日本国総理大臣であるにもかかわらず,本務から必死で逃げまわる安倍晋三君,「今,君はなにをしている」のか?(続)

 「あいつ今なにしてる」(『テレビ朝日』水曜日午後7時番組)ではないが,「安倍晋三君,今なにしてる」?

 最近とんと国民たちの前に現われない日本国総理大臣のかくれんぼゴッコ状態,こどもの遊びであるまいに冗談ではない

 伊達や酔狂で総理大臣をやっていていい理由などなにもない

 「初老の小学生・ペテン総理」(ブログ『くろねこの短語』命名が元来「幼稚と傲慢・暗愚と無知・欺瞞と粗暴」の政治屋であった事実は,第2次安倍政権があますところなく実証してきた

 最近の様子はとみれば,「首相こそが先頭指揮官」になってとりくむべき「コロナ禍」から「敵前逃亡した」状態

 ぶっ壊れつつあるこの「醜い・この美しい国」は,いまや機能不全。

 

  【要 点】 総理大臣職の任務・業務から逃げまわる安倍晋三君は,ただちに辞職しなければいけない

本記述の前編に当たる記述はつぎのものである。こちらを先に読んでもらえれば幸いである。


 「〈かたえくぼ〉政府迷走」朝日新聞』2020年7月23日朝刊12面

  首相 -- だんまりだ

  国民 -- あんまりだ

   (浦安・のだっち)


 「〈社説〉首相の『不在』  国民から逃げてないか」と,朝日新聞』2020年7月23日朝刊が問うていた。

 だが,通常でいわれる「逃げる」という意味とは無縁でいられる「お山の大将で内弁慶」の安倍晋三君の「意識の世界」にあっては,こうして提示された「社説」の批判など,ごく軽く無視しうる。そうであれば同時にまた,最近にまで「この国の内部において表面化してきたひどく錯乱的な様相」も,安倍君の治世のもとでは収まるところをみいだせないでいる。以下にこの社説を引用する。

 新型コロナウイルスの感染が再び拡大し,国民の間に不安が広がっているというのに,安倍首相の顔がみえない。国会の閉会中審査には出てこず,記者会見もやらない。行政府の長として,説明責任から逃げているとみられても仕方あるまい。

 

 通常国会の閉会から1カ月が過ぎた。新型コロナへの対応に万全を期すため,国会は開いておくべきだと野党は求めたが,安倍政権は会期の延長に応じなかった。この間,衆参両院で週1回ずつ閉会中審査が開かれているが,首相が答弁に立ったことは一度もない。

 

 先週は行政監視の主舞台となる予算委員会が両院で開かれた。政府が1兆3500億円を投じる観光支援策「Go To トラベル」の是非が最大の論点だったが,野党が求めた首相の出席を与党は拒んだ。NHKが中継し,国民に直接,メッセージを伝える機会であったにもかかわらず,説明はすべて西村康稔担当相に丸投げされた。

 

 首相は5月に緊急事態宣言を解除したさい,「日本ならではのやり方で,わずか1カ月半で,流行をほぼ収束させることができた。日本モデルの力を示した」と胸を張った。しかし,東京のみならず,全国に再び感染が広がるいま,このまま「日本モデル」で乗り切れると考えているのか,首相の認識を聞きたいという人は少なくなかろう。

 

 また,感染防止と経済回復の両立というむずかしいかじとりには,幅広い国民の理解と協力が欠かせない。首相が自分の言葉で,ていねいな説明を尽くすべき局面ではないのか。

 

 首相は2~5月に計8回,コロナ対応をテーマに記者会見をおこなった。しかし,国会閉会翌日の先〔6〕月18日を最後に,1カ月以上,会見は開かれていない。首相官邸への出入りのさいに,記者団の質問に応じたことはなんどかあるが,やりとりは短く,首相が一方的に話して立ち去ることも多い。

 

 昨日は,混乱のなかで始まった「Go To キャンペーン」について,国民にみずから説明する考えはないかと記者団に問われ,「こういう機会に,いま説明している」,西村担当相や菅義偉官房長官が「ほぼ毎日説明している」などと述べた。率先して国民に向き合う気はないということだろうか。

 

 首相の説明責任が厳しく問われているのは,コロナ対応だけではない。政権が異例のてこ入れをするなかで起きた河井克行前法相夫妻の公職選挙法違反事件しかり。自ら命を絶った近畿財務局職員の妻が再調査を求める森友問題しかり。国会が閉会中なのをいいことに,だんまりを決めこむことは許されない。

 ここで,もう一度,こういう事実を想起しておきたい。

 2017年2月17日の衆議院予算委員会においてであったが,安倍首相は学校法人森友学園に対する「大阪府豊中市の国有地譲渡等及び当該学校法人の小学校新設に係る設置認可」に関する質疑において,「私や妻が関係していたということになれば,それはもう間違いなく総理大臣も国会議員も辞める」と明確に発言していた。

 安倍晋三流に得意である暗闇政治の真骨頂は,森友事件(あるいは加計事件,桜を見る会などなど)に代表される死物化(私物化)政治に象徴されているが,安倍の「内政も外交も」拙劣・下品な素性・動機ばかりをみせつけていながら,なにひとつ国家・国民のために奉仕したり有益だったりする成果・業績はなかった。できたことといったらせいぜい,自分のためか,この自分にゴマをするオトモダチのためにだけする政治の「ワタクチ化」であった。

 森友学園事件そのものがすでに安倍晋三に対しては,内閣を数回も空中分解させるに十分な醜聞を提供していた。けれども,「安倍1強〔凶・狂〕」政治のおかげで今日まで延命できている。ところが,2020年に入ってからというもの,日本のみならず世界中に脅威を与えている「感染症の問題〈新型コロナウイルス〉」の猛威は,この日本の政権をになってきた「世襲3代目のお▼カ政治屋」の負の真価を,俄然,白日のもとにさらけだした。

 

 「春  秋」日本経済新聞』2020年7月22日朝刊1面コラムも,「安倍晋三君を子どもあつかい」した口調で,こう批評していた。

 終戦の1年半前〔1944年3月ころか?〕,中学校に入るための口頭試問の場である。試験官の校長から「大東亜戦争は,現在どのようになっていますか」と問われた受験生。とっさに「はい,敗(ま)け戦です」と答えた。校長はぎょっとし「そんなことをいってはいけません」とたしなめたという。

  ▼ 作家,山中 恒さんの少年時の体験だ。山中さんは「押され気味なので気を引き締めたい」といいたかったらしい。引率の教師は報告を聞き「とんでもないことを」と呆れたようだ。悲観的な言動が許されない空気。くわえて,竹やり訓練や長々とした朝礼,疎開など総力戦の名のもと,国策のひずみが子どもらに及んでいた。

  ▼ 70数年前のことと遠い目でみるわけにはいくまい。令和の少年少女も,この何カ月かの間,さんざん政策やら方針に振りまわされている。一斉休校に,9月入学の議論,夏休みは短縮されて,来春の受験も日程や出題範囲で迷走する。憧れの大学に入ってはみたものの,キャンパスでの語らいさえできない学生も多いと聞く。

  ▼ 子どもや若者の多くは,未知のウイルスの収束を願い,さまざまな不便や不自由に耐え,日々を送っている。教育現場での混乱のうえに,国と自治体の内輪もめを見聞きしたり,朝令暮改の典型のごとき事案に接したりしては,現状を「敗けているかも」とみてとるのではないだろうか。たしなめる大人もいなさそうである。(引用終わり)

 安倍晋三君がその「たしなめる大人」の側に立てていない点は,以前から明々白々な事実であった。それどころか,逆に,彼自身がたしなめられるべき立場に居つづけてきたのだから,なにをかいわんやであった。その意味でも,いまの日本は救いがたい状況に追いこまれたままである。

 最近における日本の様相は,新型コロナウイルス感染問題に対する日本政府の戦いぶりが,ひたすら「負けいくさ」的な推移をたどってきた実績を踏まえていえば,この首相自身が最初にきびしくたしなめられるべき人物であった。とはいえ,その当人が「他者に意見されることが大嫌いな『子どもの〈裸の王様〉』の日本国総理大臣であったる。となれば,コロナウイルス問題に対する取り組みのいちいちが「後手後手にまわってきた事実の経過」は,否応なしにかつ必然的に発生せざるをえなかった。

 新型コロナウイルス感染拡大「問題」をめぐる日本国内の対応ぶりときたら,東京都知事こと「コロナの女帝的・緑のタヌキ:小池百合子」も参入してきたためか,「対策にもなりえない」「その場かぎりの乱取り的な演出」ばかりが,新宿駅西口あたりで阿波踊りでもを演じるがごとくに展開されている。その割には,感染者数の増加傾向そのものはすでに「第2波」の到来(襲来)を予告し,さらに心配させるような記録を出しつつある。

 ところが,この日本国で一番肝心な地位に立つ人物そのものが,まるで「初老の小学生・ペテン総理」である本性をむき出しにしたまま,「幼稚と傲慢・暗愚と無知・欺瞞と粗暴」の振る舞いだけはしっかりとテイネイに発揚している。そうなると,つぎの ④ ネット記事に書かれているように,安倍晋三という幼児的な総理大臣による指揮ぶりは散々に叩かれるほかない。たとえていえば,「3歳くらいの子どもに道理を説いた」ところで,とうてい理解の及ぶところではない。けれども,そうであっても,このように問うておかねばならないことは不可避である。


 「感染再拡大,GoTo トラベル大混乱も,安倍首相は会見を開かず逃走! 代わりにお仲間の極右雑誌「Hanada」に登場し嘘八百『リテラ』2020.07.21 11:54,https://lite-ra.com/2020/07/post-5534.html


 a) 明日〔7月〕22日(今日は23日になっているが)からスタートするというのに,キャンセル料の負担問題をはじめ大混乱となっている「Go To トラベル」事業。一方,新型コロナの新規感染者数は東京都のみならず大阪府や愛知県といった全国の都市部を中心に広がりつつあり,緊迫した状況となっている。にもかかわらず,あの人が国民の前にまったく姿を現さない。安倍首相だ。

 補注)この「Go To トラベル」という標語を,安倍晋三は最初,「英語風にではなく,多分,ローマ字読み式に」「強盗(goutou)」と読んでいた(どう聞いても間違えたのではなくて「そう読んでいた」)。さすが当人,その間違いにはすぐ気づいて,みずから苦笑いしていたが,日本語の漢字読解力に難があっただけでなく,英語を「ローマ字的に日本語として読む力」そのものにも不足があったとは,ただ呆れはてるほかなかった。要は「こんな人」が日本総理大臣を,マダヤッテイル。

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 安倍首相が最後に総理会見を開いたのは,通常国会が閉会した翌日の6月18日。その後,東京都で新規感染者がピーク時を超えても,先週に全国の新規感染者数が600人を超えて過去3番目の人数となっても,そして「Go To トラベル」の大幅な前倒しや “東京除外” といった一連のドタバタを引き起こしても,いっさい,国民に直接説明をおこなおうとしていない。さらには,野党からは国会の閉会中審査への出席が要求されているというのに,安倍自民党はこれを拒否。一度たりとも出席していないのだ。

 補注)このように,国民に対して首相自身が直接おこなう説明がいっさいなされない政治は,実質独裁だと断定するほかない。どこかの独裁国と実質ではなにも変わりないからである。「オレが決めて,このとおりに国民(人民)にやらせる(強制する)ことになっている。

 「Go To トラベル」と,あたかも号令を出すかのようにして,われわれがどこかトラベルにいかねばならない絶対的な理由はない。こうした首相の存在じたいが国民たちの立場にとってみれば,まさしくトラブル(日本政治における病巣)そのものを意味している。

 とくに還暦も過ぎた高齢者たちが,いまの時期,いまさらのようにノコノコと「そうだ,京都,いこう」というわけにはいくまい。コロナウイルスに感染したら,まだ長生きできそうなこの命を落とす危険性の高い高齢者が,わざわざ死期を近づけるための旅行など,しないほうがいいに決まっている。

 それとも,高齢者はどんどんコロナに感染して「死んでしまえ!」ということか? 安倍晋三麻生太郎たちはアビガンをすでに服用しているのだという情報もあったが,「この2人,俺たちだけは大丈夫だ,年金で暮らしている連中は早く死んでもらうのもいい」などと思いこんでいるのである。

 b) 朝日新聞が〔7月〕18,19日におこなった世論調査では,「Go To トラベル」を22日から開始することに反対と答えた人は74%にものぼり,地域を限定した緊急事態宣言の再発出についても「出すべきだ」と答えた人は65%となっている。このように多くの国民が政府の方針に疑念を抱いているというのに,安倍首相はそうした声を無視しつづけるばかりか,方針を国民に説明するという総理大臣としての務めさえ放棄しているのである。

 当然,「説明責任を果たせ」「無責任だ」という批判は日増しに大きくなっているが,そんななか,呆れるような記事が出た。きょう発売の『月刊 Hanada』(飛鳥新社)9月号に,安倍首相の独占インタビューが掲載されているのだ。

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 補注)この画像資料は『日本経済新聞』2020年7月22日朝刊6面「オピニオン」の記事下広告として出稿されていた『月刊 Hanada』の目次一覧である。まるで,反動的極右陣営の単細胞的なネトウヨ記事総覧のごとき内容である。それにとくに,いま逃げまわっている「子どもの〈裸の総理大臣〉」安倍晋三君が「闘争宣言」とは笑わせる。

 

 「逃走(敗北)宣言」を公表するというならばともかく,新型コロナウイルス感染拡大「問題」に対しては5月25日の時点で,しかもその「緊急事態宣言解除」を出していたけれども,その後もこのコロナウイルスの感染者数は増大してきたのだから,なにをいまさら,という感想しかもたせない。

 

 脳天気どころか,頭の中に広がっているお花畑の色合いじたいが,そもそも問題にされていい。ましてや,その5月25日の時点においては,「日本モデルの力」でコロナウイルスに打ち勝ったなどと発言していた。となれば「なにを寝ぼけているか」と翌日26日に小沢一郎に批判されるまでもなく,いったいいつまでバカばかりいっているのかこの首相は,というしだいにあいなっていた。

 

 本日〔7月23日〕『日本経済新聞』朝刊から,つぎの記事(見出しのみ)と図表を紹介しておく。

 

 ★-1「国内新規感染,最多791人 新型コロナ,東京は累計1万人超す」(1面),「首都圏以外も感染拡大  大阪・愛知・福岡,最多を更新 医療逼迫 懸念一段と」(3面から以下の図表)。

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 「新型コロナウイルスの全国の1日当たりの感染者数が〔7月〕22日,過去最多を更新した。大阪府や愛知県などでも過去最多を更新しており,首都圏にとどまらない全国的な広がりがめだちはじめている。国や自治体は経済活動を維持しながら,感染を抑え込むという難題を迫られている」(1面)。

 

 ★-2「4連休前,累計感染1万人超 入院患者急増,外出自粛を要請」(35面)。

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〔『リテラ』記事に戻る ↓ 〕

 c) 以前,本サイトでもお伝えしたように,じつはこのインタビューは7月2日に収録されたもの。そう,東京都の新規感染者が100人の大台に乗った日である。この日,午後すぎには東京都の新規感染者数が100人以上になることが報じられていたが,安倍首相は16時01分に公邸に入ると,約1時間,「Hanada」のインタビューを受けていた。その後,19時前に記者団のぶら下がりに応じて「西村担当大臣からしっかり考え方について述べさせてもらっている」などと答えたが,その時間はたったの1分だった。

 本来なら緊急記者会見を開き,今後の対策について国民に説明をおこなうのが当然だったというのに,それもせず,極右雑誌のインタビューには約1時間も応じながら,記者団にはわずか1分しか割かない……。安倍首相といえば,窮地に立つと極右メディアに逃げこみ,ネトウヨ論客にヨイショされまくって癒やされるという行動を繰り返してきたが,感染の再拡大という国民の健康と安全がかかった局面でも,同じことをやっているのである。

 しかも笑わせるのが,この独占インタビューの記事タイトルだ。重要な日に国民への説明を放り出したというのに,そのタイトルは「安倍総理,闘争宣言」。どう考えても「逃走宣言」の間違いだろ,と突っこまざるをえないが,さらに酷いのは,その中身だ。

 d)「Hanada」で安倍首相が語った確保病床数やホテル室数は真っ赤な嘘だった

 まず,安倍首相は緊急事態宣言の再発出について,「ただちにそうした状況にはありません」と否定,「コロナの時代の新たな日常を国民の皆様とともに作りあげていきたい」などと悠長なことを語り,「同時に,この時期に,検査体制や医療提供体制などについても,現時点では余裕がある状況が続いていますが,さらに強化していきたい」と発言。こうアピールするのだ。

 「確保病床数は1万9千床以上。重症者数は約40名ですが,2千5百床の重症者病床数を用意し,ホテルなども1万9千室以上を確保しています。次なる流行の波を備えるために,これらの体制や整備について都道府県とも連携しながらしっかりと対応していきます」。

 安倍首相はこう豪語していたわけだが,はっきりいって,デタラメもいいところだ。〔7月〕3日には菅 義偉官房長官も同様に,全国の確保病床数は1万9000床程度で,東京都では3300床,ホテルなどの宿泊施設も全国で2万弱,東京都で3000室弱と説明していた。ところが実際には,この当時も東京都は病床数を1000床から2800床に増やそうとしている最中で,〔7月〕16日時点でも確保病床数は1500床。ホテルも同様で,現状,確保できているのはなんと約370室にすぎず,きょうになって「7月中に1000床を確保する」と決めたばかりだ。

 要するに,安倍首相は実態とはまったくそぐわない数字を並べ立てて,「現時点では余裕がある状況が続いている」などと説明しているのである。もし,この数字をインタビューがおこなわれた〔7月〕2日に会見を開いて豪語していたなら,いまごろ「その数は大嘘だったではないか」「緊急事態宣言の再発出を否定した根拠が崩れた」などと槍玉にあげられていたはずだろう。

 だが,インタビュアーである「Hanada」の花田紀凱編集長は,当然ながら安倍首相の説明に鋭く切りこむこともなく,むしろ「百五十日間に及ぶコロナとの闘いをあらためて振り返って」などと,まるで終わった話かのように進行。もちろん,対する安倍首相も「われわれが経験したことのない未知のもの」と強調したうえで,こんなことを語るのだ。

 「大変な感染力をもち,急速に拡大していくなかでどう対応すべきなのか,あらかじめ模倣解答が存在している世界ではありません。大変厳しい状況が続くなかで,個々の対応にさまざまなご批判や不満が出るのはやむをえません」。

 e) 国民から批判や不満が高まったのは,後手後手対応はもちろんのこと,保護者の休業補償策も打ち出さないまま唐突に全国一斉休校を決めたり,星野 源と勝手に便乗コラボして優雅な休日動画を投稿したり,感染予防策としては効果が期待できない布マスクである「アベノマスク」を配布したりと,国民の健康や生活を真正面から無視した施策ばかり打ち出したからだ。なのに安倍首相は,「厳しい状況だったのだから批判や不満が出るのは仕方がない」などと,謎の目線から自分の失策をみずから免罪しているのである。お前は何様だ,という話だろう。

 しかも,安倍首相はこの期に及んでも「布マスク配布の一定効果は間違いなくあったんだろうと思います」といいはり,星野 源に乗っかった例の動画に批判が集まったことにも「私というモデルが悪かったのかもしれませんね(笑)」などと笑って済ませる始末。国民が不安に晒されているなかで無神経な動画を投稿したことを,これっぽっちも反省していないのだ。

 補注)「私というモデルが悪かったのかもしれません」とは「安倍晋三という首相が悪かったのかもしれません」という意味にまで,即,敷衍できる。間違いなく……。

 f) 国会を閉会させた安倍首相が「緊急時に対応する憲法の規定は参議院の緊急集会しかない」と改憲を主張

 そして,インタビュアーの花田編集長が「総理はこの間,百四十八日連続で休みなく働かれて,「安倍日誌」を見ると動画を撮影した日も自宅であのようにくつろいでいたわけではなく,官邸で仕事をされている。動画をよく,みると,顔にもお疲れが出ているようにも感じました」とヨイショしたかと思えば,安倍首相は「表情に出てしまっているとすれば,リーダーとしてはまだ精進が足りませんね(笑)」「仰るとおり,あの日も官邸で仕事でした。国民の命と健康を守ることが総理大臣の使命ですから。一日,一日,懸命に務めを果たしていました。いまも日々,全力を尽くしています」などと胸を張るのである。

 「いまも全力を尽くしています」って,繰り返すがこのインタビューがおこなわれた日は,首都・東京で感染が再拡大していることがはっきりと数字に出た,その日である。要するに,会見もおこなわず極右雑誌のインタビューに答えることが,安倍首相にとっては「全力を尽くしている」ことになるらしい。

 補注)「全力を尽くしている」と真顔でいえるこの御仁,日曜日になると失業してもいないのに,たとえば「〈首相動静〉7月19日」『朝日新聞』2020年7月20日朝刊は「終日,東京・富ケ谷の自宅で過ごす」と報じていた。「日曜日」だから『全力を尽くして休息』をとっていた」ということか? ちなみに新型コロナウイルスも全力を尽くして感染を拡大させつつあるのだから,それでは対抗できまいが……。

 g) この無責任ぶりには言葉を失うしかないが,しかし,もっとも開いた口が塞がらなくなったのは,憲法改正にかんする,安倍首相のこの発言だ。

 「今回,新型コロナウイルス感染症という未知のウイルスの脅威に直面しています。そのなかにおいて,緊急時に対応する憲法の規定は参議院の緊急集会しかないのが実情です。『いまのこの緊急時を利用して憲法の緊急事態条項について議論するのはおかしい』という人がいるのですが,それこそおかしい。私はまったく逆だと思います」。

 「未知のウイルスの脅威に直面」しているというのに〔それでも〕国会を閉会させ,閉会中審査にも出てこようとしない総理大臣が,「緊急時に対応する憲法の規定は参議院の緊急集会しかない」などと憂って憲法改正を訴える……。自分がいかに滅茶苦茶なことをいっているのか,この男はわからないのだろうか。

 感染が全国に広がりつつあっても国会にも出ず,記者会見も開かず,国民への説明を放棄しつづけ,極右雑誌のインタビューにはしっかり登場する総理大臣。この事実だけでも,安倍首相をリーダーに据えていることじたいが「 国   難 」であるといわざるをえないが,そのうえ,〈首相は周辺に「秋の臨時国会は開きたくない」と漏ら〉しているという(『北海道新聞』7月19日付)。

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 この非常時に「臨時国会は開きたくない」といいだす。この報道に対し,松尾貴史氏は20日,〈国会を嫌がる国会議員は辞めるべきです〉とツイートしたが,まったくそのとおりだろう。「闘争宣言」ならぬ「逃走宣言」してしまう安倍首相に,国民はいつまで付き合わされなくてはならないのだろうか。(編集部)(引用終わり)

 新型コロナウイルス感染拡大「問題」という緊急事態の進行状態に対して,まるっきり腰抜け状態でしか,それも最初から「この国の最高指導者」である立場に置かれていながら,ろくすっぽまともには対応ができていなかった「安倍晋三という日本国の総理大臣」は,いまどきにおいてだからこそ,憲法改悪じたいが緊急事態などにはなりえない状況を,それでも逆立ち的に,強弁(狂言)しつつ認めないところは,まるで完全に「ガキ大将のヘリクツ以下のいいぶん」になっていた。

 つぎの『PRESIDENT Online』に掲載された一文も紹介したいが,かなり長文なので,ここでは題名のみ紹介しておく。「実質,崩壊同然であるこの政治屋安倍晋三政権」はいままで,宮廷官僚というかこの茶坊主の一群に『日本の内政と外交』を引っかきまわされてきた。それでもこの首相は, “操り人形でありつづけてきた自身の現実” を,まともに認知できていないでいる。

 以下にそのリンクを出しておくが,この記述,元木昌彦・稿「Go To,アベノマスク…愚策で国民を翻弄する『陰の総理』今井〔尚哉(たかや)〕氏の末路 『忖度補佐官』を放置していいのか」(『PRESIDENT Online』2020/07/21 15:00,https://president.jp/articles/-/37264 )のリンク先のみを紹介しておく。

 上記のリンク先で読めないときは,つぎの場所で読める。

「Go To、アベノマスク…愚策で国民を翻弄する『陰の総理』今井氏の末路 『忖度補佐官』を放置していいのか」(『PRESIDENT Online』 )『阿修羅』2020 年 7 月 22 日 08:55:55: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU

【さらに参考記事】

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