発電時の原発は炭酸ガスを排出しない(?)と珍妙な奇説を開陳してきた原発推進派のエセ論理,すでに原発コストは安価ではありえない現実を承知しながら,2030年に「電源比率20~22%」まで回復したいという奇怪な目標設定(その1)

 

 原子力による発電方法は安心・安全でない事実は既知となった現在,そして最安価の電源でもない原発の利用は,危機管理の問題意識に照らしていえば絶対に事故を起こしてはいけない にもかかわらず,日本がこれからもまだ原発の利用を増やしていきたいとする摩訶不思議

 

  要点・1 地球温暖化に対して顕著な影響を及ぼしてきたのが原発である

  要点・2 原発炭酸ガスを発電時に直接出さないという主張じたいは否定しえないが,同時に,炭酸ガスの排出なしで大量に排出するエネルギーを,冷却水を媒介にして周辺の海域に向けて流しこみ,こちらを大規模に温めている


 原発は太陽光より割高 発電コスト,安全対策強化で-経産省試算」時事通信』2021年07月12日19時00分,https://www.jiji.com/jc/article?k=2021071200923&g=eco

 経済産業省は〔7月〕12日の有識者会議で,2030年時点の電源種類別の発電コストについて試算を示した。原発は安全対策費用がかさみ,太陽光や液化天然ガスを上回った。コストがもっとも低いとされてきたことが原発の優位性の一つだったが,それが揺らぐ結果となった。

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 試算によると,原発は1キロワット時当たり11円台後半以上かかる。2015年に公表した前回試算では10.3円以上で原発はもっとも発電費用が低いとしていた。太陽光はパネル製造費の低減により,事業用で8円台前半~11円台後半,液化天然ガス(LNG)火力は10円台後半~14円台前半となった。

 原発では安全対策工事のほか,東京電力福島第1原発事故後の対応状況を考慮し,廃炉・賠償など事故発生時の想定費用を前回試算の9.1兆円から15.7兆円に引き上げた。

 再生可能エネルギーでは,政府が切り札と位置付ける洋上風力が前回試算の30.3~34.7円から26円台前半に低下した。(引用終わり)

 さて,つぎの画像資料は,『Electrical Japan』2021年7月18日,http://agora.ex.nii.ac.jp/earthquake/201103-eastjapan/energy/electrical-japan/power-solar/3.html.ja  から主に “午前9時50分の時点” から引用した中身になっているが,各大手電力会社管内ごとの「太陽光発電実績グラフ」を記録したものである。

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 もっとも,本日(7月18日)は日曜日であるゆえ,電力消費(需給関係)なかで占める太陽光発電の比率は,平日に比較してより大きい割合で表現されている。すなわち「平日のピーク需要約5,800万Kwに対して,土日は約4,800万Kw,夏期休暇時には4,400万Kw~4,200万Kwと,平日と休暇時の電力需要には大きなギャップある」と解説されているが,この分母となるほうの「万Kw」に対応させて考慮すれば,

 前段にかかげたこの種のグラフが,日曜日における「太陽光発電」の比率としてより多めに表現するわけで,この関係は当然のなりゆきである。さらに,この点を踏まえたとしてもなお,太陽光発電が電源において占める率がかなり高くなってきた事実については,あらためて注意を向けておくべきである。

 要するに,「原発コスト」と「太陽光コスト」の比較をすると,前者の昂進傾向に対する後者の逓減傾向という相互関係は,相当以前から明白な既定の趨勢であった。これからもさらに,この相互間における趨勢は進展していく。ただし,太陽光は文字どおり太陽が出ている時間帯でないと発電そのものに利用できない。そこで,日本ではまだ導入・利用が遅れている風力発電が最近では大きな関心をもたれており,とくに洋上風力発電の建設が積極化しはじめている。

 再生エネルギーの利用による各種の発電方式が,ごく小規模の水力発電まで含めての話題となれば,日本国内にはそれらを開拓し実用化する余地が,可能性として幅広くかつ多様にある。

 経済産業省・エネルギー資源庁とは完全に真逆の方向性から再生エネの問題を管轄する環境省は,たとえば,環境省地球温暖化対策課調査『わが国の再生可能エネルギー導入ポテンシャル(概要資料導入編)』を公表している。この資料のなかに日本全国における再エネの現状や可能性が解説されている。

 註記)リンク(住所)は,https://www.env.go.jp/earth/report/31_pote/巻末資料1_概要資料導入編.pdf ←このリンク先は検索欄に記入して検索してほしい。

 要は,原子力といった「非常にあつかいにくく,しかも,とてつもなく危険な特性」を有した核燃料を,わざわざ焚いて電力をえるための原発という装置・機械は,絶対に事故など起こしてはならない前提条件を課せられていた。けれども,機械工学的あるいは化学工学的な見地とこれに絡む問題としての「人為的な要因」(原発を運転する人員のこと)を考慮すれば,安全工学の観点からあえて詮索していうまでもなく,事故そのものを完全に予防することは不可能である。

 それゆえ,本ブログ筆者は以前,「失敗学の構想」をもって「原発事故を容認しかねない」畑村洋太郎の,その学問的ならざる「発想の桎梏(実質的な失敗!)」を説明し,批判もくわえた。原発は元来,トンデモないモンスターであり,ゴジラであって,厄介ものとして超弩級の難易性をかかえてい。《悪魔の火》のゆえんであった。

 そうした事実はたとえば,つぎの報道にも明らかである。

 

 チェルノブイリ原発で増える中性子 核の『燃えさし』か」asahi.com 2021年7月12日 10時00分,https://digital.asahi.com/articles/ASP79656LP6PULBJ00Y.html

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 「史上最悪」といわれる原子力事故を起こしたウクライナチェルノブイリ原発。爆発した4号炉の炉心直下からここ数年,中性子が多く検出されるようになり,緊張が高まっている。炉心に残った核燃料が35年経ったいまもくすぶり続けているとみられるが,溶け落ちた燃料の現状を把握するのはむずかしい。解体まで,100年以上かかる見通しだ。

 炉心直下にある「305/2号室」。溶け落ちた核燃料が溶岩のように流れこんだ部屋で2016年以降,3カ所の検知器が観測する中性子の数が,1・5~2倍に増えた。今〔2021〕年4月,チェルノブイリ原発から約50キロ離れたウクライナ北部スラブチッチで開かれた国際会議でそんなグラフが示された。

 a)チェルノブイリ原発事故」

 旧ソ連チェルノブイリ原発で1986年4月26日,テスト運転していた4号炉が暴走して爆発,炉心がむき出しになった。火災が発生して大量の放射性物質が大気中に放出された。放出量は10日間で約520万テラベクレル(テラは1兆)とされ,東京電力福島第1原発事故の約6倍にあたる。

 ソ連政府は当初,事故を公表しなかったが,欧州に放射性物質が届き,事故が明らかになった。約40万人が避難を強いられ,周囲約30キロ圏などはいまも立ち入りが制限されている。

 会議は,原発廃炉方針や事故で汚染された環境をどう回復するのかを話しあうもの。中性子は,燃料内で核分裂が続いていることを示す。ウクライナ科学アカデミーの原発安全問題研究所(ISPNPP)の研究者は「持続的な核の連鎖反応(再臨界)のリスクが残っている」と懸念した。

 b)「まるでバーベキューの燃えさし」

 4号炉が爆発事故を起こした1986年。決死隊が約半年かけて壊れた建屋と炉心をコンクリートの「石棺」で覆った。しかし,突貫工事だったため,石棺は隙間だらけで雨水が流れこみ,老朽化が進めば崩壊する恐れも懸念された。

 そのため,鋼鉄のしっかりしたシェルターで石棺ごとすっぽり覆う計画が考えられ,欧州連合(EU)や日本などからの国際援助で2016年に完成した。中性子が増え始めたのはこのころからで,米科学誌サイエンスは「まるでバーベキューの燃えさしのようだ」と報道した。

 実は,中性子の数は1990年6月にも数百倍に跳ね上がったことがある。当時は石棺の隙間から雨や雪が絶え間なく入りこんでおり,溶け落ちた核燃料に達したことで,水が中性子の速度を遅くして核分裂を起こしやすくする「減速材」として働き,核分裂が連鎖したとみられる。

 このときは,原発に常駐していた研究者が被曝を顧みずに近づき,中性子を吸収する硝酸ガドリニウム溶液を噴霧した。ISPNPPのマキシム・サベリエフ上級研究員は,核燃料が「34時間にわたって臨界状態にあった」とみる。

 c) 再臨界は否定

 今回の中性子の増加も,水分の変化が原因とみられる。シェルターが完成して雨水が流入しなくなった結果,かえって核分裂を促しやすい水分量になったのではないかという仮説だ。問題は今年5月,ウクライナ国会でも取り上げられた。

 ただ,中性子の増加がそれほど急激でないことから,チェルノブイリ原発は臨界を否定している。「水分が減ったことで核燃料から出る中性子が遮られなくなり,多く検知されるようになったためだ」とする。

 d) 解体には100年以上

 それでも,石棺の内部で,直接状況を監視できない核燃料が大量にくすぶりつづけていることに変わりはない。シェルターで雨水の流入放射性物質の飛散は防げるようになったとはいえ,石棺が解体されるまでには100年以上かかる見通しだ。チェルノブイリ原発も「石棺内で発生する出来事はつねに科学的支援を必要としている」とコメントする。

 チェルノブイリ原発に詳しい京都大複合原子力科学研究所の今中哲二研究員は,中性子については吸収剤をすぐに散布できるように準備して監視しておけば再臨界の大きな心配はないとしつつ,「石棺の解体や撤去については膨大な資金が必要で,なかなか進まないだろう」と話した。(引用終わり)

 1986年4月26日,旧ソ連(当時)で世界を震撼させた「原発の過酷(非常に重大かつ深刻な)事故」が発生した。現在は,ウクライナ国内のチェルノブイリに立地する原発であるが,これからもおそらく何世紀にもわたり,それもいつはてるかそのみとおしすら,簡単にはつかない原発事故現場を「保全」していかねばならない。

 日本も他人ごとではない。2011年3月11日直後に発生した東電福島第1原発「3基」の事故現場も,実質でおいては,チェルノブイリ原発事故現場とほぼ同質である今後をたどるほかない運命をかかえこんでいた。

 原発の大事故を起こしたぶんには,この地球の表面の特定地域に対して取り返しのつかない甚大な損害を与える。次段の図解(地図)を借りて説明をおこなっておく。

 2021年7月になって観測した「福島県各地の放射線量(単位は毎時マイクロシーベルト)」は,東電福島第1原発事故の発生以前であれば,およそ0.015マイクロシーベルト前後であった線量が,事故後10年が経過した現時点で福島県では,たとえば県庁所在地である福島市が,いまだに一桁多い測定値0.12あたりを記録しつづけている。 

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 補注)なお「年間被曝線量1ミリシーベルト(mSv)」は,1時間あたりの放射線量に換算すると「毎時0.23マイクロシーベルト(μSv)」に相当する。通常は前述のように,毎時で0.015マイクロシーベルト前後である。

 この放射線量の問題に関しては専門家のあいだでも意見が分かれる重要な論点があるが,国家側の基本姿勢はなるべく控え目に,なるべくなにも問題がないかのように表現してきた。いまから10年前,テレビのニュースに流れたつぎの ③ のごとき場面を記憶する人は,まだ大勢いるはずである。

 

 「『20ミリシーベルト』に根拠なんかない  いい加減な,あまりにいい加減なこの国の安全基準 小佐古内閣参与はなぜ辞表を叩きつけたのか」週刊現代2011年5月17日https://gendai.ismedia.jp/articles/-/4852

 本当は危険でも,安全といってきた原子力村。その住人だった彼までもが逃げ出した。しかも,涙を流して。ということは,どういうことなのか。政府は慌てて,彼の口を封じた。彼こそ,放射線防護の第1人者。もう政府の発表など,いっさい信用できない,そう思わせる,突然の内閣官房参与辞任劇だった。

 〔2011年〕4月29日午後6時,衆院第1議員会館の会議室で会見に臨んだ,小佐古敏荘東京大学大学院教授は,悔しさのあまり涙ぐみ,言葉に詰まりながら科学者としてのプライドを示した。

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 「この数値(校庭利用基準の年間20ミリシーベルト)を,乳児・幼児・小学生にまで求めることは,学問上の見地からのみならず・・・私は受け入れることができません。参与というかたちで政府の一員として容認しながら走っていった(基準値引き上げを強行した)と取られたら私は学者として終わりです。それ以前に自分の子どもにそういう目に遭わせるかといったら絶対,嫌です」。

 これまでに政府は,原子力安全委員会などの「権威」を背景にさまざまな基準値を公表し,国民に対し「この数値以下の被曝であれば安全」とアナウンスしてきた。ところが,その内閣の一員だったはずの東大教授が,政府に抗議し,参与を辞任するという。

 小佐古教授が暴露したのは,政府の基準値がいかにご都合主義的に決められているか,という事実だった。乳児,幼児をはじめ国民への健康被害よりも,原子力行政を優先しようという国の姿勢はいまだに変わっていない。

 小佐古氏は震災後,菅 直人首相が相次いで参与に任命した6名の専門家のうちの1人だ。自身も原子力工学の博士号をもち,東京大学大学院生時代に小佐古氏に師事した空本誠喜代議士が,細野豪志首相補佐官を通じて参与に推薦した。

 専門は放射線安全学。政府が安全基準の参考にしているICRP(国際放射線防護委員会)の委員を2005年まで12年もの間務め,放射線被曝の安全基準値のグローバルスタンダードを決定してきた。

 枝野幸男官房長官は小佐古氏の会見の翌日,「小佐古氏は原子炉が主に専門とうかがっている」と弁明していたが,実際には内閣が参考にしている国際基準値を策定してきた張本人であり,日本における放射線防護の第1人者なのである

 「小佐古氏はずっとチェルノブイリ原発事故の研究をしていた人。他の参与には菅さんの母校の東工大関係者が多いのですが,放射線防護の理論では小佐古氏の右に出る人はいないでしょう」(民主党関係者)。ところが,結果的に小佐古氏はほとんど事故対策にかかわることができなかったという。(引用終わり)

 以上に紹介した10年前もの「小佐古敏荘〈発言〉の話題」は,そのまま現状における「放射線量に対する,たいそう大甘な,いいかえれば危険な許容基準」の適用状態を示唆するために挙げてみたものである。

 いつになったら,福島県各地における放射線量が「3・11」以前の水準にまで戻れるのか,いいかえれば,年間1ミリシーベルト以下になる可能性に関して,期待などできそうにもない地域が半永久的に残された。

 つぎの地図は東電福島第1原発事故にかかわる避難指示区域(令和2〔2020〕年3月10日時点の状況)が描かれている。この区域の指定は,「3・11」直後に変化していった毎日の気象条件,つまりその時々の風向き加減に影響された結果であった。

 その間,太平洋に向けて風向き(西風)が吹いていた時間帯が,より多く記録されていたとはいえ,それでもこのように,福島県内側の「特定地域」にはすでに人間が住めなくなった空間が作られてしまった。

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 さてここでつぎの問題が出てくる。すなわち「原発については」以前,地球温暖化の原因となる炭酸ガスの排出がないのだといいはっていたものを,このごろは,原発「稼働・発電中の炭酸ガスの発生はある」という表現に変えてきた。

 しかし,「地球温暖化犯人説」としての「原子力発電」を,だいたいにおいて “半ば不確定的に” ,つまりアイマイに否認しようとするその説明の仕方も,実は,完全にマヤカシ的な間違いに頼っていた。いうなれば,その包括的な言説としてのリクツの芯は,もともと偽説:ウソに発していた。

 

 「気候変動の犯人は原発  本澤二郎の『日本の風景』(4143)」『jlj0011のblog』2021年07月13日,http://jlj0011.livedoor.blog/archives/29790205.html
 
 a) ガソリン車や石炭火力発電だけか?  原発温排水による海水温上昇が地球破壊の真犯人

 国際社会は,地球温暖化の犯人を,ガソリン車や石炭火力発電所と決めつけて,これでもって深刻すぎる地球崩壊を処理しようとしている。まったく的外れではないが,地球破壊の真犯人は原発である

 原発が炉心冷却に使用している莫大な量の海水が,温排水となって再び海に放出される。それによる海の温泉化現象である。海水の二酸化炭素が大気中に放出されるだけではない。専門家は「日本海の海水温上昇による魚介類の被害はひどい」と警鐘を鳴らしている。

 b) 地球から原発を排除すれば人類は生き延びることができる!

 人間と地球が生き延びるためには,日本の54基の原発のみならず,世界各国の原発をすべて廃炉にするしかない。日本ではフクシマの東電原発廃炉にするためだけでも,莫大な資金と100年の時間を必要とする。

 日本原発派の責任は,あまりにも大きいが,法治国家として対応するほかない。コロナ危機どころではないのである。日本人は,日本国憲法の名において,原発推進派の「原子力ムラ」をすべて列島から排除すべきであろう。

 売国奴は,安倍晋三など自公議員だけではない。中曽根康弘や鹿島,読売グループにも,地球破壊者としてきびしい法的処罰をする必要も出てきている。

 孫たち,子供たちが生き延びるための,今生きる日本人の重大な責任でもあろう。地球から原発をなくせば,人類も地球も生き延びることができる!

 補注)「読売グループ」で原発導入の問題に初期から関連して活躍した人物は,正力松太郎原発を維持する立場を明示し,堅持する読売新聞社の〈現在まで蓄積してきた環境破壊主義的な罪業〉は重く深い。

 c) 原発放射能汚染被害+大豪雨・巨大台風・熱波で殺人と自然破壊

 凡人ジャーナリストにとっても,3・11以後のフクシマ放射能汚染は,安倍のいうように「制御されている(アンダーコントロール」というデマを真っ向から否定,大義のない五輪中止をいち早く主張してきた。途端にライブドアの blog が止まった。電通の仕業と判断したい。

 最近になって市民運動家の仲村さんから,もんじゅ西村謀殺事件の資料が届いた。さっそく blog で報道すると,偶然にもフクシマの反原発運動家が記録した竹野内真理ファイルと出会うことが出来た。

 分かったことは,フクシマは依然として「深刻な放射能汚染地区」であるという衝撃的事実を突き付けられた。深刻すぎる子供たちの甲状腺被害も。それと甲状腺がんの福島の子,肺がん転移の壮絶な治療! 隔離病棟で吐しゃ物も放射性廃棄物扱い!! 福島の子ども達の健康被害は,甲状腺がん以外,誰もやってくれない!

 なぜそれが報じられないのか。犯人は「原子力ムラ」だった。フクシマは完全に報道規制の対象地区として,さらに放射能汚染地区での住民人体実験地区として存在している! そのことに驚愕してしまった。この真実から,言論界も議会・司法も封じこめられている! なんということか,日本は呪われた国なのか。日本人は,福島県民のみならず,列島のすべてが日本政府によって,いわば棄民扱いされていることになろう。

 自由な民主主義社会と信じこんできた凡人ジャーナリストは,あらためて天を仰ぐ心境である。この真実を誰も報道しない,報道できない日本? 愕然とするばかりである。正義がひとかけらもない国になり下がってしまっているではないか。

 d) ここまでの論理的筋道がわかると,安倍の五輪強行策の狙いが浮き彫りになろう。すなわち,財政破綻の日本政府が,なにゆえ4兆円五輪を強行するのか,その理由はずばり「フクシマ隠し」である。ずばり「東北復興隠し」である。ここでも主役原子力ムラの,汚染したカネ,カネである。ゼネコンややくざがそれを懐に入れた不浄な日本だった。

 案の定,IOCの利権屋のドイツ人・バッハは,フクシマには目を向けないで,広島にいくのだという。731部隊=2発の原爆投下=フクシマ原発3機爆破という流れを,すべて学ぶことができ来る時間的余裕があるのだが,最後のフクシマは回避するバッハ! IOCを巻きこんだ不浄五輪に,日本の象徴もたじろいでいる。

 原発による大量の汚染した温排水による気候変動が,世界に異常気象をもたらしている。日々地球が,大自然が破壊されている。大豪雨による河川の氾濫で,人の財産と命が奪われている。熱波による死者も。住宅を吹き飛ばせる超強力な台風を,筆者は房総半島に暮らしていて,2019年に体験させられた。死の恐怖を初めて味わった。

 原発の恐怖は,放射能だけではない。核戦争だけではない。原発が人と地球を死滅させているのである。

 e) 小出プロは原発温排水を指摘していた!(=市民運動家が資料提供)

 3・11の東電フクシマ原発爆破事件のころ,勇気ある情報を提供した京都大学原子炉実験所の小出裕章助教を,多くの国民は記憶している。彼は「原子力ムラ」の一員であることを拒絶して,国民に真実を語ってくれていた。

 この勇気ある小出元助教が,2010年3月26日の小論「原発温排水が海を壊す」を発表していた。それを市民運動家で英語講師の佐藤さんがFAXしてきた。

 彼は「地球温暖化の元凶」とは書いていないが,原発による海水温の上昇と,それによる海水中の二酸化炭素が大気中に噴き上げるという科学的事実を指摘していた。彼は急ぎ気象学者と一緒に気候変動要因をまとめると,ノーベル賞を受賞できるだろう。

 f) 勇気ある科学者は声を上げよ! 原発ロビーを吹き飛ばし地球を死守!

 原発温排水は海を破壊するだけでなく,気候変動の元凶として地球を破壊する,人びびとの暮らしと命を奪う犯人として,原発の真実を国際社会に発信してもらいたい。原発ロビーの圧力を跳ね返して,人類に貢献してほしい。フクシマの子供たちの叫びでもあろう。

 原発全廃・原発ゼロが,いまを生きる人類の使命である。1日も早く国連も正義を取り戻す責任がある!

 付記)以上,2021年7月13日記(東芝製品不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)

  (以下,中略)

 〔『朝日新聞』の報道より→〕 経済産業省は〔7月〕12日,2030年時点の電源別の発電コストについて新たな試算を公表した。原発は安全対策費の増加などを受けて,2015年の前回試算より上昇し,もっとも安い電源は太陽光発電となる。太陽光は技術革新や大量導入などでコストが下がる見通しだ。

 (訂正・竹野内真理) 温排水による地球温暖化をいったのは、水戸 巌さんです。小出さんより早く。小出さんは水戸 巌さんから聞いたのです。

 註記)https://takenouchimari.blogspot.com/2013/04/blog-post_1741.html
    http://fukushimaworkerslist.blogspot.com/2013/11/blog-post_14.html

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 【未  完】 「本稿(その2)」は明日以降(  ↓  )に公表予定。

 

   

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