2年前に2020東京オリンピック開催の是非を論じていた記述を復活させるとこうなるが,現職が五輪ナントカ担当大臣の橋本聖子のセクハラ問題は「問題ない」で済まされていたのか

              (2018年9月18日,2020年11月4日 更新)

 ごく一部のオリンピック貴族たちが一般国民たちや外国人までも動員させ,ただ働きで酷使する2020東京五輪は,はたして,開催に値する歴史的な意義があるのか〔とは,すでに2018年9月時点で提起されていた疑問であった〕 

  要点・1   「五輪貴族が栄えて(太り)」「ボランタリーたちなどがムダ死にする」危険性も心配されていた,まことに馬鹿らしい2020年盛夏「東京でのオリンピック大会の開催」は,コロナ禍のために延期になった。というよりは,ほぼ中止が決まっている状況

  要点・2 だが,JOCの五輪組織委員会側はその事実をまだ明らかにできないでいるし,マスコミ・メディア側もすでに周知の事実であるにもかかわらず,オリンピックのスポンサー・協賛企業(オフィシャルパートナーなど)になっているがゆえに,「口をつむんでいるほかない」といった,実に情けない「反・社会の木鐸」ぶり

  要点・3 橋本聖子(戸籍名,石﨑聖子)は現在,自民党参議院の政治家(政治屋?)であり,内閣府特命担当大臣東京オリンピックパラリンピック担当大臣である。橋本は元スピードスケート・自転車競技選手で,公益財団法人日本スケート連盟会長,公益財団法人日本自転車競技連盟会長も務めている。公益財団法人日本オリンピック委員会副会長。姓名に関していえば「旧姓」で活躍しているが,世の働く女性たちからみたらうらやましい立場

 

  公益財団法人日本オリンピック委員会:「JOCについて」

 『役員名簿  平成29・30〔2017・2018年度役員一覧』

 2018年6月26日現在における「役職,氏名」「スポーツ関係団体等役職」名簿一覧は(さらに平理事21名と監事3名が組織されていたが,下記では省略する),以下のとおりであった。太字(ゴシック)で表記した2名は,本日のこの記述において特別に「話題を提供してくれた人物」である。

 なお,現在〔2020年11月時点〕におけるJOC会長は,以下の役職一覧に出ている山下泰裕が,竹田恒和に替わり,新しく就いている。2020東京オリンピック招致問題をめぐり,フランス当局が竹田を買収疑惑で予審送りとした。この影響で竹田はJOC会長を辞めざるをえなくなっていた。竹田は,自身の会長として任期をまっとうしたのち,会長職を離れていた。

 「会 長」
     竹田恆和 (公社)日本馬術連盟副会長

 「副会長」兼「専務理事」
     平岡英介 (公社)日本ボート協会理事

 「副会長」
     齋藤泰雄 元特命全権大使フランス国駐箚
     橋本聖子 (公財)日本スケート連盟会長

 

 「常務理事」
     松丸喜一郎(公社)日本ライフル射撃協会会長
     田嶋幸三 (公財)日本サッカー協会会長
     山下泰裕 (公財)全日本柔道連盟会長【現在の会長】
     福井 烈 (公財)日本テニス協会専務理事
     日比野哲郎(公財)日本オリンピック委員会事務局顧問

 

 ◆『特記事項:その

 「東京五輪招致の裏金問題で “厚顔” 答弁 …J OC竹田恆和会長に自動車事故で女性を轢き殺した過去が!」『リテラ』2016.05.18  から引用する。

 もちろん,交通事故は過失であり,人を死なせた人間にも人生をやりなおすチャンスは与えられるべきだ。しかし,これだけの大事故を引き起こしていたら,やはり五輪のような華々しい表舞台からは身を引くのが普通の神経だろう。ましてや,竹田氏の場合は交通事故を起こし,死亡させた影響で(1974年10月22日に女性をはねて殺していた)東京チームが連帯責任をとって,国体の出場をとりやめているのだ。それが,本人がすぐに五輪出場とは……。

 しかも,竹田氏はこの後,1984年のロサンゼルス五輪で日本選手団コーチ,1992年のバルセロナ五輪日本選手団監督と,JOC内部でどんどん出世していくのだ。そして,2001年にはとうとう日本オリンピック委員会(JOC)会長に就任し,以来,2016年〔2018年9月であれば18年間も〕という長い期間にわたって,JOCトップに君臨しつづけている。

 「JOCでの力は完全にコネですね。竹田さんの父である竹田宮恒徳王が戦後,JOC会長,IOC委員を務めており,JOCは以前から竹田家と縁が深かったんです。それで,父君の時代の側近たちがお膳立てして,息子の恆和さんのJOC会長への道筋をつけたんです」(前出・スポーツ関係者)。

 つまり,竹田恒和という人物は,どんな不祥事を起こしてもまわりがカバーしてくれて,出世の段どりをしてくれるという環境のなかで生きてきたのだ。そして,本人も無自覚にそれに乗っかっていく。

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 出所)http://photozou.jp/photo/show/2402524/186641484

 補注)2013年9月時点において竹田恒和は2020東京オリンピックを招致するために,つぎのように福島県民の感情・神経を逆なでする “無責任発言” を放っていた。

 

ブエノスアイレス共同】 2020年夏季五輪開催をめざす東京招致委員会の竹田恒和理事長は〔2013年9月〕2日,開催都市決定の投票権をもつ国際オリンピック委員会(IOC)委員に対し,東京電力福島第1原発からの汚染水漏れの不安を打ち消すため「東京はまったく影響を受けていない」などと訴える手紙を送ったことを明らかにした。

 

 〔2013年〕8月27日付の手紙で,福島の原発問題が報じられていることに対し,東京に住む人々の生活を「まったく普段どおりで安全だ」と説明。「大気と水は毎日チェックされ,問題となるような兆候がいっさいないことを政府も確認している」と記した。

 註記)「東京開催,原発汚染水は影響なし/竹田氏,IOC委員に手紙」『四国新聞社 SHIKOKU NEWS』2013/09/03 09:20,http://www.shikoku-np.co.jp/sports/international/20130903000103

 補注中の 補注)以上のごとき,竹田の手紙による発言は「まったくの嘘であった」。「3・11」の東電福島原発事故による東京都(関東圏)への影響がないというのは,完全に虚偽の主張であった。竹田は平然と「大ウソ」を吐いていたことになる。この事実はいまとなっては,恥ずかしいほどにみっともなかった記録としてしか受けとれない。

 

 すなわち竹田恒和は,東京から250㎞も離れて立地する東電福島第1原発に起きた事故ゆえ,五輪を開催するこちら(東京)にあってはその影響は “まったくない” ,東京の放射能レベルはロンドン,ニューヨーク,パリと同じで,絶対に安全なレベルだといってのけた。これが明治天皇の末裔である「元皇族」が福島県民に対して放った内容であった。戊辰戦争となにか関係でもありや……?

 

 安倍晋三がまだ首相だった当時(2013年9月),リオデジャネイロで開催されたIOC総会に,竹田恒和たちといっしょに参加した安倍は,2020東京オリンピックを招致するための演説をおこなったなかで,いまではたいそう有名になったあの迷文句,それも「21世紀の超・大ウソ」になってしまった “アンダーコントロール” を,迷うこともなく得意げに強調していた。

 

 ついでに挙げておくとしたら,2020年東京オリンピックの開催期間がきっと猛暑・酷暑になるに違いない TOKIO でとなるが,都民たちが “お・も・て・な・し” による歓迎をすると,そのIOC総会で演説した滝川クリステルも,竹田や安倍の仲間として「トンデモな日本の混血児的なナデシコ女性」であったのかもしれない。  

〔『リテラ』記事に戻る→〕 2020年のオリンピックの開催地を決めるIOC総会前の会見で,外国人記者から福島原発の影響を聞かれた竹田会長は,〔前段にも触れたとおり〕「福島は東京から250キロ離れており,皆さんが想像する危険性は東京にない」と発言した。その,まるで福島を切り捨てるような,あまりに他人事な発言に批判が殺到した(といっても,海外メディアとネットだけで,国内マスコミはほとんど批判しなかったところが,この国側における奇怪な様相であった)。

 要するに,そういう人物だから,今回のような贈収賄に問われる重大事態が起きてもまったく当事者意識がなく,問題解決ができないのだろう。いや,今回のことだけでなく,これまで起きた国立競技場やエンブレム問題などもそうだ。竹田会長の当事者意識のない無責任な姿勢が森 喜朗氏や電通の暴走を許し,さまざまなトラブル,不祥事を誘発してきたともいえるだろう。

 註記)http://lite-ra.com/2016/05/post-2254_2.html

 その竹田恒和「贈収賄に問われる重大事態」について,いま引用している『リテラ』の記事は,さらにこう記述していた。

 招致委員会は,シンガポールにあるブラックタイディングス社の代表イアン・タン氏にコンサルタント料として2億円超の大金を支払っていた。しかし,イアン氏は国際陸連前会長で国際オリンピック委員会(IOC)の選考委員で,大きな力をもつラミン・ディアク氏の息子と深い関係にあり,この金がブラックタイディングス社を通じて賄賂として渡ったとの疑惑が浮上。フランスの捜査当局が捜査を開始する事態となった。

 註記)http://lite-ra.com/2016/05/post-2254.html

 以上の言及は,竹田恒和がいったいどのような「問題をかかえる人物」であるかを,おおよそのところ教示している。元皇族とはいっても明治時代に新しく創られたその末裔の1人が,日本におけるオリンピック関係の組織代表としては,初めから無条件にふさわしい人間だとみなされ,特別な処遇を受けてきただけでなく,いろいろ問題を起こしていながらも “適当に処理して” もらえる立場を享受してきた。

 また,東電福島第1原発事故に遭ってひどい状況に追いこまれていた福島県を切り捨てた,それも安倍晋三流の発言(under control)をまねた竹田恒和の発言は,この人が「IOC:JOCの風上にも置けない」者だという印象を強く与えた。それでもなお,この程度の人材が2020年東京五輪を控えてのこの時期になっても,JOCの会長に就いている(前述のとおり,その後退任したが)。

 分かりにやすくいってのける。「国民たち:一般庶民の立場」にとってすれば,まるで「〈殿様〉のつもりである〉ような人物」,あるいは「非常に好ましくない元皇族の子孫」である人間が,それはもう,とても大きな顔をしながら,いまでも〔それまでは〕JOCという組織の最高位に就いている〔就いていたのである〕。

 ◆『特記事項:その

 「橋本聖子の絶対的権力!  高橋大輔にキス強要でパワハラ&セクハラの真実」『NAVER まとめ』更新日: 2018年09月11日

 既婚者の橋本聖子1964年10月5日生まれだから,2018年9月ならば53歳,2020年11月の今日だと54歳,夫ありで子どもは三男三女,実子が3人で夫と死別した前妻との子供が3人)が,宴会の場で高橋大輔にキス強要したことを,週刊誌『週刊文春』が報道し,話題になっていた。

 高橋大輔は,「セクハラがなかったと思う」と橋本聖子をかばい,橋本聖子も「セクハラした覚えはない」といっている。そして,日本オリンピック協会も問題にする意思がないようで,もみ消される懸念が出ていた(実際にもそういう顛末になっていたが,この話題はさらに下段で話題にする)。

 「橋本聖子の絶対的権力」 参議院議員である橋本聖子(1964年10月5日生まれ,53歳)の履歴は,以下のとおりである(2018年9月現在)。

 出身地:北海道勇払郡早来町(現:安平町)

 出身校:駒澤大学附属苫小牧高等学校

 前 職:富士急行社員 スピードスケート選手 自転車競技選手

 国会所属委員会:環境委員会理事,行政監視委員会委員

 いまここで参照している『NAVER まとめ』(2020年11月現在ではこのサイトは閉鎖されている)から,あれこれ引用しておく。つぎの記述内容は,2014年8月時点での話題(報道・記事)であった。

 a) 橋本〔聖子〕は,国会議員&日本スケート連盟会長&日本自転車競技連盟会長&2020年東京オリンピックパラリンピック組織委員会理事と,非常に権威ある立場にある人物である。つまり,現在は「日本の政治家」であり,自由民主党所属の参議院議員(4期)である。財団法人日本スケート連盟会長,財団法人日本自転車競技連盟会長」を務めている。

 さて,橋本聖子高橋大輔にセクハラのキス」をしたことがある。そのとき,SNSには早速,こうのような反応が出ていた。

 「スケート界,すごいです。このロジックがまかり通るなら,スケート界はセクハラ天国ということになります」。

 「スケート界はセクハラし放題という理解でよろしいでしょうか?」。

 

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 この画像(上の)を借りた記述でも,「橋本議員のキス強要,報道の記事を見て」『Umi kakasi』2014-08-24 01:16:45,https://blog.goo.ne.jp/16060426kakasi/e/d344643beec143c187647a6951799b7a は,つぎのように橋本聖子を批判していたが,ほぼ妥当な認識と思える。

 

 世間に注目される,知識人,有名人,アスリート等,とくに政権内にあり,注目される国会議員など,プライベートなどと叫んでも,なんの意味もない,とにかく隙をみせないことだろう。

 

 スキがあればこれ等を,切り取って「書きまくる,瞬間画像など掲載されないように」つねに注意する事だろう。それなりに読者が関心をもつような,無責任な記事を書かれたり,画像(写真)を撮られないようにすることだ。撮られて困るなら,誤解を招くことはしないことだ。

〔記事『NAVER まとめ』に戻る(  ↓  )〕 

 「橋本聖子JOC選手強化本部長がフィギュアスケート男子の高橋大輔(関大大学院)に無理にキスをしたと週刊誌に報じられた」。

 「橋本聖子氏と高橋選手のキスシーンというのは,まさに高橋選手が性的に蹂躙されているシーンである」。

 「橋本聖子高橋大輔に対する強引キス」。「中年女性の橋本聖子高橋大輔にキスを迫ったのですが,これがセクハラ&パワハラじゃないの?」

 もっとも,あの「JOC会長(竹田恒和)は」「橋本聖子氏のキス報道『問題にしない』」とのことであったが,それはそうであって,そうとしかいいようがない立場にあったのである。

 いずれにせよ,「ソチ五輪の打ち上げで嫌がる高橋選手にキスを迫り,高橋選手も観念してキスを受け入れたと伝えられている」。けれども,本当のところは「どうみても嫌がって〔い〕る高橋大輔」の姿にしかみえない。

 「橋本聖子高橋大輔に強引に抱きついて,強引にキスしているとしか思えません。男女が逆であれば,完全なセクハラ&パワハラが成立したでしょう」。

 「グラビアページには,橋本氏が顔をそむける高橋選手に一方的にキスを迫っているような写真も掲載されている。どうやらこれが『観念』する前ということのようだ」。

 b)橋本聖子がフィギュア高橋に執拗キス  セクハラ・パワハラになる可能性がある」(『J-CASTニュース』)と観られていたわけであったが,「橋本氏は〔2014年8月〕20日に『キスを強制した事実はありません』とするコメントを発表。セクハラやパワハラにはあたらないとの認識を示している」。

 補注)前掲した写真・画像に映っているキス・シーンは,米欧的な作法としておこなわれるような「通常のあいさつ的・社交的な意味あい」でのそれではなく,夫婦や恋人同士である男女が親密におこなう姿としてのそれである。

 日本では,このような場面が宴席の場でいきなりなされるというのは,かなり酒精に脳みそを冒された状態になった “セイコ・ハシモトの狂態であった” と観察するほかない。そのあたりに関する判断が重要であったが,この種の解説(指摘や批判)は,そこまで触れていなかった。

 ネット上には,「女を濡らす〔男を▼てる?〕最高にエロいキスの種類と方法【画像付き】」といった記述もみつかる(『Smart Log』2018. 08. 01,https://smartlog.jp/15127)。興味のある人はのぞいてみてほしい。ともかくこの記述は冒頭で,つぎのように解説していた。

 「最高にエロいキスで女性〔男性〕を満足させる最高の前戯を。女〔男〕の子の身も心もとろけさせるキスの種類を画像付きでご紹介。正しい方法やシチュエーションなど,気持ちいいキスのやり方をすべて解説します。彼女との愛をキスを通じて一層深めて」。

 橋本聖子高橋大輔に迫って実行していた「前掲画像のようなキス行為」が,衆人の目前でおこなっていいような「キスの種類でないこと」は,一目瞭然であった。なお,橋本には配偶者(男性)がいる(前述)。

 被害者らしいはずの「高橋〔大輔自身〕は『セクハラはない』」と強調していた。だが「嫌がる選手にキスした橋本聖子」が「嫌がる選手につぎつぎに抱きつく」場面を,みずからが酔っぱらってしまい作っていたことは,事実として記録されていた。

 その場面はどう観たところで「橋本聖子高橋大輔に強引に抱きついて,強引にキスしているとしか思え」ず,「男女が逆であれば,完全なセクハラ&パワハラが成立した」というほかなかった。「グラビアページには,橋本氏が顔をそむける高橋選手に一方的にキスを迫っているような写真も掲載されている。どうやらこれが〔聖子のキス強要を仕方なく〕『観念』する前〔の写真だった〕ということのようだ」。

〔記事に戻る→〕 「スケート界,すごいです」と驚かれ,この〔高橋自身の「セクハラではない」と返した〕ロジックがまかり通るなら,スケート界はセクハラ天国ということになる。しかし「橋本聖子と高橋選手のキスシーンというのは,まさに高橋選手が性的に蹂躙されているシーン〔そのもの〕である」。(引用終わり)

 「中年女性の橋本聖子高橋大輔にキスを迫ったのですが,これがセクハラ&パワハラじゃないの?」と問われていた。ところが,前述のように,橋本聖子氏のキス報道は「問題にしない」のが,JOC会長竹田恒和の立場であった。

 ここでは現実的に,こう想定したみたらどうか。「ソチ五輪の打ち上げで嫌がる高橋選手にキスを迫り,高橋選手も観念してキスを受け入れたと伝えられている」という出来事があった。そして,その後,橋本聖子のHPが「アクセス集中で表示不可」といった具合に操作されていたらしく,この点は偽装疑惑ではないかとまで指摘・批判されていた。

 c) 2018年になってからというもの,日本大学アメフト部員「危険タックル問題」(5月初旬の「日大対関西学院大」の試合中に発生した出来事:事件)が,世間を大きく騒がせて経過を生んでから同年9月まで,日本のスポーツ界をめぐっては,つぎのように「ニュースとして報道される問題」が続出していた

 NHKテレビ第1放送は,2018年9月5日(水)の「なぜ相次ぐ? スポーツ界のパワハラ」で,そうした一連の問題が相次いでしてきた日本の「スポーツ界のパワハラ」問題をとりあげていた。

 体操女子で明らかになった,コーチによる選手への暴力と,日本体操協会によるパワハラ問題。協会は「すべてのうみを出す」として,第三者委員会を立ち上げ,パワハラ問題の調査を始める。

 

 レスリングやアメフトなど,アマチュアスポーツで告発が相次ぐ背景に,なにがあるのか。2020年の東京五輪,そしてその先をみすえて,どのような改革が求められているのか。パワハラ問題から浮かび上がる日本の組織の問題と対策を探る。

 註記)https://www.nhk.or.jp/gendai/articles/4176/index.html

 橋本聖子高橋大輔に対するセクハラ問題は,当然のこと「パワハラ問題」と表裏一体であった。大輔が聖子の強引なキスの要求を拒否できなかったのは,パワハラを許容するほかない権力構造が,JOCの組織的な背景として控えていたからである。こうした推理は,間違いなく当該問題の核心にある「一定の事実」を示唆できる。

 あらためて,もういちど断わっておく。聖子オバサンが大輔君に対しておこなった,あのベチャベチャに濃厚だったキス・シーンは,通常(?)であれば, 夫婦や恋人など “特定の2人だけのあいだでおこなうのが適当” なそれであった。とくに日本人の場合であれば,人前では,わざわざやらない「ディープな接吻行為」であった。

 常識的な神経でもっていうが,他人に対してフンワカした「それとして」みせられるような,聖子による大介への「その口づけの行為」ではなかった。しかも,このオバサンの聖子が「だいぶ酔っていた」うえでの,若い青年:大輔君に対する,その不謹慎かつ不適切な行為であったとすれば,これは,橋本が関連する職務をみずから辞任するか,もしくは解任されていいだけの十二分な事由になっていた。

 だが,JOC会長竹田恒和(当時)が「橋本聖子氏のキス報道『問題にしない』」と沈静化を図ったのは,この程度の理事たちの行為をいちいちとがめていたら,自分の過去に対するなんらかの問題が不必要に,つまり藪から棒に再浮上しないとはかぎらない,などと考えていたのかもしれない。そのように想像してみる余地もあった。

 

  本ブログ内の関連する記述-紹介-

 以下の2点,主題・副題のみ紹介しておくが,本ブログ内ではまだ未公表の状態にある記述である。近日中に復活し,再公開することにしたい。

 ★-1 2017年12月11日

  主題日本オリンピック委員会会長職は竹田恒和のための指定席か,明治謹製の王侯・貴族(元皇族)の末裔が,いまも大いに顔を利かすスポーツ界がある」

   副題1「日本の皇族・華族の制度は,明治時代に新しくも特別に創られていたが,21世紀のいまにおいても,どこまでも使っていくつもりか」
   副題2「貴なる者,必らずしも尊ならずの実例」
  

 ★-2 2018年07月23日

  主題「『オリンピック貴族のための五輪』を引き受ける都市は減少,この大会は『ごく一部の者たちの専有物』化,完全に営利・商業化した『五輪の腐敗』」

   副題1「現代の国際スポーツ界貴族を維持させるためのオリンピック開催は無意味,完全にプロ化したこの競技大会を,アマチュアの幻想で糊塗している裏舞台裏では,オリンピック貴族が養育され,しかも甘やかされているというバカバカしさ,もう止めにしたい」

   副題2「2020年東京オリンピックの開催期間が盛夏(猛暑・酷暑)の時節に設定された『狂気の沙汰』『気違いに近づいた決定』は,いったい誰のための措置だったのか? 冷房の効いた貴賓室で屋外競技を楽しめるのは庶民ではなく,ほんの一握りのオリンピック貴族たちだけである」

   副題3「彼らの・彼らによる・彼らのための五輪」の歴史的な意義は,どこにも,なにもみいだせない。オリンピックなんぞ,この東京五輪で終幕にしたらよい」

   副題4「オリンピックのために東京があるのか? そのようなスポーツ大会にまわす予算があるならば,これをほかに善用すべき対象がいくらでもある」

 

 「JOCが役員報酬を公表…竹田会長は月額131万円スポニチ』2011年4月26日

 日本オリンピック委員会(JOC)は〔2011年4月〕26日の理事会で,竹田恒和会長のサラリーを月額130万円(年間1560万円)とすることを決めた。役員報酬は公表していなかったが,2011年度から公益財団法人に移行したことに伴い,透明性を高めるために公表を義務づけられた。

 市原則之専務理事は月額50万円(年間600万円)で,福田富昭副会長と4人の常務理事は各20万円(同240万円)を受けとる。6月の役員改選後,実態に合わせて役員報酬を見直す可能性もあるという。

 JOCによると,会長が有給になったのは竹田会長からで,2001年に就任した同会長は自身の仕事が多忙だったため,実働日数に応じて対価を支払うかたちだった。日本体協の歴代会長は無給で,現在の張富士夫会長も無報酬。常勤の岡崎助一専務理事は,月額120万円(年間1440万円)の報酬をえている。

 註記)https://www.sponichi.co.jp/sports/news/2011/04/26/kiji/K20110426000703790.html

 ここでは,こういう事実も添えて言及しておく。

 「ボランティア」とは,ラテン語の “voluntus” や “voluntarius” が語源とされている。その意味は「自由意志,みずから進んでやること」である。日本では,とくにJOCによる間違えた用法によって,あたかも,無料かつ無限の「奉仕」というそのイメージが強くなってしまった。だが,本来の言葉のもつ意味からいうと,あくまでも「自発的な意志にもとづいて,人や社会に貢献すること」と定義されている。

 「自分の気持から,積極的に取り組むこと」⇒ 自主性・主体性

 「同じ人間として相手を尊重し,たがいいに助けあうこと」⇒社会性・連帯性

 「活動の対価として利益を求めないこと」⇒ 無償性

 「必要に応じて工夫できること」⇒ 創造性

 こうしたボランティアの「活動の考え方」に出ているなかで,その「無償性」とは「無報酬でボランティアを使っていい」という含意はない。注意が必要である。JOCは,その肝心な要点を完全に意図的にすり替えて悪用し,2020東京オリンピックのボランティア募集をしていた。当初は完全に,ボランティア側に対してJOC側が負担する経費はゼロであった。しかし,その後において批判が集中したのを受けて,1日千円の交通費だけは負担するといいだした。

 補注)2018年,韓国で開催された冬季オリンピック大会では,ボランティアたちに対して宿舎や食事は提供されていたものの,競技場まで通じる交通の手段や宿舎に関して不便や悪条件が発生しておいて,その不満が高じた結果,大会の開催中に2千人ほどが帰宅してしまった。

 ボランティア活動に当たっては,前掲の「4つの原則」が配慮されねばならないといわれるが,オリンピックに対してだけとくに要求される原則なのではない。そのことは当然としても,このIOCが主催するオリンピックの舞台にかぎっては,

 一方では,商業主義(収益向上・利益追求)に徹した国際大運動会を開催していながら,他方では臆面もなく,ボランティアを無償で徹底的に働かせようとする(酷使する)といった種類の,いってみれば「ボランティア詐欺」が正々堂々とおこなわれようとしていた。つまり,労賃搾取を平然とトコトンおこなうための,2020東京オリンピックパラリンピックが開催されようとしていたわけである。 

 日本の場合に戻って具体的に考える。仮に,大阪市在住のある人が2020東京オリンピック(のほうだけ)にボランティアで参加するとしたら,交通費・宿泊費・食事代などすべて自分もちでその運営に協力することになるが,いったいどのくらい自己負担が生じるのか? 安ホテルや民宿など泊まることにしたり,食事代も切りつめて粗食で我慢し通ししたりして,その間の日常生活(衣食住)を懸命に質素に維持したところで,20万円でもきついのではないか?

 2021年7月23日から8月8日までの17日間に開催される予定であった東京オリンピックにボランティアでこき使われたその人が,その代償としてただひとつえられる成果(やりがい)は「オリンピック感動(詐欺)」だけ〔の予定〕であった。それで「十分に満足だな」という思考方式が,JOC側の,そのきわめて傲慢・独善の態度には充満していた。嫌らしいかぎりの『五輪商法』がまかり通ろうしていたけれども,コロナ禍で延期・中止になった。

 

 東京オリンピック組織委員会役員報酬は年間2400万円,ボランティアに自己負担を強いる一方で宿泊・交通費なども全額支給」『BUZZAP』2018年8月21日12:50

 運転から通訳,医療,技術,メディア対応など専門職級のスキルを求められる一方で,オリンピック期間中や事前に複数回おこなわれる研修に必要な宿泊費や滞在先までの交通費などは全額自己負担とされた。

 補注)それが,2020東京オリンピックを開催する期間に協力するボランタリーのために用意された待遇・条件であった。

 はっきりいってタダ働き以下の待遇を「ボランティア」の名のもとに強いる東京オリンピック組織委員会の人びと〔のほう〕は,いったいどんな待遇なのかを調べてみた。詳細は以下から。

 一般財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会が2014年9月に定めた役員報酬に関する約款をみてみたい。 役員報酬一覧(以下の画像資料)によれば,最高で月額最大200万円,年額にして最大2400万円が支給されている。これが適用され支給されているのは,もちろん幹部たち(常勤の理事)が中心になっているので,誤解のないように,この「報酬額表」を観てほしい。

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  それでは,組織委員会の役員一覧をみると,森 喜朗会長のもとには副会長が6人おり,そのなかには YouTube で差別動画を垂れ流し,アカウントを停止された竹田恒泰氏の実父,竹田恒和氏の名前もある。ほか専務理事や常務理事が4人おり,理事として秋元 康や麻生セメント会長の麻生 泰など理事24人が名を連ねている〔なお,ここでは2018年8月時点に関する記述であった〕

 ボランティアにタダ働き以下の待遇を強いる一方,こちらの組織委員会の役員たちには各種経費が全額負担されるなど,十分な待遇が約束されている。もちろん報酬をえることじたいが悪いというのではない。ただ,ボランティアとの間にあまりにも大きな不公平感があることが問題になっている。

 註記)https://buzzap.jp/news/20180821-tokyo-olympic-stipulation/

 

 「〈ネットで話題〉東京オリンピック “殺人オリンピックになる” 東京五輪を英タイムズ紙が猛批判! 『選手や観客を熱射病で死亡させるリスクに晒されている』」『Share News Japan』2018-07-21

 今年〔2018年〕夏は酷暑・猛暑であった。東京都におけるその記録を紹介しておいていから,記事を引用する。

  地 点    猛暑日  30度以上 平均気温30度以上 最低気温25度以上
  青 梅    29日   68日     11日       9日
  練 馬    26日   68日     21日       40日
  八王子    20日   65日     13日       22日
  府 中    16日   63日     12日       25日
  東 京    12日   66日     11日       42日
  江戸川臨海  3日   48日      3日         45日
  羽 田    6日   63日      9日       50日

    補注)2020東京オリンピックは開催されなかったが,7月いっぱいは梅雨明けとならず,過ごしやすい夏になっていたが,8月上旬からは過去において一番高い平均気温」を観測していた。

  ◆【東京五輪】 “殺人オリンピックになる” と
             英タイムズ紙が警告,観客も熱射病で死亡か ◆

 この記事によると,そもそも東京五輪は,五輪招致委員会が「この時期の天候は晴れる日が多く,かつ温暖であるため,アスリートが最高の状態でパフォーマンスを発揮できる理想的な気候」とIOCをだましてもぎとったビッグイベントだ。英国のタイムズ紙は今〔2018〕年1月,「東京五輪では選手だけでなく観客も極度の蒸し暑さによる熱射病で死亡するリスクにさらされている」と報じている。

 補注)この記事に関しては,今夏の暑い夏が来る前に報道されていたという「前後関係」に注意しておきたい。

  “殺人オリンピックになるぞ” と警告しているわけだ。医学博士の米山公啓氏がいう。

 「日本の夏は高温多湿。こんな環境下で高校野球をやっていることがおかしいのです。五輪では欧米の選手と観客が蒸し暑さのせいでバタバタ倒れ,死者が出る可能性もある。沿道の観客は応援に没頭するあまり水分補給を忘れて倒れるでしょう。本当は安全のために秋開催に変更するべきですが……」。

 

 欧米人はリタイアし,高温多湿に慣れた日本人〔など〕がつぎつぎとメダルを獲得。そんな東京五輪になるかもしれない。

 註記)https://snjpn.net/archives/59768 〔 〕内補足は引用者。

 日本人選手に有利な2020年の東京五輪大会になるなどと ”いいたかったらしい” この記述を書いた人(もちろん日本人?)は,日本人のなかからは選手・観客・ボランティアに死者が出ないなどと,絶対的に請け負えるのか?(中止になったため,そのような残酷な実験は試さないで済んだが……)

 「蒸し暑さのせいでバタバタ倒れ,死者が出る可能性」が,日本人(日本に暮らしている人たちのこと)のなかからは少ないのだと想定するごとき作り話は,誇張の度が過ぎる。熱中症の被害は,日本人からは出ない・ほとんど出にくいとでも考えているのか。デタラメに属する思いつきの俗説的な言辞は,たいがいにすべきである。

 北海道や東北地方でもより北部の地域に住む人たちが,7月下旬から8月上旬の東京都やこの近隣地域に来たさい,例年どおりの猛暑・酷暑の気象条件になっていたら,それこそ死ぬ思いをさせられる。日本人選手に有利というのは,十分な根拠に乏しい与太話である。猛暑・酷暑のなかでの話題である。トンデモな話題を進行させてはいけない。

     ★ 8月の気温,東日本で過去最高 熱中症も多く ★

  = nikkei.com 2020/9/1 18:50,https://www.nikkei.com/article/DGXMZO63305530R00C20A9CC1000/

 気象庁は〔2020年9月〕1日,8月の東日本の気温が1946年の統計開始以降で最高だったと発表した。西日本も1位タイで全国的に記録的な高温となった。東京都の熱中症による死亡者数は 187人で,1カ月あたりで過去最多となった。

 

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気象庁によると,8月の平均気温は東日本で平年より 2.1度,西日本で 1.7度高かった。〔8月〕17日には浜松市で国内史上最高気温と並ぶ41.1度を観測した。

 

 太平洋と大陸から張り出す2つの高気圧が重なりあい,広く列島を覆ったことで全国的に気温が上昇した。雨は少なく,降水量は東日本が平年の38%,西日本は40%にとどまった。台風の上陸は2013年以来となるゼロだった。(後略) 

 また,日本と同じかそれ以上に高温多湿の国々がアジア・アフリカ諸国・諸地域のなかには,ないのではない。

 日本人選手に有利な開催期間だという認識に対しては,猛暑・酷暑になる確率が非常に高い時期に開催される「東京五輪に固有の問題」を,そのように狭隘なとらえ方でのみ理解するのは軽率に過ぎる。

 すなわち,なんら科学的な見地にもとづく意見になっていないにもかかわらず,日本人選手のメダル獲得が増えるかもしれないと,単細胞的にただ喜ぶかのような意見は,実にバカっぽい語り口になっていた。

 それよりも,不幸にして,以上のようにひどく懸念されている2020年東京五輪において「選手・観客・ボランティアなどから死者が出る(出た)」としたら,IOCはもちろんのこと,JOCの幹部たちは責任をとれるのか? いまからひどく心配である(あった)。あの竹田恒和,あの橋本聖子……。

 補注)ともかく,今回の東京オリンピックはひとまず延期になった。盛夏・酷暑の時期,7月下旬から8月初旬にあえて開催する五輪大会期間中には,必至と予測するほかないのが「猛暑の到来」である。それこそ,炎天下において “地獄の特訓” 的な試練が展開されることだけは,回避された。

 2020東京オリンピック組織委員会」の詳細については,そのホームページを参照してほしいが,とくに「役員等」については,https://tokyo2020.org/jp/organising-committee/structure/officer/  を参照されたい。この一覧表からは前半の部分に出ている役職・氏名のみ紹介しておきたい。「平理事以」下は割愛した。竹田恒和がまだ記載されているものであった。

  名誉会長

   御手洗冨士夫(一般社団法人日本経済団体連合会名誉会長 キヤノン株式会社代表取締役会長CEO)

  会 長   

   森 喜朗(元内閣総理大臣 公益財団法人日本スポーツ協会最高顧問)

  副会長

   遠藤利明衆議院議員 2020年東京オリンピックパラリンピック大会推進議員連盟幹事長         公益財団法人日本スポーツ協会副会長)
   津賀一宏(パナソニック株式会社代表取締役社長)
   河野一郎(公益財団法人日本アンチ・ドーピング機構理事長)
   竹田恆和(国際オリンピック委員会委員 公益財団法人日本オリンピック委員会会長)
   山脇 康(国際パラリンピック委員会理事 公益財団法人日本障がい者スポーツ協会日本          パラリンピック委員会委員長)
   猪熊純子(東京都副知事

  専務理事・事務総長

   武藤敏郎(株式会社大和総研理事長)

  常務理事・副事務総長

   布村幸彦(元文部科学省スポーツ・青少年局長)
   佐藤 広(元東京都副知事

  常務理事

   平岡英介(公益財団法人日本オリンピック委員会副会長兼専務理事)


  2020東京五輪に対する『リテラ』の「批判記事」

   1)「東京五輪 “酷暑” 問題の元凶は招致委員会の嘘だった! 『温暖で理想的な気候』とプレゼン,今だに『打ち水で対策』と妄言」『リテラ』2018.07.22,http://lite-ra.com/2018/07/post-4142.html

   2)「東京五輪でボランティアさせるため文科省が大学に「期間中は授業やるな」…まるで戦時中の学徒動員!」『リテラ』2018.07.30,http://lite-ra.com/2018/07/post-4157.html

   3)「東京五輪 “総動員” 体制に早大生がパロディサイトで痛烈皮肉!   西日本新聞も五輪の同調圧力を真っ向批判!」『リテラ』2018.08.26,http://lite-ra.com/2018/08/post-4209.html

 このように,これら記事の題名だけを連ねてみても「2020東京五輪」における日本国民たち動員計画の「よからぬ企み性」が,いったい・どこから・どのように発生しているかは理解できると思う。

 なお,本ブログ内で記述された「2020東京五輪」に関する記事は,さらに以下のものがあった。なお,前半の段落ですでに紹介済みの2点もあった(ただし,旧ブログの記述なので,本ブログ内では未公表)。

 ※-1 2017年12月09日

  主題「本間 龍『電通大利権-東京五輪で搾取される国民-』は,東京五輪(汚倫疲苦)大会に巣くう「オリンピック貴族たちの金銭的野望」を批判,ボランタリーでの参加は無用だと警告

   副題1「本間 龍『電通大利権-東京五輪で搾取される国民-』2017年10月の読後感」
   副題2「森 喜朗は『2020東京五輪組織委員会会長』であるが,日本国における,固陋的・社会公害的な『老害現象』の典型的な見本である」

 ※-2 2018年02月05日

  主題「オリンピックの政治経済動態学,北朝鮮側が宣伝に悪用する『平昌冬季オリンピック』のバカらしさは,2020年8月に開催される東京オリンピックで頂点に達する(1)(2)」

   副題1「特定・自己目的化したオリンピックの開催,政治に利用されるだけの国際的な大運動会」
   副題2「オリンピック貴族が優雅に・富裕にオリンピックを享楽し謳歌するその足下で,ロハで酷使(無料奉仕)させられ,骨折り損のくたびれ儲けだけに終わっている「ボランティアたちのアホらしさ」

  最後に念押し。2020東京五輪の開催中となるが,その猛暑・酷暑のなかでおこなわれるはずのスポーツ大会の最中に,もしも死者が1人でも出たら,誰が・なにを・どのように責任を具体的にとるつもりか? いまからきちんと決めておく必要がある〔あった〕。だが,そのような準備とは無縁の〔いつまでもそうでありつづける〕組織委員会の面々なのか? 死者が出たら,まさか情報隠しをするつもりではあるまいや……。

 補注)最近(2020年11月に入った現段階)ではこんど,東京オリンピックが完全に中止になったさい,誰がどのように責任逃れをするかのやりくり算段をしだしている。

 もっとも,まとな企業人だったら「危機管理」の問題に関する知識がなにもないわけではないのだから,いまから事前に,いったいどう対処するつもりか(?)と疑問を提示しておく〔と批判していたわけである〕。

 死者が出なければいいが,2018年の盛夏の時期と同じか,あるいはそれに近い猛暑・酷暑に,2020年東京五輪の時期がなったとしたら,絶対に死者が出ないという保障はない〔ともかく今夏の開催は延期・中止となっていたので,その心配はひとまず先送りできている〕。

 以上において論じた点は,当然に要求されてしかるべき「事前の認識」「用心の準備」であって,「事前の覚悟」でもあったはずである。安倍晋三が「忖度の精神」を発揮させて(そのときまで首相をやっていればの話だが〔⇒ 安倍晋三は9月に首相を辞めていた〕),五輪中の死亡を報道させないという手もありそうだが,そこまでやったら,いまでも相当に信頼性を失っている日本のマスコミなどは「完全に信用度ゼロ」となる。

 

  2020年10月23日,橋本聖子東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会担当大臣の発言,その頼りない返答ぶり

 「『IOCが東京オリンピックを中止する方針というのは事実でしょうか』とのIWJ記者の質問に橋本大臣『いえ,まったく,ありません』! ?  ~ 10.23 橋本聖子 五輪担当大臣 定例記者会見」『IWJ』2020.11.2,https://iwj.co.jp/wj/open/archives/483192  がこう報じていた。

 2020東京オリンピックではオフィシャルパートナーになっている大手紙や主要放送局などは,この五輪大会の問題をまともに報道できない体たらくに陥っている。

 2020年10月23日の11時ごろから,内閣府にて橋本聖子東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会担当大臣の定例会見がおこなわれ,IWJでは大臣へ直撃質問をしてきた。

 

 IWJ記者 「ノンフィクション作家の本間 龍氏がIOCのバッハ会長がすでに東京オリンピックを中止する方向で決めたことを,日本政府に伝えたという情報を入手したことを明らかにしましたが,これは事実でしょうか」。

 橋本五輪相 「いえ,まったく,ありません。あのー,東京大会に向けて,政府一丸となって,今日も,菅総理が,世界がコロナウイルスに打ち勝った証となるべく東京大会に向けて,全力を尽くしていくという風にお話をして,いただきましたし,それを,バッハ会長が,しっかりと来〔2021〕年の大会に向けて,準備をしていきたいということも,前回お話をしてますし,確実に開催をするために,引きつづき全力を尽くしていきたいと思います」。

 

 IWJ記者 「11月にはバッハ会長が来日し,首相と会談をする予定ですが,これは東京五輪中止へ向けた相談ではないのでしょうか」。

 橋本五輪相 「ないです。あのー,それは分かりませんけれども。私としては,そうではなく,本当に前向きに,あのー会談をされるということを願っております」。

 補注)ここで橋本聖子は「それは分かりませんけれども」,東京五輪中は「ないです」と答えていた。今後において開催がどうなるか注目である。

 

 本間 龍氏はIWJ記者の質問に答えて「東京五輪関係のスポンサーがついている新聞社などの大手メディアは,この話題が扱いにくいと思います」と述べた。

 

 この日の定例会見では,記者のために用意された席は満席となり,立って取材をする記者の姿もみられた。しかし,他社の記者から発せられる質問は五輪が開催される前提のものばかりで,ただの1人も「中止」という言葉を発することはなかった

 

 記者会見の司会を取り仕切った内閣府の担当職員も,IWJ記者の質問が終わるなり,他の質問があるか確認することもなくすぐに会見の終了をアナウンスした。

 この国はもう焼きがすっかりまわっているらしく感じる。それも,すでに安倍晋三政権の時からだったが……。東京オリンピックを開催してどうなる日本ではなくなっている。オリンピックを開催してなにかを特別に期待するのは,後進国発展途上国)での話であった。いずれにせよ,菅 義偉政権の自堕落ぶりや支離滅裂の昂進だけが,いま開催中の国会でもますます明徴になっている。

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