2018年9月に論じてみたJOC(日本オリンピック委員会)という組織の痼疾,当時話題になった橋本聖子セクハラ・パワハラ問題

        (2018年9月18 年,2020年11月4日 更新,2021年2月14日 別途再更新)

 オリンピック貴族たちが一般国民たちをただ働きで動員し(ブラックボランティア的な使役),観客には感動詐欺(オリンピック憲章のキレイゴト)を実感させるためだった「2020東京五輪」は,ひとまずコロナ禍のために1年延期されているが,はたして開催に値する歴史的な意義がありうるのか

 盛夏の時期,東京で開催する国際大運動会は,その酷暑・猛暑の気象条件のなかで実施されたら,まさしく「五輪貴族が栄えて(太り)」,「ボランタリーたちなどがムダ死にする」危険性も心配しなければならない

 実に馬鹿らしい地球規模の体育大会が「2020年盛夏,東京でオリンピック大会」として開催されなかった点は,もっけの幸い といえなくはなく,コロナ禍の見通しがよく判明できない現況のなかで,この完全に営利・商業化し,国費のムダ遣いもする国際大運動会を,まだ実施したいと妄想している者たちがいる

 本日,以下の記述は,2018年秋において公表した文章であったが,2021年2月に,五輪組織委員会会長森 喜朗が放った女性蔑視・差別「発言」を踏まえて,再度,このブログ内で復活・公表することにした。

 橋本聖子自民党議員,「東京オリンピックパラリンピック競技大会担当」国務大臣)が,2014年に起こしていた「セクハラ・パワハラ事件」という問題をとりあげている内容であった。


  公益財団法人日本オリンピック委員会:「JOCについて」

 『役員名簿 平成29・30〔2017・2018〕年度役員一覧』

 2018年6月26日現在における「役職,氏名」「スポーツ関係団体等役職」名簿一覧は(さらに平理事21名と監事3名が組織されているが,以下では省略した),以下のとおりである。太字(ゴシック)で表記した2名は,本日のこの記述において特別に「話題を提供してくれた人物」である。

  「会 長」     
     竹田恆和 (公社)日本馬術連盟副会長

  「副会長」兼「専務理事」
     平岡英介 (公社)日本ボート協会理事

  「副会長」
     齋藤泰雄 元特命全権大使フランス国駐箚
     橋本聖子 (公財)日本スケート連盟会長 

  「常務理事」
     松丸喜一郎(公社)日本ライフル射撃協会会長
     田嶋幸三 (公財)日本サッカー協会会長
     山下泰裕 (公財)全日本柔道連盟会長
     福井 烈 (公財)日本テニス協会専務理事
     日比野哲郎(公財)日本オリンピック委員会事務局顧問

 ◆『特記事項:その

 「東京五輪招致の裏金問題で  “厚顔” 答弁 …J OC竹田恆和会長に自動車事故で女性を轢き殺した過去が!」『リテラ』2016. 05. 18  から引用する。

 もちろん,交通事故は過失であり,人を死なせた人間にも人生をやりなおすチャンスは与えられるべきだ。しかし,これだけの大事故を引き起こしていたら,やはり五輪のような華々しい表舞台からは身を引くのが普通の神経だろう。ましてや,竹田氏の場合は交通事故を起こし,死亡させた影響で(1974年10月22日に女性をはねて殺していた)東京チームが連帯責任をとって,国体の出場をとりやめているのだ。それが,本人がすぐに五輪出場とは……。

 しかも,竹田氏はこの後,1984年のロサンゼルス五輪で日本選手団コーチ,1992年のバルセロナ五輪日本選手団監督と,JOC内部でどんどん出世していくのだ。そして,2001年にはとうとう日本オリンピック委員会(JOC)会長に就任し,以来,2016年〔2018年9月であれば18年間も〕という長い期間にわたって,JOCトップに君臨しつづけている。

 「JOCでの力は完全にコネですね。竹田さんの父である竹田宮恒徳王が戦後,JOC会長,IOC委員を務めており,JOCは以前から竹田家と縁が深かったんです。それで,父君の時代の側近たちがお膳立てして,息子の恆和さんのJOC会長への道筋をつけたんです」(前出・スポーツ関係者)。

 つまり,竹田恒和という人物は,どんな不祥事を起こしてもまわりがカバーしてくれて,出世の段どりをしてくれるという環境のなかで生きてきたのだ。そして,本人も無自覚にそれに乗っかっていく。

 そういえば,2020年のオリンピックの開催地を決めるIOC総会前の会見で,外国人記者から福島原発の影響を聞かれて,竹田会長は「福島は東京から250キロ離れており,皆さんが想像する危険性は東京にない」と発言。まるで福島を切り捨てるような,あまりに他人事な発言に批判が殺到した(といっても,海外メディアとネットだけで,国内マスコミはほとんど批判しなかったが)。

 要するに,こういう人物だから,今回のような贈収賄に問われる重大事態が起きてもまったく当事者意識がなく,問題解決ができないのだろう。いや,今回のことだけでなく,これまで起きた国立競技場やエンブレム問題などもそうだ。竹田会長の当事者意識のない無責任な姿勢が森 喜朗氏や電通の暴走を許し,さまざまなトラブル,不祥事を誘発してきたともいえるだろう。

 註記)http://lite-ra.com/2016/05/post-2254_2.html

 補注)「贈収賄に問われる重大事態」について,この『リテラ』の記事は,さらにこう記述していた。

 招致委員会は,シンガポールにあるブラックタイディングス社の代表イアン・タン氏にコンサルタント料として2億円超の大金を支払っていた。しかし,イアン氏は国際陸連前会長で国際オリンピック委員会(IOC)の選考委員で,大きな力をもつラミン・ディアク氏の息子と深い関係にあり,この金がブラックタイディングス社を通じて賄賂として渡ったとの疑惑が浮上。フランスの捜査当局が捜査を開始する事態となった。

 註記)http://lite-ra.com/2016/05/post-2254.html

 以上の言及は,竹田恒和がいったいどのような「問題をかかえる人物」であるかを,おおよそのところ教示している。明治時代に新しく創られた「元皇族の末裔」の1人であった竹田は,日本におけるオリンピック関係組織を代表させる人物として,初めから無条件にふさわしい人間だとみなされ,特別な処遇を受けてきた。あまつさえ,彼がいろいろ問題を起こしていた時であっても「穏便に処理してもらえる立場」を享受してきた。

 また,東電福島第1原発事故に遭ってひどい状況に追いこまれていた福島県を切り捨てた,それも安倍晋三流の発言(under control)をまねた竹田恒和の発言は,この人が「IOC:JOCの風上にも置けない」者だという印象を強く与えた。それでもなお,この程度の人材が2020年東京五輪を控えてのこの時期になっても,JOCの会長に就いている。 

 分かりにやすくいってのける。「国民たち:一般庶民の立場」にとってすれば,まるで「〈殿様〉のつもりである〉ような人物」,あるいは「非常に好ましくない元皇族の子孫」である人間が,それはもう,とても大きな顔をしながら,いまでもJOCという組織の最高位に就いている。 

 補注)その後,「辞任必至『竹田恒和』の正体-慶応同窓の電通元専務,高橋治之の丸抱えだった旧皇族出の人を官邸は見限った。はや後任が取り沙汰されて」『FACTA ONLINE』2019年3月号,https://facta.co.jp/article/201903045.html  という記事が,JOCから事後,竹田恒和が消えていった事情をあらかじめ説明していた。

 旧皇族出の据わりの良さだけで8期18年も日本オリンピック委員会(JOC)会長を務めるが,決断せずリスクを取らず,華々しい成功はない代わり失敗もない。JOC関係者の竹田恒和評をまとめれば,こうした可もなく不可もない人物像が伝わってくる。要は「お任せの人」だが,それが通用しなかったのが仏司法当局だった。

 

 東京2020五輪招致委員会の理事長だった竹田は,影響力のあるIOC委員で国際陸上競技連盟(IAAF)前会長のラミーヌ・ディアクに対し贈賄工作をした日本の責任者として,〔2018年〕12月10日にパリ大審院が予審手続を取ったのだ。

 

 ル・モンドのスクープ第一報を受けた東京五輪組織委の森 喜朗会長は,日ごろは竹田と同席しても目さえ合わせないほど犬猿の仲なのに,言下に携帯で「竹田を守れ」と下知したという。永田町では美談だが,竹田がパリで被告席に立たされたら,東京五輪に前代未聞の汚点がつくからだろう。

 

 竹田に贈賄工作をしたとの「自覚」はない。一方的に声明文を読み上げた2019年1月15日の7分間会見で顰蹙を買ったのは,「俺はしらない」という “自負” からだろう。「しらない」のではない,耳を塞いでいるのだ。それが旧皇族出の狡猾なところである。(以下,省略)

 ◆『特記事項:その

 「橋本聖子の絶対的権力!  高橋大輔にキス強要でパワハラ&セクハラの真実」『NAVER まとめ』更新日: 2018年09月11日

 既婚者の橋本聖子が宴会の場で,高橋大輔にキス強要したことが週刊誌で話題になっていた。高橋大輔は,「セクハラがなかったと思う」と橋本聖子をかばい,橋本聖子も「セクハラした覚えはない」といっている。そして,日本オリンピック協会も問題にする意思がないようで,もみ消される懸念が出ていた(実際にもそういう顛末になっていた)。

 橋本聖子の絶対的権力」 参議院議員である橋本聖子(1964年10月5日生まれ,53〔現在は57歳だが)の履歴は,以下のとおりである(2018年9月現在のもの)。
 出身地:北海道勇払郡早来町(現:安平町)  前 職:富士急行社員 スピードスケート選手 自転車競技選手
   所属委員会環境委員会理事
   行政監視委員会委員

 いまここで参照している『NAVER まとめ(このネット・サービスは2020年9月30日で終了)から,あれこれ引用しておく。「2014年8月時点での話題(報道・記事)」に関する諸話であった。

 a) 橋本〔聖子〕は,国会議員&日本スケート連盟会長&日本自転車競技連盟会長&2020年東京オリンピックパラリンピック組織委員会理事と,非常に権威ある立場にある人物である。つまり,現在は「日本の政治家」であり,自由民主党所属の参議院議員(4期)である。財団法人日本スケート連盟会長,財団法人日本自転車競技連盟会長」を務めている。

 さて,橋本聖子高橋大輔にセクハラのキス」をしたことがある。その画像はネット上からいくらでも拾える。ともかくも,この画像をみた人たちが,こう発言していた。

 「スケート界,すごいです。このロジックがまかり通るなら,スケート界はセクハラ天国ということになります」。「出典スケート界はセクハラし放題という理解でよろしいでしょうか?」

 f:id:socialsciencereview:20210214095451j:plain

 あるいは,このように理解されていた。
 「橋本聖子JOC選手強化本部長がフィギュアスケート男子の高橋大輔(関大大学院)に無理にキスをしたと週刊誌に報じられた」。 
 「橋本聖子氏と高橋選手のキスシーンというのは,まさに高橋選手が性的に蹂躙されているシーンである」。 
 「橋本聖子高橋大輔に対する強引キス」は,「中年女性の橋本聖子高橋大輔にキスを迫った〔も〕のですが,これがセクハラ&パワハラじゃないの?」
 もっとも,あの「JOC会長(竹田恒和)は」「橋本聖子氏のキス報道『問題にしない』」というふうに事後処理を済ませていた。それはそうであって,竹田はそうとしかいいようがない “JOC内の立場にあった” 。
 いずれにせよ,「ソチ五輪2014年2月7日から23日までロシアのソチで開催された第22回冬季オリンピックの打ち上げ〔の場〕で,嫌がる高橋選手にキスを迫り,高橋選手も観念してキスを受け入れたと伝えられている」。けれども,本当のところは「どうみても嫌がって〔い〕る高橋大輔」の姿にしかみえない。
 「橋本聖子高橋大輔に強引に抱きついて,強引にキスしているとしか思えません。男女が逆であれば,完全なセクハラ&パワハラが成立したでしょう」。「グラビアページには,橋本氏が顔をそむける高橋選手に一方的にキスを迫っているような写真も掲載されている。どうやらこれが『観念』する前ということのようだ」。
 b)橋本聖子がフィギュア高橋に執拗キス  セクハラ・パワハラになる可能性がある」(『J-CASTニュース』)と観られていたが,「橋本氏は〔2014年8月〕20日に『キスを強制した事実はありません』とするコメントを発表。セクハラやパワハラにはあたらないとの認識を示している」。
 補注)前掲した写真に映っているキス・シーンは,米欧的な作法としておこなわれるような「通常のあいさつ的・社交的な意味あい」でのそれではなく,男女が寝室などで2人きりでおこなう関係の姿としての “ディープなそれ” であった。この点に関する判断が重要であるが,この種の解説(指摘や批判)はなかった。後段で紹介するデヴィ夫人の書いていたブログは,その点(キスに関する常識的な作法)に触れている。
 ところで,ネット上には,「女を濡らす〔男を▼てる?〕最高にエロいキスの種類と方法【画像付き】」といった記述もある(『Smart Log』2018. 08. 01,https://smartlog.jp/15127)。この記述は冒頭でこう解説していた。
 「最高にエロいキスで女性〔男性〕を満足させる最高の前戯を。女〔男〕の子の身も心もとろけさせるキスの種類を画像付きでご紹介。正しい方法やシチュエーションなど,気持ちいいキスのやり方をすべて解説します。彼女との愛をキスを通じて一層深めて。」

 橋本聖子高橋大輔に迫って実行していた「前掲画像のようなキス行為」は,衆人の目前でおこなっていいような「キスの種類でないこと」は一目瞭然であった。なお,橋本には配偶者(男性)がいる。

 被害者らしいはずの「高橋〔大輔自身〕は『セクハラはない』」と強調していた。だが「嫌がる選手にキスした橋本聖子」が「嫌がる選手につぎつぎに抱きつく」場面を,みずからが酔っぱらってしまい作っていたことは,事実として記録されていた。

 その場面はどう観たところで「橋本聖子高橋大輔に強引に抱きついて,強引にキスしているとしか思え」ず,「男女が逆であれば,完全なセクハラ&パワハラが成立した」というほかなかった。

 「グラビアページには,橋本氏が顔をそむける高橋選手に一方的にキスを迫っているような写真も掲載されている。どうやらこれが〔聖子のキス強要を仕方なく〕『観念』する前〔の写真だった〕ということのようだ」。

 〔記事に戻る→〕 「スケート界,すごいです」と驚かれ,この〔高橋自身の「セクハラではない」と返した〕ロジックがまかり通るなら,スケート界はセクハラ天国ということになる。しかし「橋本聖子と高橋選手のキスシーンというのは,まさに高橋選手が性的に蹂躙されているシーン〔そのもの〕である」。(引用終わり)

 なかんずく「中年女性の橋本聖子高橋大輔にキスを迫ったのですが,これがセクハラ&パワハラじゃないの?」と問われていた。ところが,前述のように,橋本聖子氏のキス報道は「問題にしない」のが,JOC会長竹田恒和の立場であった。

 ここでは現実的にこういった事実経過があった点も付記しておく。「ソチ五輪の打ち上げで嫌がる高橋選手にキスを迫り,高橋選手も観念してキスを受け入れたと伝えられている」という出来事があった。そして,その後,橋本聖子のHPが「アクセス集中で表示不可」といった具合に操作されていたらしく,この点は偽装疑惑ではないかとまで指摘・批判されていた。

 c) 2018年になってからというもの,日本大学アメフト部員「危険タックル問題」(5月初旬の「日大対関西学院大」の試合中に発生した出来事:事件)が,世間を大きく騒がせて経過を生んでからからその9月まで,日本のスポーツ界をめぐっては,つぎのように「ニュースとして報道される問題」が続出していた。

 NHKテレビ第1放送は,2018年9月5日(水)の「なぜ相次ぐ?  スポーツ界のパワハラ」で,そうした一連の問題が相次いでしてきた日本の「スポーツ界のパワハラ」問題をとりあげていた。

 体操女子で明らかになった,コーチによる選手への暴力と,日本体操協会によるパワハラ問題。協会は「すべてのうみを出す」として,第三者委員会を立ち上げ,パワハラ問題の調査を始める。

 レスリングやアメフトなど,アマチュアスポーツで告発が相次ぐ背景に,なにがあるのか。2020年の東京五輪,そしてその先をみすえて,どのような改革が求められているのか。パワハラ問題から浮かび上がる日本の組織の問題と対策を探る。
 註記)https://www.nhk.or.jp/gendai/articles/4176/index.html
 橋本聖子高橋大輔に対するセクハラ問題は,当然のこと「パワハラ問題」と表裏一体であった。大輔が聖子の強引なキスの要求を拒否できなかったのは,パワハラを許容するほかない権力構造が背景にひかえていたからである。こうした推理は,間違いなく当該問題の核心にある一定の事実を示唆できる。 
 あらためて,もういちど断わっておく。聖子オバサンが大輔君に対しておこなった,あのベチャベチャに濃厚なキス・シーンは,通常(?)であれば, “個室内において特定の2人だけのあいだでおこなうのが適当” であった「ディープな接吻行為」である。
 常識的な神経の働きがあれば,他人にみせられるたぐいのその口づけの行為ではなかった。しかも,このオバサンの聖子が「だいぶ酔っていた」うえでの,大輔君に対するその不謹慎かつ不適切な行為であったとすれば,これは,橋本が関連する職務をみずから辞任するか,もしくは解任されていいだけの十二分な事由になる。
 補注)ところで,『週刊文春』2014年8月28日号が報じていた「日本スケート連盟橋本聖子会長(49歳,当時)がフィギュアスケート男子の高橋大輔(28歳)に「無理チューしていた」件に対しては,タレントのデヴィ夫人(74歳)が「自身のブログで「これこそ パワハラです!!」と橋本会長を痛烈批判していた。このデヴィの主張・解釈・批判は,本ブログ筆者の既述とほぼ同一である。
 註記)「なぜ 高橋大輔選手が 謝罪するのでしょうか?」『Dewisukarno Official Blog』2014年08月22日 14時45分32秒,https://ameblo.jp/dewisukarno/entry-11913479004.html
 JOC会長竹田恒和が「橋本聖子氏のキス報道『問題にしない』」と沈静化を図ったのは,この程度の理事たちの行為をいちいちとがめていたら,自分の過去に対するなんらかの問題が不必要に,つまり藪から棒に再浮上しないとはかぎらない,などと考えていたのかもしれない。そのように想像してみる余地もある。
 なんといっても,聖子オバサンのセクハラ・パワハラ的な行動の1件は,なんとなく穏便に措置されていた。この出来事(事件)がもしも男女間で逆のかたちで発生したとしたら,男性のほうはただちに「一身上の始末」をみずからつけるほかなかったはずである。ところが聖子オバサンはそれほど深刻な線上にまで至らずに,セーフとされ,救われていた。

  本ブログ(旧ブログ)内の関連する記述-参考にまで題名だけ紹介する-  

 ★-1 2017年12月11日
  主題日本オリンピック委員会会長職は竹田恒和のための指定席か,明治謹製の王侯・貴族(元皇族)の末裔が,いまも大いに顔を利かすスポーツ界がある」
   副題1「日本の皇族・華族の制度は,明治時代に新しくも特別に創られていたが,21世紀のいまにおいても,どこまでも使っていくつもりか」
   副題2「貴なる者,必らずしも尊ならずの実例」

 ★-2 2018年07月23日

  主題「『オリンピック貴族のための五輪』を引き受ける都市は減少,この大会は『ごく一部の者たちの専有物』化,完全に営利・商業化した『五輪の腐敗』

   副題1「現代の国際スポーツ界貴族を維持させるためのオリンピック開催は無意味,完全にプロ化したこの競技大会を,アマチュアの幻想で糊塗している裏舞台裏では,オリンピック貴族が養育され,しかも甘やかされているというバカバカしさ,もう止めにしたい」

   副題2「2020年東京オリンピックの開催期間が盛夏(猛暑・酷暑)の時節に設定された『狂気の沙汰』『気違いに近づいた決定』は,いったい誰のための措置だったのか? 冷房の効いた貴賓室で屋外競技を楽しめるのは庶民ではなく,ほんの一握りのオリンピック貴族たちだけである」

   副題3「彼らの・彼らによる・彼らのための五輪」の歴史的な意義は,どこにも,なにもみいだせない。オリンピックなんぞ,この東京五輪で終幕にしたらよい」

   副題4「オリンピックのために東京があるのか? そのようなスポーツ大会にまわす予算があるならば,これをほかに善用すべき対象がいくらでもある」

 補注)2020年2月ころから日本でも感染が広がりはじめた「Covid-19」は,まさに2020東京オリンピックの開催を不可にする原因となっていた。こちらの運動会をおこなうために,日本における「新型コロナウイルス感染症」に向けるべき対策費が大幅にそがれている。

 

 もしも,オリンピック開催が最終的に中止になったときは,コロナ禍対策よりも五輪の開催ばかりに気を採られていた「安倍晋三-菅 義偉,森 喜朗,小池百合子」などの迷指導者たちの政治責任は,重大かつ深甚である。

 

 いずれにせよ,東電福島第1原発事故によって大打撃を受けた「福島復興」などといった標語は,また別に空虚であった事実以上に虚飾の用法でしかなかった。

 

 「JOCが役員報酬を公表…竹田会長は月額131円スポニチ』2011年4月26日

 日本オリンピック委員会(JOC)は〔2011年4月〕26日の理事会で,竹田恒和会長のサラリーを月額130万円(年間1560万円)とすることを決めた。役員報酬は公表していなかったが,2011年度から公益財団法人に移行したことに伴い,透明性を高めるために公表を義務づけられた。

 市原則之専務理事は月額50万円(年間600万円)で,福田富昭副会長と4人の常務理事は各20万円(同240万円)を受けとる。6月の役員改選後,実態に合わせて役員報酬を見直す可能性もあるという。

 JOCによると,会長が有給になったのは竹田会長からで,2001年に就任した同会長は自身の仕事が多忙だったため,実働日数に応じて対価を支払うかたちだった。日本体協の歴代会長は無給で,現在の張富士夫会長も無報酬。常勤の岡崎助一専務理事は,月額120万円(年間1440万円)の報酬をえている。

 註記)https://www.sponichi.co.jp/sports/news/2011/04/26/kiji/K20110426000703790.html

 

 東京オリンピック組織委員会役員報酬は年間2400万円,ボランティアに自己負担を強いる一方で宿泊・交通費なども全額支給」『BUZZAP』2018年8月21日

    運転から通訳,医療,技術,メディア対応など専門職級のスキルを求められる一方で,オリンピック期間中や事前に複数回おこなわれる研修に必要な宿泊費や滞在先までの交通費などは全額自己負担〔なのが,ボランタリーの処遇である〕。

 はっきりいってタダ働き以下の待遇を「ボランティア」の名のもとに強いる東京オリンピック組織委員会の人びと〔のほう〕は,いったいどんな待遇なのかを調べてみた。

 一般財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会が2014年9月に定めた役員報酬に関する約款をみてみたい。 役員報酬一覧(次掲の資料)によれば,月額最大で200万円,年額にして最大2400万円が支給される。なおさきに,2021年2月12日時点において,同会の組織を構成する人員を紹介しておく。

 名誉会長 御手洗冨士夫

          一般社団法人日本経済団体連合会名誉会長

          キヤノン株式会社代表取締役会長兼社長CEO

 会 長   (空 席)〔前任者は森 喜朗〕

 副会長 遠藤利明 衆議院議員自由民主党
     津賀一宏 パナソニック株式会社代表取締役社長
     河野一郎 公益財団法人日本アンチ・ドーピング機構顧問
     山下泰裕 国際オリンピック委員会委員
     山脇 康 国際パラリンピック委員会理事
     多羅尾光睦 東京都副知事

 専務理事(事務総長)    武藤敏郎 株式会社大和総研名誉理事

 常務理事(副事務総長)布村幸彦 元文部科学省スポーツ・青少年局
 常務理事       福井 烈 公益財団法人日本オリンピック委員会専務理事

 

   f:id:socialsciencereview:20201027105938p:plain

 それでは,組織委員会の役員一覧をみておきたい。ここでは,2014年9月時点におけるそれとして,記述しておく。

 森 喜朗会長のもとには副会長が6人おり,その中には YouTube で差別動画を垂れ流し,アカウントを停止された竹田恒泰氏の実父,竹田恒和氏の名前もある。ほか専務理事や常務理事が4人おり,理事として秋元 康や麻生セメント会長の麻生 泰など理事24人が名を連ねている。

 ボランティアにタダ働き以下の待遇を強いる一方,こちらの組織委員会の役員たちには各種経費が全額負担されるなど,十分な待遇が約束されている。もちろん報酬をえることじたいが悪いというのではない。ただ,ボランティアとの間にあまりにも大きな不公平感があることが問題になっている。

 註記)https://buzzap.jp/news/20180821-tokyo-olympic-stipulation/
 

 「〈ネットで話題〉東京オリンピック “殺人オリンピックになる” 東京五輪を英タイムズ紙が猛批判! 『選手や観客を熱射病で死亡させるリスクに晒されている』『Share News Japan』2018-07-21

 ところで,今年〔2018年〕夏は酷暑・猛暑であった。東京都におけるその記録を紹介しておいていから,記事を引用する。

     地  点     猛暑日 30度以上 平均気温30度以上 最低気温25度以上
      青 梅    29日   68日     11日       9日
      練 馬    26日   68日     21日       40日
      八王子    20日   65日     13日       22日
      府 中    16日   63日     12日       25日
      東 京    12日   66日     11日       42日
      江戸川臨海  3日    48日      3日        45日
      羽 田    6日    63日      9日       50日

  ◆【東京五輪】 “殺人オリンピックになる” と
            英タイムズ紙が警告,観客も熱射病で死亡か ◆
 この記事によると,そもそも東京五輪は,五輪招致委員会が「この時期の天候は晴れる日が多く,かつ温暖であるため,アスリートが最高の状態でパフォーマンスを発揮できる理想的な気候」と,IOCをだましてもぎとったビッグイベントだ。英国のタイムズ紙は今〔2018〕年1月,「東京五輪では選手だけでなく観客も極度の蒸し暑さによる熱射病で死亡するリスクにさらされている」と報じている。

 補注)この記事に関しては,今〔2018年〕夏の暑い夏が来る前に報道されていたという「前後関係」に注意しておきたい。

   “殺人オリンピックになるぞ” と警告しているわけだ。医学博士の米山公啓氏がいう。

 日本の夏は高温多湿。こんな環境下で高校野球をやっていることがおかしいのです。五輪では欧米の選手と観客が蒸し暑さのせいでバタバタ倒れ,死者が出る可能性もある。沿道の観客は応援に没頭するあまり水分補給を忘れて倒れるでしょう。本当は安全のために秋開催に変更するべきですが……。

 欧米人はリタイアし,高温多湿に慣れた日本人〔など〕がつぎつぎとメダルを獲得。そんな東京五輪になるかもしれない。

 註記)https://snjpn.net/archives/59768 〔 〕内補足は引用者。
 日本人選手に有利な2020年の五輪大会になるなどと ”いいたいらしい” この記述を書いた人(もちろん日本人?)は,日本人のなかからは選手・観客・ボランティアに死者が出ないなどと,絶対的に請け負えるのか?
 「蒸し暑さのせいでバタバタ倒れ,死者が出る可能性」が,日本人(日本に暮らしている人たちのこと)のなかからは少ないのだと “想定するごとき作り話” は,誇張の度が過ぎる。熱中症の被害は,日本人からは出ない・ほとんど出にくいとでも考えているのか。デタラメに属した思いつきの俗説的な言辞は,たいがいにすべきである。 
 北海道や東北地方でもより北部の地域に住む人たちが,7月下旬から8月上旬の東京都やこの近隣地域に来たさい,猛暑・酷暑の気象条件になっていたら,それこそ死ぬ思いをさせられる。日本人選手に有利というのは,十分な根拠に乏しい与太話である。どの人間にとってみても,猛暑・酷暑のなかでの話題である。
 また,日本と同じかそれ以上に高温多湿の国々がアジア・アフリカ諸国・諸地域のなかには,ないのではない。日本人選手にとって,真夏の時節の五輪大会開催が有利になる開催期間だという認識は,猛暑・酷暑になる確率が非常に高い時期に開催される「東京五輪に固有の問題」を,そのようにつまらない理由で話題にとりあげている。
 すなわち,なんら科学的な見地にもとづかないその種の意見であった。にもかかわらず,日本人選手がメダルを獲得できる機会が増えるかもしれないなどと,よりによって単細胞的に喜ぶような語り口であった。
 それよりも,不幸にして,以上のようにひどく懸念されている点,2020年東京五輪において「選手・観客・ボランティアなどから死者が出る」としたら,IOCはもちろんのこと,JOCの幹部たちは責任をとれるのか? いまからひどく心配である。
 補注)2020東京オリンピックの開催は現在,1年延期された状況にある。したがって,以上の話題が現実になる点は先送りされた。ちなみに,2020年7月下旬は珍しく冷夏になっていたが,8月に移ると例年どおりに猛暑が襲ってきた。
 2020年夏の平均気温は観測史上,最高を記録していた。8月はとくに記録的な猛暑と少雨で,東日本・西日本ともにかなり高温になった。統計開始(1946年)以降,東日本は1位,西日本は1位タイを記録した。 
    

  2020東京五輪に対する『リテラ』の「批判記事」
   
 1)「東京五輪 “酷暑” 問題の元凶招致委員会の嘘だった! 『温暖で理想的な気候』とプレゼン,今だに打ち水で対策』と妄言」『リテラ』2018.07.22,http://lite-ra.com/2018/07/post-4142.html

 2)「東京五輪でボランティアさせるため文科省が大学に「期間中は授業やるな」…まるで戦時中の学徒動員!」『リテラ』2018.07.30,http://lite-ra.com/2018/07/post-4157.html

 3)「東京五輪 “総動員” 体制に早大生がパロディサイトで痛烈皮肉!  西日本新聞も五輪の同調圧力を真っ向批判!」『リテラ』2018.08.26,http://lite-ra.com/2018/08/post-4209.html

 このような記事の題名だけを連ねてみても,「2020東京五輪」における日本国民たち動員計画の「よからぬ企み性」が,いったい・どこから・どのように発生しているかはたやすく理解できる。

 最後に念押し(するが,以下は2018年中の話であったので,この点も留意されたし)

 2020東京五輪の開催中となるが,その猛暑・酷暑のなかでおこなわれるはずのスポーツ大会の最中に,もしも死者が1人でも出たら,誰が・なにを・どのように責任を具体的にとるつもりか? いまからきちんと決めておく必要がある。だが,そのような準備とは無縁の組織委員会の面々なのか? 死者が出たら,まさか情報隠しをするつもりではあるまいや……。

 もっとも,まとな企業人だったら「危機管理」の問題に関する知識が,なにももちあわせないということはあるまい。いまから事前に,いったいどう対処するつもりか(?)とという疑問を,提示しておくべきである。
 死者が出なければいいが,2018年(や2019年)の盛夏の時期と同じか,あるいはそれに近い猛暑・酷暑になる「2020年〔あるいは,1年延期になっているので2021年〕東京五輪」の開催中に,絶対に死者が出ないという保障はない。 
 その点は当然に要求されるべき「事前の認識」であり,「事前の覚悟」でもあるはずである。安倍晋三が「忖度の精神」を発揮させて(そのときまで首相をやっていればの話だが〔⇒2020年9月16日にようやく退陣したが〕),五輪中の死亡の事実(実数やその死因の報告)を報道させないという手もありそうである。
 だが,そこまでやったら,いまでも相当に信頼性を失っている日本のマスコミなどは「完全に信用度ゼロ」となる。くわえて,菅 義偉現政権下の報道機関の非力ぶりといったらみてられない。すでにその信用度はゼロ以下になっている。
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