大坂なおみは黒人選手なのか,それとも日本人選手なのかと問うことのチグハグさ,日本人としての黒人被差別問題になお鈍感な日本側の立場

 大坂なおみは日本人選手として黒人種なのか? 母親は日本人であるが,まるで日本人の黄色人種的な要素は無関係であるかのようにしか報道しない日本のマスコミ・メディア

 

  要点:1 黒人種という人類上の人種的な特性要因は,ほかのその特性要因である黄色人種性・白色人種性などを全面的に排除して,報道しうるものなのか

  要点:2 というのは,大坂なおみは黒人だと自身を認識しているが,日本人が母親が黄色人種ゆえ,こちらの人種だとみなすことも可能である

  要点:3 なぜ,要点:1要点:2のごとき問題が浮上するのか

 

 ホロコースト」問題

 ホロコーストは,西洋文明・国家・近代官僚社会,そして人間性を理解するための重要な出来事である。これは数百万人の罪のない市民に対する計画的な大量殺戮であった。ユダヤ人を根絶すべき「寄生害獣」とみなす人種差別的イデオロギーによって駆りたてられたナチスは,歴史上前例のない規模のジェノサイドを展開した。

 ナチスはヨーロッパのすべてのユダヤ人を絶滅させるつもりであった。病人であれ健常者であれ,金持ちであれ貧乏人であれ,正統派ユダヤ教徒であれキリスト教改宗者であれ,老いも若きも乳児ですらも,そこにはなんの区別もなかった。

 第2次世界大戦前にヨーロッパに住んでいたユダヤ人の3人に2人がホロコーストで殺された。1945年に第2次世界大戦が終結した時点では,600万人のユダヤ人が殺害されており,そのうち100万人以上が子供たちであった。

 しかし,この統計は実情を正確に映し出していない。というのは,生き残ったユダヤ人のほとんどは戦争中にドイツに占拠されなかった地域に住んでいたからである。つまり,ソ連の東部,イギリス,ブルガリア,そして中立国だったスペインやポルトガル,スイス,スウェーデンなどの国々である。

 ドイツ占領下のヨーロッパ諸国で生き延びた数万人のユダヤ人は,解放時までどこかに隠れていたり,強制収容所に監禁されていた。ドイツ軍とその協力者は,自分たちの支配化にあるヨーロッパの地域内で執拗にユダヤ人を駆り出して殺害した。

 ホロコーストの時代になにがおこなわれ,ナチスの殺戮計画がいつどこでどのように実行されたかについては,多くの記録がある。しかし,ナチスの行動を理解するには,こうした計画が生まれた論理的な背景を検討し,それを理解することがまず必要である。

 すなわち,ナチスの人種的イデオロギーの信条を考察することは,彼らがヨーロッパのユダヤ人を物理的に絶滅させることに,なぜこれだけ固執したのかを理解するのにある程度は役立つのである。

 註記)以上は「ナチス時代の被害者:ナチスの人種的イデオロギー」の「ホロコースト」から『ホロコースト百科事典』https://encyclopedia.ushmm.org/content/ja/article/victims-of-the-nazi-era-nazi-racial-ideology 参照。

 

  ナチスの人種的イデオロギー

 a)   “Die Nürnberger Gesetze”  とタイトルの付いた表(ニュルンベルク人種法)。この表には,つぎの欄がある。これを説明した分類表もかかげておく。

  「Deutschbluetiger(ドイツ人の純血)」
  「Mischling 2. Grades(第2級混血)」
  「Mischling 1. Grades(第1級混血)」
  「Judeユダヤ人)」

 

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 b) ライヒ民法第1施行令」(1935年11月14日)における「ユダヤ人」の定義

 ニュルンベルク諸法にもとづく「ユダヤ人」の定義の問題に関して説明すると,「ライヒ民法」も「ドイツ人の血と名誉を守るための法律」も,「ユダヤ人」を明確に定義していなかった。

 「ユダヤ人」を定義したのは,「ライヒ民法第1施行令」(1935年11月14日)( a) にかかげた史料)であった。これは前段のように,「完全ユダヤ人」と「混血ドイツ人」(第1級・第2級)と「ユダヤ人」に,こまかく具体的に分けていた。あらためて説明しよう。前掲の画像資料は,羽文字のドイツ語で判読しにくいが,記号の部分だけを参照するだけでも,大約理解できるはずである。

 A 完全ユダヤ

   A-1 4人の祖父母のうち3人以上がユダヤ教共同体に所属している場合は,            本人の信仰を問わず「完全ユダヤ人」。

   A-2 4人の祖父母のうち2人がユダヤ教共同体に所属している場合

    A-2-1 ニュルンベルク法公布日以降に本人がユダヤ教共同体に所属して               いる者は,「完全ユダヤ人」

    A-2-2 ニュルンベルク法公布日以降にユダヤ人と結婚している者は,                本人の信仰を問わず「完全ユダヤ人」

    A-2-3 ニュルンベルク法公布日以降に結ばれたドイツ人とユダヤ人の             婚姻で生まれた者は,本人の信仰を問わず「完全ユダヤ人」

    A-2-4 1936年7月31日以降にドイツ人とユダヤ人の婚外交渉によって                生まれた者は,本人の信仰を問わず「完全ユダヤ人」

 

 B 半ユダヤ人(第1級混血)(法的にはドイツ人)

   上記,A-2のいずれにも該当しない者は,「第1級混血」(ドイツ人)

 

 C 半ユダヤ人(第2級混血)(法的にはドイツ人)

   4人の祖父母のうち1人がユダヤ教共同体に所属している者は,「第2級混血」        (ドイツ人)。

 補注)以上のユダヤ人に関した区分(区別)は,人類の遺伝的・人種的によるものではなくて,ユダヤ教という宗教信念に依拠していた。

  c) 1937年の内務省調査

   「完全ユダヤ人」77万5000人で,その内訳は

     ユダヤ教徒ユダヤ人  47万5000人,
     非ユダヤ教徒ユダヤ人 30万人。

  「第1級混血」と「第2級混血」の合計は,75万人。

 d) 「混血」の処遇

 「混血」は,法律上はドイツ人とされた。しかし,1944年10月,「第1級混血」の男性には強制収容所で強制労働が義務付けられた。同年11月,すべての「混血」は公職から追放された。

 註記)「【史料・解説】ニュルンベルク諸法(1935年)」『Gender History』2014. 08. 15,https://ch-gender.jp/wp/?page_id=6450


 ヒトラーのモデルはアメリカだった 法システムによる「純血の追求」』という著作 2018年,日本語訳・公刊から

 「本書の目的は,ナチスニュルンベルク法を考案するさいにアメリカの人種法に着想を求めたという,これまで見落とされていた歴史を紐とくことだ。それにより,この歴史がナチス・ドイツについて,人種主義の近代史について,そしてとりわけこのアメリカという国について私たちになにを語るのか,それを問いかけることにある」(はじめに)。

 そして本書は,ナチスニュルンベルク諸法が,市民権,およびセックスと生殖を重視していたことを指摘する。

 「アメリカの人種法にはナチスからみて魅力的な面がいくつかあった。とりわけ異人種婚に重罰を科すアメリカの稀有な慣習が『ドイツ人の血と名誉を守るための法』の背景にみてとれる。いっぽう『血の一滴の掟』(ワンドロップルール)といった他の点は,あまりに過酷すぎると驚かれた」(終章)のだった。

 法と歴史の狭間から,豊富な史料を駆使して,人種法における世界の「リーダー」たるアメリカ,さらにアメリカそのものに深く根付いた人種主義をあぶりだした,初めての試み。

 註記)「ヒトラーのモデルはアメリカだった 法システムによる『純血の追求』 HITLER’S AMERICAN MODEL,The United States and the Making of Nazi Race Law」『みすず書房』2018年9月3日発行,https://www.msz.co.jp/book/detail/08725.html

 以上の文章は,出版元が宣伝用に書いた一文であった。問題は「純血の追求」および「血の一滴の掟」という表現にあった。アメリカ合衆国において先代の大統領オバマは黒人と白人の混血であった。だが,彼は,アメリカ政治史上「初の黒人大統領」と呼ばれてきた。

 そうしたいい方をひっくり返していえば当然に,アメリカ史上,すべての大統領がそうであったように,オバマも「白人の大統領の1人」であったといっていいはずであるが,こちらの表現は問題外であるかのように排斥され,彼は「初の黒人大大統領であった」と呼ばれている。

 この種の事実を説明するのに適当な概念・用語が,前段に出ていた「純血の追求」および「血の一滴の掟」であった。一滴でも黒人種の,それも「同じ人間として同じ赤い血」が混じって(入って)いても,その人は白人種ではなく黒人種とみなされ,そう分類され,決定づけられる。その「血の色」でみたら,白人も黒人も「同じ赤色の血」を有するにもかかわらず,そう絶対的に分類がなされる。昔もいまも,である。

 したがって,つぎのような日本人という黄色人種(民族?)にも深い関連をもつ事件が,最近発生していた。

 

 大坂なおみ,準決勝出場へ 大会日程延期で,棄権撤回」 asahi.com 2020年8月28日〔午前〕2時31分(共同),https://digital.asahi.com/articles/GCO2020082801000002.html?iref=comtop_8_02

 さきに断わっておくが,大坂なおみはプロテニス・プレーヤーとしては日本国籍人(日本代表)として活躍している。母親が日本〔国籍〕人である関係で,そうした選択が可能になっていた。ただし,それを事後に変更することはできない(アメリカ国籍:代表にということを)。この ④ の記事を引用する。

【ニューヨーク共同】 米ウィスコンシン州で黒人男性が警官に銃撃された事件への抗議として,出場中のウエスタン・アンド・サザン・オープンを棄権すると表明した女子テニスの大坂なおみ選手(日清食品)が,方針を転換して〔8月〕28日の準決勝に出場すると明らかにした。英紙ガーディアン(電子版)が27日,報じた。

 

 大坂選手は26日の準々決勝に勝利したあと,棄権を表明。しかし,その後大会主催者が日程を1日延期したため試合に出場することにした。大坂選手は同紙への声明で「(女子テニスのツアーを統括する)WTAなどの要請をうけ協議して決めた」とした。(共同)

 この記事が出るまでには,日本のマスコミ・メディアも,アメリカにおいてまたもや発生した「黒人男性が警官に銃撃される事件」を詳細に報道してきた。そこへこの大坂なおみの「黒人としての立場」から表明された具体的な抗議の意志が,話題として大きくとりあげられていた。そのあたりの事情(経過)については,事前に先行して報道されていた記事も紹介しておく。大坂なおみも,この動きにくわわっていたことになる。

 

  関連の記事2報:『朝日新聞』2020年8月28日朝刊など

 1) 「黒人銃撃,怒るアスリート NBA・大リーグ・サッカー … 米プロスポーツ界で試合延期次々」『朝日新聞』2020年8月28日朝刊18面。Webの記事での住所は https://digital.asahi.com/articles/DA3S14601265.html?iref=pc_ss_date

 米ウィスコンシン州で起きた黒人銃撃問題などに抗議の意を示すため,米プロスポーツ界では〔8月〕26日,試合の「ボイコット表明」が続出した。事態はさらに発展していく可能性がある。(▼〔朝刊〕1面参照)

 棄権表明の大坂。「アスリートである前に,1人の黒人の女性です。私のテニスよりも,大切な問題がある」。

 変わらない現状に業を煮やした1人が,テニスの大坂なおみ日清食品)だった。米ニューヨークで開催された「ウエスタン・アンド・サザン・オープン」の女子シングルスに出場し,26日は準々決勝でコンタベイト(エストニア)に逆転勝利していた。

 試合後,SNSで27日の準決勝を棄権すると公表。「準決勝に出場する予定でした。しかし,私はアスリートである前に,1人の黒人の女性です。私のテニスをみてもらうよりも,いまは注目しなければいけない大切な問題があります」と説明した。

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 劇的な変化は望めなくとも,新たな議論が巻き起こることを願っての行動だという。「白人が多い競技で議論を始めることができれば,正しい道へのステップになる。相次ぐ警官による黒人の虐殺をみていて,腹の底から怒りが湧いています。いつになったら終わるのでしょうか」と訴えた。

 騒動の発端は,米プロバスケットボールNBAだった。ウィスコンシン州ミルウォーキーに本拠を置くバックスが,プレーオフのマジック戦をボイコット。試合直前になっても選手は控室を出ることを拒んだ。NBAは選手会と協議し,バックス戦を含む3試合の延期を決めた。

 バックスはチームの総意として声明を発表。「今日はバスケットに集中してはいけない日だ」とし,議員や治安当局に責任を持った迅速な行動を求めた。レーカーズのレブロン・ジェームズも称賛し,ツイッターで「うんざりだ。チェンジ(社会の変革)を要求する」と訴えている。

 米スポーツ専門局ESPNによると,バックスの決断後にはプレーオフ出場の全チームが,シーズンを打ち切るべきか緊急会議を開き,レーカーズやクリッパーズは打ち切りに投票したという。27日には臨時役員会も実施するみこみだ。

 大リーグでは3試合が延期となった。ブルワーズはともに本拠がミルウォーキーのNBAのバックスと連絡をとり,延期に踏み切ったという。主力のクリスチャン・イエリチは,「正義」「平等」「今」と書かれたTシャツ姿で会見に現われ,「今日は行動を起こすときで,変化を生むために,世界をよりよい場所にするためにチームみんなで主張をした」と話した。

 米女子プロバスケットのWNBA,米メジャーリーグサッカー(MLS)でも試合が延期に。大坂が出場していたテニスの大会主催者も,27日の全試合を28日に延期している。

 米スポーツ界では今〔2020〕年6月にも,黒人への人種差別問題で抗議運動のうねりが起きた。米ミネソタ州で黒人男性が白人警官に暴行されて死亡した事件がきっかけで,多くのプロ選手が意見し,デモ行進に参加する選手もいた。

 アメリカンフットボールNFLは今年6月,長年問題を放置した過ちを認めた。2016年,警官による黒人への過剰な暴力に抗議するため,当時フォーティナイナーズ49ers)のQBだったコリン・キャパニックがひざをついて国歌斉唱時の起立を拒んだ。この抗議の行動は,たちまちリーグ全体に広まったが,NFLは問題を沈静化させようと,起立を義務化し違反者に罰金を科した。

 NFLのグッデル・コミッショナーは6月5日に,事態の大きさを受け止め「もっと前から選手たちの声に耳を傾けるべきだった。過ちを認める」と謝罪した。(遠田寛生)

 2)「黒人銃撃,米に衝撃再び  大坂選手ら,抗議の試合ボイコット  デモ3人死傷,17歳の白人逮捕」『朝日新聞』2020年8月28日朝刊1面

 警察による黒人への暴力をめぐり,米国が再び揺れている。中西部ウィスコンシン州で29歳の黒人男性が背後から警官に7回撃たれた事件への抗議デモが広がるなか,26日はスポーツ界で「人種問題に目を向けるときだ」とボイコットが相次いだ。一方,抗議デモの参加者3人を銃撃して死傷させたとして,「自警団」とみられる17歳の白人少年が容疑者として逮捕され,暴力の広がりも懸念される。(▼11面=政治の争点に,18面「スポーツ」欄の「怒るアスリート」〔これはこの ⑤ の 1) に引用した記事〕)

 今回の事件は23日,ウィスコンシン州ケノーシャで発生した。家庭内の問題について通報を受けた警官が,黒人男性のジェイコブ・ブレークさん(29歳)を背後から7回,銃撃し,家族の代理人男性によるとブレークさんは下半身不随になったという。

 事件を受け,テニスの大坂なおみ選手は26日,ツイッターで「私はアスリートである前に,1人の黒人の女性です。私のテニスをみてもらうよりも,いまは注目しなければいけない大切な問題がある」と表明し,出場中の大会を棄権。米プロバスケットボールNBAも,ウィスコンシン州に本拠地があるバックスが試合をボイコットし,26日に予定されていたプレーオフ3試合が延期された。

 米国では5月末にも中西部ミネソタ州で白人警官が黒人男性を暴行死させ,大規模な抗議デモが起きた。今回のスポーツ界のボイコットについて,民主党の大統領候補のバイデン氏やオバマ前大統領が共感を示している。一方,共和党のトランプ政権は警察による治安維持の必要性を強調しており,11月の大統領選を前に,事件のとらえ方の違いも鮮明になっている。

 ケノーシャでは25日夜,デモの参加者3人が銃で撃たれ,2人が死亡,1人が重傷を負う事件が発生し,警察当局は26日,少年を容疑者として逮捕した。米国では抗議デモに対して武装して治安を守るとする「自警団」が目立っており,こうした動きにくわわっていたとみられる。藤原学思=ニューヨーク,遠田寛生)

 

  問題の焦点として残る話題

 大坂なおみは血統的には,身体的な特徴もすべてひっくるめて,完全に半分はアメリカ国籍人としての黒人種であり,そのまた半分は日本国籍人としてまったくに黄色人種である。彼女は1997年10月16日生まれ,すでに現在22歳になっているが,そうだとすれば,日本の国籍法ではアメリカか日本かどのどちらかの国籍を選んでいなければならない。ここまで書いてみると,つぎの記事に出会った。くわしくは,記述を新たにして議論したい。

 それよりもここでは,大坂なおみの「肌の色」(アメリカでは黒人だと分類されている)の問題に関して,日本のマスコミ・メディアは『そのものの問題』として語る識者がいない様子である。Naomi は日本の日本人の選手だといい,日本民族の仲間に入れる認識はそれじたいはともかくも,Naomi がアメリカでの黒人差別問題に対して今回のように,はっきりと “否(NO!)” と応じていた事実を,日本側としてどのようにとらえ,理解し,そして伝えるのかという点に関した詮議(詰めた議論)は,本ブログ筆者が判る範囲内ではみつからない。

 すごく強いテニス選手だからといって,アメリカ国籍をもつ黒人との混血の特性を有する大坂なおみを日本人とみなすのであれば,アメリカに起きている黒人差別問題に対して連帯の意思を強く打ち出した「今回における Naomi のその意思・姿勢」は,「日本側において」どのように受けとられるのかという社会意識的な問題が,当然話題になっていいはずである。だが,その種の方向性で注意を喚起させうるような論調は,格別みいだせない。

 アメリカ社会の問題だということで,だまって切り離して済む程度の “その種の問題” ではあるまい。もっと意識的に切りこんだ議論が必要である。大坂なおみが日本を代表するテニスプレイヤーとして存在する意味は,ただ日本のために都合よい面からのみ,切り取られようとしているのか?

 アメリカに起きている “Black Lives Matter” の問題は,アメリカ側だけの問題ではありえまい。“Black Lives Matter” だと大坂なおみが訴える点は, “Japanese live matter” にも通じている。いわば,ある種のよいとこ取りで済ませられる話題ではない。そのように解釈してもなんら無理はない話題である。

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