こんな「日本の政治」に誰がした,安倍晋三や麻生太郎,菅 義偉たちなのだが,悪夢のような旧民主党政権のあとに現われた悪魔のような自民党政権は,この日本をぶち壊しつづけてきた,コロナ禍の五輪開催はその政治病理的な鈍磨性をさらにマヒさせた,このデタラメ政党を退場させないことには日本の21世紀はこれからも真っ暗闇

f この秋に迎える衆議院総選挙は珍しくも任期満了で実施されるが,安倍晋三から菅 義偉へとつづいた「自民党公明党合体」腐敗・堕落政権の「当事者能力のなさ」は,新型コロナウイルス感染症問題への対応によってよりいっそう明白になっていた,あまつさえ世襲政治屋の3世たちがのさばる日本の政界に「明るい未来はない」だけでなく,このままでは日本沈没の進度を速めるばかりである


  要点・1 いまの自民党政権は国民たちのための政党ではない政治組織,利権争いが本務で利権による中抜き政事が主要関心

  要点・2 無教養・無節操が花盛りのこの政党に,21世紀のこれからを任せていったら,いよいよますます,日本は後進国家体制を万全にしていくばかりとなる

  要点・3 子どもの安倍晋三のあとに出てきたガキ大将の菅 義偉の2人で,首相を都合,8年と9カ月も担当してきたあいだに,この日本の政治・経済・社会はすっかり陳腐化し,老朽化,空洞化した,これでは「国(家)体(制)」の維持どころか,その再生など困難になっている

  要点・4 現状のごとき日本の政情を「バカの壁」にたとえて形容するならば,それを「鉄壁風に構築してきた」この日本国の自民党政治に未来を託すことは,危険がいっぱい

 

 朝日新聞』2021年9月16日朝刊1面は,つぎの画像資料のように,上部左右に総裁選とコロナ禍の話題を並べて報道していた

 f:id:socialsciencereview:20210915085059p:plain

 まず右側の記事が,この朝刊における冒頭記事であったが,「総裁選,3氏争う構図 石破氏断念,河野氏を支援」との見出しで,こう報じている。

 自民党の石破 茂元幹事長が,党総裁選(〔9月〕17日告示,29日投開票)への立候補を断念した。15日の石破派総会で表明する。石破氏はすでに立候補を表明している河野太郎行政改革相を支援する。総裁選は,河野氏岸田文雄政調会長高市早苗総務相を軸に争われることになる

 この1面上部左側には,「〈長期政権を問い直す:1〉政権運営 コロナ禍,崩れた『1強』」という「解説記事」の見出しがかかげられている。ここからも少し引用しておく。

 菅 義偉首相は〔9月〕3日昼,自民党役員会で総裁選不出馬を表明して首相官邸の執務室に戻ると,疲れ切った様子でこういったという。

 

 「コロナ対策をやりながら,総裁選を戦う意欲がわかないんだよ……」

 

 衆院解散や党人事での局面打開が行き詰まって退陣。歴代最長の安倍政権を官房長官として仕切り,1年前に官邸の主となった凄(すご)みはすでにない。コロナを不出馬の理由にしたことを疑問視する声が相次いだ。

 

 9年にわたる安倍・菅両政権を支えたのは,衆院での自民党の巨大勢力と,官邸主導の強化だった。それは1990年代の政治・行政改革の延長線上にある。

 補注)以降の記述との関係で,この「1990年代」という時期に止目しておきたい。なぜ,そう断わるかについては,後段の該当箇所を読んでもらえれば了解してもらえるはずである。

 

   このあとにつづくこの記事のなかに置かれている小見出しの文句は,「敵と味方を峻別」と「肩すくめる官僚」。

 すなわち,国会・国政の機能不全あるいは崩壊状態というか安倍晋三的な幼稚化,つまり小人化が顕著になっていた。いいかえれば,いまでは完全にすたれたかのごとき「日本における民主主義の状態」は,菅 義偉のミニスターリン=スガーリン的な為政によってさらに,救いがたい政治的な病理状態にまで追いこまれている。

 そういう経緯があったわけせいで,この2人によって破壊しつくされた「日本の政治・行政」は,もはや政権交代に賭けて再生の途を探るほかない。

 

 「〈春秋〉」『日本経済新聞2021年9月16日朝刊

 この『日本経済新聞』朝刊1面のコラムは,旧ソ連史における有名な政治史のある事件をとりあげ,「気の利いた話題」を書いたつもりかもしれない。だが,足元ではもっと面白く,しかも奇怪で面妖で,それでいてチマチマした自民党史が,「安倍晋三と菅 義偉の総裁時代」において盛りだくさんに提供されてきた事実を,まさか,忘れて書いていたわけではあるまい。

 独裁者の最期は,こうなるのか。約30年,旧ソ連の指導者だったスターリンの新しい伝記の描写に,不謹慎ながら一幕の喜劇のようだと感じた。1953年3月1日。側近との宴会が終わり早朝に居住区へ戻るが,夕方になっても動きがない。護衛官は不安を募らせた。

 

 ▼ しかし,様子をみにいき叱責され処分を受けるのも怖い。結局,郵便を届ける名目で開錠したのが夜9時。あるじは食堂で倒れ,いびきをかき,失禁もしているようだ。早速,フルシチョフら指導部が招集される。が,彼らもなにかを決め責任を負うのを嫌がり「眠っている」「空騒ぎ」と結論づけ帰宅してしまったという。

 補注)「叱責され処分を受けるのも怖い」政治(内政)は,安倍晋三や菅 義偉も実際におこなってきた。この2人は「自分に意見などしよう者たちには,その相手をすぐに左遷してきた」。スターリンの場合となると該当者をすぐに「処分した」(具体的にどのようにしたかは想像にお任せするが)。

 

 だが本来,「完全なる独裁政権であった旧・ソ連邦」と「いまの日本の自民党政権専制的独裁志向ぶり」とが同じであるわけがない。それゆえ,彼らにおけるそれぞれの特徴に関しては,スターリンにたとえられた菅 義偉であっても,実質では控え目に「ミニスターリン」という含意に留めておくかたちをとって,「スガーリン」とあだ名されていた。

 

 もっとも,スターリンに比べてスガーリンのほうが仮にまだマシだとみなせても,その毒牙にかかったほうの人たちにとってもつ意味は,たいした変わらず,みな同じである。2011年「3・11」直後に,東電福島第1原発事故が発生した直後,「原子炉は溶融しているものと判断する」と公共の電波で語った経済産業省の官僚が,瞬時に左遷させられたことがあった。

 

 その例は民主党政権時の出来事であったが,その後に政権を奪回していた自民党がやってきたことは,もっと悪質になっており,隠蔽体質そのものを昂進させていた。安倍晋三による「かけ・モリ・桜・案里」の各事件は,いまだにまともに解明されるみこみが出ていない。それら事件のひとつをとりあげただけでも,安倍晋三は何十年でもムショ入りを保証されるはずである。
      
 ▼ 医師が呼ばれたのは2日朝。病は重く,5日夜に死亡した。強い疑心から長年,恐怖政治を敷いたトップ。腹心からさえ正常な判断力や哀れみの心が奪われたとみえる。自主性の欠けた行動様式がはびこり活力を失ったソ連は,根治せず崩壊した。30年前のことだ。だが,かのスタイルの焼き直しやら亜種はいまもみられる。

 補注)この段落はなにをいいたいのか? 自国の政治について具体的にはいわない口調は,旧ソ連とそっくりか?

 

 ▼ 巡航ミサイルを発射した北朝鮮で,思想や企業の統制を図る中国で,そして反体制派を封じ選挙に臨むロシアで。スターリンは死の間際,目を開け左腕で上方を指したという。娘の手記にある。「われわれ全員に呪いをもたらしているかのようだった」。世界が呪縛から自由になる行程はいま,起承転結のどのあたりだろう。

 補注)まあ,その「世界の呪縛から自由になる行程」に触れるのもいいけれども,「日本が自身(自国)の呪縛から自由になれる」契機がえられるかもしれない「秋に実施される衆議院総選挙」において,堕落・腐敗しきったアベ / スガ政権のどんづまりになってしまった内政を抜本から改革していかないことには,この国は政治のみならず,以前から停頓状態を余儀なくされている経済・社会もさらに沈下していくほかなくなる。

 

  だから『日本経済新聞』本日のコラム「大機小機」は,つぎのように提言する記述になっていた。空元気でもいい,最低はこの程度の展望が必要不可欠である。                      
       ◆〈大機小機〉新総理,経済・防衛戦略の実行を ◆
  =『日本経済新聞』2021年9月16日朝刊19面「マーケット総合」=

 日本株が急騰し3万円台を持続している。今回の上昇の主役である海外投資家は,次期内閣による大型景気対策の実行を期待しているという。

 しかし,新政権に対する真の期待は短期的な景気対策にとどまらない。第1に感染者数に減少の兆候がみらられはじめたこの機会を捉え,第6波を絶対に起こさぬよう,若年層を含め,希望する国民すべてへの新型コロナウイルスのワクチン接種を11月中にも完了することだ。抗体カクテル療法は即座に,3回目のブースター接種も12月には実行すべきだ。

 補注)ここでいわれているコロナ禍に関した理解は,ほぼ落第点である。その第6波が絶対に起こらないという保証は誰にもできない。ましてや「起こさぬよう」にできる科学者や医学者が居るわけがない。別問題である。

 その点は,この秋以降,医療専門家が新型コロナウイルス感染症の流行特性としてだが,とくに冬季にかけては季節的に現象する基本要因とからんで,さらにコロナ禍が深刻に発生せざるをえないと警告している。

 それなのに,そのところを「第6波を絶対に起こさぬよう」にと強調するのは,新型コロナウイルス感染問題に関して,医療専門家が警告するその特性からは離れたまま,つまり「根拠が必要かつ十分に備わらない意見」の開陳になる。

 問題は,第6波となるコロナ禍の襲来を必然的な現象として覚悟をもって受けとめ,そのなかで,その医療面の災害(被害)を,どうしたら最少にできるかの対策面を最優先させ,対策を立てるかにある。「絶対に起こさぬ」などと人間の側の強い意志を披瀝しただけでは,この種の発言は初めから空回り(空振り)するに決まっている。

〔記事に戻る→〕 中期的には厚生労働省感染症対策部署,国立感染症研究所,大学の感染症研究部門の拡充・強化が求められる。さらに今回,自衛隊中央病院が平時の鍛錬で適切に対応できた経緯に鑑み,防衛医科大学の定員を3倍とし,全国の自衛隊基地に大病院を建設し将来の危機に備える。

 補注)コロナ禍対策,感染者を受け入れるのために特化された専門病院の設営は,いままでさんざんにその任務をサボってきた国立病院機構や地域医療推進機構(尾身 茂が理事長)など公立系の病院を主軸にして,さらにくわえては別途,新規になる野戦病院の設営が,前もって必須であった。

 いままで,全国の病院すべてを体系的に整備するための国家側の指導が “完全にといていいほど欠落してきた” のは,厚生労働省側がコロナ禍対策を本気でやる気など,初めからまったくなかったからであった。

 したがって,とくに「厚生労働省感染症対策部署」と「国立感染症研究所」は,いままで完全にといっていいくらい,新型コロナウイルス感染拡大「問題」に対しては「反国民的な,すなわち冷酷な立場」だと形容してもいいくらい,きわめて消極的な姿勢でしか応じていなかった。「これら国立側の研究所や病院」は,コロナ対策に対してまともに機能させる働きをはたしていなかった。

 もちろん,新政権(自民党が再度政権を握るとして?)が本気になって,その『体たらく的な罷業状態』を根本から変えるというのであれば,話は別である。それにしてもいまごろにもなって,こうした議論(批判)をしなければならない状況じたいが「なんともダラシなかった(!)」と,慨嘆せざるをえない。

 第2は,コロナ後に予想されるきびしいグローバル競争に打ち勝つため,日本が「超最先端科学技術国家」をめざ指すことだ。まず,200兆円規模の官・民合同の研究開発基金を創設し,米中に匹敵する毎年40兆円の研究開発投資を5年間実行する。これにより,米中との開発競争に勝利をめざす。

 補注)目先だけの関心事として “単なる学術会議イジメ” に精を出すような自民党政権(ここでは菅 義偉の首相としてそれ)は,スガーリン的な学問と思想への弾圧だけを示唆しただけであった。そこには,政治屋以前の問題となるが,人間として最低限の度量,そしてわずかでもいいからあってほしかった雅量とも,完璧に縁のない3流政治屋の “はしたなさ” ばかりがきわだっていた。

〔記事に戻る→〕 開発された超最先端技術を年々の設備投資に付帯し,資本ストックの高度化を図り,資本の生産性を引き上げる。

 超最先端高度技術を組みこんだ量子コンピューター,高度な人工知能(AI),先端医薬品,高度医療機器,植物性たんぱくを利用した繊維・食料品,ゲノム編集などの実用化を推進する。

 世界市場に売り込み,成長率を上げ,外貨を稼ぎ,国家運営に必要な資源,食糧などの輸入に充当する。なお,研究開発資金の効率的運用,成果の監視を厳格におこなう体制を上記基金内に整備する。

 補注)この段落の提唱には異論がない。しかし,最大の問題はこれらの実行可能性(feasibility)にあった。このような世界的次元における「日本側の政治的な経済戦略を構想すること」とは無縁に近かったのが,安倍晋三や菅 義偉とその政権であった。したがって,当面はないものねだりになるほかない課題の陳列になっている。

 第3は,安全保障面で,米英仏豪などとの協力体制強化,および共同訓練の充実だ。近隣諸国が弾道ミサイルを発射する場合への具体的対応策・迎撃策や日本の島しょ領域への侵入を阻止する実践的防衛策の策定と訓練,必要な法整備だ。

 新内閣は,緊迫するアジアのなかで,日本が国民の生命と財産を保護しつつ,経済的にも防衛上も着実に生き残れるか否かの岐路に立っているというきびしい現実を忘れてはならない。(筆掃)(引用終わり)

 自民党総裁選に立候補した高市早苗は,他国への攻撃(防衛の名目のもとに先制攻撃をする点)を可能にする兵器・武器の整備を,日本も早急におこなうべきだと主張している。いまの時代に北朝鮮レベルによる「武力行使潜在的な可能性」に対抗するためだけの戦争概念では,「平和」のほうの問題ともからめたまともな議論はできない。

 この種になる「単細胞以前のファシスト女性政治家」が自民党総裁選に挑み,しかも安倍晋三がこのオバハンを支援している。ともかく,この国を「お先真っ暗にするしか能がない連中」が,非常によからぬ妄想につかれて盛んに盲動中である。だが,それでいて,この国の今後がどうにかなるとでもいうのか?

 菅 義偉の内政は「民なくして」の「菅首相」の為政であった。「国民の生活次元にまではとうてい届かぬ退陣理由」をもって首相の座を去ることになっていたが,彼の「現場をみず,身内で政治」をおこなってきた記録は,愚者の楽園と化した「この国のまつりごと」は,落ちるところまで落ちた実状を,否応なしに教える。

 註記)直前のこの段落で「 」内の文句だけは,『東京新聞』2021年9月15日 06時00分, https://www.tokyo-np.co.jp/article/130868 から拾っている。

 自民党総裁選で誰が選ばれ,衆議院総選挙のあと,誰が首相になるかという話題については,本日の新聞朝刊はつぎの話題を共通してとりあげていた。ここでは『朝日新聞』の記事を引用する。


 「立憲,アベノミクス検証開始 党の経済政策『裏付け』,衆院選公約に」朝日新聞』2021年9月15日朝刊4面

      f:id:socialsciencereview:20210915094849p:plain 

 立憲民主党は〔9月〕14日,安倍前政権の経済政策「アベノミクス」を検証する委員会を立ち上げた。政策の功罪を整理して,次期衆院選にかかげる党の経済政策の「裏付け」とする考えだ。(▼1面参照)

 立憲の枝野幸男代表は,この日開かれた初会合で「9年近くに及んだアベノミクスをどう評価し,どう対応するか。この国のこれからの政治,経済,社会のあり方に大きくかかわる」と語った。

 会合には,アベノミクスに批判的な経済学者の金子 勝・慶大名誉教授が出席。約1時間にわたり議論を交わした。会合後,記者団の取材に応じた江田憲司代表代行は「先進国では日本だけ賃金が下がっている。だから消費も伸びないし成長もしない。そこにメスを入れる」と話した。

 f:id:socialsciencereview:20210915094930p:plain

 自民党の総裁選が注目を集めるなか,アベノミクスを検証し,負の側面を指摘することで対抗する狙いがある。枝野氏は〔9月〕12日のインターネット番組で,「総裁候補は安倍政権と本当に違うことができるのか,アベノミクスの『罪の部分』を否定できるのか」と牽制した。

 枝野氏はまた,同じネット番組で「将来の不安を小さくすることが景気対策だ。医療,介護,子育ての不安を解消し,雇用の不安を解消する。このことが実は景気対策,経済対策だ」と語った。

 立憲は〔2021年〕6月,経済政策の「中間とりまとめ」を発表。医療,福祉,介護,子育て,教育などの「ベーシックサービス」の充実をはかるほか,所得税や消費税の減税などを掲げた。このとりまとめと,今回の検証を踏まえて,衆院選の公約を打ち出す方針だ。(引用終わり)
                     
 この記事に関連させては,つぎに「実質賃金指数国際比較」(2016年まで)と「国別平均所得推移」(2019年まで)を,それぞれ折れ線グラフで描いた図表でかかげておくが,日本の劣勢ぶり,サンセット的な状況にとどまりつづているかのような様子は明白である。

 f:id:socialsciencereview:20210915095337p:plain

 

 f:id:socialsciencereview:20210915095409p:plain

 

 f:id:socialsciencereview:20210915095446p:plain

 以上に紹介した図表ではまだ,もっとも最新の経済事情までは記録されていない。つぎの参考記事にその点を説明させる。

 

 ※ 参考記事 ※

      ★ 日韓の経済指標を比較,日本追い越した指標も,韓国全経連が公表 ★
  =『JETROhttps://www.jetro.go.jp/biznews/2021/08/48b09a247f35c04b.html

 【ソウル発 2021年08月19日】

 韓国の全国経済人連合会(全経連,日本の経団連に相当)は8月12日,1990年代初め以降30年間の日韓の経済・競争力指標を比較し,日本を「追い越した指標」と,日本との「格差が縮小した指標」「格差が縮小していない指標」を公表した。

 a)「追い越した指標」では,スイスの国際経営開発研究所(IMD)の「世界競争力年鑑2020」で,韓国の23位に対して日本は34位,

 米国のスタンダード・アンド・プアーズ(S&P)国債信用格付け(2021)では,韓国のAAに対して日本はA+と,韓国が2段階高く,

 購買力平価で換算した2018年の1人当たり名目GDPで,日本の4万2725ドルに対し,韓国は4万3001ドルといったように,すでに日本を追い越した指標があることを指摘した。

 b)「格差が縮小した指標」では,名目GDPの国別順位をみると,

 1990年は日本が2位(3兆1970億ドル),韓国は17位(2830億ドル)だったのに対し,2020年は日本が3位(5兆490億ドル),韓国は10位(1兆6310億ドル)となり,両国の格差が縮小した。

 輸出額をみると,1990年は韓国が680億ドル,日本は2880億ドル,2020年は韓国が5130億ドル,日本は6380億ドルとなり,両国の輸出額の格差が縮小した。

 c) 他方,「格差が縮小していない」として,科学技術分野を挙げ,依然として日本の競争力が優位と指摘した。

 具体的指標として,EUの「R&Dスコアボード」で世界のR&D支出トップ1000(2019年)にランクインした企業数は,日本企業が140社だったのに対し,韓国企業は25社にとどまった点や,韓国では自然科学分野のノーベル賞受賞者がいないのに対し,日本では24人(日本出身の外国籍を含む)が受賞している点を挙げた。

 調査結果に関し,全経連のキム・ボンマン国際協力室長は「過去30年の韓国の経済成長の成果はまぶしいほどだ」と強調する一方,「世界R&D支出トップ1000のランクイン数や素材・部品の競争力,ノーベル賞受賞など基礎科学技術分野の投資と競争力の格差は相変わらずだ」と語った。(引用終わり)

 以上のごとき韓日間の「経済問題各相」比較は,1990年から初められているが,安倍晋三の第2次政権「以降」は,ほぼその最後の3分の1近くの期間を費やしてきていながら,こうした経緯を招来させてきた。分かりやすくいうと,日本は「あの韓国」にすらここまで追いつかれているだけでなく,追い抜かれている領域もあった事実も判明していた。

 となれば,例のアベノミクスが一体に,「負(腐)の成果」ではなくて,どのような「正の業績」をこの安倍政権の時期に上げえたのかと問われて,これにただちにまともに答えられる人はいない。

 安倍晋三やこれにくわえて菅 義偉もだが,ついでにというか,肝心であるべき政治の領域も,ボロボロになるまで破壊しつくしてきた。内閣官房内の国家官僚たちが,なぜか非常に突出しつつ,戦前の特高警察的な役割をはたしてきた。このために,国家官僚たちが専門的にという意味で,いいかえればマックス・ウェーバーが説明した “いい意味での官僚制度” に則った適切な働き方ができなくなった。

 要は,アホノミクス・ダメノミクス・ウソノミクス・テイタラクミクスが批判されて当然ではない,などと発言できる識者がいたとしたら,その人は安倍晋三のスシ友的な人物に決まっている。安倍の第2次政権でなされた経済政策・運営から,そもそもまともな成果が生まれていたか?

 あの「子どもティックな政治屋世襲3代目のダメ坊や」に一国の政治など任せられるわけがなかった。われわれはいま,その逆効果の反動ぶりのなかで,たいそうひどく呻吟させられている。しかもコロナ禍との合わせわざで苦しめられてもいる。それでいて,今後に期待できるような明るい展望が全然みいだしえない。

 われわれ庶民の生活舞台を,いきなり “踏んだり” して壊した奴がアベ,そしてさらに “蹴ったり” して使いものにならなくした奴がスガ。生活者の立場に居るわれわれときたら,満身創痍の状態に追いこまれている。その上に,新型コロナウイルスに感染して中等症になっても入院できない人たちが大勢いて,しかも重症になって入院できても死ぬし,ヒドイことに入院すらできずにひとしれず死んだ人たちも少なからずいる。

 つぎのコロナ禍に関しては,「東京都」における毎日の新規陽性者発生数の統計をみるがいい。昨年:2020年11月1日から統計表記になっているが,このままいくとしたら,今年:2021年11月以降にはまた「第6波」のコロナ禍が襲来すると,医療専門家はそのように予測し,懸念している。このところ,新規陽性者数はかなり減少しているが,依然,PCR検査数が少く抑えられている基本要因があって,より正確に「コロナ禍の状況」を把握しにくくしている。

 f:id:socialsciencereview:20210915110510p:plain

 

  金子 勝の「アベノミクス全般」への批判-その骨子というか要点-

 ③で触れた金子 勝の立憲民主党への関与,理論面・理念面からする支援・指導面についての概要は,動画サイトの『デモクラシータイムス』に公開されている金子自身の主張を,以下に紹介することで理解しやすくなると思い,とくに「要約・文字板」として提供されたその「全面」を,以下に紹介しておく。

 ただし,その動画を全部視聴するのは時間がかかるので,そのなかに掲示されていた「《資料要約》とみなせる各静止画像」のみを列挙しておく。こちらに記入されている文句のほうだけでも,じっくり読んでおけば,必らず理解できるなにかがあるはずである。

【参考記事】

 

 ※-「愚者の支配をぶっ飛ばせ!  菅が辞めても本質は変わらない金子勝の言いたい放題】」2021年08月29日,https://www.youtube.com/watch?v=-rFcdL_p63U  から

f:id:socialsciencereview:20210915104405p:plain

 

f:id:socialsciencereview:20210915104443p:plain

 

f:id:socialsciencereview:20210915104514p:plain

 

 

f:id:socialsciencereview:20210915104536p:plain

 

f:id:socialsciencereview:20210915104608p:plain

 

f:id:socialsciencereview:20210915104657p:plain 

 

f:id:socialsciencereview:20210915104718p:plain

 

f:id:socialsciencereview:20210915104745p:plain

 

f:id:socialsciencereview:20210915104821p:plain

 

 ※-「骨折する骨太方針2021金子勝の言いたい放題 愚者の支配をぶっとばせ!NO.2】」2021年09月07日,https://www.youtube.com/watch?v=MIe8Nu0rNoM  から

f:id:socialsciencereview:20210915105058p:plain

 

f:id:socialsciencereview:20210915105126p:plain

 

f:id:socialsciencereview:20210915105151p:plain

 

f:id:socialsciencereview:20210915105243p:plain 

 

f:id:socialsciencereview:20210915105300p:plain 

 

f:id:socialsciencereview:20210915105403p:plain 

 

f:id:socialsciencereview:20210915105431p:plain

 

f:id:socialsciencereview:20210915105452p:plain

 

f:id:socialsciencereview:20210915105515p:plain

 

f:id:socialsciencereview:20210915105613p:plain

 

f:id:socialsciencereview:20210915105637p:plain

 

f:id:socialsciencereview:20210915105703p:plain

 

f:id:socialsciencereview:20210915105723p:plain

 

f:id:socialsciencereview:20210915105756p:plain

------------------------------