様相を想像させる。「下々の庶民」の生活実感とは完璧に無縁である「こんな世襲政治屋タロウ」が,またもやそう簡単に首相となったとしたら,こんどは悪夢以上に最悪である事態が発生する,ということである。

 しかし,実際に安倍首相は,体調不安説に加えて,アベノマスクや「うちで踊ろう」便乗ビデオなど,なにをやっても裏目に出て,不評どころか嘲笑の対象となってしまう状態にかなり精神的に参っていて,近しい者には「もう辞めたい」と漏らしているようなので,ありえないシナリオではない。

 補注)アベが国民たちから「嘲笑の対象になっていた」事実は,いってみれば,庶民たちもようやく,この「世襲3代目のお▼カ政治屋」に気づいたことの証左を意味していた。もっとも,いまごろ気づいたとしてても時すでに遅しであって,すべてをめちゃくちゃにしてくれたこの「幼稚と傲慢・暗愚と無知・欺瞞と粗暴」の総理大臣は,もとから国政の最高責任者の任務など荷が重すぎていた。

 だがそれでも,いわゆる「君側の奸」たちがその弱点を隠し,ごまかす役目をはたしてもいたゆえ,官邸政治(官廷専制手法)の悪弊だけが,それも国会を完全に無視したかたちで跳梁跋扈する欠陥を生んでいた。

   ※-3《2021年4月?》 さらに,そこをなんとか乗り越えて来年までたどり着いたとしても,はたして来夏に本当に五輪を開くことができるのかという大難問が待ちかま構える。……,新型コロナウイルス禍は来年7月までに収まっていればいいというものではなく,できれば来年1月,いくら遅くとも3月一杯までに全世界的に(第2波,第3波のぶり返しが各国ごとに起こりえないとほぼ確信できるところまで)収まっていなければ,日本もIOCも各国の五輪委や選手団も,本格的な準備作業に入ることができない。

 アビガンにせよなににせよ,安心して使える治療薬が国際的に承認されて,いきわたっているという奇跡的な状況が生まれていれば別だけれども,来春までに皆が気を取り直し心を一つにして五輪成功に向かって走り出すということには,なかなかなりにくいのではないか。とすると「再延期」はありえないから「中止」で,その時点で安倍首相は引責辞任せざるをえなくなる。

   ※-4《2021年9月?》 五輪が無事に開かれれば,その終了後に安倍首相は総裁の任期を満了し後を総裁選に委ねる。岸田文雄政調会長と石破 茂=元幹事長の対決となれば,安倍首相に近すぎる岸田に勝ち目はない。

 d) 総選挙を打つタイミングもない

 こうした流れを解散・総選挙で断ち切ることはできないかと安倍首相周辺が考えるのは当然で,トランプ米大統領が11月に再選を果たせば早速,12月にも来日を求め「強固な日米同盟」を演出して年末ないし年初に解散という話も,もち上がっているようだが,戯言に等しい。

 第1に,今秋にはコロナ禍は国内的には一段落しているかもしれないが,米国をはじめ世界はどうなっているか分かったものではない。  

 第2に,そのなかで,ほとんど酔っ払いのおじさんのようになっているトランプが再選されるかどうかは,ますます疑わしくなっている。

 第3に,大物の国賓としては今春の来日を延期した習近平=中国主席を年内にも招くのが先で,その前にトランプを挟むのは筋違いである。

 第4に,それ以前に,来秋はこの数カ月の自粛による経済破綻が一気に爆発して大変なことになっている公算大で,とうてい安倍首相の「政権立て直し」という自己都合のための総選挙に国民は付き合ってはいられない。 

 安倍首相のもとでも,ましてや麻生臨時代理のもとではなおさら,総選挙はありえず,来年9月に選ばれる自民党新総裁のもとで,10月の任期満了までの間におこなわれるとみるのが順当である。

 e) てんでんバラバラの政権運営

 「安倍一強」といわれてきた政権がなぜこれほど無様なことになってしまったのか。致命的な要因は,昨〔2019〕年9月の人事で首相秘書官の肩書で満足仕切れなかった今井尚哉が,首相補佐官をも兼任して官邸を取り仕切る権限をえて,菅 義偉=官房長官を意思決定システムから排除しようとしたことである。

 安倍政権がこれほどまでに長続きしてきた最大の要因は,良かれ悪しかれ,菅のいかにも旧自民党の党人派的な人脈管理術にもとづく根回し能力であり,菅がいればこそ二階=幹事長や公明党山口那津男=代表とのパイプもつながっていた。また菅とその脇を離れない警察出身の杉田和博官房副長官とは全省庁に目配りをし,その政策と人事の動きを情報管理していた。

 それに対して,今井,その副官である佐伯耕三=秘書官(アベノマスクや安倍自宅リラックス動画アップの発案者),西村康稔=経済再生症/コロナ対策相など,いずれも東大→経産エリート官僚の道を歩んできたグループは,本当のところは,その場かぎりを切り抜けるだけの小賢しい浅知恵しかもちあわせていないのに,それで安倍首相を操ればこの国を取り仕切れると勘違いして,菅という「盲腸」を切って捨てようとしたのである。

 安倍首相は「今井ちゃんに聞けば,なんだってすぐ答えが出てくるんだよ」と,その圧倒的な学力の差に感服しまくっていて,それはそのとおりなのだろうが,その今井らの「学力」とは上述のような「小賢しい浅知恵」以上のものではないので,その結果が政権の迷走状態となって発現するのである。

 このようにして,菅を無視したことで二階にも山口にも話がゆきわたらず,結果として安倍首相が大恥をかくことになった。さて,これから二階や山口は,どういうタイミングで安倍首相を見限ることになるのか。(引用終わり)

 以上のごとき「高野 孟による分析・観測の記事」が書かれてからすでに3ヵ月近くが経過した。だが,この程度・種類の始末さえろくにつけられない自民党〔と公明党の〕野合政権であった。このように,きわめていいかげんで,どこまでもズサンな状態がいつまでもつづく現実政治になっている。それに,新型コロナウイルス感染拡大「問題」がなお昂進しそうな世の中(世界)の趨勢も踏まえていえば,安倍晋三の退陣じたいが遅れれば遅れるだけ,この「日本がますますダメになる」事態が懸念される。

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