池江璃花子を,2021東京オリンピックを開催させたいがためにマスコット人形に仕立て,演技をさせたJOCの短見・浅慮

 池江璃花子を,東京オリンピック開催実現に向けてだが,その雰囲気作りに利用するJOCの「悪巧み的な詐術として宣伝戦術」

 白血病という医療・疾病の課題をもち出せるほどに,2020東京オリンピックは理念的にも現実的にも,なにかの関連性や価値観をもちあわせうる国際大運動会なのか

 完全に商業主義であるオリンピックの開催に関連させて,五輪貴族たちが池江璃花子を駆りだし,「2021年の開催」をもくろみたいとする〈はかない夢〉の実現のために「彼女を利用した魂胆」の嫌らしさ


  要点:1 オリンピック開催に池江璃花子白血病・闘病」の事実を混淆させて,世間に訴えるというあざといJOCの狙い

  要点:2 池江璃花子は「オリンピック感動・詐欺」のために体よく動員されているが,本人にはその五輪貴族の老醜・老害連中の欲望がみえていない

  要点:3 池江璃花子がめざしているのは『Tokyo 2020+1』ではなく,2024パリオリンピックだといわれる。だがJOCは,2021東京オリンピック開催実現のために,彼女を “シンボル的なアイドル” とみなし,動員・利用した

  要点:4 森 喜朗(東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会会長)は正直に,オレがまだ生きているうちに,東京でオリンピックを開催してほしいと懇願せよ。森は伊達で「透析」に通っているわけではあるまい。

 本ブログは,本日のこの論題に先行した話題として,つぎの記述をすでにおこなっていた。できれば,こちらから先に読んでもらえると好都合である。


 「『池江璃花子さんの闘病を政治利用するな!』『病み上がり池江さん可哀そう!』...たった1人の無観客東京五輪1年前イベントに批判の嵐」『Rakuten Infoseek News』(J-CASTテレビウォッチ)2020年7月27日 11時2分,https://news.infoseek.co.jp/article/20200727jcasttv20204390853/

 1) 2020年5月,自身のブログで短髪姿を公開した池江璃花子さん

 本来なら「2020東京五輪」が開幕する予定だった23日(2020年7月),東京五輪の大会組織委員会が開会式開始と同じ時刻の午後8時から,五輪のメインスタジアムとなる国立競技場でイベントを開催した。

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 白血病からの復帰をめざす池江璃花子さん(20歳)=日本大2年=が1人で登場し,無観客の競技場で聖火のランタンをかかげ,「希望が遠くに輝いているからこそ,どんなにつらくても前を向いてがんばれる。1年後の今日,この場所で,希望の炎が輝いていてほしい」と語った。イベントは,ネット動画でも世界に配信された。

 2)「免疫が落ちている彼女を引っぱり出すな!」

 しかしネットでは批判の声が上がっている。「白血病と闘うアスリートとして彼女の治療に対するモチベーションも上がるかもしれない。ただマスコミなど彼女を酷使しないようにして欲しい。適度な起用ならよいと思うが」。

 「こういうことに池江璃花子さんを使わないで欲しい。彼女は応援するけど,まだまだコロナの状況が不透明ななかで,国民の気持を逆撫でしてしまうよ,これは」。「免疫が落ちている彼女を引っ張り出すな!」

などと彼女の健康を心配し,「政治利用」を批判するコメントが相次いだ。「彼女自身はパリ五輪をめざすといっているのに」。

 イベントを取り上げた〔7月〕26日朝のサンデーモーニング(TBS系)でコメンテーターの浜田敬子さん(ビジネスインサイダージャパン総括編集長)はこう指摘した。

 「池江さんのメッセージに感動した方も多いと思いますが,スポーツ関係者のなかからは彼女自身はパリ五輪をめざすといっているのに,なぜ東京五輪のイベントに起用したのか,残酷ではないかという意見があります。いま,否定的な感情が多くなっているオリンピックに対して,世論を変える意味で,彼女の個人的な闘病の物語,池江さんという立場を利用したのではないかという意見も出ています」(テレビウォッチ編集部)。

 本ブログ筆者は7月24日の新聞朝刊に掲載された「池江璃花子が中心にたって聖火を灯したランタンをもつ」広告の構図をみて,非常な違和感を抱いた。2020東京オリンピックはコロナ禍の影響で,おそらくは中止にならざるをえないのではないかという観測が主流になっている状勢のなかで,

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 白血病と闘っている池江璃花子を駆り出したJOC側の「特定のなんらかの意図」は,贅言するまでもなく,みえみえであった。2020東京オリンピックを2021年に延期することになったけれども,ともかくなんとかして開催したいJOC関係者たちは,池江をその宣伝の材料に動員した(テコに利用した)ことによって,彼らの心中に潜む “過度の嫌らしさ” を,いまさらのように剥き出しにした。

 しかも,池江璃花子白血病と闘病し,克服できたのちに出場を希望しているのは,2024年のパリオリンピックというではないか。2021年に開催が1年延期されたこちらの大会実現に向けて,2020東京オリンピックとは関係のなくなっている彼女を,JOCが国民たちに向ける情宣活動に動員したという関係ばかりが,ただ嫌らしく浮いてみえていると形容するほかない。

 そうした理解ができるとすれば,JOC関係の幹部たちがいったいなにをもくろみながら,「自分たちだけにしか通用しない期待」を国民たち全体にまで広げて押しつけ,しかも「特定のなにか」までも共有させるための広告戦術を採っている点については,かくべつに注視しておく余地があった。

 

 池江璃花子を利用した東京五輪組織委員会働き方改革関連法ノート』2020-07-25 07:45:07,https://blog.goo.ne.jp/roudousoudan/e/ff8b1c63977ba63b4058785e2104bb60

  ※「免疫抑制状態の池江さんを犠牲にするな」※
    池江璃花子さんを利用した東京五輪組織委員会

 新型コロナウイルス感染拡大で延期となった東京五輪は2020年7月23日で開幕まであと1年となるそうだが,この日の午後8時,「白血病からの復帰をめざす」競泳の池江璃花子さんが,国立競技場に立った。池江璃花子さんがメッセージを発信したとき,岡江久美子さんや志村けんさんが新型コロナに感染し,「基礎疾患」があったため重症化し死亡されたことを思いだした。

 『デイリー新潮』の記事(『病み上がり「池江璃花子」への不安  大人と「なべおさみ」の都合で露出増』,2020年7月18日配信)によると,スポーツ紙記者が「東京五輪の開幕1年前に当たる7月23日には,組織委主催のイベントに出演予定。国立競技場に登場して世界にメッセージを発信することになりそう」と語っていたそうである。

 この記者が語ったとおりになったが,デイリー新潮は記事のなかでの池江璃花子さんが7月23日に国立競技場に立つことに対する上 昌広・医療ガバナンス研究所理事長の懸念する声を紹介していた。

 「池江さんは白血病治療のために造血幹細胞移植を受けています。術前には多量の抗がん剤放射線を用いた治療が必要で,術後も移植した免疫細胞が正常な細胞を攻撃し,内臓に障害を来す gvhd(移植片対宿主病)になる恐れがある。いかに体を鍛えてきた池江さんでも体調は万全ではありません。免疫力が低下しているのでコロナなどの感染症にも注意しなくてはならない。大人の都合で彼女を引っぱりまわすのはいかがなものでしょうか」。

 また,岩田健太郎神戸大学医学研究科感染症内科教授は7月23日午後8時31分にツイッターで「免疫抑制状態の池江さんを犠牲にするな。彼女の奮闘は心から応援するが,組織委員会がそれを食い物にするのは看過できん」とツイートし,さらに「オリンピックのためにぜひ,と頼まれれば一流のアスリートなら断われないだろう。断われない条件下で感染リスクの高い池江さんにそういうメッセージを出させる残酷さを関係諸氏はちゃんと理解しているのか」とつづけた。

 補注)本ブログ筆者が当初より,素人なりに「なにかがおかしい」と感じていた疑問点は,このように医学専門家からも,やはり疑問が提示されていた。要はJOC,とくにこの幹部連中は自分の利害・欲望を実現・発揚させるためであれば,池江璃花子の選手生命に危険をもたらす可能性のあった “「2020+1」東京オリンピックの実現” を,あくまで自分たちのために過ぎなかったのだが,このように彼女を悪用していた。

〔記事に戻る→〕 そして,ラサール石井氏も「池江さんが個人でSNSなどで思いを伝えるならいいんです。でも,大手の代理店が考えたであろう『Tokyo 2020+1』という耳なれぬ,来年のオリンピック開催を感動的な既成事実にしようとするキャッチコピーと演出に,池江さんを巻きこんでしまうことに,違和感を覚えてしまいます」とツイート。

 なお,私自身,基礎疾患のある家族と同居しているの〔で〕上 昌広医師らの懸念の声は,よく理解している。そういう懸念の声があるにもかかわらず,〔その池江璃花子を動員した全面広告の制作・出稿が〕強行されたことは看過できない。

 また,小池百合子都知事が4連休の間は不要不急の外出を控えるよう(とくに高齢者や基礎疾患のある者は外出を控えるよう)との強いお願いしていた時に,「なぜだ」としかいいようがない。

 補注)小池百合子の,新型コロナウイルス感染拡大「問題」に対する「都政の立場からの対応ぶり」には,別にまた問題だらけであった。この点は,ここでさらに付言しておく必要がある。

 「東京アラート」という奥の手をすでに使い切ってしまった小池は,すでに手詰まり状態のまま都民たちに対して,いまではただ,「4連休の間は不要不急の外出を控える」ようにお願いするしか,打つ手をもちあわせていなかった。

 「コロナのたぬき」だと小池百合子のことをヤユしてきたけれども,実は,この都知事は「緑のタヌキ」のときとは全然異質の問題に対峙させられてからというもの,いまでは「化けるにも化けられない窮地」に追いこまれている。

 小池百合子は,都庁舎やレインボーブリッジを赤くライトアップできていたころが懐かしいはずだと推理しておく。だが,いまでは「新型コロナウイルス」という感染症じたいのほうが,「赤信号みんなで渡ればコワくない」どころか,彼女(小池)の意思とはいっさいかかわりなく,再び,猛威を振るいはじめている。

 だから『朝日新聞』(asahi.com)の「新型コロナウイルス」に関連する特設の記事欄は,「ついに岩手でも感染 全国で1千人超,9府県が過去最多 」との見出しをつけた記事でこう伝えている(2020年7月29日 23時17分,https://digital.asahi.com/articles/ASN7Y7JTJN7YUTIL04R.html?iref=comtop_urgent_2)。

 全国で唯一,新型コロナウイルスの感染者が確認されていなかった岩手県で〔7月〕29日,初めて2人の感染者が確認された。全国の1日の感染確認も初めて1千人を超え,大阪,愛知,福岡,京都,沖縄,岐阜,三重,栃木,徳島の9府県で過去最多を更新。止まらぬ感染拡大に,首長たちは危機感を募らせる。

 

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 「誰でも感染する可能性がある。3月,4月を上回る流行がいま起きている」。〔7月29日〕午後8時から岩手県庁で開かれた緊急記者会見。達増拓也知事は厳しい現状にあるとの認識を示しつつ,感染への注意と感染者を批判することのないよう県民に呼びかけた。

 このように「新型コロナウイルス感染拡大」が依然進行中であるいまどきに,前段に触れたような演技(パフォーマンス)を池江璃花子にさせたJOC,森 喜朗東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会会長で,自身は高齢で透析患者)を頂点する,日本国内の五輪貴族的な組織共同体は,「有害無益の老醜・老害を発揮させるための機関」でしかない。

 森 喜朗が「透析を受けている病身」である事実には,前段において故意に触れておいた。もしも,2020東京オリンピックが予定どおり開催されていたとしたら,どのようにこの森の存在を観察してみればいいか? いいかえれば,今年のいまの時期に関したある推理をあえてしてみたい。こういう話題になる。

 幸いにも(!)今日まで,東京は例年とは異なって,冷夏の状態が続いてきた。だが,そうではなく通常の夏どおりに「東京が盛夏(猛暑・酷暑)」になっていたとしたら,彼はきっと細心の注意をしつつ,自分の生命(健康)だけは守るための注意を怠らないはずである。という具合に,これは「当然の想定・話」として指摘しておきたい「森 喜朗マター」になりうる。

 それでいながら,医療関係者が危惧する点になってもいたが,もっぱら自分たちの私利我欲とその組織の損得計算のために,池江璃花子を「新聞広告」用に使える,それも「タレント的なアイドル像(女神)」としてあえて利用したのである。率直にいって,ろくでもない〔つぎの表現はここで3度目の言及となるが〕「老醜と老害に満ちた元気な連中」がいる。


 「ボランティアを酷使する五輪委員の役員報酬は最高月200万円」『BLOGOS』 (元記事は『女性自身』),2018年08月30日 06:00,https://blogos.com/article/321455/

 この記事は約2年前に執筆されていたので,その点を念頭に置いて読んでほしい。

 a) 酷暑の開催時期,膨らむ費用……。おかしなことをそのままに突き進む2020年の東京オリンピックパラリンピック(以下・東京五輪)。国家規模の巨大商業イベントで,大量の無償ボランティアが “雇われる” 予定だが,そこにも落とし穴が……。

 「2020年の東京五輪では,11万人ものボランティアが駆り出されます。この数は,2016年のリオ五輪で動員されたボランティアの数,約7万人の 1. 5倍。五輪史上最高です。にもかかわらず,ボランティアの条件は,とんでもなくブラック。応募される方は,十分注意してほしい」。

 そう警鐘を鳴らすのは,『ブラックボランティア』(角川新書)の著者で,著述家の本間 龍さんだ。2020年7月24日~8月9日,8月25日~9月6日に開催される東京五輪。この運営を手伝うボランティアの募集が9月中旬から始まる。

 補注)いうまでもないが,ちなみは本日は2020年7月30日。東京オリンピックが開催されていたら,酣(たけなわ)になりつつあるころの日にちであった。

 ボランティアは,大会の運営に直接関係する「大会ボランティア」(8万人)と,競技場が所在する自治体で,交通案内などをおこなう都市ボランティア(3万人)の2種類ある。公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会(以下・組織委)のホームページには,参加を呼びかける文言が並ぶ。

 b)「これが,まるで “やりがい詐欺” と批判されているんです」。本間さんは,2020年東京五輪のボランティアがブラックである理由をこう話す。

 イ) 交通費・宿泊費は自己負担

  「大会の前に,数種類の研修が3~4回あります。遠方から来る方でも,これらに参加するための交通費や宿泊費は自己負担。当初は,大会期間中の交通費・宿泊費も自己負担でしたが,批判が殺到したからか,最近,滞在先から会場まで,近場の交通費のみ支給されることになりました」(本間さん・以下同)。

 ロ) 1日8時間,10日以上の参加は必須,でも報酬はナシ

  「自由意思で参加するのがボランティアのはずなのに,『1日8時間,10日以上参加できる方』というハードな応募条件が設けられています。こんな縛りがあるなんて,もはや “仕事” 。にもかかわらず,報酬はゼロなんです」。

 ハ) 心構えにまで注文を付ける

  「〈積極的に応募していただきたい方〉という項目を設けて『大会ボランティアとして活動したいという熱意をもっている方』『おたがいを思いやる気持をもち,チームとして活動したい方』などと,参加の心構えまで注文を付ける始末です」。

 こうしたボランティアのターゲットにされているのが,比較的時間に融通がつきやすい主婦や学生なのだ。「こんな応募条件を設けながら “無償” でボランティアを使うことじたいおかしい。最近の五輪はアマチュアリズムとは真逆で,スポンサーありきの巨大商業イベントになっているからです」。

 補注)完全に巨大な商業化事業(営利追求機構:手段)にまで成長しきったオリンピックという開催行事(国際大運動会)が,五輪貴族たちに高給を保証している事実などは,まるで人ごとみたいに棚上げしたたままで,その代わりにボランティアに対しては『奴隷的な奉仕』を要求する相互の関係性を,当然のこととして観念できているのが,JOCの幹部たちである。

 換言すると,ボランティアたちは「五輪感動:詐欺」などといった疑いなど,いっさい抱くことなどなしに,JOCの運営方法に対しては,自然体で黙ってしたがい,熱心にボランティアしてくれればよいのだといった基本方針のもと,2020東京オリンピックへの準備活動が,「新型コロナウイルス感染拡大問題」の影響のために延期が決まるまでは,当然のように進捗していた。

 しかし,この五輪は延期になった。しかも中止になる可能性が一番大きい。五輪貴族たちはこれには困っている。なんとかして,1年延期になっても,東京オリンピックは開催したいと,いま非常に焦っている。その焦りが白血病と闘病してきた池江璃花子を,その開催実現に資する〔宣伝用に使える〕人的資源として利用するかっこうで,マスコット人形的に登場させた。

 池江は超美人ではないかもしれないが,健康美に溢れていて好感度も高く,水泳選手としてその美しい肢体が栄える好選手である。だから,JOCの幹部連中は,「2021東京オリンピックの開催」に希望をかけるための行事に,彼女を舞台の上に乗せて活用した。

〔記事に戻る  ↓  〕 

 c) 五輪が商業化し始めたのは,スポンサー集めが解禁になった1984年のロス五輪から。ロス五輪では,経費を抑え,スポンサー収入をうることで黒字化に成功している。「その後,スポンサー集めがエスカレートしていき,東京五輪では,すでに50社から推定で五輪史上最高額の約4000億円を集めています(組織委員会の回答では3100億円)」。

 組織委のホームページにアップされている『役員及び評議員の報酬並びに費用関する規程』という書類には,最高月額200万円という役員報酬が設定されていた。〔それでいて〕「ボランティアだけ無報酬はおかしい。リオ五輪では有償ボランティアも存在しましたし,平昌五輪では宿泊費や交通費,3食の食事が支給されました」。

 補注)平昌冬季五輪では,それでも待遇(の仕方)がひどいといって,途中で引き上げてしまったボランティアがいたという報道もあったが。

 毎日新聞の報道によると,現在インドネシアジャカルタで開催されている『第18回アジア競技大会』では,ジャカルタ最低賃金の約3倍の30万ルピア(日本円で約2,300円-交通費と食費を含む〔日本円だと実質賃金的には,いくらくらいになるか? ⇒ ¥8000~¥10000 程度か〕)が日当として,ボランティアに支給されているという。

 d) 本間さんは,〔そうしたJOCのやり方では〕組織委が売りにする “やりがい” も満たされない可能性が大きいと予測する。

 「会場で熱気を分かち合えるのは,ほんの一握り。多くの人が,会場周辺で観客や関係者を案内する係や,手荷物検査をするセキュリティチェックなどに回されるでしょう。しかもボランティアが,熱中症で命の危険にさらされる,非常に過酷な現場です」。(引用終わり)

 幸いなことに,2020東京オリンピックは中止され,延期の措置が採られた。本間 龍が危惧した以上のごとき「不安(事故)の発生」は,ひとまず先送りできる懸念となった。しかし,2021東京オリンピックを,ナントカしてでも実現させようと欲望するあまり,このたび,池江璃花子を動員(悪用)したJOCの「強引な企画の実行」は,そう簡単には許容できない「やり口」を,われわれに記憶させた。

 池江璃花子のような若くて,心の純真な女性をいいように使いまわし,自分たちの欲望・利害を達成するための道具に仕立てたのが,東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会会長・森 喜朗以下の「五輪的な乞食貴族・幹部連中」であった。彼らの人間的なお下劣さ加減には,食傷気味になるという以前に,ただ吐き気を催すといったほうが適切な表現になる。

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