2020東京オリンピックで,もしも熱暑のために選手や観客などに死者が1人でも出たら,いったい誰がどのように責任をとるのか,商業主義・営利観点に徹するオリンピック大会の「開催時期の危険性」,オリンピックなんぞもう止め時

             (2019年5月19日,更新 2021年7月27日)

 2019年5月時点の話題であったが,東京都は「少年サッカー,7・8月の公式戦禁止」と決めた。ところが,1年延期になって開催された2020東京オリンピックは中止にならず,かなり「トンデモに危険な日程」を組んで実施されている最中である。

 ただし,その正式日程である2021年7月23日から8月8日のうち,たまたま,本日7月27日は台風8号が東日本の接近中のために関東地方は雨模様 になってもいる。この台風第8号は小型で,中心の気圧は990ヘクトパスカル,最大風速は20メートル,最大瞬間風速は30メートルであり,今後,関東の東を北北西へ進み,本日夜遅くから28日未明にかけて東北地方に接近,上陸するみこみである。

 さて,本ブログ筆者が購読する『朝日新聞』は,2020東京オリンピックに対してオフィシャルパートナー(広告主)である立場上,客観報道に徹したつもりはあっても,この五輪に対する批判的な論調は弱く(かぼそく),結局「Viva!  オリンピック」の観点から,他紙と同じにように毎日,まるでスポーツ新聞とみまごう紙面構成。誰それが「金メダル!!」と,いまでは完全に凋落傾向が明白である “ジャパンの国威高揚” のための新聞紙になっている。

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 もっとも『朝日新聞』は2021年5月26日朝刊「社説」で,2020年初めから日本にも襲来したコロナ禍の感染状況を踏まえて,2020東京オリンピックの開催に反対する意見を披露していた。社内的には完全に意思統一ができていなかった「この社説の公表であった」とも伝えられる。

 結局,この東京五輪大会は無観客試合のかたちで実行されているが,全試合の日程が進むなかでコロナ禍の影響を受けて「感染してしまった選手たち」も,けっこうな数が発生している。いってみれば,なかば混乱した状態を包み隠すかのようななかで,この国際大運動会が強行されている。地元開催国の日本選手が圧倒的に有利な競技条件のもとでメダルを争うことになっており,まともな五輪大会にはなっていない。

 それでも,菅 義偉という日本の首相は基本的にはなんら因果関係をもちえない「五輪開催の問題」と「新型コロナウイルス感染の問題」とを直結させた観念に執心しており,いまだに「五輪によってこの日本がコロナに打ち勝った証し」がえられるなどと,完全に見当違いの妄信,つまりなんらまともな因果関係のないコジツケに執心している。この首相,8月8日以降になれば必らず,そのあたりに関して奇怪な発言をしたがるはずである。

 もっとも,東京がもっとも暑くなる時期,7月下旬から8月上旬にオリンピックを開催するという発想からして,十二分に「狂気の沙汰」であった。現に,そこへコロナ禍の悪影響も降りそそぐ状況となっているなかで,それでも地元の日本選手にばかり有利な競技条件で今大会が進行中であるから,まともな国際大運動会ではありえない。

【参考資料】

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 それしてもいったいなんのために,誰のためになるこの五輪大会であるのかが,いまだにさっぱり理解できない。しかしそれがあるとすれば,「コロナに打ち勝った証し」をコジツケ的に口にしたい「スガーリン専制的独裁志向の政権」側にしかなかったわけで,いままで膨大な予算を,この一時的な「パンとサーカス」の舞台の準備・制作のためにを費やすという,しかも,コロナ禍で苦しむ日本の人びとを救うためではなく,そうしてきている国家次元・単位での「愚中の愚」が,いままさに展開中である。

 本日:2021年7月27日朝の気象条件は前述のように,台風8号の影響のために,盛夏の時期としては関東地方から東北地方にかけて涼しい気象条件になっている。だがあらためて,猛暑と酷暑に見舞われるこの時期が記録してきた平均気温(最高気温)が,いかにオリンピックという国際大運動会の開催を危険な舞台にしているかを考えてみたい。

 天気予報は,台風8号が近くを通過したあと,7月下旬の28日から31日までにおける東京の最高気温を,連日33度と予測している。日なたで長時間の試合をこなさねばならないテニスの選手からは,どうして試合の開始が午前11時に決められているのか,午後3時からに変えてほしいと猛烈に抗議していた。もっとも,そこまで時間をうしろへずらしたら,アメリカでの実況放送に標準を合わせた時間帯そのものに意味がなくなるので,五輪組織委員会側が認めるとは思えない。

 ともかく,本日において以下に再録する記述は,2年(以上)前に書かれていた文章であるが,いま開催中である「オリンピックという国際大運動会」が,しかもコロナ禍の悪影響のもとで強行されているといった「極度なその愚かさ・馬鹿らしさ」を,いまさらのようであっても,確認しておくための議論になるはずである。

 要するに,本日の記述は「2020東京オリンピックで,もしも熱暑のために選手や観客などに死者が1人でも出たら,いったい誰がどのように責任をとるのか」という問題が,商業主義・営利観点に徹しているオリンピック大会の「開催時期の危険性」として議論する。なかんずく「オリンピックなんぞ,もう止めたら?」と訴える内容になっている。

 

  2020東京オリンピックのオフィシャルパートナーである「朝日新聞社の立場」

 朝日新聞社は,2020東京オリンピック・オフィシャルパートナー用のエンブレムを作成し,使用している。新聞(字体は異なるが)と表記されている文字がそれである。
 このエンブレムを紹介していた『朝日新聞』の記事は,こう説明していた。2016年1月22日時点の記述であった。
★「東京2020オフィシャルパートナー」に朝日新聞社
多面的に大会支援 ★

 朝日新聞社東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会(東京2020)について,公益財団法人東京オリンピックパラリンピック競技大会組織委員会と「東京2020オフィシャルパートナー」の契約を結びました。契約期間は〔2016年〕1月21日から〔20〕20年12月31日までの約5年間です。

 朝日新聞社は大正時代から高校野球やサッカー,ママさんバレーやウォーキング,障害者スポーツなどさまざまなスポーツの支援を続け,いまも年間180以上の催事にかかわっています。

 新聞社として,報道の面では公正な視点を貫きます。同時に,これまで携わった催事からえた知見を生かし,より健康で文化的な暮らしができる社会の実現につながる活動を展開し,東京2020の成功,未来に向けたレガシー(遺産)創造への貢献をめざします。
 註記)http://www.asahi.com/shimbun/release/2016/201601222.html
 このような基本的な関係で朝日新聞社は,東京2020オリンピックに対するかかわりをもつと宣言していた。さらに1年延期になったこのオリンピックに対して朝日新聞社は,その後も契約を継続している。
 以上の文言については,「サッカー」というスポーツ名が出ていた点と,「これまで携わった催事からえた知見を生かし,より健康で文化的な暮らしができる社会の実現」と強調していた点とを併せたうえで,本日〔2019年5月19日〕の朝刊1面に出ていたつぎの記事を読んでみたい。

 

◆ 東京都少年サッカー,7・8月の公式戦禁止都少年連盟,熱中症対策 ◆
=『朝日新聞』2019年5月19日朝刊1面(左上配置記事)=

 夏の猛暑に備え,東京都少年サッカー連盟が今〔2019〕年から7,8月の公式戦を全面的に禁止する。昨〔2018〕年までは小学5,6年生の全国大会までつながる約600試合が組まれていた。同連盟の吉実雄二委員長は「試合をこなすことよりも子供の命,安全が大切だ」と話し,区や市の大会も7,8月の開催を避けるように要請している。

 補注)こういうふうにいいかえられないか? 2020東京オリンピックの「試合をこなすことよりも子供(選手)の命,安全が大切だ」,「だから(……,……)だ」と。ここで,この( )のなかを穴埋めする解答「……,……」はたやすく出てくるはずである。

 熱中症対策で一律に公式戦の開催を禁じるのは,サッカー界に限らず異例の取り組み日本サッカー協会ではかねて選手の年代を問わず,体調面を考慮して夏の公式戦のあり方が議論されており,今回の都少年連盟の決定は先駆的な事例となる。大学サッカー関係者も関心を示しているという。

 補注)この記事のなかで「この青字の色にした字句」に注意したい。「異例」だとか「先駆的」だとか形容されている。この表現の方法(修辞の仕方)に若干の引っかかりを覚えるが,あえてこれ以上は触れない。だが,読者にほうにもなんらかの意味あいは伝わっていると考えてみたい。
 都少年連盟には小学1~6生の約3万6千人,803チームが登録。都道府県別で全国最大規模となる。昨〔2018〕年は各チームに熱中症への注意を促したうえで7月に公式戦を実施したが,同月中旬に小学6年生が熱中症を起こし,管理責任を問う苦情が寄せられた。
 その後,「注意喚起をしても事故が起きては意味がない」(吉実委員長)との問題意識から,8月末までのほぼ全試合にあたる500試合以上を9月以降に延期。気温などの条件を満たす場合だけ特別に許可した。
 補注)前段に引用した記事は,こういうふうにいいかえられないか?
 2020東京オリンピックの競技日程は7月22日(23日)から8月9日(8日)までになっている。すなわち,その日程は,よりによって,一番暑い時期に開催の期間が組まれている。
 その盛夏の時期であるゆえ,選手や観客が「熱中症を起こし」て「事故が起きては意味がない」のだとなれば,1964年の東京で開催されたオリンピックのときのように,その日程を「10月10日(のちの「体育の日」)から10月24日までの15日間」あたりに変更しないでいいのか。
 
 「体育の日」に関しては,こういう説明がみつかる。

 a) 以下に紹介するのは「『体育の日』。2018年はいつ? 2020年スポーツの日に変わる? 由来・英語表現も」と題した文章である。こう語っていた。
 --例年多くの学校で運動会が開催される「体育の日」は,1964年の東京オリンピック開会式開催日を記念して制定されていた。当初は10月10日であった,2000年からは10月の第2月曜日へと変更された。
 2020年の東京オリンピック開催期間中には1年かぎりで日付を移動,さらに「スポーツの日」へと改称することが決まっている。この記事では,2018年と2020年の体育の日がいつか,由来,また英語表現など,体育の日について詳しく解説します。(中略)
 2020年にかぎり,7月24日のオリンピック開会式の前日と当日,そして8月9日の閉会式の翌日を祝日とするもので,7月第3日曜日の「海の日」を開会式前日の23日に,10月第2月曜日の「体育の日」を24日の開会式当日に,8月11日の山の日を閉会式翌日8月10日にあてます。すなわち,2020年の体育の日は,7月24日(金)となるのです。
 補注)ところで,学校の運動会は最近では,なぜ「春開催」になっているのか? それにはいろいろ事情があった。なお,2020年初めからのコロナ禍のもとでは,こうした学校関係の運動会はいっさい中止になっていた。しかし,なぜか国際大運動会としてのオリンピックだけは開催されていた。

 ・春開催が増えた理由のひとつは,行事の分散化であり,秋にも文化祭,合唱コンクールなど学校行事が多いため運動会を春にした。

 ・授業時間数が不足により行事にかける時間が確保できず,春の運動会を実施するケースにつながっている。

 ・学校の補修・改修工事は夏休み以降に多く,校庭などが使えず運動会開催ができない場合も多いので,春だと都合がよい。

 ・最近は猛暑などが多く,9月の厳しい残暑のなかでの練習による熱中症を防ぐのも目的のひとつとなっている。
補注中の 補注)ここでは「9月」でもまだ「厳しい残暑」の時期だと説明されていた。
 ・中学校では高校受験があり,秋にはもう受験勉強をしなければならず,運動会の練習に時間をとられたくないという意見が増えた。

 ・2004年度から2学期制を導入したことにより,2学期制では4~10月が前期なので,秋に運動会を開くと試験の時期に重なる。

 註記)「春に運動会が増えているのはなぜか調べてみました。運動会シーズンは『秋』?」『Blog Cartolare』On 24 5月,2014,https://cartolare.eime.co.jp/?p=520

 〔先の記事に戻る→〕 通勤や通学の混雑を抑えて,選手や関係者,要人の移動に伴う交通規制や観光客による混雑を緩和させられることを目的としているものの,祝日を1年かぎりで移した例はなく,経済活動への影響が大きいのではないかという慎重論もあります。

 註記)「体育の日 2018年はいつ?  2020年スポーツの日に変わる?  由来・英語表現も」『Beyond』2018.09.19 08:28,https://boxil.jp/beyond/a5366/

 〔以下にさらに引用する文章は,実は, ① の記事では引用されずに残されていた「先行の段落」分であった。ここに移して参照する  ↓  〕

 その結果,リーグ戦でおこなう6年生のブロック大会は11月の都大会までに終わらず,途中までの成績で進出チームを決めた。今〔2019〕年は7,8月を除いた試合日程でブロック予選を終わらせられなければ,途中までの成績で都大会出場チームを決められる救済措置をとる。吉実委員長は「来〔2020〕年度は夏を迎える前に全日程を消化できるよう年間日程を見直す」という。

 現場では体力低下につながると心配する声もある。大田区のチームの監督(51歳)は「夏はサッカーにこだわらず,工夫して運動させている。7~8月の公式戦は危険で,運営側が対策をとるのが当然だ」と話している。(以上で,残されていた段落の引用を「終える」)

 b) 最近における日本の気象は,盛夏を迎える前の時節であっても摂氏30度になる日がすでに記録されていた。だから「熱中症に気をつけよう」と,テレビのニュース(天気予報)でも,すでに注意をしはじめていた。

 ところがである,それもよりによって,なんと夏の真っ最中に2020東京オリンピックが開催される予定であり,いまとなってはこの期間が変更される気配などまったくなく,完全に既定方針になっている。
 補注)この段落は2年前の記述であった。この指摘のとおりになっているとだけ付記しておく。
 
 しかし,温暖化の影響もあって東京だけの問題ではないが,ともかく盛夏の時期は摂氏35度をさえ超える猛暑日になることが,最近ではまれでない。昨年(2018年)も猛暑であったが,その7月23日の東京都と各地における最高気温の記録を紹介しておく。
【参考図表】-2018年7月23日の全国の天気-
 

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 これらの説明材料は,前段に引用した記事が,運動(スポーツ)について「7~8月の公式戦は危険で,運営側が対策を取るのが当然だ」と話していた事実を裏づけている。 

 ところが,ことがオリンピックの開催となると,もちろんそれにはたいそう立派な商業主義(金儲け原理)の背景があっての話になるのだが,東京が猛暑に見舞われる可能性の一番高い時期(日付)に開催することにしていた。
 
 こうした開催期間の決定はしかも,まさしくもう気違いざたといってくらい,無理を承知でなされていた。仮に考えてみる話だが,2020年の7月下旬から8月上旬の時ばかりは,できれば冷夏になってほしいなどと思ったりもするくらいである。
 補注)「2020東京オリンピックの開催」は現在,1年延期した状態で開催中であるが,昨年2020年の7月下旬と8月下旬のうち,前の時期は梅雨明けが遅れた関係で熱暑にはみまわれなかったももの,後の時期は例年どおり猛暑・酷暑になっていた。全国的にも非常に暑い夏であった。 
 
 しかし,とりあえずは平均気温を踏まえてだが,さらに2018年並みの猛暑がつづくかもしれないなどと,その時期に関する予測をしたとしても特別おかしくはない。なにせ昨今は,50年に1度などと形容される異常気象が,日本でも頻発する状況である。
 補注)先日から報道されているが中国における豪雨については「1000年の1度」だという形容がなされていたので,これにはびっくりさせられた。過去先年の気象記録が現在の気象現象と比較できる程度に整備されているとは思えないが,白髪三千丈のことわざがある国ゆえ,ひとまず形容上手として聴いておく。

  c) いまからでもいい,2020東京オリンピックは「止めることにするか」? とはいっても,とうてい無理な相談に違いない。それゆえ,どうせやるなら日本の東京で「体育:スポーツにもっとも適した秋の時期」,いいかえれば,1964年に開催された東京オリンピックの日程と同じに変更し,10月中にまで延期して開催すればいいのである。

 補注)こうした意見「10月への延期説」は最近になっても聴かれたが,ハナから無視されてきた。

 そうはいわれても,すでに確定していた予定のことだから,変更するみこみなどありえない。ということになれば,ここではともかく,はなはだ唐突な表現をあえてするけれども,JOCならびにIOCの幹部たちは,大会の開催に備えて「切腹用の小刀」を懐に忍ばせてから,仕事に就くべきである。

 補注)IOC幹部にしてもJOC五輪組織委員会の面々にしても,2020東京オリンピックの開催が1年延期状態になっていたあいだに彼らが記録してきた行動の軌跡は,その「切腹用の小刀」をさらにもう一振りずつもたせたいような連中である事実が,より明快になっていた。エゲツナイ連中が蝟集した「エセ・スポーツ団体組織」が,世の中にのさばっている。

 繰りかえすが,さきに引用した記事においては,「7~8月の公式戦は危険で,運営側が対策をとるのが当然だ」と「東京都大田区」のスポーツ指導者が強調していた。「危険だ」と断定された時期が明示され警告されているにもかかわらず,「それでもオリンピック大会はやらねばならない」「国際スポーツの祭典」であるらしい。 
 だが,そこには,われわれにはどうしても理解しにくい “IOC側の事情” があった。放映権の問題が控えていた。とくに某国の放送網にとって一番都合のよい時間帯(あちらの朝からにしても夕方からにしても,もっとも視聴しやすい時間帯)に合わせて,各競技の開催時間が組まれていた。
 ともかく,こんどのオリンピック開催中においては,暑さのために死者が「もしも1人でも出る」ことになったら,それも選手だけでなく観客やボランティアなどから死者が出ることになったら,いったいどこの誰がどのように責任をとるのか?
 もしかしたら,そうした事態が発生した事実は「隠蔽することになるのか」? ▼▼政権下で開催されるオリンピックになる〔なった〕のであるゆえ,それもまたなきにしもあらずの〈予測〉になりうるかも……。
【参考記事:図表】-2021年7月27日まで新型コロナウイルス新規感染(陽性)者数-
 

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 補注)2021年7月23日は「2020東京オリンピックの開会式」があった日付であるが,PCR検査が少ないため新規感染(陽性)者となった人数が,かなり控え目に集計されている。もっともその内実では陽性率が50%を超えていたというから,その含意は明白である。7月25日からは,20・21・22日の増加傾向に似た(揃えた趨勢)かのような数値が計上されている。今週の本日27日以降もさらに増加すると観測されてよいはずである。

 

 補注・追加)本日:7月27日午後になってからさらに,以下を補注。

 

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 d) 本ブログ筆者は,2020東京オリンピック中に死者が1人も出ないことを願うばかりであるが,あの2018年並みの猛暑(平年並みの気温でも蒸し暑いが)が再来したら,一部の選手たちにとってみれば,オリンピックの競技どころではなくなるのではないか? 幹部の人びとはエアコンの効いた部屋が観戦するのかもしれないが,大勢の人たちば猛暑の環境のなかで観戦する。

 参考にまでつぎの記事も紹介しておく。
東京五輪日程決定  ラソン6時  バスケ午前決勝
=『日刊スポーツ』2019年4月16日15時00分 =


 2020年東京オリンピック(五輪)大会組織委員会は〔4月〕16日,五輪32競技の競技日程を発表した。大会の興奮が凝縮された週末として,8月1日は新種目の陸上混合1600メートルリレー,柔道混合団体など決勝21種目を実施。同2日は陸上男子100メートル,女子マラソン,バドミントン女子シングルス,体操男女種目別決勝4種目,テニス男子シングルス決勝など26種目の決勝がおこなわれる。

 

 同8日には野球,サッカー男子,バスケットボール男子など,大会期間中最多30種目の決勝が行われる。組織委は土曜日の1,8日を「スーパーサタデー」,日曜日の2日を「ゴールデンサンデー」と名付け,大会を盛り上げる。

 

 ほぼ毎日,20種目前後の決勝を実施し,全期間で盛り上げを維持する工夫を凝らした。注目された陸上は男女マラソン,男女20キロ競歩が午前6時,男女50キロ競歩は同5時30分にスタート。トラック・フィールド種目では人気の男女100メートル決勝,日本のメダル獲得が期待される男子400メートルリレー決勝などは夜に実施する。午前決勝は9種目,午後決勝は34種目とし,午前も満員をめざすとした。

 

 巨額の放映権料を支払う米放送局などの利害関係者に配慮し,男女バスケットボール決勝は午前試合開始となった。組織委の中村英正ゲーム・デリバリー・オフィサー(GDO)は決勝の午前午後のバランスについて「海外の放送など利害関係者に特化して調整したわけではない。午前もフルスタジアム(満員)にするという観点からは,良い仕上がりだと思っている」と語った。(後略)

 註記)https://www.nikkansports.com/sports/news/201904160000322.html

 補注)最後のセリフ,「海外の放送など利害関係者に特化して調整したわけではない」が,「午前もフルスタジアム(満員)にするという観点からは,良い仕上がりだと思っている」という具合に前後を結んだ「説明にならない説明」は,「ヘリクツ」か「コジツケ」でなければ,完全なる手前味噌の詭弁であった。

 いまどきは,完璧に商業主義丸出しのオリンピックである。はたして,開催する意義そのものがあるのか? その「五輪の原点」がどこかにあったのか,もう一度そこに立ち返って,「金儲けのための五輪」ではない国際競技大会になるように改革する必要があるのでは?

 金儲けの前にあっては,「東京の盛夏時」に記録されるかもしれない『猛暑日』なんぞ, “目じゃない” (⇒暑くもかゆくもなく,涼しいものだ)とでもいうわけか。

 e) 以上に述べてきた内容を,もう一度振りかえってまとめてみたい。これまで〔2021年7月下旬〕まで本ブログ筆者が「誤倫だらけの汚リンピック」に対してだが,要約して再度,その焦眉の論点を挙げておきたい。

 ※-12020年東京オリンピックを盛夏(猛暑)に開催したのは,まさに狂気の沙汰であった。選手・関係者や観客らに死者が出たら,『オリンピック貴族』の連中は責任をとれるのか? 完全に営利・商業化した醜悪さはこのオリンピックの開催時期をもって集約的に表現されていた。

 ※-2「JOCの前会長は,明治時代に創設された元皇族家の子孫竹田恆和・日本馬術連盟副会長(公益社団法人)が就いていたが,この人と,そして,その以下に連なる人たちが,炎天下に開催される予定の国際競技大会を『どのように過ごしていくか』を,『下々のわれわれ』の側では,実はよくしらないのではないか?」

 補注)竹田恒和は2019年1月,東京五輪招致をめぐる贈賄事件の当事者として,フランス当局の捜査対象者になったのをきっかけに,JOC会長の座を降りていた。

 ※-3「IOC会長トーマス・バッハは,オリンピックという『事業経営』を担当する『オリンピック貴族』界の代表か」? 最近になって「ボッタクリ男爵」というあだ名をつけてもらったバッハは,IOCという誤倫組織が単にエゲツナイ我利私欲の,それも品性において問題のある「五輪貴族」たちによって構成されている点を,集約的に代表していた。

 ※-4「この貴族たちが『厚遇・高給を食むための国際競技大会』は,ただ働き:無料奉仕を体よく提供させられるだけの『ボランティア(とはいえないもの)』を,それも11万人も動員させて酷使(黒使)する計画である」。

 ※-52020年東京オリンピックで,もしも選手・観客・ボランティアから熱中症による死者が出たら,誰がどのように責任をとるのか?」という現実的可能性のある問題に対して,IOCもJOCもまともに答えていない。

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【参考記事】

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