「悪夢のような民主党」政権が終わったあとに7年と8ヶ月も続いた「悪▼のような自公が野合してきた安倍晋三政権」はこの国をドン底へ引導

  【要  点】「一難去ってまた一難」となったこの国のまことにシンドイ現状

 

  安倍晋三が首相を辞任したのは大いに歓迎できる出来事であったが,彼のおかげで,日本国は「これからがヨリいっそう大変な国家の現状」にまで,徹底的に頽廃・堕落させられてきた。 

 昨日,2020年8月28日,安倍晋三が首相を辞任した。それにしてもここまで国家を破壊しつくし,国民・庶民をボロボロのクタクタにしてきた日本国総理大臣は,いままで存在しなかった。東條英機みたくに本当の戦争をしなくとも,実質,「敗戦時」のようにこの国をとことん貶めてきた。民主主義国家体制を損壊してきた点に関してのみは,無条件に一流の仕事を記録できたのが,この安倍晋三であった。 

 日本の憲政史上「最長だが最悪のヘタレ政権」の反国益・非公益追求が基本路線でしかなかった「子どもの〈裸の王様〉」による為政が,これほどまで長期間続いてきた結果,かつて経済一流・政治三流と称されたこの国の内情は,いまでは経済三流・政治五流ぐらいにまで,政治面における経営品質を顕著に劣化させた。 

 なんといっても,安倍晋三風の死物・私物化政治の弊害は大きく,21世紀のこれから日本の進路を少しでも真剣に考えているつもりの人々にとってみれば,もはや絶望的な展望しか抱けなくなった気分になる。つまり,「歴代首相のなかでは突出して極悪なる為政」をはかどらせてきた,「世襲3代目のお▼カ政治屋」としての彼の面目躍如ぶりだけは,無条件に超一流。この記憶はわれわれの脳裡に焼き付いている。

 

  識者の寸評

 本日のとくに各紙新聞報道などには,「安倍晋三極悪政権」の執政に関して,識者たちによる多種多様な感想や批評が披露されている。それらにいちいち目を通すことはできないゆえ,本ブログ筆者好みの基準で,それもごく主観的になるのを覚悟のうえで,まず『東京新聞』から引用する。

   ★「公権力への絶望が広がった」 辞意表明の安倍首相に識者らから厳しい評価も ★

 =『東京新聞』2020年8月29日 06時00分,https://www.tokyo-np.co.jp/article/51812?rct=national

 

 体調不良で辞任する意向を明らかにした安倍晋三首相に対し,識者からは辞意の判断を評価する一方,新型コロナウイルスをめぐる対応を批判する声も上がった。


 ◆-1 正しい判断だと思う-ジャーナリスト・田原総一朗

 〔2020年8月〕27日時点で政権幹部から「続投」と聞いていた。国の責任者が体調不良ではいけないから,正しい決断と思う。在任中のレガシーは集団的自衛権の行使容認。冷戦後の日米同盟強化のため必要だった。アベノミクス内需拡大に結び付かず失敗だ。だが野党が,経済政策の対案を示せず,長期政権を許したのだと考えている。


 ◆-2 公権力への絶望広がる-神戸女学院大名誉教授・思想家内田 樹(たつる)

 安倍政権の7年8カ月で国力が落ち,日本の国際社会における多くのランキングで「先進国中最下位」が定位置になった。首相が数々の疑惑を免責されたことが常態化し,公権力への絶望が広がった。コロナ禍では失態を重ね,緊急事態に首相に権限を集中しても意味がないということを露呈してしまい,改憲大義名分が消えた。同じ顔触れでの政権のたらい回しは許されない。


 ◆-3 女性活躍広がらず-戒能(かいのう)民江・お茶の水女子大名誉教授(ジェンダー法学)-

 経済政策の面からではあるが「女性活躍」をかかげたのは評価できる一方,企業の管理職や政治家など意思決定の場に女性が増えていない。男女格差を示す指数は153カ国中,121位。コロナ禍で家庭内でも雇用でも女性の負担は増えている。原因を分析し構造的な問題の解決につなげないと,日本社会は国際的に生き延びていけないだろう

 以上の3人が触れていない問題としては,安倍晋三が昨日辞任を表明したとき,上着に着けていた「ブルーリボンバッチ」に関係する報道記事があった。

 「拉致被害者家族『また投げ出すのか』 突然の辞任表明に怒りと戸惑い」『毎日新聞』2020年8月28日 20時29分,最終更新 8月28日 23時07分,https://mainichi.jp/articles/20200828/k00/00m/010/231000c は,「安倍晋三首相の辞任表明に、北朝鮮による拉致被害者の家族から驚きと不安の声が漏れた」との見出しでもって,北朝鮮による日本人拉致問題の関連を報じていた。

 結局,安倍晋三の「憲政史上最長・最悪の政権」を維持するための道具として終始一貫,利用されてきた拉致家族たちの悲哀(悲願)は,この世襲政治屋の個人的な利害・損得勘定に有利なように使いふるされてきたとしか観察できない。

 「わらをもつかむ気持ち」で安倍晋三をアテにしてきた拉致被害者家族たちが,安倍の計算づくであった悪用の心底を,ともかく,あまりにも好意的に解釈しすぎてきた。この事実のみが,いまでは,さらに鮮明になった。

 拉致被害者家族たちの側では,けっしてわずかも意図などしていなかったものの,安倍晋三に頼ることによって,日本国の政治(内政と外交)の劣悪化に,間接的にではあっても手を貸したという “客観的な因果の発生” は否定できない。要は,安倍晋三の悪政に対して推進力の一端を,彼ら集団が提供したという事実だけが残されたわけである。

 したがって,ある意味では拉致問題が,安倍晋三政権というかこの首相の個人的な本性を丸出しにさせる問題になっていたともいえる。

 安倍晋三の悪政期間は第2次政権の7年と8ヵ月もの長期間にわたったが,この総合的な評価については,本ブログ筆者がここで頭をひねって新たに記述するよりも,すでにネット上に公表されている関連の文章をつぎに利用しながら,アベ的為政の卓越したダメっぷりを総点検してみたい。

 

 「稀代の大嘘つき,インチキ野郎の退陣か?」 『東海アマブログ-原発,すべての核施設を即時廃止せよ』2020年08月28日 13:28,http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-1231.html 〔など〕が,のたまうには……


 a) 安倍晋三の退任がメディアで取り沙汰されている。いまのマスコミは,電通のいいなりになっている国民情報統制機関に過ぎないなかで,そのメディアが「安倍退陣」をいい出しているとなれば,これは電通と,その背後にいる日本CIAの意思というべきだろう。

 補注)この「日本CIA」とはなにを指すのか,ここではいささか不明瞭。多分,日本にかかわるU. S. A. 側のその組織の部局を意味すると思うが,他者(読者)には関連する説明が最低限,必要な事項ではないか。

 〔2020年8月28日〕17時から引退(?)会見があるらしいが,これを書いているいまは,ちょうど13時だ。午後1時をまわった。

 補注)「安倍晋三,首相を辞任」に関連する報道は,官邸側から優先的に直接情報をもらえていたらしいNHKが,先陣を切ったかっこうで報道を発信していた。⇒「安倍首相 辞任の意向固める 持病が悪化したことなど理由に」2020年8月28日 14時32分,https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200828/k10012588071000.html

 安倍晋三は就任からいままで,日本の権力トップに君臨したにしては,あまりにも知的レベルが低すぎた。本当に小学生漢字の読み書きができない。口からデマカセの嘘を吐きつづけた首相は,日本憲政史上の汚点どころの騒ぎじゃない。なにせ,「嘘をつく口先から生まれた男」「息を吐くように嘘を吐く男」という評価が,これほど定着している人物も,世界政治史上でもまれであった。

 補注)安倍晋三の〈息〉そのものがウソになるほかなかった点,つまり,彼が吐こうとする息じたいが〈ウソの塊〉であったという解釈が,現在となっては文句なしに妥当するこの「政治家(政治屋)」としての世襲3代目に対してならば,そのようにレッテルを張られても文句はいえない,それなりに十分に妥当性ありと認知されてきた,定評となっていた。

 私も,安倍が君臨した自民党政権のなかで,嘘でない真実が,どれほどあったのか,探すだけで疲労困憊してしまうので,誰かに,その嘘つきぶりを語ってもらうことにしよう。

 補注)本ブログ〔『社会科学者の批評』〕の筆者と同じような「記述の要領」を,引用中のブロガーがいっていた。これには,ただちに笑わずに(というか,どうしても笑えずに)同感。

 b) 安倍晋三が,つきつづけた嘘のなかでもっとも犯罪的なものは,雁屋 哲(美味しんぼ)さんが上手にまとめてくれているので,以下に全面引用したい。

 註記)「立て! 太った豚よ!」『雁屋哲今日もまた』2020-08-25,http://kariyatetsu.com/blog/3419.php

 私たちはあまりに豚であることを書こうとして,私は気持が萎えてしまっており,豚物語が,長い間中断していた。気持が萎えてしまうというのは,同胞である豚諸君の豚らしさが,ドンドンきわまるばかりだったからである。同志豚諸君は,豚の餌やりである安倍晋三首相にまだ40%以上の支持を与えている。

 補注)この「40%以上の支持」とは選挙の時に,自民党がえている得票率と解釈しておくが,投票にいかない有権者も計算に入れた全体を母数に置いて,その数字を算出すると「25%」にしかなりえない。この事実は,植草一秀がつとに強調してきた「日本の選挙制度小選挙区比例代表並立制」の問題=難点であった。

 c) どうしてなのだ。どうして諸君は,憲政史上最悪の総理大臣安倍晋三を支持するのか。ここで,安倍晋三首相の第2次政権成立以来の偉業を振り返ってみたい。つぎの表は別所から借りた一覧であるが,参考になるので事前にかかげておく。

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  ※-1 2012年12月,第二次安倍政権発足。

  ※-2 2013年9月7日,IOCで2020年のオリンピックを東京に招致するために,福島第1原発は完璧に閉じこめたから安全である,東京には放射能の問題はなにも無い,と嘘をついた。

 補注)当時,JOC会長だった竹田恒和も,安倍晋三といっしょになって,東京は福島の原発事故現場からは250㎞も離れているから「ノープロブレムだ,放射能の害はない」とまで,福島県民をまるで棄民措置にしたかのような発言を平然とはなっていた。いうまでもないが,竹田は元皇族の子孫の1人である。

 付記)この件については私のブログを参照頂きたい。⇒ http://kariyatetsu.com/blog/1611.php

 つまり,世界中に向けてこんな嘘をついていた。その嘘をここに要約しておく

 放射能汚染水は,福島第1原発の港湾の0.3Km2 区域のなかに「完全に遮断」されている,といった。

 福島第1原発はすべて,アンダー・コントロール(制御)されている,といった。

 福島第1原発の事故は,東京にはいかなる悪影響も及ぼしたことはなく,今後とも及ぼすことはない,といった。

 福島第1原発の事故はいかなる問題も引き起こしておらず,汚染は狭い地域に限定され完全に封じこめられている,といった。

 健康に対する問題は,いままでも現在もこれからもまったくないということを,はっきり申しあげておきたいと思います,といった。

 これらが大嘘の陳列であったことは,福島第1原発の事故について少しでもしっていればよく分かる。安倍晋三首相の嘘については,つぎの記述も参照してほしい。⇒ http://kariyatetsu.com/blog/1600.php

  ※-3 2013年12月。「特定秘密保護法強行採決したが,これは途方もない法律であった。その一部だけ言及したい。

 この「特定秘密保護法」の対象になる情報は,「防衛」「外交」「特定有害活動の防止」「テロリズムの防止」に関する情報だ。これは範囲が広く,曖昧だ。どんな情報でもどれかに当てはまる恐れがある。

 なにが「特定秘密」なのか,それを指定するのはその情報を管理している行政機関だから,政府が自分が隠したい情報を「特定秘密」に指定してしまえば,国民はしることができなくなる。

 これでは,日本は独裁者に支配されている国と変わりがなくなる。私たちは肝心の真実を知ることを禁じられるのだ。れは途方もないことではないか。

  ※-4 2015年9月,集団的自衛権の一部行使容認を含む安全保障関連法を成立させた。これは明らかに憲法違反の法律だ。

 憲法第9条では「戦力」すらもってはならないとしている。まして,外国間で起きた武力紛争に日本が武力で介入し,他国を防衛する(集団的自衛権)のは,たとえ友好国を助ける目的でも憲法違反であることは明らかだ。

 こんな憲法違反の法律は無効なのだ。憲法違反の法律を通した首相は憲法違反で処罰されるべきなのに,われわれ豚は,安倍晋三首相をまともに真っ向から批判することすらしていない。

  ※-5 2017年森友学園加計学園問題が発覚した。この両方の事件はともに,安倍晋三・昭恵夫妻の個人的な友人が国から支援を受けた問題案件であった。

 安倍晋三首相以前の自民党政権では,このような疑惑をかけられただけで首相は退陣したが,安倍晋三首相は蛙の面になんとやらで平気で居直っている。

 また,この件を追及する国会で,安倍晋三首相周辺の官僚たちは嘘とごまかしをおこなったのに,誰も処罰されなかった。結局,この事件以降も「腐敗はどこまでも進む」ことになっていった。

  ※-6 2017年6月 共謀罪を強行成立させた。この共謀罪も途方もないものである。ここでは『週間〔週刊〕東洋経済・電子版』2017年6月25日号に掲載された,京都大学法科大学院高山佳奈子教授の話しを要約する。

  共謀罪テロ等準備罪という認識でよい。

  共謀罪とは,複数者で犯罪の計画について合意すること。

  過去3回廃案になり,今度は対象犯罪を半分に減らした上でテロ対策であること,国連の国際組織犯罪防止条約TOC条約)の締結に不可欠だと政府は訴えた。

 しかし,条文の中に,テロに照準を合わせたものがひとつもない。そもそも,TOC 条約じたいマフィア対策であり,ターゲットはマフィアが公権力に対して不当な影響力を行使しようとする行為や,組織的な経済犯罪である。つまり,同条約締結のために共謀罪またはテロ等準備罪を立法する根拠はない。

 共謀罪の対象犯罪として,企業犯罪,公権力の私物化や警察などによる職権乱用・暴行陵虐罪,民間の汚職を含む経済犯罪などが除外され,政治家,警察,大企業に有利である。今回の共謀罪法案では,準備罪予備罪より前の段階での処罰が可能になる。要は「心の処罰」ともいえる。

 これまでの日本では,憲法の解釈として処罰規定を適用するためには危険が実質的に認められる場合である,と最高裁が判断している。想像上の危険,観念的な危険ではなく,実質的な危険,現実的な危険がなければならない。

 だから「計画を立てた」だけでは駄目で,それが実際に実行される危険がある場合だけに適用できるという考え方だった。ところが,こんどの共謀罪は,犯罪の計画はまだみんなの頭のなかで内容を共有しているだけで犯罪とされる。「実行準備行為」と呼ばれる要件も,単に資金や物品を手配するとか,ある場所を下見にいくだけで該当する。

 プライバシー権担当の国連特別報告者から公開書簡のかたちで,この法案に対する懸念が示された。この法案は非常に漠たるもので,国連条約のために不必要な広い範囲で新しく処罰の範囲を広げることになっている。プライバシー権の侵害に対する歯止めとなるような,制度的保障が入っていないと国連人権規約に違反する疑いがあるというものだ。

 それに対して,政府は抗議して,強行採決した。安全保障関連法といい,この共謀罪といい,憲法違反であり,国際人権規約に反する法律であり,本来的に無効なのだが,安倍晋三首相は強行した。

 テロ対策なら,国連条約を含む主要な国際条約に加えて,9・11以降に各国に求められた国内法整備を日本は全部済ませているので,非常に広範囲で処罰できる状態がすでにある。

 すなわち「共謀罪は単に人権侵害を助長するだけ」。国連が義務ではないと明言し,諸外国もおこなっていない広範囲な,権利や自由を制限するという法律だ。一言でいうなら,この共謀罪は,政府の気に入らない人間にいいがかりをつけて犯罪者に仕立て上げる法律なのだ。

 安全保障関連法とこの共謀罪は明らかに憲法違反であるのに,自民党公明党は強硬採決して成立させた。安倍晋三首相の罪は深く大きい。わが豚同志諸君よ,ここまで自分たちの身心を危うくしていく安倍晋三氏になぜ尻尾を振ってついていくのか。

  ※-7 2017年2月,国有地売却をめぐる森友学園問題が発覚し,首相の妻安部昭恵氏の関与が問題の焦点となる。

  ※-8 2017年5月,獣医学部新設をめぐる加計問題で「総理のご意向」文書が発覚。

  ※-9 2018年3月,森友問題で財務省の公文書改竄が発覚。

  ※-10 2019年11月,桜を見る会問題が発覚,安倍晋三首相が公費で自分の選挙区の住民を招待していた。

  ※-11 2020年2月,従来の法解釈を変更して東京高検の黒川〔広務〕検事長の定年を延長した。官邸の守護役の黒川氏をつぎの検事総長にするためだといわれていた。だがこの画策は,黒川氏が賭け麻雀疑惑で辞任したことでつぶれたが,安倍晋三首相はその後任の林氏でいいといい,事実,東京高検検事長になった林 真琴氏は,その当時問題になっていた菅原代議士の選挙民買収疑惑を不起訴にした。

 安倍晋三首相は三権分立という民主主義の根本を破壊したのだ。かつては検察庁特捜部といえば,自民党のどんな有力な議員であっても不正があれば摘発した。自問党政府の汚職は歴史上数限りなくあるが,検察が摘発してくれるからとわれわれ庶民は安心していた。

 しかし,安倍晋三首相になって,検察が政府のいいなりになってしまった。政府に不正があっても検察は検挙しない。検察も政府のいいなりになっているのだ。このような道徳的な退廃を招いた安倍晋三首相の罪は深い。万死に値する。

 補注)つまり「万死に値する」安倍晋三の政権が,なんと7年と8ヵ月も持続してきたが,通常であればその間に2度や3度は本当のところ,潰れていても当然の政権であった。もっとも1度だけでも潰れれば2度目や3度目の政権はなかったから,第2次安倍政権が

 第2次安倍内閣 ⇒ 第2次安倍改造内閣

 第3次安倍内閣 ⇒ 第3次安倍第1次改造内閣,第3次安倍第2次改造内閣,第3次安倍第3次改造内閣

 第4次安倍内閣 ⇒ 第4次安倍第1次改造内閣,第4次安倍第2次改造内閣

と過程のなかで小粒の大臣を粗製濫造してきた政治過程は,日本の政治が腐敗・堕落してきた事実を裏書きする証拠になっていた。 

 以上,ざっと上げただけでこれだけの悪行を安倍晋三首相は重ねて来た。なかでも「安全保障関連法」で日本をアメリカの命令するとおりに,アメリカの戦争に自衛隊を送りこむようにし,共謀罪で人の心まで縛ることができるようにした。このふたつだけでも安倍晋三は罪人として刑に服すべきだが,安倍晋三はさらにいま挙げた「数々の不正」を重ねていた。

 d) 『信じられない首相』である。こんなことを許しつづける同志〔われら〕豚諸君すらも,“信じられない豚” である。同志豚諸君よ,胸に手を当てて考えてもらいたい。安倍晋三首相から安倍晋三首相を支持しつづけるだけのエサをもらいましたか。

 諸君らのエサを減らしてアメリカに貢いできたのが安倍晋三首相の真の姿なのに,諸君らはなぜに尻尾を振りつづけるのか。

 e) 安倍晋三が首相になって8年。一昔10年というが,この8年間〔近く〕はあまりに長すぎた。

 アベノミクスなど騒いだ経済政策もまったく功を奏さず,日本の国力は低下する一方だ。一番大事な学術に対する投資もおこなわれず,最近の何人かのノーベル賞受賞者に,「これから先,日本からノーベル賞受賞者は出ないだろう」と予告されるくらい日本の科学技術力は低下した。

 アメリカのいうままにアメリカの武器を購入しているが,その金の半分でも科学技術の研究予算に回したらここまで世界の技術の最先端から取り残されることもなかっただろう。これから先20年,日本からはノーベル賞受賞者は出ることはない。

 いまの科学技術は大規模な実験設備,測定設備が必要なのだ。私の大学の同級生で国立大学の教授をしていた男が,私に尋ねたことがある。

 「おまえ,日本の学者は幾らの金で転ぶと思ってるんだ」

 「そうだな,5億か10億か」と私が答えると,友人は顔を歪めていった。

 「なにいってんだよ,300万円で転ぶよ。研究費が全然出ないんだ。研究なんかしたくたってでき来ないのが,いまの日本の学術の世界なんだ。もう,世界には追いつけないよ」

 こんな会話をしたのはもう15年以上も前のことだ。これから先,中国と韓国からノーベル賞受賞者がつぎつぎに出るだろう。このように日本の国として根本的な危機にあるのに,安倍晋三首相はトランプの太鼓持ちをして,日本の科学技術に投資したら日本の国力を増大できたはずの金を,役にも立たない兵器の購入に使ってきた。

 祖父の岸 信介,叔父の佐藤栄作,この2人はアメリカに日本を売った。安倍晋三もその血を引いて,というか同じ弱みを握られて日本国よりアメリカのために尽くしている。

 補注)参考記事として,プレジデントオンライン編集部「まるで祖父のコピー 安倍首相の公私混同 22本の外交文書から読み解く “執念” 」『PRESIDENT Online』2018/12/28 9:00,https://president.jp/articles/-/27181

 ああ,こんな首相がふんぞり返っている日本という国はいく先,望みはない。こんな男が国を動かすのを許してはいけない。

 f) この8年間に,安倍晋三首相がどれだけ日本に損害を与えたか,以上に取り上げただけでよく分かるはずだ。それなのに,わが同志豚諸君はこの男を支持つづけてきた。もう同志豚諸君にはなにをいっても無駄だ。と,諦めの気持が強くなってきて,このブログを更新する気力が失せていたのだ。

 ところが,最近私の友人から「これを読め」といわれた本がある。この友人は,33年に渡る付きあいで,偏屈な私をあやして遊んでくれる。ジャズと落語が好きだというところで一致して,彼は私のために日本の落語やその他のテレビ番組を録画してそれを私に送ってくれる。

 彼の送ってくれた落語,およびテレビ番組録画のディスクで私の書棚のひとつの棚が埋まっている。老後,なにもすることがなくなったときにこのディスクが大きな力になるだろう。その友人が「読め」といった本は『国賊論』(KKベストセラーズ,2020年4月)で,著者は適菜 収(下掲画像)。

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 この本の副題が「安倍晋三と仲間たち」となっているところから,安倍晋三首相批判の内容であることが分かる。事実,徹底的な安倍晋三首相批判である。適菜氏の立場は保守だそうである。天皇制を支持するのだから,結構な保守だ。それが,この本のなかでは,安倍晋三首相を徹底的に批判している。

 g) その批判の仕方も強烈である。「バカ」という言葉をあちこちで使う。私はこのブログについて書く文章を,適菜 収の本を読めといってきた友人によくみてもらう。私は時に感情的になりすぎて,よろしくないことがあるので,健全なる良識人であるその友人の助けを借りるのだ。

 私は次回にこのブログに載せようと思っている文章のなかで,安倍晋三首相に対して「犯罪者」という言葉を使った。ところが友人は,はっきり犯罪者と認定できない人間に犯罪者という言葉を使っていけない,とたしなめてきた。

 適菜 収も,この本を出版前に私の友人にみてもらったら,「バカなんて言葉を使っちゃいけません」とたしなめられたに違いない。と,その友人にメールを書いたら,つぎのようにいってきた。

 「私は安倍のことを『バカ』と書いても,『それはいけません』とはいいませんよー! 犯罪者呼ばわりするには,客観的事実と法的根拠がないといけませんが,バカは主観的なものととれますので,かまいません。

 

 だって,官邸官僚のいいなりになって,マスク配ったり,リビングでくつろぐ動画を配信したり…,バカですよ! 適菜 収のいうことにはほぼ100%同意ですが,バカの乱用には『読んでいてちょっと疲れるな』という程度です」。

 h) しかし,適菜収の安倍晋三首相批判は正しい。安倍晋三首相について語る時に「バカ」という言葉が出てくるのは当然だろう。「バカじゃない人間をバカといっているんじゃない。バカをバカといってなにが悪いんだ」と,適菜 収はいうかもしれない。

 この本『国賊論』のなかの安倍晋三首相とその一味についての適菜 収の批判は,まったくそのとおりであり,ネット右翼たちの気持の悪い安倍晋三首相支持についての批判も正しいと思う。要するに,保守を自認する適菜が,安倍晋三首相のやり方は,「保守が保守したいと考えている日本を破壊する」といっているのだろう。

 私は保守とは反対の方向の考え方をもっているが,こと,安倍晋三首相の悪行については,保守も,私も考えは同じだということなのだろう。

 i) この本のなかで,私の胸にズキリト応えたのは適菜 収のつぎの言葉である。

 「ニーチェは,現代は《排泄する力をもはやもたないひとつの社会》(『権力への意志』)だといった。排泄物をためこめば,いまのようなクソまみれの社会になる。国家の解体はすでに最終段階に入った」。

 

 「平成の三十年に渡る『改革』のバカ騒ぎが安倍政権という悪夢にゆき着いたのだとしたら,たとえ手遅れであったとしても,ことなかれ主義と『大人の態度』を投げ捨て,バカとは戦わなければならない。これは人間の尊厳に対する義務なのだ」。

 これは,立派な言葉である。適菜 収の保守とは日本のなにについての保守なのか分からないが,現在の安倍晋三首相が君臨するいまの社会は「人間として受け入れることができない」という点は,「日本の現在の過ちは明治維新に遡る」と考える私も満腔から賛成する。

 j) とくに,「バカとは戦わなければならない。これは人間の尊厳に対する義務なのだ」という言葉に私は燃料を入れてもらった鉄腕アトムのような気持になった。

 よおし! 私たちがあまりに豚であるいまの社会についてきちんと書こう。次回のこのブログから,同志豚諸君に捧げる文章を書こう。
 
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 安倍晋三の馬鹿さ加減,嘘を調べて書こうとすると疲労困憊するほど,あまりにたくさん出てくるので,豪州在住の雁屋さん〔のブログ『雁屋哲今日もまた』〕が,以上のごとき文章を書いてくれて本当に助かった。

 書いても書いても,書き切れないのだ。ただし,安倍は操り人形,ピエロにすぎない。本当の黒幕は背後にいる。その名は,竹中平蔵,そして北村 滋,あるいは統一教会といってもいい。またCIAといってもいい。これも,全身全霊で,この世における最後の仕事として,弾圧を覚悟でやらねばならないと決意している。  

 以上まで長々と,「稀代の大嘘つき,インチキ野郎の退陣か?」 『東海アマブログ-原発,すべての核施設を即時廃止せよ』2020年08月28日 13:28,http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-1231.html が,「立て! 太った豚よ!」『雁屋哲今日もまた』2020-08-25,http://kariyatetsu.com/blog/3419.php  を借りて,

 安倍晋三の7年と8ヵ月にも及んでしまった為政の罪業を断罪する文章になっていた。まさに「戦後レジームからの脱却」をいったはず安倍は,東京裁判史観にこだわりながらも,実はこの史観にがんじがらめにされたまま,21世紀的にだが「対米服属路線」の高度化として,日本国運営をしていくしか能がなかった。

 いつも指摘してきた安倍晋三「像」の核心は,「幼稚と傲慢・暗愚と無知・欺瞞と粗暴」の宰相だというところにあった。この人物が具備していた「子どもの〈裸の王様〉」的な本性は,「初老の小学生・ペテン総理」(『くろねこの短語』命名であるほかない『政治屋的な本性』を遺憾なく,つまり120%にも発揮していた。その結果は,みるも無惨に現状のごとき日本を結果させた。

【参考記事】

 いまの日本,この安倍晋三君のせいで完全に疲弊しきっている。コロナ禍が襲来しなくてもいずれ,この首相は辞めていくはずだったが,コロナ大魔神のおかげで,ある意味では「彼の持病が基本原因」になったとはいえ,すんなり辞められた。

 だが,安倍晋三の為政=暴政の跡に残された日本の国土には「ペンペン草」程度しか生えていない。彼につづいて首相を務めたい自民党のヘタレ世襲議員たちが大勢いるらしい。だが,誰がその地位に就いても代わり映えしない。

 「世襲議員禁止法案」(地盤・看板・カバンを遺産相続的に継承して利用できるような政治環境条件の発生を防止するための法律,先進国のなかには該当する法律をもつ国もある)が,いますぐにでも必要である。

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