コロナ禍のせいで1年延期になっている2020東京オリンピックを開催しなければならないまともな事情などありえない日本が,どうしてこの真夏(それも猛暑・酷暑)の時期に開催したいのかその理由がみつからない

 「呪われた五輪 2020東京オリンピック」の開催にこだわる醜怪で不愉快な日本の国家指導者たち,かつて「もはや戦後ではない」(『経済白書』昭和31〔1956〕年度版内の有名な文句)の「証しとして」1964年に開催したのが「その時の五輪大会」であった,それは当時の「日本を本格的に先進国に仲間入りをさせる」ために役立っていた,

 だが,今回の五輪開催は「後進国へ日本を後戻りさせる」ための確かな「証し」にしかなりえず,そのさい「コロナに打ち勝つ」などと,見当違いにオダばかりを上げてきた「日本モデル」の暗愚さならば,はてしなく膨張し,拡散するばかりである

 

  要点・1 いまどき開催する必要・理由などみいだしにくい,1年遅れとなった「2020東京オリンピックの開催」

  要点・2 先進国から後進国に落ちゆく日本に対して,決定的な契機・要因となった「2020東京オリンピックの開催」の企画・実現・失敗


  海外でも日本でも

 海外では7割以上もの人びとが,2020東京オリンピックの開催「1年後れのその開催」を止めたほうがいっている。朝日新聞世論調査』(3月20,21日実施)によると,日本国内でも7割の人びとが同意見であった。以下には,その世論調査のなかから五輪に関連する項目だけを拾って紹介するが,つぎのような回答になっていた。

 ◆-1 政府は,東京都などに出していた緊急事態宣言を〔3月〕21日で解除することを決めました。あなたは,この解除のタイミングについて,どう思いますか。(択一)

   早すぎる  51 %
   適切だ   32
   遅すぎる  11
   その他・答えない 6

 

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 ◆-2 あなたは,東京オリンピックパラリンピックをどのようにするのがよいと思いますか(択一)。( )内は前回(先月)調査。

   今年の夏に開催する 27(21)
   再び延期する    36(43)
   中止する      33(31)
   その他・答えない    4(  5)

 

 ◆-3 東京オリンピックパラリンピックをこの夏に開く場合,あなたは,海外からの観客は受け入れるほうがよいと思いますか。受け入れないほうがよいと思いますか。

   受け入れるほうがよい  11 %
   受け入れないほうがよい 85
   その他・答えない      4

 ここでは,世論調査は世間一般の庶民に対する聞き取り調査だとひとまず理解しておくが,最近のマスコミ・メディアが,コロナ禍の問題にせよ五輪問題にせよ,日本政府の完全にトチ狂ったかのようにしか受けとれない為政のもとでこの国際大運動会など開催した分には,さらに,そして「Go To トラベル」キャンペーンの再開ももくろんでいる現政権の方針を踏まえて考えることにすれば,新型コロナウイルスの感染が再び拡大するおそれ大だと懸念する。

 本ブログ筆者が暮らす場所は,東京都に隣接し,その通勤圏内にある県内の一都市であるが,2月段階に比較して3月に入るとコロナ・ウイルスの感染者がなかなか減少せず,ここ2~3日のあいだには「8名」という,この市のいままでの記録のなかでかなり多めの数字が出ていた。再び,以前に感じたことがある心配な気分にさせられている。いわゆる「リバウンド」に相当する現象が,この地方都市でもすでに発生しているのではないかと推測する。

 なお,「世論調査のトリセツ」という『朝日新聞』2021年3月19日夕刊の解説記事は,「菅内閣支持率〔は〕感染者数と連動」という内容になっていた。ろくにコロナ禍対策をしないどころか,「その火に油を注ぐ」ようなキャンペーンを平然と,「自分たちの死物(私物・利権)化政治」のためにおこなってきた,この政権に対して評価できるものなど,なにもありえない。

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  緊急事態宣言を3月21日に解除しておき,オリンピックの開催にもっていく水路を切開しようと画策する「菅 義偉の世紀的な愚策」

 現在,日本の経済社会はコロナ禍のために生活そのものが窮状に追いこまれている人びとが大勢いる。最近は,貧困化の現象が後進国的な現象となりつつ,この国のなかにでとみにめだちはじめている。

 3度の食事を満足にとれない子どもたち,貧困に苦しむとくに若年層の女性たち(このごろは生理用品の入手に困難している彼女らもいる),バイト生活で大学生としての所得を維持しようにも,コロナ禍の悪影響でそれが妨害されてきた,こちらでは男女をとわない若者たちなどが,大勢いる。

【参考記事】

 2020東京オリンピックを開催するのだといって国費・都費を乱雑的に,いい気になって費消してきた東京五輪組織委員会は,この国際大運動会ゆえに予算を乱倫的に執行できている体制そのものを,なんとしてでも中途において停止にしたくないものとみうける。

 だが,1年延期にしてでも開催したいらしい「2020東京オリンピック」についての菅 義偉首相による最近の言動(国家全体に対して振るっている指導ぶり)を観察していると,安倍晋三前首相以上に「舌先三寸」が徹底された態度に終始している。

 たとえば,3月21日に解除した「緊急事態宣言解除」をめぐって,3月19日,国会参院予算委員会でこの「首相〔は〕『リバウンド〔を〕防ぐ』と発言していた。だが,その発言の内容は希望的観測に過ぎず,今後に向けての具体的な予防策はない。ましてや「Go To トラベル」キャンペーンの再開を期しているこの「首相の考えの予定」のことであったゆえ,その発言に説得力などあるわけがない。

 註記)直前の段落のみ『日本経済新聞』2021年3月19日夕刊参照。

 その「Go To トラベル」キャンペーンの再開については,『日本経済新聞』2021年3月19日朝刊に,こういう記事が出ていた。どだい,コロナ大魔神殿の大歓迎を受ける可能性が大である,この種の国家的な施策をあえて推進しようとする神経は,とうてい理解できるものではない。

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【参考記事】

 五輪を強行に開催したら発生するかもしれない,いってみれば『「コロナ禍」様「千客万来」政策』が出たとなったらどうなるか? 日本国内はもう目も当てられない状況が生じる。菅 義偉というこの日本国総理大臣は,いったいなにを考えて内政に当たっているのか。「無責任」という以前・以外の施策を披露している最中なのである。

 「海外ボランティア〔の受け入れ〕も断念へ」『朝日新聞』2021年3月20朝刊という報道もなされていたが,JOCの五輪組織委員会は「たかが国際大運動会の開催」という点について,まるで「幕末混乱期:明治維新」にもち出された「錦の御旗」に相当するなにかをもちあわせているかのような,つまり,非常に傲慢かつひたすら横柄な基本姿勢を維持してきた。

 補注)もっとも,明治維新時におけるその「錦の御旗」は,模造品の偽造作であったから,「歴史は闇夜のなかで創られる実例が」その明治維新であって,その有力な証拠を提供していた。

 

 「脳天気」に五輪開催を企む五輪組織委員会の面々

 つぎの記事をみたい。3月25日に発走させる予定の「聖火リレー」に関して,新型コロナウイルス感染対策に言及した「記事」である。このようなリレーを7月に開催を予定しているオリンピック本番開始直前までつづけるというのである。

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 コロナ禍の最中であるにもかかわらず,まだ五輪を本気でやるつもりでいる関係者たちの心中のことゆえ,通常の神経しかもちあわせないわれわれがただちに想像したり推理したりすることはむずかしい。すでに3月14日の『朝日新聞』朝刊が,つぎのような記事を報道していた。

 その見出しは「変異株,水面下で脅威〔2020年〕12月初旬には拡大,示すデータ 新型コロナ」『朝日新聞』2021年3月14日朝刊2面であるが,冒頭段落の段落と関連する図解のみ,引用し紹介する。

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 従来よりも感染力が高いとされる変異した新型コロナウイルス(変異株)が,国内でも全国的に確認されはじめた。検査体制が強化されるなかでみつかるケースも増えており,どの程度広がっているのかは不明だ。死亡率が上がるなど,変異株の特徴を示す報告も海外から相次いでいる。

 「感覚だが,濃厚接触者の陽性者がかなり多い。英国型の感染力が強い可能性を感じる」。

 こうなると,大手の新聞社として2020東京オリンピックでは「オフィシャルパートナー」として資金も提供している『朝日新聞』社の社説であっても,3月19日(朝刊)では,以下の見出しをかかげて書いていた。

 「〈社説〉展望みえぬ宣言解除 再拡大阻止に全力を」が主題,中見出しには

   「変異株,全例検査も」

   「第3波招いた反省を」

   「国民の納得てこそ」

と並べている。

 しかし,安倍晋三から菅 義偉へと政権の主が移っても,この必要だといわれている「全力」による対策の展開や「全例検査」「反省」といった表現は,いままですべて無視・軽視されてきたのが,日本におけるコロナ禍対策の実情経過であった

 安倍晋三から菅 義偉へと継承されきた新型コロナウイルス感染拡大問題に対する対応姿勢は,この2021年「夏に人類が新型コロナウイルスに打ち勝った証として東京で五輪・パラリンピックを開催するとの決意」を示した点に表現されているものの,この実にバカらしくもタワケタ発言は,コロナ・ウイルス君のほうにいわせれば「不可能を可能」というみたいな戯れ言であった。

 補注)新型コロナウイルスの発生がなければ,2020東京オリンピックの開催はこの年に予定どおりに実現していた。ところが,同年初めからにコロナ禍が登場したところでいきなりこのよう,それに「打ち勝つ証」になるのだとうんぬんされはじめた。コロナ禍に牽強付会されうる五輪「観」が現出していた。とはいえ,まったくにコジツケもいいところであった。

 そもそも,感染症と人類史との間柄というものは,否応なしに共存させられざるをえないものである。ましてや,新型の感染症が登場した時なればその時はその時であって,人間側は新たな姿勢を準備して対応するほかない。それでも,日本の暗愚・固陋な国家最高指導者は,2020東京オリンピックの開催は「1年遅れになっているが,決行する」,それもコロナ禍に「打ち勝つ」ためだといってこじつけるリクツを,急遽,口にしはじめていた。

 しかし,『朝日新聞編集委員駒野 剛は,『朝日新聞』2021年3月17日朝刊15面「オピニオン〈多事奏論〉のなかで,こう主張していた。

 物事を終える,とりわけ国民の生き死にに直結した終戦の実現はまことに困難だったろう。いま,菅 義偉首相の最大の使命はコロナ禍を終わらせることである。ワクチン接種を遅滞なく実施し,大規模な検査で感染者をみつけてパンデミックを封じこめ,経済がまわらなくて苦境に立つ企業や家庭に救済の手をさしのべる。それだけで,内閣がいくつあっても足りない大仕事だ。

 

 菅首相東京五輪をコロナ禍を克服した証しとして実現する,と予定どおりの開催にこだわりつづけている。終息を楽観し過ぎていないか。

 

 そんなありさまを「あぶはち取らず」という。感染力が強い変異ウイルスが広がる一方,海外から多くの選手団が日本に訪れ,国内の移動が活発になればウイルスは勢いを増すだろう。選手には気の毒だが,現下の情勢では,少なくとも今夏は五輪はできないと諦める時だ,と私は考える。

 

 多くの国民が求めるのは「日本の政治が機能している証しとしてのコロナ禍根絶」のはずだ。

 

 首相は終える至難に立ち向かうべきだ。

 さて,菅 義偉君,どうする? 「現下の情勢では,少なくとも今夏は五輪は〔開催〕できない」という発言は,実質「取りやめ」を意味している。

 

  オリンピックは「五輪終(ごりんじゅう)」?

 『Bloomberg』は1年前の2020年3月26日においてすでに,「終息見えぬ新型コロナ,東京五輪延期で解散戦略も『ご破算』か」と報道していた。それから1年が経過した2日前の2021年3月20になると,同誌は,「東京五輪の海外観客受け入れ断念を決定,5者競技で合意」と報道することになっていた。

 その「海外からの観客受け入れ」のない五輪とは,はたして「五輪」といえるのか?

 選手たちだけは「五輪(五大陸)の世界・各国」から参加しえたとしても,観客が開催国に日本に入国できない。もともと,コロナ対策ではきわめていい加減であり後進国風であって,とりわけ無責任にデタラメであるのが,この日本である。

 また,新型コロナ・ウイルスの変異種(株)が発生している外国が多くある状況のなかで,来日した選手たちのなかから新たにコロナ禍の発生・拡大の種がもちこまれないという心配もある。それでなくてもすでに,それらのコロナ・ウイルスは日本国内で発見されている。

 日本で選手が演じる試合を,海外の観客がリモートで観戦するもありである。だが,五輪本来のかたちになる「試合の展開とこの観戦」が,従来のように競技場で直接に相対するかっこうで実現できないとなれば,とくに海外の観客側には不満が残る。それはさておき,なにゆえ日本側はそこまで五輪の開催にこだわるのか。この点が不可解きわまりない事情として残されている。

 ここまで書いた時点でさらに,つぎの諸記事を紹介するのが好都合と思い,引用することにした。
 
 1)「〈呪われた東京五輪〉多すぎるスキャンダルと開催の是非」『BLOGOS』2021年03月21日 08:10,https://blogos.com/article/524500/ 執筆者・藤本貴之東洋大学 教授・博士(学術)/ メディア学者]

 a) 東京オリンピックパラリンピックで海外からの一般客の受け入れを断念することが3月20日,正式に決定した。インバウンド消費を期待していた観光業界への打撃だけでなく,海外観光客を対象とした多くのボランティアたちも不要となってしまった。

 コロナ禍という想定外の事態に翻弄された今回の東京オリンピックパラリンピックではあるが,一方で,コロナ禍だけではない,開催に障壁となるさまざまな問題,スキャンダルがあまりにも多いのも特徴だ。もはや呪われた東京五輪」の様相を呈している。

 そもそもの発端は,東京五輪の公式エンブレムの選定で発生した盗作騒動だ。決定したエンブレムの取り下げと再公募という前代未聞の五輪スキャンダル。そしてそれに続く新国立競技場で発生した巨額経費問題とそれに伴う再コンペ。

 またその後に発生した「聖火台の置き場がない」という本末転倒な設計問題。さらには「マラソン競歩」競技の開催地が北海道・札幌へと変更になるなど,いったい,東京五輪はなんなんだ(?)と一般人の理解を超えたトラブルが多発した。

 極めつけは,組織委員長である森 喜朗氏による女性蔑視発言により,国際的な批判を受け,辞任。そしてトドメとなったのが,開閉会式の演出企画の責任者による渡辺直美さんへの侮辱発言とその後の辞任である。

 いずれのスキャンダルも,天変地異や戦争などが起きたからではなく,すべてがヒューマンエラーに起因するものであり,いわば「人災」だ。

 b) それにくわえてのコロナ禍問題である。

 日本人だけとなるが,観客数を50%に止めるといった検討も進んでいるようだが,そもそも海外からの一般客の受け入れを断念しているような状態で,日本人客だけを客席に入れることなどできるのか。

 それこそ,世論の支持はえられまい。もちろん,主要国の選手の不参加などがあれば,なおいっそう,日本人だけで普段はなんの興味もないような競技の会場に,高いチケット費用を払い,コロナ感染の危険を犯してまでみにゆこうとは思わない。結局は無観客試合となることが濃厚である。

 海外からの一般客の受け入れ断念によるインバウンド消費,五輪消費の大幅な減少は確実であるが,もしかするとJOCは「世界中どこからでも視聴できるオンライン観戦チケット」も考えているかもしれない。

 ストップモーション機能や,さまざまな角度から視聴できる機能,著名人による解説機能などをくわえれば,オンライン観戦のチケットの販売による利益確保も可能だろう。最近ではオンラインでのスポーツ観戦やコンサート視聴に対する認知も高まり,また技術的・表現的な広がりもみせており,薄利多売の路線であれば可能性としては十分にありうる。

 しかし,そうなると,今度は巨額の放映権料を支払っているテレビメディアはどうなるのか,という問題が残る。十分なオンライン観戦の仕組が提供されてしまえば,誰もテレビでみようとは思わない。視聴率の激減は避けられない。組織委員会やJOCとしては,積極的なオンライン観戦の仕組みづくりも考えたくないのではないか,と推察される。

 c) 立てつづけに発生する世論の反感を買うようなヒューマンエラーの数々にくわえて,コロナ禍という想定外の災難。このような現状をみると,もはや東京五輪「呪われている」としかいいようがない。

 誰のために,なんのために東京五輪は開催されるのか? ここまでくると常人には理解不能だ。ただの意地か,組織委員会や関係者の給料のためだけにやるのではないかとすら邪推してしまう。

 これまでの費用にくわえて増額された延期費用をくわえれば,総額1兆6440億円である。いうまでもなく,すべて日本人の税金であり,もちろん五輪史上,最大規模だ。ちなみに,昨〔2020〕年国民1人当たり一律10万円が配布された特別定額給付金の総額は12兆5900億円である。

 五輪費用1兆6440億円で単純計算すれば,1万3000円の再度の一律給付金が全国民に配布可能な金額だ。ちなみに企業向けの持続化給付金のこれまでの配布総額は5兆5000億円である。

 1兆6440億円という金額でコロナ禍で苦しむ日本国民に対してできることはあまりに大きい。期待していた海外からのインバウンド消費も期待できないばかりか,そもそもの五輪の理念での開催意義すらも失われつつある今日,世論の支持もえられないばかりか,参加するアスリートのなかにさえ開催を疑問視する人も増えているという。

 d) 一体なんのため,誰のために,東京五輪は開催されるのか? 開催すると,誰が喜ぶのか?

 「中止」という選択肢を考えると発生するさらなる懸念は,中止した場合に東京都が負担するスポンサー企業への返金・違約金である。その総額は68社3500億円とも言われる。もちろん税金だ。しかし,もし昨〔2020〕年の早い段階で五輪開催中止を決定していれば,1年延期によって発生した追加経費2940億円で,スポンサー企業への返金・違約金の大部分はカバーできていたことになる。

 スキャンダルが多発して民意が離れ,経済的には前進しても,後退しても,停止しても,日本人にはもはやなんのメリットもない東京五輪

 もはや東京五輪は「呪われている」としかいいようがない。

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 2)   内藤 忍「東京オリ・パラは,結局『どんな形』で開催されるのでしょうか?」『BLOGOS』2021年03月21日 10:08,https://blogos.com/article/524525/

 a) 東京オリンピックパラリンピック開催時の,海外からの一般観客の受け入れをみおくることが決まったようです。

 今後は国内の観客を入れて開催するのか。あるいは,無観客で開催するのかといった議論に進んでいくと思います。これは,プロ野球や大相撲などの国内スポーツと同じようなルールでの運営になのでしょう。

 参加する競技選手は,競技会場と選手村だけに行動範囲を限定し,国内の感染拡大を防止するとしています。しかし,世界中の選手が集まれば,選手間の接触をゼロにすることはできません。世界のコロナウイルスがシャッフルされるリスクがあります。

 感染を恐れる選手のなかには,参加を断念する人も出てくるのではないでしょうか。また,日本でのオリ・パラに参加することに,自国から非難の声が上がるリスクもあります。参加を見送る国が出てくれば,世界のスポーツの祭典というお題目も色あせていきます。

 最近の民間機関による各国の調査によれば,東京オリンピックの年内開催に「同意しない」という回答は,日本が56%ともっとも多く,イギリスが55%,ドイツが52%,アメリカは賛否とも33%という結果になっているそうです。アメリカ以外の先進5か国で反対が賛成を上回っています。

 b) 今後,再び新規感染者が拡大する「第4波」がやってくる可能性は高いと思います。東京オリ・パラの開催直前にタイミングが重なれば,国内外で開催に疑問をもつ声が高まることもあり得ます。

 さらに,日本は他国に比べ,ワクチンの接種が遅れています。このままの状態で,感染者が増えているにもかかわらず,外国人競技者や大会関係者が入国することになれば,内閣支持率は再び下落するリスクが出てきます。

 それでも開催を強行すれば,間の抜けたなんとも盛り上がらない「スポーツの祭典」に終わることになるでしょう。

 開催地が東京に決まった時の熱狂(写真)から,いまの状況を想像することが出来た人は誰もいないと思います。エンブレム盗作騒動から,前会長の女性蔑視発言問題,さらには今回の女性タレントの侮辱問題。コロナウイルスだけではなく,つぎつぎとトラブルが発生し「呪われた大会」ともいわれています。

 それぞれの立場の「大人の事情」があることはよく理解しています。どのようなかたちで開催するかはわかりませんが,このまま東京オリ・パラを開催に向けて強引に進めていくことには,さらにに大きなリスクがあることだけは確かです。(引用終わり)

 これだけケチばかり着いて「1年延期中」になっていた東京オリンピックの開催「問題」である。これを仮にリモートにしてでも,まだ開催したいと思うのは「? ? ?」である。

 五輪大会は,1984年のロサンゼルスオリンピックから完全に商業化・営利主義一辺倒の世界競技大会になった。オリンピック憲章に書いている諸思想・諸理念などは絵に描いた餅になってから久しい。2020年早々から世界中を襲っている新型コロナウイルス感染症の問題は,これほどくだらない《日本の五輪》など「ともかく止めてしまえ」という警告になったと受けとめておく。

 最後に一言,安倍晋三に向けてのそれである。

 「福島第1原発,原子炉格納容器に注水増量へ 水位低下が止まらず東電が方針 宮城沖M7.2地震で追加被害の恐れも」『情報速報ドットコム』2021年3月20日https://johosokuhou.com/2021/03/20/45325/ というニュースがあった。

 だが,安倍晋三はきっと,こうした事態も “アンダーコントロール” だと,ウソを嘘だと思わずにいうに違いない。五輪を東京に招致したいがために,そういったうそを当然のように吐いていた。菅 義偉はとみるに,そのウソの上塗りをしている日本国総理大臣……。

 3)「海外だけでなく国内も無観客の可能性!?・・・ コロナに負けた証でオリンピック中止だろう!!&『マスクはいつまでやることになってるの』とチンピラまがいの麻生太郎の悪態!!&カス総理,散髪中に地震も,まっすぐご帰宅あらせられましたとさ!」『くろねこの短語』2021年3月21日,http://kuronekonotango.cocolog-nifty.com/blog/2021/03/post-57ad64.html

 予想どおりにオリンピックの海外客受け入れは見送りになった。IOC会長のバッカじゃなかったバッハがどんなにゴリ押ししようと,コロナの脅威には勝てないってことだ。

 こうなると,「新型コロナウイルスに打ち勝った証しとして完全なかたちで開催する」(ペテン師・シンゾー)って喚いていたのは,どうなるんだろうねえ。海外客受け入れ見送りって,コロナに負けましたっていってるのと同じなんだから,いっそのことオリンピック中止にするのが筋ってものだ。

 「東京五輪パラリンピック開催の是非を海外5カ国で尋ねた世論調査結果」ってのがあるんだが,それによれば「『中止すべきだ』『延期すべきだ』との回答の合計が全ての国で70%を超え」たそうだ。世界も中止を願ってるってことなんだね。

 補注)この引用部分は冒頭の記述で指摘済みであったが,要はこういうこと⇒「中止にすべきだ」。

 これで国内の観客も観戦中止なんてことになって,完全無観客になったら,そんなもののために無理して日本までやってくるアスリートがどれほどいるだろうか。早いところオリンピック中止を決断して,インバウンドを期待していた観光業の支援を真剣に考えないとこの国の経済はどん底になりますよ。

 で,どん底の経済の責任者とくればひょっとこ麻生だ。このところおなしくしていたと思ったら,やっぱりスポット浴びたいんだね。すじ者の家系丸出しで,記者に向かってこんな減らず口叩きやがりました。

 「マスクなんて暑くなって口の周りがかゆくなって,最近えらい皮膚科がはやっているそうだけど,いつまでやるんだね。まじめに聞いているんだよ。あんたら新聞社だから,それぐらいいってるだろ。いつまでやるの,これ。マスクはいつまでやることになってるの」。

 それを考えるのがお前の役目だろう・・・くらいのことをいってやりゃあいいのに,こんな口汚い爺さんを前にエヘラエヘラしている記者ってのもなんだかなあ。公職選挙法違反の総務大臣・武田君とひょっとこ麻生は福岡が地盤で,その仲は最悪だそうだ。おそらくすじ者の似た者同士だからなのだろう。そういえば武田君のチンピラまがいの物言いってのはどこかひょっとこ麻生に通じるものがある。どちらも,「三つ子の魂百まで」ってことか。(引用終わり)

 だから,日本はもはや「先進国」(のどん尻に居た?)からみごとに落第し,「後進国」(の先頭集団のなかに紛れるように潜む)1国になりつつある。

 2日前のことであったが,わが家の配偶者がいうことには,いままでなんども利用してきた近所の「某外食チェーン店」のその支店が営業を止めたらしいと教えてくれた。

 グーグル地図でその店の位置を観たら,その支店は「閉業」と(2日後となったいまは,記憶が確かでなくなっているので,ほかの表現になる文字だったかもしれないが,ともかくその旨ははっきり)書いてあった。

 コロナ禍の悪影響のせいで,そうした外食店の休廃業は,最近まですでに頻繁に発生している。

 いまごろ,オリンピックを唱うためのど自慢をしたところで「カネ,ひとつが鳴るだけ」……。いや,そうではなく,そのひとつも鳴らないか?

 そういえば,「原子力緊急事態宣言」は解除されていないままであった。

 “Japan is put under the atomic control”  ということになるのか。安倍晋三君や菅 義偉君も含めての話となるが……。

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